KAGOYAとKinstaの比較

カゴヤ・ジャパン(KAGOYA)は、日本は京都を拠点とする名の知れたサーバー会社です。今回は、KAGOYAのレンタルサーバーとKinstaのWordPress専用マネージドクラウドサーバーを詳しく比較していきます。

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KAGOYAの概要

カゴヤ・ジャパン(KAGOYA)は、1998年創業の日本の老舗サーバー会社です。レンタルサーバーをはじめ、ドメイン取得、メール、クラウド、レンタルサーバーなど、法人・個人向けに幅広いサービスを展開しています。

かつては、WordPressサイトの運用に特化した「WordPress専用サーバー」も提供していましたが、2026年7月末をもって新規申し込みの受付を終了しています。現在は「レンタルサーバー」として、用途や必要なリソースに応じて選べる7種類のプランを提供しています。

なお、現在提供されているレンタルサーバーはWordPressに特化したサービスではありません。WordPressを利用することはできますが、メールや一般的なサイトの運用などにも対応する汎用的なサーバーサービスという位置づけです。

Kinstaの概要

2013年に創業したKinstaは、あらゆる規模のビジネスにWordPress専用マネージドクラウドサーバーを提供しています。高性能な仮想マシンを採用した堅牢なインフラストラクチャを基盤とし、業界最高水準の速度とパフォーマンス、優れた拡張性を強みとしています。

Kinstaは価格の安さではなく、プランに含まれるパフォーマンスと機能の充実度を強みとしています。CDN、エッジキャッシュ、APM、ステージング環境、サイト移行、24時間年中無休のエンジニアによるサポートなどを追加料金なしで利用できるため、必要な機能を個別に契約する必要がなく、総合的なコストパフォーマンスに優れています。

さらに、セキュリティを重視し、厳格なセキュリティ管理体制を構築・維持しています。その取り組みの一環として、SOC 2報告書を受領しているほか、情報セキュリティに関するISO認証も取得しています。Kinstaのセキュリティと信頼性への取り組みについてはこちらをご覧ください。

KAGOYAとKinstaの比較表

それでは、早速両者の特徴を比較してみましょう。一目で違いを確認できるよう、主要な機能を以下の表でご紹介します。

With KinstaKAGOYA
プラン価格5,567円(35ドル)〜/月
※2026年8月26日時点
1,650円〜/月
初期費用無料プランにより異なる
(ライトプランは無料、上位プランは最大165,000円)
初月無料
(一部プラン)

(2週間の無料トライアルもあり)
返金保証全プラン30日間表記なし
プランの種類21(+カスタムプラン)7
サポート体制24時間365日のライブチャット、メールメール、電話
(平日10:00~17:00)
データセンター世界30箇所
(日本国内は東京と大阪の2拠点)
1箇所(京都)
サイト移行無料
(専任エンジニアによる移行)
11,000円
ステージング環境
DDoS対策表記なし
WAF
(Cloudflare)
有料オプション
PHPバージョンPHP 7.4, 8.0, 8.1, 8.2, 8.3, 8.4, 8.5PHP 7.4, 8.1, 8.2, 8.3, 8.4, 8.5
CDN
(300以上のPoP)
有料
(38,500円〜/月)*
バックアップ機能毎日自動、手動、ダウンロード可能、システム生成日次・週次・月次、手動、ダウンロード可能(10GB・1世代まで無料)
SSL証明書
(Cloudflare/ワイルドカード対応)

(Let’s Encrypt)
稼働状況監視3分ごと表記なし
マルチサイト
(Single 35k/20GBプランを除く)
表記なし
APMツール
*「オリジンアシスト」という名称のコンテンツキャッシュサービス

KAGOYAとKinstaを詳しく比較

KAGOYAとKinstaはどちらもWordPressサイトを運用できますが、料金体系だけでなく、サポート体制やサイト移行、セキュリティ、開発・運用に利用できる機能などに違いがあります。

料金プラン

KAGOYAのレンタルサーバーには7種類のプランがあり、月額1,650円から利用できます。ライト、ベーシック、ハイエンドと段階的にサーバーリソースが増え、最上位の16コア/32GBプランは月額44,000円です。12ヶ月分を一括で支払う場合は10%割引が適用されます。
Kinstaでは21種類のプランを提供しており、月5,567円(35ドル、2026年8月26日時点の為替レートに基づく)から利用できます。1つのWordPressサイトを運用する小規模な構成から、シングルサイト、制作会社、教育機関、大規模な法人サイト向けなど、幅広い選択肢があり、通常プランで要件を満たせない場合にはカスタムプランについて相談することもできます。月払いと年払いのいずれかを選ぶことができ、年払いでは2ヶ月分が無料になり、お得に利用可能です。

