WP EngineとKinstaの比較
WP Engineは、WordPress向けマネージドサーバー業界におけるパイオニアとして知られています。こちらのページでは、WP EngineとKinstaのWordPress専用マネージドクラウドサーバーの機能や特徴を詳しく比較します。
WP Engineの概要
WP Engineは、2010年に米国テキサス州で誕生した高性能マネージドサーバー。その名の通り、WordPress(WP)サイト、アプリケーションに最適化されたサーバーサービスを提供しています。Google Cloud Platformのみを採用し、24時間年中無休で利用可能なカスタマーサポートや、60日間の返金保証などの利用者を考慮した機能も充実しています。
また、WP Engineでは、ステージング環境が利用プランの総ディスク容量に加味されます。Kinstaでは、より多くの容量を提供できるよう、ステージング環境分は毎月のプランのディスク容量に加味されることはありません。さらにディスク容量が必要になれば、プランをアップグレードすることなく、費用対効果の高いディスク容量アドオンを購入することも可能です。

Kinstaの概要
2013年に創業したKinstaは、あらゆる規模のビジネスにWordPress専用マネージドクラウドサーバーを提供しています。高性能な仮想マシンを採用した堅牢なインフラストラクチャを基盤とし、業界最高水準の速度とパフォーマンス、優れた拡張性を強みとしています。
Kinstaは価格の安さではなく、プランに含まれるパフォーマンスと機能の充実度を強みとしています。CDN、エッジキャッシュ、APM、ステージング環境、サイト移行、24時間年中無休のエンジニアによるサポートなどを追加料金なしで利用できるため、必要な機能を個別に契約する必要がなく、総合的なコストパフォーマンスに優れています。
さらに、セキュリティを重視し、厳格なセキュリティ管理体制を構築・維持しています。その取り組みの一環として、SOC 2報告書を受領しているほか、情報セキュリティに関するISO認証も取得しています。Kinstaのセキュリティと信頼性への取り組みについてはこちらをご覧ください。

WP EngineとKinstaの機能
それでは、WP EngineとKinstaの主な機能を早速比較してみましょう。
| With Kinsta | WP Engine | |
|---|---|---|
| 専任スタッフによる無料サイト移行 | (すべてのプラン) | (プラグインで自分で実行) |
| APMツール | (すべてのプラン) | 上位プランのみ (アドオン) |
| 高性能VM | (すべてのプラン) | プランにより異なる (C2マシンは上位プランのみ) |
| エッジキャッシュ | (300以上のPoP、フルページキャッシュ無料) | 制限あり (デフォルトでは静的アセットのみ) |
| コアインフラ | 全プラン共通 | プランおよびアドオンにより異なる |
| 稼働状況監視 | 3分ごと(毎日480回) | 上位プランのみ (アドオン) |
| バックアップ | 6種類 (14〜30日の保持期間、時間単位・外部バックアップアドオンあり) | 4種類 (時間単位・外部バックアップなし) |
| リソース制限 | PHPプールの範囲内のみ | 帯域幅およびストレージに制限あり |
| グローバルデータセンター | 30箇所 (日本国内は東京と大阪の2拠点) | 14箇所 (日本国内は東京1拠点) |
| プラン価格 | 5,605円(35ドル)〜/月 ※2026年9月1日時点 | 4,804円(30ドル)〜/月 ※2026年9月1日時点 |
| 日本語対応 | ||
| 初月無料* |
WP EngineとKinstaの機能の違いを解説
上記の比較表を踏まえて、気になる両者の違いをさらに詳しく解説していきます。
料金プラン
WP EngineとKinstaは、どちらもWordPress向けのマネージドサーバーを提供しています。WP Engineは月額30ドルから、Kinstaは月額35ドルから利用できるため、最も安価なプランだけを比較するとWP Engineのほうが低価格です。ただし、利用できる機能には違いがあります。
Kinstaでは、Kinsta APM、エッジキャッシュ、稼働状況の監視などがすべてのプランで利用できます。WP Engineでは、一部の機能が上位プランまたはアドオンとして提供されています。そのため、料金を比較する際には月額料金だけでなく、サイト運用に必要な機能が利用するプランに含まれているかどうかも確認することが重要です。
