WordPressウェブサイトのコンバージョントラッキングの設定方法についてよく質問されます。成功したWordPressウェブサイトの運営なら、まず最速の読み込み速度を確保しなければなりません。次に、すべての行動のコンバージョンを追跡する必要があります。アクションというのは、ニュースレターへの登録、問い合わせフォームの記入、そしてもちろん商品及びサービスの購入などです。結局のところ、コンバージョンを追跡しないと、効率がいいかどうか分からなくて、全然効率よくないマーケティング方法に集中してしまうかもしれません。
今日は、WordPressウェブサイト、並びにWooCommerceとEasy Digital Downloadsといった電子商取引ソリューション上にコンバージョンのトラッキングを設定する方法をご紹介します。
コンバージョンのトラッキングが重要である理由について
コンバージョンのトラッキング(メディアパフォーマンスの測定)は、電子商取引サイトをはじめアフィリエイトマーケティングのブログ等あらゆる種類のウェブサイトにとって不可欠です。コンバージョントラッキングがなければ、データに基づいた決定を下すことはできません。コンバージョントラッキングが重要であるその他の理由の例を以下に示します。
- 役に立つ戦略がすぐ分かります:ランディングページをはじめFacebookの広告など、コンバージョンをトラッキングすることにより、コンバージョンのあるものとないものがすぐに把握でき、必要に応じて戦略を変更できます。
- ROI(投資収益率)の向上:CTR(クリック率)が非常に高いが、コンバージョンが発生しない広告もあります。コンバージョンデータに基づいて広告を最適化または一時停止することにより、投資収益率を向上させながら費用を削減できます。
- A/Bテスト:コンバージョントラッキングを使用すると、クリック数、コンバージョン数、ブランド認知度、見込み客などに焦点を絞ったテストなど、さまざまな種類の広告キャンペーンを試すことができます。緑色のボタン対赤いボタンなど、ランディングページ及びウェブサイトの細かいところまでのA/Bテストは、コンバージョン率に影響を与えます。
コンバージョンをトラッキングしないということは、目的地を知らずに車を運転するようなものです。ガソリンを無駄に使ってしまうだけです。投資したお金が無駄にならないように、僕らの戦略の一環としてトラッキングを行いましょう。お客様のお好みを把握した上でしか注目を得られません。– Divine Rizardo、WordStreamブログにコメントした方
コンバージョントラッキングガイド
ほとんのどサードパーティネットワークを使用してコンバージョントラッキングを行うには、トラッキングピクセルと呼ばれるものを採用する必要があります。採用するには通常、1×1ピクセルの透明GIFを使用する必要があります。ピクセルはWordPressウェブサイトに掲載するサードパーティが提供するコードのスニペットのことです。これにより、訪問回数、ウェブページのイベント、広告表示回数、そしてその他の設定したい特定のコンバージョンアクションを追跡できます。
このガイドでは、Google Analyticsの目標設定、Facebookのコンバージョントラッキングピクセル、Twitterのコンバージョントラッキングピクセルと、Google AdWordsについて説明します。すべてのシナリオをカーバーできませんが、このガイドを読んでいただきますと、WordPressウェブサイトでのコンバージョントラッキングの採用のイメージがつくはずでしょう。リンクをクリックして、ご希望の章にジャンプしてください。
- Google Analyticsの目標設定 (章にジャンプ)
- WordPressでのFacebookコンバージョントラッキング (章にジャンプ)
- WordPressでのTwitterコンバージョントラッキング (章にジャンプ)
- WordPressでのGoogle AdWordsのコンバージョントラッキング (章にジャンプ)
- 同じキャンペーンでの複数の広告のトラッキング (章にジャンプ)
Google Analyticsの目標設定
コンバージョントラッキングなら、基本から始めるのが一番です。そしてその基本というのは、Google Analyticsで目標を設定し、その目標をWordPressウェブサイトでの特定の行動に結び付けることです。今後の追加のコンバージョントラッキング設定を理解できる為、まず目標の概要を理解しておきましょう。
目標によって、サイトやアプリが目標をどの程度達成しているか把握することができます。目標とは、ビジネスの成功につながるユーザー行動が達成されたこと(コンバージョン)を表し、これには、購入(e コマースサイト)、ゲームのレベルのクリア(モバイル ゲームアプリ)、連絡先情報の送信(マーケティング サイトや見込み顧客の発掘サイト)などがあります。
コンバージョンページの作成
コンバージョンをトラッキングする方法は数多くありますが、最も一般的な方法の一つは、連絡フォームの送信を追跡することです。これにより、毎週の新規見込み客の数と、それらの見込み客を生成している広告がどちらかわかります。最も簡単な方法は、「ありがとうございました」ページを使用することです。このページの目標を設定することができます。そして後程は、このページに対するFacebook広告用のカスタムイベントの作成方法さえ説明します。
