WordPress専用マネージドホスティングをご利用のお客様は、サイトのドメインに紐付くDNSレコードの管理をより柔軟に行えるようになります。

これまでは、Kinstaの「DNSマネジメント」(ご利用の場合)にアクセスできるのは、「企業の所有者」「企業の管理者」「企業の開発者」のみでしたが、今後はDNSレコードの管理を個人の「サイトの管理者」にも割り当てることができます。

この機能の更新は、大規模なチーム間でDNS管理の責任を共有する必要がある組織や、DNS管理をクライアントに一任したい代行業者の方々に特に有用です。

Kinstaでは、外部のDNSサービスを利用することも可能ですが、KinstaのDNSは無料で利用でき、Amazon Route 53のDNSサーバーのネットワーク上に構築されています。

「サイトの管理者」へのDNSレコードへのアクセス権は、MyKinstaから付与することができます。KinstaのDNSにドメインを追加する際、または既存のドメイン設定を更新して実行可能です。

サイト管理者にDNSレコードへのアクセス権を付与する手順

MyKinstaの「DNSマネジメント」画面でドメインを追加する際(「DNS」>「ドメインの追加」)、ダイアログ内に「WordPressサイトを接続(任意)」フィールドが表示されます。

WordPressサイトをドメインに接続する
WordPressサイトをドメインに接続する

サイトがドメインに接続されると、その「サイトの管理者」であれば、誰でもドメインのDNSレコードを編集することができるようになります。

または、MyKinstaで「DNS」画面を開き、操作したいドメイン名をクリックして、この設定を後から変更することも可能です。ドメイン名をクリックすると、「DNSマネジメント」画面が表示されます。「接続したWordPressサイト」セクションの「サイトを追加」をクリックしてください。

DNSマネジメント画面で「接続したWordPressサイト」セクションの「サイトを追加」をクリック
DNSマネジメント画面で「接続したWordPressサイト」セクションの「サイトを追加」をクリック

サイトをドメインに接続すると、関連するサイトの「サイトの管理者」がそのDNSレコードにアクセスできるようになります。

これにより、「サイトの管理者」のMyKinstaインターフェースに「DNS」メニューが出現し、個々のDNSレコードを追加および編集することができます。

サイトの管理者に表示されるMyKinstaのDNSレコード管理画面
サイトの管理者に表示されるMyKinstaのDNSレコード管理画面

お客様のサイトを支える豊富な機能

Amazon Route 53のDNSサーバーは、追加料金なしでご利用いただけます。他にも、お客様のサイトで最高のパフォーマンスを実現するべく、数々のプレミアムサービスおよび機能を揃えています。

Google Cloud Platformの世界各地にあるデータセンターで利用可能な最速サーバーCloudlfare統合によるグローバルCDNエッジキャッシュEarly Hints画像最適化などがその一例です。

さらに、エンジニアによる24時間年中無休のサポート、効率的なサイト管理に役立つREST APIなどの提供により、お客様のWordPressサイトの成功を全力で後押しします。