GoDaddyとKinstaの比較
GoDaddyは、ドメインレジストラおよびサーバー会社。特にドメインレジストラとしては、世界最大企業の1つであり、2016年以降は、日本をはじめとするアジア市場にも事業を展開しています。こちらのページでは、GoDaddyとKinstaのWordPress専用マネージドクラウドサーバーの機能と特徴を取り上げ、詳しく比較していきます。
GoDaddyの概要
GoDaddyは、1997年に米国のアリゾナ州で創設されたドメインレジストラ、およびサーバー会社。WordPressだけに留まらず、さまざまなサーバープランを手頃な価格で提供し、人気を集めています。米国の企業でありながら、日本を含む世界中のユーザーを視野に入れ、公式サイトやカスタマーサポートの多言語対応も。KinstaとGoDaddyのどちらにも該当しますが、サービスを日本語で利用できるというのは、大きな安心材料になります。
その反面、GoDaddyの条件や機能、そして価格設定はやや複雑です。というのも、プランに付帯する無料機能を売りにしていますが、よく掘り下げると、制限や注意しなければならない点がいくつかあります。より充実した機能や柔軟性を求め、GoDaddyの代替サービスを検討している人は少なくありません。

Kinstaの概要
2013年に創業したKinstaは、あらゆる規模のビジネスにWordPress専用マネージドクラウドサーバーを提供しています。高性能な仮想マシンを採用した堅牢なインフラストラクチャを基盤とし、業界最高水準の速度とパフォーマンス、優れた拡張性を強みとしています。
Kinstaは価格の安さではなく、プランに含まれるパフォーマンスと機能の充実度を強みとしています。CDN、エッジキャッシュ、APM、ステージング環境、サイト移行、24時間年中無休のエンジニアによるサポートなどを追加料金なしで利用できるため、必要な機能を個別に契約する必要がなく、総合的なコストパフォーマンスに優れています。
さらに、セキュリティを重視し、厳格なセキュリティ管理体制を構築・維持しています。その取り組みの一環として、SOC 2報告書を受領しているほか、情報セキュリティに関するISO認証も取得しています。Kinstaのセキュリティと信頼性への取り組みについてはこちらをご覧ください。

GoDaddyとKinstaの比較表
それでは、早速GoDaddyとKinstaの主な機能を比較してみましょう。一目で把握できるよう、簡単な表でまとめてみます。
| With Kinsta | GoDaddy | |
|---|---|---|
| G2ユーザー評価 | 4.8/5 | 3.9/5 |
| 技術スタック | 完全隔離型のクラウドコンテナ | 共有型/再構築クラウド |
| サポート体制 | 24時間365日のエンジニアサポート (階層型なし・全プラン標準) | 24時間365日ガイド(電話・チャット) |
| パフォーマンス監視 | 無料のKinsta APM内蔵 | 有料アドオンで追加可 |
| コンテンツデリバリネットワーク(CDN) | Cloudflare Enterprise (300以上のPoP) | ベーシックCDN |
| エッジキャッシュ | 全プランで無料 | Global Edge Cache(一部プラン) |
| グローバルデータセンター | 30 (日本国内では東京と大阪の2拠点) | 9 |
| プラン数 | 21(+カスタムプラン) | 4 |
| Early Hints | (全プラン無料) | |
| ステージング環境 | (全プラン無料) | Deluxe/Ultimateプランのみ |
| サイト移行 | 無制限・無料 (専任エンジニア対応) | 自分で自動移行 (サポート付きは99ドル) |
| マルウェア除去 | 無料対応 | 自動スキャンのみ (除去は有料) |
| 返金保証 | 30日間(全プラン) | 契約後48時間 |
| 日本語対応 | ||
| 初月無料* |
GoDaddyとKinstaをもっと詳しく比較
KinstaとGoDaddyには、サーバー環境や標準で利用できる機能、サポート体制にはいくつか大きな違いがあります。以下、特に注目したいポイントを詳しく見ていきます。
サーバー環境とパフォーマンス