ステップ1
まず、WordPressの「ありがとうございました」ページを作成します。WordPressダッシュボードの「固定ページ」メニューにある「新規追加」をクリックし、新しいページを作成します。好きなタイトルを付けてもかまいませんが、お問い合わせフォームを記入した方に表示されるページになりますので、ご注意ください。後で使用する為、パーマリンク(URL)をdomain.com/thank-you/にしてください。
次に訪問者に表示したい内容を記入します。下記の例では、単純に「お問い合わせありがとうございました。早速連絡させていただきます。」にしました。準備が整ったら、ページを公開します。
ステップ2
次に、問い合わせフォームを記入後に「ありがとうございました。」ページにリダイレクトする必要があります。リダイレクトは、人気のあるお問い合わせプラグインどちらかの設定メニューでもできます。以下にいくつかのプラグインの設定方法を説明します。JavaScriptのアクションフックを使用してリダイレクトを行わずにも同じことができますが、コンバージョントラッキングの初心者ならリダイレクトの方が設定しやすいです。機能性は変わりません。
Contact Form 7
Contact Form 7には以前、ユーザーを別のページにリダイレクトするon_sent_ok
ディレクティブがありましたが、これは推奨されなくなりました。しかし、心配する必要はありません。上記が機能するために、ウェブサイトにJavaScriptを追加することができます。そのため、無料のCode Snippetsプラグインをインストールすることをお勧めします。次に、以下のコードを使用してhttps://wpdev.ink/thank-you/を自分のページに置き換えます。
add_action( 'wp_footer', function () { ?>
<script>
document.addEventListener('wpcf7mailsent', function( event ) {
location = 'https://wpdev.ink/thank-you/';
}, false );
</script>
<?php } );
Gravity Forms
Gravity Formsプラグインでリダイレクトを追加するには、フォーム上の「Edit」(編集)をクリックして、「Confirmations」(確認)タブをクリックします。次に「Redirect」(リダイレクト)を選択し、URLを入力します。
これで、「ありがとうございました。」ページとそれにリダイレクトするお問い合わせフォームができました。目標とカスタムコンバージョンイベントの作成に進みましょう。
Google Analyticsの目標設定
次に、上記で作成した「ありがとうございました。」ページのコンバージョンを追跡する基本的な目標を設定します。Google Analyticsが既にウェブサイトにインストールされており、稼働していることを前提として説明します。そうでない場合は、まず当社のGoogle Analyticsの採用方法についての簡単なガイドを確認した上で、下記の手順に進んでください。
ステップ1
「管理」をクリックして、目的のビューに移動します。「目標」 をクリックし、[新しい目標] をクリックします。
ステップ2
この例では、お問い合わせフォームの送信を追跡したい為、「問い合わせ」を選択し、「続行」をクリックします。これらのパラメータはすべて後でも変更できます。
ステップ3
目標に名前を付けることができます。名前が目標ページに表示される為、特に複数の目標のある場合は、わかりやすい名前にしましょう。「到達ページ」を選択し、「続行」をクリックします。
ステップ4
この例では、お問い合わせフォームへのリダイレクト付きの上記で作成した「ありがとうございました。」ページである/thank-you/を使用しています。これにより、このページにアクセスした人はGoogle Analyticsでコンバージョン(新規見込み客)として登録されます。コンバージョンに金額を割り当てることもできます。例えば各新規見込み客は15ドルの価値があるとしましょう。次に「保存」をクリックします。
ヒント:WordPressで「ありがとうございました。」ページを使用する際に、Googleにそのページが表示されない為、SEOプラグインで必ずインデックスなしに設定してください。そうすると、フォームを記入しない人がこのページにアクセスしません。Google Analyticsの「コンバージョン」の「目標」「サマリー」で目標が確認できます。目標の名前と完了回数が表示されます。(設定した場合は目標のコンバージョン率も表示されます。)
上記はWordPressウェブサイトで新規見込み客を追跡する最も一般的な方法の一つです。ただしこれでは、コンバージョンの総数とアクセス元のメディアしか確認できません。Facebookの有料トラフィックがコンバージョンを達成しているかわかりますが、(それぞれの広告に個別のUTMパラメータを使用しない限り)具体的にどの広告がコンバージョンを達成しているかわかりません。次に、サードパーティの広告主を処理するピクセルのトラッキングとコンバージョンについて詳しく説明します。これにより、どの広告がコンバージョンを達成しているかを正確に確認し、データをベースにしてマーケティングキャンペーンについての判断を下すことができます。