インフラとパフォーマンス
Kinstaでは、すべてのプランで共通のコアインフラを採用しており、各WordPressサイトはコンテナ化された環境で稼働します。また、300以上のPoPを利用したエッジキャッシュやKinsta APMをすべてのプランで利用できます。
WP Engineでは、利用するプランやアドオンによってインフラや利用できるパフォーマンス関連機能が異なります。高性能なC2マシンやAPMなどを利用するには、対象となるプランやアドオンを選択する必要があります。どちらもWordPress向けのマネージドサービスですが、契約するプランにかかわらず共通のインフラやパフォーマンス機能を利用したい場合は、違いを確認しておきたいポイントです。
サポート
WP EngineとKinstaは、どちらもWordPressサイトの運用を支援するサポートチャットを24時間年中無休で提供しています。ただし、日本語でのサポートが必要な場合には大きな違いがあります。
Kinstaでは日本語を含む8言語でサポートを提供しており、最初の問い合わせからWordPressに精通したエンジニアに相談できます。技術的な問題が発生した際に日本語で相談できる環境を重視する企業や制作会社にとっては、日本語サポートを提供していないWP EngineよりもKinstaが適しているかもしれません。
サイト移行
WP Engineでは、移行用プラグインを使用してWordPressサイトを自分で移行する方法が用意されています。
Kinstaでは、専任エンジニアによるサイト移行サービスをすべてのプランで無料で利用できます。移行作業そのものをKinstaに任せられるため、社内で移行作業を行うための時間や技術的なリソースを確保する必要がありません。多数のサイトを移行する場合や、重要なサイトの移行作業を専門スタッフに任せたい場合には、移行方法も比較しておきたいポイントです。
バックアップ
WP EngineとKinstaは、どちらもWordPressサイトのバックアップ機能を提供していますが、利用できるバックアップの種類や選択肢に違いがあります。WP Engineでは4種類のバックアップが利用できますが、時間単位や外部バックアップには対応していません。
Kinstaでは、毎日の自動バックアップをはじめ、手動バックアップ、システム生成バックアップ、ダウンロード可能なバックアップなど6種類を利用できます。バックアップはプランに応じて14日〜30日間保存されます。さらに、更新頻度の高いWooCommerceサイトなどでは1時間または6時間ごとのバックアップを作成するアドオンや、Amazon S3またはGoogle Cloud Storageに保存する外部バックアップアドオンも追加できます。
まとめ
WP EngineとKinstaは、どちらもWordPressに特化したマネージドサーバーであり、サーバー管理の負担を抑えながらWordPressサイトを運用できる点では共通しています。一方で、プランごとに利用できるインフラや機能、サポート体制、サイト移行などには違いがあります。
WP Engineは、比較的低価格なプランから利用でき、サイトの規模や要件に合わせて必要な機能やアドオンを選択できるのが特徴です。そのため、初期費用を抑えてマネージドWordPressサーバーを導入したい場合や、必要な機能を選びながら環境を構成したい場合に選択肢になります。
Kinstaの場合は、すべてのプランで共通のコアインフラを採用し、Kinsta APM、エッジキャッシュ、稼働状況の監視など、WordPressサイトのパフォーマンスや運用に役立つ機能を標準で利用できます。さらに、専任エンジニアによる無料のサイト移行や日本語でのサポートも提供しています。そのため、プランによるインフラや主要機能の違いを気にせず利用したい場合や、サイト移行から日々の運用まで技術的な負担を軽減したい企業や制作会社に適しています。
世界を視野に入れたオンラインプレゼンスの確立や、さらなるサイト速度とパフォーマンスの最適化、あるいは年中無休の手厚い技術的なサポートを求めている方は、サイト運営の負担を軽減する、KinstaのWordPress専用マネージドクラウドサーバーをぜひお試しください。無料のサイト移行サービスで、WP Engineからの乗り換えもスムーズに行えます。
本ページの情報に関して、ご意見やご質問がございましたら、弊社営業部門([email protected])までメールをお送りいただくか、こちらのページよりお気軽にお問い合わせください。