ページビルダーを使用してWordPressウェブサイトを構築している方は、おそらくOceanWPのことを聞いたことがあるでしょう。「ビッグ3」のGeneratePressとAstraと共に、OceanWPはWordPressのページビルダーと組み合わせる非常に人気のあるテーマです。WordPressのページビルダーの世界をご存じでないなら、OceanWPとは、リアルタイムのWordPressカスタマイザでウェブサイトのデザインをカスタマイズできる無料の多目的WordPressテーマです。それに、非常に速いです!
OceanWPのコアテーマは無料でWordPress.orgに載せてあります。それに、追加の機能の多い無料とプレミアムの拡張機能も数多くあります。
今日のOceanWPのレビューでは、本テーマがユニークで人気のある理由について詳しく説明します。
OceanWPは人気である理由について
一人の意見を述べるのではなく、FacebookのElementorコミュニティのユーザーの声をご紹介したいと思います。すべてのコメントには共通点があります:


まとめますと、OceanWPの魅力は、WooCommerceのサポートとWordPressカスタマイザを使用することによるテーマのカスタマイズ作業は非常にユーザーフレンドリーであることです。OceanWPを使用しているサイトには様々な形がありますので、OceanWPのテーマが使われているかどうか気になる場合は、当社のWordPressテーマ検出ツールをご利用ください。
カスタマイズする際に、ページビルダーでデザインしたコンテンツのフレームワークを作成することも、テーマ自体を微調整することもできます。
それにOceanWPには、WordPressカスタマイザ設定及びランディングページ用のElementorテンプレートなど、既存のデザインをすばやくインポートできる無料およびプレミアムのデモサイトも数多くあります。
これらのデモを使用すると、OceanWPの外観を簡単に次のようなものにすることができます:

または、次のようなものに:

または、その他のデモのようなものに:

OceanWPにはまた、次の用途の無料およびプレミアムの拡張機能もあります:
- ポップアップログイン
- ホワイトラベル提供
- ポートフォリオ
- WooCommerceポップアップ
- スティッキーフッター
- モーダルウィンドウ
- 投稿スライダー
- Ocean Hooks
- デモインポート
- カスタムサイドバー
- Elementorウィジェット
- レスポンシブなサイドパネル (内部にウィジェットあり)
- スティッキヘッダ
- フッター吹き出し
- WooCommerce商品のシェア
- ソーシャルシェア
上記をすべて含むパッケージは、ほとんどのWordPressテーマと比較してかなり軽量なパッケージです。パフォーマンスの面では素晴らしいことです。
OceanWPでデモサイトをインポートする方法について
カスタマイザの概要を説明するには、既存のウェブサイトを紹介した方が分かりやすい為、まずOceanWPでデモサイトをインポートする方法について述べます。
WordPress.orgから無料の Ocean Demo ImportアドオンとOcean Extrasアドオンをインストールすると、WordPressダッシュボードから直接デモコンテンツをインポートできるようになります。

デモプロセスが終了すると、ウェブサイトはデモと同様な外観になります。
デモのホームページのデザインをカスタマイズするには、Elementorを使用します:

テーマのその他の部分をカスタマイズするには、WordPressカスタマイザを使用します。
と言えば…
OceanWPのWordPressカスタマイザの設定
WordPressカスタマイザはOceanWPの最も印象的な特徴です。拡張機能を少数だけインストールしても、利用可能な機能は下記のとおり非常に多いです:

これらの機能は、ほとんどのWordPressテーマの機能よりも非常に細かいです。
例えば:
ヘッダーの管理
ほとんどのページビルダーでは触れないものの一つはヘッダーである為、OceanWPではヘッダー(と本デモで連絡先情報とソーシャルプロフィールのあるヘッダーの上の「トップバー」)を管理するオプションが多いことはと特に便利です。

既製のスタイルから選択できるだけでなく、各デバイス用のヘッダーが追加できるパディングをはじめ、外観を微調整できる設定も多数用意されています。

ブログの管理
本記事ですべての設定をカバーすることはできませんが、もう2つをご紹介させてください。
ブログに関しては、一般的なレイアウトをはじめ、

各要素とメタデータの特定の順序および表示設定などが調整できます。

ウェブサイトのタイポグラフィを管理する
ウェブサイトのフォントまたはフォントの色を変更したいですか? 問題ありません!「タイポグラフィ」セクションにアクセスすると、選択肢の長いリストがあります。

その他のところも細かく微調整できる
本章の目的は、すべての設定を紹介することではありません。(設定は驚くほど多いです!)逆に、WordPressカスタマイザとOceanWPから期待できる設定の細かさだけを述べたいと思います。
各設定を確認するには確かに時間がかかりますが、コード及びCSSを触らずに、ウェブサイトの重要な側面をすべてを調整できます。
生活を楽にするOceanWPの5つの機能
デモとWordPressカスタマイザ機能以外に、生活を楽にし、ウェブサイト管理の柔軟性を高めるOceanWPのさらなる優れた機能も紹介したいと思います。
1.個々の投稿の管理
無料のOceanWP Extrasアドオンを使用すると、個々のコンテンツの詳細なメタボックスにアクセスできるようになります。