WordPressでのFacebookコンバージョントラッキング
Facebookにはユーザーが驚くほど多いため、多くの企業及びマーケティング担当者がFacebookに広告を出しています。Statistaによると、2018年第3四半期の時点で、Facebookの月間アクティブユーザー数は22.7億人でした。
WordPressでのFacebookのコンバージョントラッキングは、4段階の手順です。
- Facebookのピクセルの作成
- ピクセルのWordPressウェブサイトへの追加
- Facebookで作成した広告へのピクセルの連携
- Facebook広告マネージャでのコンバージョンの測定
以下では、Facebookピクセルの作成、WordPressウェブサイトへのインストール、そしてWooCommerce及びEasy Digital Downloadsなどの電子商取引ソリューション上の使用について説明します。
参考文献:WooCommerceの商品ページでコンバージョン率を高める方法について
Facebookピクセルの作成
Facebookには以前、コンバージョントラッキングピクセルと別途のカスタムオーディエンスピクセルがありました。これは非常に分かりにくく、ウェブサイトへの不要な負荷のかかるものでした。幸いなことに、2016年10月からこれらはサポートされなくなり、一般的なFacebookピクセルで置き換えられました。古いコンバージョントラッキングピクセルをご利用の方は、そのピクセルは2017年2月15日に無効になりますので、ご注意ください。この新しい一般的なピクセルを使用することにより、コンバージョントラッキング、カスタムオーディエンス、リターゲティングなどが1つのスクリプトで実行できます。
デフォルトのアトリビューションウィンドウ(コンバージョンが登録される期間)は、ビューからの1日とクリックからの28日です。作成には以下の手順に従ってください。
ステップ1
まず、Facebook広告マネージャにアクセスします。アカウントをお持ちでない方は、無料でアカウントを作成できます。これはFacebook広告マネージャバックエンドの一部です。
ステップ2
「ピクセルを作成」をクリックし、ピクセルの名前を入力します。作成できるピクセルは広告アカウントごとに1つのみであるため、ビジネスを特定できる独自性のある名前を選びましょう。注:ピクセルの名前は「ピクセル」タブに戻っていつでも編集できます。
ステップ3
チェックボックスをオンにして利用規定に同意し、「ピクセルの作成」をクリックします。これでピクセルが作成された為、次にそのピクセルをWordPressウェブサイトに追加します。
WordPressでFacebookコンバージョントラッキングを設定する
Facebookのコンバージョンを追跡するには、WordPressウェブサイトの各ページに配置されるピクセルベースコードと、特定のウェブページに配置されるイベントコードの2種類のコードが必要です。(どちらもFacebookルピクセルの一部です。)イベントは、ウェブサイト上で発生する行動のことで、Facebookの広告の結果として発生するもの(有料)とそうででないもの(オーガニック)があります。イベントコードを使用すると、これらの行動を追跡し広告に活用することができます。イベントコードはそのイベントが発生するウェブサイトの特定のページに配置しなければなりません。Facebookのイベントコードの詳細についてはこちらをご参照ください。
WordPressウェブサイトにFacebookのピクセルコードを追加する方法は多いです。最初の方法はもちろん、</head>タグの直上に手動でコードを追加することです。これを行うには、WordPressダッシュボードの「外観」メニューの 「エディタ」でheader.phpファイルを編集します。ただし、それでもFacebookのイベントコードをコンバージョンページに配置する必要があります。この例では、お問い合わせフォームへのリダイレクトのある「ありがとうございました」ページのコンバージョンを追跡したいと思います。ただし、基本設定のままだとコードなしで実施しする方法はありません。また、イベントコードの配置は、該当の行動がページの読み込み時に発生されるか、または誰かが行動をとったときにインラインで発生されるかによって異なります。
WordPress開発者がいない限り、この時点でプラグインが必要になってきます。注:2017年4月20日にFacebookピクセルが強化され、「カートに追加」または「購入」へのクリックなど、ページ上の行動の追加情報が送信されるようになりました。これにより、カスタムイベントは実装しやすくなります。
Facebookピクセルを最大限に活用するには、Facebook Pixel PixelYourSiteプラグイン使用を強くお勧めします。このチュートリアルでも本プラグインを使用します。7万以上のアクティブなインストールがあり、評価は5つ星のうち4.9です。当社が試験してきたさまざまなプラグインのうち、これははるかに最高のFacebookピクセル処理プラグインの一つでした。使い方はとても簡単ですが、行動及びイベントの追加など詳細な機能もすべて備えています。
