これまではMyKinstaを通じて分析機能を提供してきましたが、Kinsta API経由でより多くのデータに自動でアクセスできるようになりました。
今回のアップデートでは、新たに5つの分析エンドポイントを追加し、上位アクセス国・都市、クライアントIP、デバイス別アクセス、レスポンスコードの内訳といったデータを取得できます。
これにより、トラフィックやリクエストに関するデータを、より簡単に独自のダッシュボードやレポートに取り込むことができます。これは、利用状況やレポートデータを外部ツールに取り込めるようにした、従来のKinstaアナリティクスAPIの流れを踏襲したものです。
上位アクセス国と都市を取得する
WordPress環境へのトラフィック元となる上位アクセス国と都市を取得できるようになりました。
これらのエンドポイントは、訪問者の出身地を把握したり、地域ごとの傾向を特定したり、トラフィックレポートを充実させたりするのに役立ちます。
以下は、上位アクセス国を取得するためのリクエスト例です。
curl -i -X GET \
'https://api.kinsta.com/v2/sites/environments/{env_id}/analytics/top-countries?company_id={company_id}&time_span=30_days' \
-H 'Authorization: Bearer '
一般的なレスポンスでは、場所の一覧と、それに対応するビュー数が返されます。
{
"analytics": {
"analytics_response": {
"key": "countries",
"data": [
{
"name": "country",
"views": "1000"
}
]
}
}
上位アクセス都市のエンドポイントも同様に機能します。URL内の「top-countries」を「top-cities」に置き換えることで、都市単位のデータを取得できます。
詳細は、上位アクセス国および上位アクセス都市のAPIドキュメントをご覧ください。
上位のクライアントIPを特定する
上位クライアントIP用エンドポイントを使用すると、環境内で最も多くのトラフィックを生成しているクライアントIPアドレスを確認できます。トラフィック分析、異常なトラフィック急増のトラブルシューティング、またはリクエストの繰り返し発生源の特定に役立ちます。
リクエスト例
curl -i -X GET \
'https://api.kinsta.com/v2/sites/environments/{env_id}/analytics/top-client-ips?company_id={company_id}&time_span=30_days' \
-H 'Authorization: Bearer '
レスポンスは以下のようになります。
{
"analytics": {
"analytics_response": {
"key": "topClientIPs",
"data": [
{
"ip": "0.0.0.0",
"value": "1000"
}
]
}
}
}
詳細については、上位クライアントIPに関するAPIドキュメントをご覧ください。
時間の経過に伴う訪問数の分布を確認する
デバイス別のアクセス分布も取得できます。これは、PC、モバイル、タブレットといったデバイスごとのトラフィックの割合を示すもので、期間ごとのアクセス傾向や構成の変化を把握するのに役立ちます。
リクエスト例
curl -i -X GET \
'https://api.kinsta.com/v2/sites/environments/{env_id}/analytics/visits-dispersion?company_id={company_id}&time_span=30_days' \
-H 'Authorization: Bearer '
レスポンスは以下のようになります。
{
"analytics": {
"analytics_response": {
"key": "userAgent",
"data": [
{
"name": "mobile",
"dataset": [
{
"date": "2025-11-08T00:00:00.000Z",
"percent": "30.20"
}
]
}
]
}
}
}
デバイス別のアクセス分布に関する詳細は、APIドキュメントをご覧ください。
レスポンスコードの内訳を確認する
レスポンスコードの内訳を取得できるエンドポイントでは、時間の経過に伴うリクエストに対するサーバーの応答状況を把握できます。これにより、成功レスポンスやリダイレクト、エラーの発生傾向を、運用レポートの一環として継続的に監視することが可能になります。
リクエスト例
curl -i -X GET \
'https://api.kinsta.com/v2/sites/environments/{env_id}/analytics/response-codes?company_id={company_id}&time_span=30_days' \
-H 'Authorization: Bearer '
レスポンス例
{
"analytics": {
"analytics_response": {
"key": "responseCodes",
"data": [
{
"response_code": "200",
"data": [
{
"key": "2025-11-08T00:00:00.000Z",
"value": "50"
}
]
},
{
"response_code": "404",
"data": [
{
"key": "2025-11-08T00:00:00.000Z",
"value": "5"
}
]
}
]
}
}
}
レスポンスコードの詳細は、APIドキュメントをご覧ください。
分析ワークフローがさらに強化
今回導入されたエンドポイントは、Kinsta APIですでに利用可能な分析機能をさらに強化するものであり、トラフィックソースやリクエストパターンをより詳細に把握できるようになります。
ダッシュボードの構築、トレンドの分析、異常の調査など、どのような用途であっても、APIを通じて利用できるデータポイントがさらに増えました。
すべてのリクエスト例およびスキーマの詳細については、Kinsta APIドキュメントをご参照ください。