AWSとKinstaの比較
Amazon Web Services(AWS)は、2006年に設立された、サービスとして現代のクラウド基盤を提供した最初の企業。こちらのページでは、WordPressホスティングの乗り換えをご検討中の方向けに、KinstaのWordPress専用マネージドホスティングとAWSのホスティングサービスの特徴や機能を掘り下げ、詳しく比較していきます。賢いホスティング選びに、ぜひ参考にしてみてください。

AWSの概要
Amazon Web Services、通称AWSは、世界的クラウドコンピューティングサービスであり、世界中のデータセンターから高機能サービスを提供しています。急成長を遂げる新興企業から大企業まで、幅広いビジネスに利用されています。
WordPressサイトを運営する、高度な専門知識を持つクラウド開発者やWordPressユーザーにとって、AWSは良い選択肢です。ホスティング環境を仮想マシンにセットアップすることで、今日のインターネットを支えるさまざまな技術の恩恵を受けることができます。
一見良いとこづくめのように思えますが、誰もにとって完璧なサービスというわけではありません。例えば、AWSで最高のパフォーマンスを維持するには、一般的なサイト所有者が持ち合わせていないような、上級レベルの専門知識、経験、そして手間が求められます。「一回設定したら後はお任せ」というようなソリューションをお探しの方は、別の選択肢に目を向ける方が賢明です。
より親身なサポートや、より簡単なサイト管理を求めて、AWSからKinstaに移行されているお客様は一定数いらっしゃいます。現在AWSを利用されている方も、このページで両者の機能と違いを把握し、要件や用途に適したホスティングサービスをお選びください。
AWSとKinstaの機能
AWSとKinstaの主な機能を一目で比較できるよう、まずは簡単な表で見てみましょう。
Kinsta | AWS | |
---|---|---|
プラン価格 | 35ドル〜/月(4774.32円〜)[2023.5.17時点] 年払いで約29ドル〜/月*1 | Amazon Lightsail VMのプランは3.50ドル〜/月 |
返金保証 | 試用期間として全プランで30日間(新規アカウントのみ) | X |
グローバルデータセンター | 東京と大阪をはじめとする35箇所(サイト毎に選択可能) | 13箇所(Lightsail) |
パフォーマンスの分析 | 全プランに付帯 | X |
コントロールパネル | MyKinsta | AWS Console |
ストレージ | SSD | SSD |
PHPバージョン | PHP 8.0, 8.1, 8.2 | PHP 7.0 |
バックアップ | ✓(14~30日間) | ✓(7日間) |
ワンクリックのWordPressインストール | ✓ | ✓ |
無料のCDN | 275+以上のPoP(全地域) | Amazon CloudFront(別料金) |
死活監視 | ✓ | ✓ (CloudWatchで手動監視) |
AWSとKinstaの機能の解説
上記から、AWSとKinstaは同じWordPressホスティングサービスでも、異なる機能を持っていることがわかります。以下、もう少し具体的にAWSとKinstaの違いを見てみましょう。
- AWSは総合クラウドサービスであるのに対し、Kinstaは、WordPressサイト専用のマネージドホスティングを提供しています。これにより、WordPressサイトを真に配慮した最高のユーザー体験を実現することができます。
- Kinstaのセットアップは、WordPressに最適化されていることから、WordPressサイトの作成や管理が必然的に容易に。AWSでは、仮想マシンを自分でセットアップすることになります。仮想マシンの設定は難易度が高く、リソースも必要になります。
- Kinstaのすべてのプランには、サイトのパフォーマンスとセキュリティを最大化するために必要な機能がすべて付帯しています。追加費用が発生することはありません(必要に応じて購入可能なアドオンを除く)。AWSの場合は、必要に応じて、ツールを別途購入、または自分で用意することになります。
- カスタマーサポートに関しては、Kinstaでは小規模ビジネスからフォーチュン500の企業まで、すべてのお客様に24時間年中無休のサポートを提供します。AWSは、サーバー周りの問題に対してのみサポートを提供しており、技術的なサポートは追加料金が発生します(月額29ドル〜)。また、WordPressに特化したサポートはありません。
- ReviewSignalの年次業績評価で、Kinstaは「トップティア・パフォーマンス」賞を5年連続受賞しています。AWSはWordPressホスティング会社ではなくクラウドサービスであることから、このベンチマークテストの対象には入っていませんが、ReviewSignalの総合評価は67%、サポートは55%、死活監視は98%を記録しています。
- Kinstaでは、わかりやすいホスティングプランとパッケージを提供しています。AWSには数多くのプランがあり、求めている機能やリソースなどの詳細が明確でない場合は、複雑でわかりにくい可能性があります。
- AWSには、WordPress固有のセキュリティ機能がありません。Kinstaでは、攻撃や悪意のある行為を阻止するための能動的/受動的な強化策を講じています。
- Kinstaのデータセンターは、世界35箇所。AWSは、13箇所にデータセンターを持っています。
- Kinstaのホスティングプランには、CDNとプレミアムDNSが無料で付帯しています。AWSでは、クラウドストレージの利用料金に加えて、CDNトラフィックの料金が別途発生します。
- Kinstaは、週1度、各サイトでデータベースの自動最適化が行われます。AWSをご利用の場合は、自分でデータベース最適化の作業が必要になります。
- Kinstaのすべてのプランには、ワンクリックで作成可能なステージング環境付帯します。AWSのステージング環境は、自分でセットアップと管理を行います。
- Kinstaでは、Let’sEncryptの無料SSL証明書を使用したSSLのインストールが非常に簡単です。これは、AWSにはないKinstaのメリットです。
- AWSには、明確な返金ポリシーがありません。Kinstaは、すべてのプランに30日間の返金保証が付帯します。無料のサイト移行サービスと組み合わせれば、リスクなしで利用してみることも可能です。
- AWSは、バックアップを手動で設定することができます。Kinstaでは、手動バックアップはもちろん、毎日の自動バックアップなど、全6種類のバックアップを提供しています。
Kinstaの高性能ホスティング

2013年創業のKinstaは、現在アプリケーション&データベースホスティング、およびWordPress専用マネージドホスティングサービスをご提供しています。Google Cloud Platform最速のコンピューティング最適化(C2)マシンを採用。業界最高水準の速度、パフォーマンス、拡張性にこだわったプラットフォームが特徴です。受賞歴を誇る高性能コントロールパネル「MyKinsta」や、世界各地35箇所に設置されたデータセンター、無料のCDN、エンジニアによる24時間年中無休のサポート体制、高度なセキュリティ保持誓約など、サイト運営の負担を軽減する数々の機能を揃えています。
まとめ
世界を視野に入れたオンラインプレゼンスの確立や、さらなるサイト速度とパフォーマンスの最適化、あるいは年中無休の手厚い技術的なサポートを求めている方は、サイト運営の負担を軽減する、KinstaのWordPress専用マネージドホスティングをぜひお試しください。無料のサイト移行サービスで、他社からの乗り換えも非常に簡単です。
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