プラグインには無料とプレミアム版があります。 このチュートリアルでは、異なる部分ですが、両方のバージョンを使用します。単にFacebookの広告からお問い合わせフォームのへの見込み客などの基本的なコンバージョンを追跡するには、無料版でも十分です。WooCommerce商品のコンバージョンを追跡する必要のある場合には、プレミアムバージョンに投資することをお勧めします。もう一つの代わりに検討できるプラグインはPixel Caffeineです。
WordPressウェブサイトでFacebook Pixelを設定するには、以下の手順に従ってください。この例では、お問い合わせフォーム送信の見込み客のコンバージョントラッキングを設定します。
ステップ1
まず、無料のFacebook Pixel by PixelYourSiteプラグインをインストールします。WordPressのリポジトリからもダウンロードできますが、WordPressダッシュボードのプラグインメニューの「新規追加」で検索することもできます。
ステップ2
次に、Facebookピクセルマネージャに再度ログインし、ピクセルIDをコピーします。
ステップ3
PixelYourSiteプラグインの設定画面で、自分のFacebookピクセルIDを「Pixel ID」(ピクセルID)欄に貼り付けます。
ステップ4
「Activate Plugin General Setting」(プラグインの有効化の基本設定)までスクロールダウンします。次に「Save Settings」(設定の保存)をクリックします。
これで、FacebookピクセルはWordPressウェブサイトのすべてのページ上で実行されるようになります。確認するには、Chromeの無料の拡張機能であるFacebookピクセルヘルパーをご利用ください。WordPressウェブサイトを立ち上げて、正常に機能するかを確認するだけです。
ステップ5
それではイベントを追加しましょう。 「Events」(イベント)タブをクリックし、「Add New Event」(新規イベントの追加)をクリックします。
ステップ6
URLには、先ほど作成した「ありがとうございました」ページを使用します。イベントの種類として「Lead」(新規見込み客)を選択します。必要に応じて金額を割り当てることもできますが、これはオプションに過ぎません。次に「Add」(追加)をクリックします。
ステップ7
次に、「Activate Events」(イベントを有効にする)を選択して「Save Settings」(設定を保存)をクリックします。
これもFacebookピクセルヘルパー拡張機能で確認することができます。「ありがとうございました」ページを閲覧し、このページだけで発生する追加のイベントが表示されるか確認します。
これにより、コンバージョン(お問い合わせフォームの送信)を発生させるFacebook側の広告を追跡できるようになりました。Facebook広告マネージャでの広告の作成または投稿の宣伝の際に、新しい「Facebook Pixel」を選択するようにしてください。データがWordPressウェブサイトからFacebook広告マネージャに送信されるようには、ピクセルをすべての広告に追加する必要があります 。
今後、コンバージョンまたは見込み客が発生すると、Facebook広告マネージャの「新規見込み客」列に表示されます。
以上です!これで、WordPressウェブサイトでのお問い合わせフォーム送信からのコンバージョンを追跡し、Facebook広告に連携できるようになりました。これにより、収益を生み出す広告や投稿の宣伝が把握でき、広告戦略が微調整できます。
WooCommerceでのFacebookピクセルの設定
それでは、WooCommerceでもFacebook Pixelを設定しましょう。上記と同様にFacebook Pixel by PixelYourSiteプラグインを使用します。ただし、追跡したい内容によりプレミアム版が必要になる場合があります。単に個々の商品に対する特定の広告のコンバージョンをトラッキングしたい方には、無料版も十分でしょう。コンバージョンデータの一環として「値と通貨」も送信したい場合には、プレミアム版が必要になります。もう一つの代わりに検討できるプラグインはPixel Caffeineです。
WooCommerceなどの電子商取引ソリューションでコンバージョンをトラッキングする際のもう一つの推奨事項は、購入後のサードパーティのリダイレクトに頼るのではなく、自分のウェブサイトで支払いを処理することです。PayPal及びStripeなどの支払いゲートウェイの多くでは、WooCommerceのチェックアウトプロセスの一環として自分のウェブサイトでクレジットカードの処理を許可します。これにはWordPressウェブサイトにSSL証明書が必要ですが、SSL証明書を無料で提供しているWordPressホスティング会社が多いです。サードパーティのリダイレクトを排除することにより、データトラッキングが改善され、プロセス自体もよりシンプルになります。