Kinstaでは、各WordPressサイトを完全に隔離されたクラウドコンテナで実行しています。サイトごとにリソースが分離されているため、同じサーバー上の別サイトから影響を受けることがありません。また、Cloudflare Enterprise統合による世界300以上のPoPを持つCDN、エッジキャッシュ、Early Hintsなどの高速化機能を標準で利用できます。パフォーマンス上の問題を調査できるKinsta APMもすべてのプランに無料で付帯しています。GoDaddyでもCDNやGlobal Edge Cacheなどを利用できますが、エッジキャッシュは一部プランに限られ、パフォーマンス監視機能は有料アドオンとなります。サイトの高速化だけでなく、問題発生時の原因究明まで自社で行いたい場合には、標準で利用できる機能の範囲も重要な比較ポイントです。
サポート
両サービスとも24時間365日のサポートを提供していますが、その体制には違いがあります。Kinstaでは階層型(問い合わせ内容に応じて、複数のサポート担当者や部門を段階的に経由する仕組み)は採用せず、すべてのプランで最初からWordPressに精通したエンジニアとやり取りすることができます。また、日本語での問い合わせにも対応しているため、時間帯を問わず技術的な問題について日本語で相談することができます。GoDaddyでも24時間365日、電話やチャットでガイドに問い合わせることができますが、日本語には対応していません。英語でのやり取りに抵抗がある場合は、懸念点になりそうです。
サイト移行と日々の運用
Kinstaでは、専任エンジニアによるサイト移行を無料で利用できます。WordPressサイトの種類や数に制限はありません。ステージング環境も各サイトに1つ標準で付属するため、移行後の更新や変更を本番環境に反映する前にテストすることができます。GoDaddyでは自動移行を利用して自分でサイトを移行するか、サポート付きの移行(99ドル)を利用することができます。また、ステージング環境を利用できるのはDeluxeおよびUltimateプランのみです。移行作業そのものだけでなく、その後のサイト管理まで考えると、プランに標準で含まれる機能にも違いがあります。
セキュリティとマルウェア対応
どちらもWordPressサイトを保護するためのセキュリティ機能を提供していますが、マルウェアが見つかった後の対応には違いがあります。Kinstaではマルウェアの検出だけでなく、感染が確認された場合の除去も無料で対応しています。GoDaddyではマルウェアの自動スキャンを利用できますが、除去には追加料金が発生します。ビジネスサイトでは、脅威を検出できるかだけでなく、実際に問題が発生した際の対応までサービスに含まれているかも重要になります。
プランと契約条件
Kinstaでは21種類の通常プランに加えてカスタムプランを提供しており、サイトの規模や用途に応じて選択できます。全プランに30日間の返金保証が付帯し、一部のWordPress専用サーバープランは初月無料で利用できます。一方、GoDaddyのWordPress向けプランは4種類で、返金保証は契約後48時間です。実際のサイトを移行してパフォーマンスや管理画面、サポートなどを確認してから継続利用を判断したい場合には、試用できる期間の長さにも差があります。
まとめ
GoDaddyは、比較的シンプルなプラン構成で、WordPressサイトの立ち上げや基本的な運用に必要な機能を揃えたサービスです。一方Kinstaは、隔離されたクラウド環境をはじめ、Cloudflare Enterprise、Kinsta APM、無料のサイト移行やマルウェア除去などを標準で提供しており、パフォーマンスやセキュリティ、運用支援を重視するサイトに適しています。
世界を視野に入れたオンラインプレゼンスの確立や、さらなるサイト速度とパフォーマンスの最適化、あるいは年中無休の手厚い技術サポートを求めている方は、サイト運営の負担を軽減するKinstaのWordPress専用マネージドクラウドサーバーをぜひお試しください。専任エンジニアによる無料のサイト移行サービスを利用できるため、他社からの乗り換えもスムーズです。
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