これらの機能では、各投稿または各固定ページの下記の設定を(部あり程度)調整できます:
- コンテンツレイアウトまたはサイドバーレイアウトを変更する
- ヘッダーまたはトップバーを無効にする
- ロゴやメニューの色を変更する
- 投稿または固定ページタイトルを無効にする
- フッターを無効にする
- その他の機能
上記の機能はさまざまな状況で役立ちますが、OceanWPをページビルダーと組み合わせて使用している場合には、ジビルダーの邪魔になる要素を無効にできる為、特に役立ちます。
2. 特定のスクリプトまたはCSSの有効/無効設定
ウェブサイトの読み込み速度を心配している方は、OceanWPで個々のJavaScriptスクリプトとCSSスニペットの有効/無効設定ができることが気に入られるでしょう。

簡単に言えば、このエリアではウェブサイトのスピードアップに不要なものを無効にすることができます。
3. フックと条件分岐が多い
フックを使用すると、テーマのコードを直接編集せずに、ウェブサイトのさまざまなエリアにコンテンツを簡単に挿入できます。たとえば、投稿のタイトルの下に広告を挿入し、他の場所に一般的なコンテンツを追加するには、フックが使用できます。
フックに慣れれば、非常に便利です。
フックなら、プレミアムのOceanWP Hooksアドオンが期待を裏切ることはありません。
中にはフックは山ほどあります。そしてどのフックでも下記の設定も利用可能になっています:
- フックコンテンツを特定のコンテンツでのみ有効にする(例えばホームページでのみ)
- 特定のユーザー役割に対してのみフックコンテンツを有効にする

このニッチを対象にしたテーマでは、フック自体が特別なものではありませんが、条件付きのロジックとユーザー役割の対象化はそうです。
4. WooCommerceとの密接な統合
OceanWPのもう一つの長所は、WooCommerceとの密接な統合です。ウェブサイトにWooCommerceがインストールされている場合は、WordPressカスタマイザにWooCommerceエリアが表示されます。

トークンの設定のことだけでなく、細かい微調整ができます。例えば、カートページと支払いページのアップセル及びクロスセルの数をカスタマイズすることができます。

5. その他の拡張機能
これまでのところ、その他の無料およびプレミアムな拡張機能の多くについて述べませんでしたが、OceanWPで便利な機能を数多く追加できます。
拡張機能の全リストを是非ご確認ください。
なぜこれほど多くの拡張機能があるのか疑問に思う方もいるかもしれませんが、これはいいことです。
機能の中には必要なものも不要なものもあるかもしれない為、OceanWPはすべての機能を単一のテーマに入れず、必要なものだけを選択できる形にしています。
OceanWPのスピードテスト
OceanWPのパフォーマンスを知りたく、スピードテストを行いました。スポーツ指導者用デモの完全なコンテンツを(Kinstaでホスティングされている)開発サイトにインポートし、詳細をいくつか微調整しました。OceanWPが推奨するように、Elementorもインストールされています。
- Google Mapsをフッターで無効にしました。Google Mapsはパフォーマンスキラーとしてよく知られており、本当はホームページに一切載せない方がいいです。
- テストを実行したロケーションを問わずアセットができる乖離速く読み込まれるように、Kinsta CDNを有効にしました。
- 該当のテストサイトを本番サイトに近いものにする為に、Google Analyticsを追加しました。
次にスピードテストを5件実施し、平均をとりました。

うわー、744ミリ秒?😲文字通りワンクリックでデモコンテンツをインポートし、細かい変更を3つ行うだけのわりに素晴らしいです!「Scripts and Styles」パネルを使用すれば、これ以上の最適化も簡単にできることも覚えておいてください。ただし、OceanWPはインストールしたままでもすばらしいパフォーマンスが期待できることはいいことに違いありません。
OceanWPの費用について
OceanWPのコアテーマは100%無料です。それに、WordPress.orgには7つの無料の拡張子もあります。
プレミアム拡張機能が必要な場合は、個々の拡張機能を一つのウェブサイト用に9.99ドルから購入できます。
または、11種類のプレミアム拡張機能とすべてのプロのデモにアクセスしたい場合は、Core Extensionsバンドルを一つのウェブサイトライセンスで39ドルから購入できます。
テーマの開発者であるNicolasがなぜこの支払いモデルにしたのか、さらに詳しく知りたい方は是非、Freemiusにある彼の記事をご参照ください。
OceanWPをトライしませんか?無料です!
OceanWPのコア機能の大半は無料である為、WordPress.orgからOceanWPをダウンロードし、金銭的なリスクを負わずお試しできます。
プレミアム拡張機能は確かに便利ですが、無料版でもテーマをよく理解することができるはずです。プレミアム拡張機能は必要に応じて後でも追加できます。
OceanWPを使用したことがありますか?他の多目的WordPressテーマと比較してどれくらい便利だと思いますか?