Squareを使用していますか? こちらのStripeとSquareを詳細に比較している記事をご参照ください。
ステップ1
PixelYourSiteプラグインの設定画面で、「WooCommerce Setup」(WooCommerceの設定)タブをクリックします。次に、「Enable Facebook Dynamic Products Ads」(Facebookの動的商品広告を有効にする)オプションを選択します。
これにより、すべてのデフォルトのイベントがアクティブになり、FBの動的広告の実行に必要なパラメータであるcontent_idsとcontent_typeが取得されます。この例では、「ありがとうございました」ページの「購入」イベントである以下の機能が有効になっているかのみ知りたいです。WooCommerceには動的チェックアウトページがある為、コンバージョンが登録されるには、イベントが特定の条件を満たさなければなりません。
ステップ2
次に下にスクロールダウンし「Activate WooCommerce Pixel Settings」(WooCommerceのピクセル設定を有効にする)を選択し、「Save Settings」をクリックします。
これにより、コンバージョン(WooCommerceサイトの購入)を発生させるFacebook側の広告を追跡できるようになりました。Facebook広告マネージャでの広告の作成または投稿の宣伝の際に、新しい「Facebook Pixel」を選択するようにしてください。繰り返しますが、データがWooCommerceサイトからFacebook広告マネージャに送信されるようには、ピクセルをすべての広告に追加する必要があります 。
今後、コンバージョンまたは見込み客が発生すると、Facebook広告マネージャの「購入」列に表示されます。Facebook広告マネージャの列を知りたい内容が表示されるようにカスタマイズできます。上記の例では、「新規見込み客」のイベント種類を使用していましたが、今回の例では、「購入」のイベント種類にします。
ステップ3(オプション)
プレミアム版をご利用の場合は、「Enable Value」(値を有効にする)を選択することをお勧めします。これにより、商品購入の金額がFacebookに渡されます。
その後、「Purchase Conversion Value (Facebook Pixel)」(購入コンバージョン値(Facebookピクセル))などの列を追加することにより、Facebook広告マネージャで該当のデータが表示されるようになります。
以上です!これで、WooCommerceのすべての売上をFacebookの広告で確実に追跡できるようになりました。
Easy Digital DownloadsでのFacebookピクセルの設定
Easy Digital Downloadsをご利用の方のことも忘れていません。実は、僕らもEDDが大好きです!幸いなことに、Facebook Pixel by PixelYourSiteプラグインはEDDをサポートしています。しかし、プレミアム版を購入する必要があります。もう一つの代わりに検討できるプラグインはPixel Caffeineです。
ステップ1
PixelYourSiteプラグインの設定画面で、「Easy Digital Downloads」タブをクリックします。次に、「Enable Facebook Dynamic Products Ads」(Facebookの動的商品広告を有効にする)オプションを選択します。
これにより、すべてのデフォルトのイベントがアクティブになり、FBの動的広告の実行に必要なパラメータであるcontent_idsとcontent_typeが取得されます。この例では、EDDのデフォルトの「成功しました」ページの「購入」イベントである以下の機能が有効になっているかのみ知りたいです。EDDには「成功しました」ページがある為、コンバージョンが登録されるには、イベントが特定の条件を満たさなければなりません。そして、プレミアム版を購入した為、Facebookにコンバージョン値を送信する「Enable Value」(値を有効にする)オプションも選択できます。
ステップ2
次に下にスクロールダウンし「Activate Easy Digital Downloads Pixel Settings」( Easy Digital Downloadsのピクセル設定を有効にする)を選択し、「Save Settings」をクリックします。
Easy Digital Downloadsのピクセル設定を有効にする/caption]
以上です!これで、EDDのすべての売上をFacebookの広告で確実に追跡できるようになりました。
TwitterでのFacebookコンバージョントラッキング
Twitterにはユーザーが驚くほど多いため、多くの企業及びマーケティング担当者がTwitterに広告を出しています。Facebookほど大きくないかもしれませんが、Statistaによると、2018年第3四半期の時点で、Twitterの月間アクティブユーザー数は326百万人でした。ご存知のように、Twitterの前年比成長率はわずかに低下していますが、月間のユーザー数はあまり変わりません。KinstaのスタッフもTwitterが大好きです!