契約条件

KAGOYAでは、ライトの3プランは初期費用無料ですが、ベーシック以上では44,000円〜165,000円の初期費用が発生します。一方で、すべてのプランで契約月の月額料金が無料になるほか、契約前には最大2週間の無料トライアルを利用できます。
Kinstaでは初期費用はかかりません。また、Single 35k、Single 20GB、WP 2プランは初月無料で利用でき、すべてのプランに30日間の返金保証が付いています。実際のWordPressサイトをKinstaに移行してから、継続して利用するかどうかを判断することができます。

サポート

KAGOYAでは、メールと電話によるサポートを提供しています。いずれも営業時間は平日10時〜17時の対応になるため、夜間や土日祝日に問題が発生した場合、リアルタイムで問い合わせることはできません。
Kinstaでは24時間365日、チャットによるサポートを提供しています。階層型(問い合わせ内容に応じて、複数のサポート担当者や部門を段階的に経由する仕組み)は採用せず、最初からWordPressに精通したエンジニアに相談できます。日本語にも対応しており、平均応答時間は2分以内を記録しています。営業時間を問わずいつでも問い合わせできるため、アクセスの多いサイトやECサイトなど、問題発生時にすぐに対応したいサイトの運営にも安心です。

他社からの移行方法

KAGOYAでは、自分でサイトを移行することもできますが、他社サーバーからの移行を代行する「サーバー乗り換え安心おまかせパック」を11,000円で利用できます。サポートスタッフがWebデータ、データベース、メールをまとめて移行してくれるため便利です。
Kinstaでは、専任エンジニアによるWordPressサイトの移行サービスを無料で提供しています。サイトの種類や数に制限はなく、移行作業を自社で行う必要がありません。希望日時として「できるだけ早く」を選択した場合は通常1営業日以内に作業が行われ、日時を指定することもできます。急ぎの場合には、有料の「お急ぎ移行」を利用して8時間以内に移行することも可能です。

データセンター

KAGOYAは京都に自社データセンターを構え、サーバーを運用しています。日本国内のユーザーを主な対象とするサイトでは、国内にインフラがあることはメリットの1つです。
Kinstaでは、日本国内の東京と大阪を含む世界30箇所のデータセンターから、サイトごとに任意のロケーションを選択できます。日本向けサイトだけでなく、海外向けサイトを運営する場合にも、ターゲットユーザーに近いデータセンターを選択することでレイテンシを抑えることができます。

WordPressの開発・運用環境

両サービスではWordPressを利用できますが、開発や変更作業を行うための環境には大きな違いがあります。Kinstaでは、すべてのWordPressサイトでステージング環境を追加料金なしで利用できます。本番サイトとは分離された環境で、プラグインやテーマの更新、コード変更、新機能などを事前に検証してから本番環境に反映できます。また、Single 35k、Single 20GBプラン以外では、WordPressマルチサイトも管理可能です。
KAGOYAでは1契約で複数のWordPressサイトを運用できますが、本番サイトを複製して変更を検証する専用のステージング機能は提供されていません。WordPressマルチサイトへの対応についても、公式サイトでは明記されていないため、事前に問い合わせることをおすすめします。

セキュリティ・パフォーマンス

KAGOYAでは、セキュリティ機能としてIPSを標準搭載しているほか、WAFを有料オプションとして追加できます。また、アクセス集中時のサーバー負荷を軽減する有料のコンテンツ配信サービス「オリジンアシスト」も提供しています。CPUやメモリ、トラフィックなどを確認できるリソース監視機能もあり、サーバーの利用状況を把握することができます。
Kinstaでは、Cloudflareとの統合により、WAFやDDoS対策、300以上のPoPを利用したCDNをすべてのプランで標準提供しています。さらに、WordPressサイトのパフォーマンス問題を調査できるKinsta APMもコントロールパネルに組み込まれています。PHPプロセスやMySQLデータベースクエリ、外部HTTPリクエストなどを分析できるため、サイトの表示速度が低下した際に、原因となっているプラグインや処理を特定するのに役立ちます。

まとめ

今回は、KAGOYAのレンタルサーバーとKinstaのWordPress専用マネージドクラウドサーバーについて、料金や機能、サポート、セキュリティなどの観点から比較しました。

KAGOYAは月額1,650円から利用でき、コストを抑えてWordPressを含むさまざまなウェブサイトを運営したい場合に選択肢の1つになります。一方、KinstaはWordPressに完全特化したサーバーサービスです。ステージング環境、CDN、WAF、DDoS対策、APMなど、WordPressサイトの開発・運用、セキュリティ、パフォーマンス改善に役立つ機能が標準で組み込まれています。

WordPressサイトの成長やアクセス増加に備えたい、管理の負担を軽減したいという場合には、WordPressに特化した環境と24時間365日の技術サポートを利用できるKinstaがおすすめです。無料のサイト移行と30日間の返金保証も利用できるため、実際のサイトを移行して使い勝手やパフォーマンスを確かめることができます。

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