以下では、Twitterピクセルの作成、WordPressウェブサイトへのインストール、そしてWooCommerce及びEasy Digital Downloadsなどの電子商取引ソリューション上の使用について説明します。
Twitterトラッキングピクセルの作成
TwitterはFacebookよりもはるかに扱いやすく、ウェブサイトタグという単一のピクセルがあります。Twitterのトラッキングピクセルを作成するには以下の手順に従ってください。
ステップ1
Twitter広告アカウントにログインしてください。アカウントをお持ちでない方は、無料でアカウントを作成できます。「ツール」メニューにある「コンバージョントラッキング」をクリックします。
ステップ2
利用規約に同意し、「コンバージョントラッキングのウェブサイトタグを作成」をクリックします。
以上です!これで、WordPressウェブサイトで使用できるウェブサイトタグ(Twitterピクセル)を取得できました。コードの実装については、以下の手順に従ってください。
WordPressでTwitterピクセルを設定する
それでは、WordPressでもTwitterピクセルを設定しましょう。残念ながら、今後追加する予定はありますが、PixelYourSiteの開発者はまだTwitterのサポートを追加していません。ここで無料のTracking Code Managerプラグインを使いましょう。8万以上のアクティブなインストールがあり、評価は5つ星のうち4.2です。無料版では最大6つのスクリプトを追加することができます。
WordPressウェブサイトでTwitterピクセルを設定するには、以下の手順に従ってください。今回の例でも、お問い合わせフォーム送信の見込み客のコンバージョントラッキングを設定します。
ステップ1
まず、Tracking Code Managerプラグインをインストールします。WordPressのリポジトリからもダウンロードできますが、WordPressダッシュボードのプラグインメニューの「新規追加」で検索することもできます。
ステップ2
Tracking Code Managerプラグインの設定で、 「Add New Script」(新規スクリプトの追加)タグをクリックします。名前を付けてから、Twitterのピクセルコードを貼り付けましょう。Twitterが推奨している為、位置はの前にします。配置箇所に関しては、WordPressウェブサイト全体に読み込まれるように「標準」を選択します。次に「Save」(保存)をクリックします。
Twitterピクセルの設定Facebookと同様に、Chromeの拡張機能であるTwitterピクセルヘルパーがあります。WordPressウェブサイトを閲覧し、ピクセルが検出される確認できます。
ステップ3
それから、WordPressのプラグインではなくTwitter広告マネージャでコンバージョンを行います。「ツール」メニューにある「コンバージョントラッキング」をクリックし、「新しいコンバージョンイベントを作成」をクリックします。
ステップ4
イベントに名前を付けます。この例では、「Lead」(新規見込み客)という名前を付けます。コンバージョン種類は「見込み客」がない為、「カスタム」の方が最も適切でしょう。ユニバーサルタグを選択し、コンバージョンURLを入力します。今回の例では先ほど作成した「ありがとうございました」ページのURLです。次に「コンバージョンイベントの保存」をクリックします。
注:デフォルトのアトリビューションウィンドウ(コンバージョンが登録される期間)は、ビューからの1日とクリックからの30日です。行動後のアトリビューションウィンドウは、1日から最大90日まで設定できます。その後、Twitterの広告マネージャでコンバージョンを確認できます。
WooCommerceでTwitterピクセルを設定する
それでは、WooCommerceでもTwitterピクセルを設定しましょう。上記と同様にTracking Code Managerプラグインを使用します。
ステップ1
WooCommerceの注文だけでなく、ウェブサイトのお問い合わせフォームの送信も追跡する場合には、Twitterのイベントピクセルを2つ作成する必要があります。それでは、Twitter広告マネージャにログインします。「ツール」メニューにある「コンバージョントラッキング」をクリックし、「新しいコンバージョンイベントを作成」をクリックします。
ステップ2
イベントに名前を付けます。今回の例では「WooCommerce Purchase」(WooCommerce購入)にします。ユニバーサルピクセルとは異なるものにしなければなりません。「単一のイベントウェブサイトタグを使用する」を選択します。次に「コンバージョンイベントの保存」をクリックします。
ステップ3
Tracking Code Managerプラグインの設定で、 「Add New Script」(新規スクリプトの追加)タブをクリックします。名前を付けてから、単一イベントのTwitterピクセルを貼り付けましょう。「WooCommerceでコンバージョンをトラッキングする」を選択します。次に「Save」(保存)をクリックします。
これで単一のイベントピクセルは、WooCommerceの動的チェックアウトページでのみ発生するようになりました。これにより、WooCommerceの購入後にコンバージョンが発生したことがTwitterに知らされます。
Easy Digital DownloadsでのTwitterピクセルの設定
それでは、Easy Digital DownloadsでもTwitterピクセルを設定しましょう。上記と同様にTracking Code Managerプラグインを使用します。
ステップ1
Easy Digital Downloadの注文だけでなく、ウェブサイトのお問い合わせフォームの送信も追跡する場合には、Twitterのイベントピクセルを2つ作成する必要があります。それでは、Twitter広告マネージャにログインします。「ツール」メニューにある「コンバージョントラッキング」をクリックし、「新しいコンバージョンイベントを作成」をクリックします。
ステップ2
イベントに名前を付けます。今回の例では「EDD Purchase」(EDD購入)にします。ユニバーサルピクセルとは異なるものにしなければなりません。「単一のイベントウェブサイトタグを使用する」を選択します。次に「コンバージョンイベントの保存」をクリックします
ステップ3
Tracking Code Managerプラグインの設定で、 「Add New Script」(新規スクリプトの追加)タブをクリックします。名前を付けてから、単一イベントのTwitterピクセルを貼り付けましょう。「Easy Digital Downloadのトラッキングコンバージョン」を選択します。次に「Save」(保存)をクリックします。
これで、単一イベントピクセルがEasy Digital Downloadの動的「成功」ページに表示されるようになりました。これにより、Easy Digital Downloadsの購入後にコンバージョンが発生したことがTwitterに知らされます。
WordPressでのGoogle AdWordsのコンバージョントラッキング
Google AdWordsはGoogle検索の上位に表示されるため最も人気のある広告形式でしょう。安くありませんが、速く見込み客が欲しいというときにAdWordsが便利に違いありません。AdWordsを使用する10の理由を是非ご参照ください。僕らの意見では、様々なカスタムイベントの心配がない為、コンバージョンのトラッキングの立ち上げはFacebookよりもおそらく実施しやすいです。Google Adwordsを使用してWordPressウェブサイトでコンバージョントラッキングを設定するには、次の手順に従ってください。
WordPressウェブサイトのGoogle AdWordsコンバージョントラッキングの設定方法
一般のWordPressウェブサイトでAdWordsのコンバージョンを追跡する最も簡単な方法は、Google Analyticsの目標を使用することです。 まず、Google AnalyticsとGoogle AdWordsが連携されていることを確認する必要があります。
ステップ1
先に進む前に、Google Analyticsで目標が設定されているかを確認します。上記のに従ってください。連携には、Google Analyticsの「管理者」→「AdWordsのリンク設定」の順にクリックします。AdWordsアカウントを選択し、WordPressウェブサイトのデフォルトビューへのリンクを「オン」にします。次に「保存」をクリックします。
ステップ2
次に、Google AdWordsで「ツール」にある「Google Analytics」をクリックします。インポートする目標の一覧が表示されます。ご覧の通り、この例では以前に作成した「Contact Us Submission」という目標があります。その目標を選択し、「インポート」をクリックします。
ステップ3
必要に応じて、お問い合わせフォームの送信または見込み客に金額を割り当て、「目標のインポート」をクリックします。
これで、お問い合わせフォームが送信されるキャンペーンについて、AdWordsでコンバージョンが表示されるようになりました。簡単でしょう!
WooCommerceでのGoogle AdWordsコンバージョントラッキングの設定方法
WooCommerceの為に、Google AdWordsの別途のコンバージョントラッキングコードを手動で作成します。Google Analyticsで購入の目標を作成するプラグインがありますが、今まで試してきたプラグインの多くには課題が多いです。公式のWooCommerce Google Analyticsプラグインの評価さえ5つ星のうち2.9だけで、データの報告が不確実であるというユーザーの声も多いです。Google Analyticsの電子商取引機能も利用できますが、それには難しいところがあります。 最も簡単な方法の一つはやはり、手動のコンバージョンコードの使用です。
ステップ1
Google AdWordsで「ツール」をクリックし、「+コンバージョン」をクリックします。
ステップ2
「ウェブサイト」を選択します。
ステップ3
コンバージョンには「WooCommerce Conversion」(WooCommerceコンバージョン)という名前を付けます。値については、選択肢は2つあります。 値をインポートしないことも、動的値を使用してWooCommerceの値を取得することもできます。後者の方を推奨します。なお、動的な値をトラッキングするには、Tracking Code Managerプラグインのプレミアム版が必要ですので、ご注意ください。広告のコンバージョンだけをトラッキングしたい場合には、コンバージョン値を使用せずにプラグインの無料版を使用することもできます。そうする場合には「コンバージョン値を使用しない」を選択します。カテゴリについて「購入」を選択し、「保存して続行」をクリックします。
ステップ4
Tracking Code Managerプラグインの設定で、 「Add New Script」(新規スクリプトの追加)タグをクリックします。名前を付けてから、AdWordsのカスタムコンバージョンコードを貼り付けましょう。「WooCommerceでコンバージョンをトラッキングする」を選択します。次に「Save」(保存)をクリックします。
ステップ5(オプション)
WooCommerceの商品の動的な値をAdWordsに送信したい場合には、プラグインのプレミアム版が必要で、AdWordsのコンバージョンスクリプトも変更しなければなりません。変更点は下記の太字の部分です。説明資料も是非参照ください。
<!-- Google Code for WooCommerce Conversion Page --> <script type="text/javascript"> /* <![CDATA[ */ var google_conversion_id = xxxxxxxxx; var google_conversion_language = "en"; var google_conversion_format = "3"; var google_conversion_color = "ffffff"; var google_conversion_label = "x44gCKn3im0Q7eOe7gM"; var google_conversion_currency = "USD"; var google_conversion_value = @@TOTAL@@; var google_remarketing_only = false; /* ]]> */ </script> <script type="text/javascript" src="//www.googleadservices.com/pagead/conversion.js"> </script> <noscript> <div style="display:inline;"> <img height="1" width="1" style="border-style:none;" alt="" src="//www.googleadservices.com/pagead/conversion/xxxxxx/?value=@@TOTAL@@¤cy_code=USD&label=x44gCKn3im0Q7eOe7gM&guid=ON&script=0"/> </div> </noscript>
以上です!これで、WooCommerceのすべての売上をAdWordsの広告キャンペーンで確実に追跡できるようになりました。
Easy Digital DownloadsWooCommerceでのGoogle AdWordsコンバージョントラッキングの設定方法
それでは、Easy Digital DownloadsでもGoogle AdWordsのコンバージョントラッキングを設定しましょう。手順は上記のWooCommerceの設定と非常に近いです。上記と同様にTracking Code Managerプラグインを使用します。
ステップ1
Google AdWordsで「ツール」をクリックし、「+コンバージョン」をクリックします。
ステップ2
「ウェブサイト」を選択します。
ステップ3
コンバージョンには「Easy Digital Downloads Conversion」(Easy Digital Downloadsコンバージョン)という名前を付けます。値については、選択肢は2つあります。値をインポートしないことも、動的値を使用してEasy Digital Downloadsの値を取得することもできます。後者の方を推奨します。なお、動的な値をトラッキングするには、Tracking Code Managerプラグインのプレミアム版が必要ですので、ご注意ください。広告のコンバージョンだけをトラッキングしたい場合には、コンバージョン値を使用せずにプラグインの無料版を使用することもできます。そうする場合には「コンバージョン値を使用しない」を選択します。カテゴリについて「購入」を選択し、「保存して続行」をクリックします。
ステップ4
Tracking Code Managerプラグインの設定で、 「Add New Script」(新規スクリプトの追加)タグをクリックします。名前を付けてから、AdWordsのカスタムコンバージョンコードを貼り付けましょう。「Easy Digital Downloadsのトラッキングコンバージョン」を選択します。次に「Save」(保存)をクリックします。
ステップ5(オプション)
Easy Digital Downloadの商品の動的な値をAdWordsに送信したい場合には、プラグインのプレミアム版が必要で、AdWordsのコンバージョンスクリプトも変更しなければなりません。変更点は下記の太字の部分です。説明資料も是非参照ください。
<!-- Google Code for Easy Digital Downloads Conversion Page --> <script type="text/javascript"> /* <![CDATA[ */ var google_conversion_id = xxxxxxxxx; var google_conversion_language = "en"; var google_conversion_format = "3"; var google_conversion_color = "ffffff"; var google_conversion_label = "x44gCKn3im0Q7eOe7gM"; var google_conversion_currency = "USD"; var google_conversion_value = @@TOTAL@@; var google_remarketing_only = false; /* ]]> */ </script> <script type="text/javascript" src="//www.googleadservices.com/pagead/conversion.js"> </script> <noscript> <div style="display:inline;"> <img height="1" width="1" style="border-style:none;" alt="" src="//www.googleadservices.com/pagead/conversion/xxxxxx/?value=@@TOTAL@@¤cy_code=USD&label=x44gCKn3im0Q7eOe7gM&guid=ON&script=0"/> </div> </noscript>
以上です!これで、EDDのすべての売上をAdWordsの広告キャンペーンで確実に追跡できるようになりました。
同じキャンペーンでの複数の広告のトラッキング
同じキャンペーンの同じコンバージョンまたは同じ「ありがとうございました」ページに連携されている2つの異なる広告を作成したことがありますか?ご心配なく!コンバージョンのある広告を確認できる工夫はいくつかあります。
オプション1:AdWordsとGoogle Analyticsをリンクする
最も実施しやすい方法は、AdWordsとGoogle Analyticsを連携することです。そうすると、広告を含む詳細なコンバージョンデータが両方に記録されます。コンバージョンのある広告を確認するには、「集客」→「Google Ads」→「キャンペーン」→「広告のコンテンツ」にアクセスします。
オプション2:UTMパラメータの使用
UTMパラメータを使用することもできます。実は、追加のデータが取得できるため常に使用した方が良いでしょう。UTMパラメータはGoogleのキャンペーンURL作成ツールで作成できます。
たとえば次は、AdWordsの同じページにリンクした2つの異なる広告をトラッキングした例になります。
https://kinsta.com/?utm_source=ad-campaign&utm_medium=cpc&utm_content=ad1 https://kinsta.com/?utm_source=ad-campaign&utm_medium=cpc&utm_content=ad2
コンバージョンのある広告を確認するには、「集客」→「キャンペーン」→「すべてのキャンペーン」→「広告のコンテンツ」にアクセスします。
まとめ
ご覧のとおり、WordPressのコンバージョントラッキングはそれほど難しくありません。設定方法は間違いなく数多くありますが、上記のチュートリアルはこれらの実施しやすいソリューションの理解にお役に立てればと思います。今後、Googleタグマネージャのセクションも本ガイドに追加する予定ですので、この記事を必ずブックマークしてください。WordPressのコンバージョントラッキングに関するいい工夫をご存じですか?是非、教えてください。
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