オンラインでのビジネスを成功させるためには、マーケティング、レンタルサーバー、SNS、広告、コンテンツ制作といった、幅広い分野への注力が欠かせません。非常に骨の折れる作業です。気が滅入ってしまう方もいらっしゃるでしょう。

本日は、共用サーバーあるいは小規模な仮想専用サーバー(VPS)ではなく、マネージドWordPressホスティングサービスを選択すべき理由をご紹介します。

マネージドWordPressホスティングを利用することでビジネスの競争力を高めましょう 💪

マネージドWordPressホスティングとは

最初に、WordPressのマネージドホスティングとは具体的に何を意味しているのでしょうか。また、共用ホスティングやDIY(Do It Yourself)型のホスティングとはどう違うのでしょうか。

マネージドWordPressホスティングでは、WordPressサイトをホストするだけでなく、それを世界に向けて効率的にアピールしていくことができます。また、クライアントのサイトを効率的に、安全に、そして迅速に運営するための多くの機能やサポートが付帯します。技術的なノウハウは専門家に任せて、事業に集中できるというものです。

これを説明するために、一般的に見られる3つのWordPressホスティングのシナリオに分けてみましょう。

1. 共用WordPressホスティング

最初のカテゴリーは低コストのWordPress共用サーバー利用者です。共用サーバーの一例は、 GoDaddyBluehostHostgatorSiteGroundMedia TempleOVHGreenGeeksなどです。主に次のような人が共用サーバーを利用します。

  • 初めてウェブサイトを作成する人
  • WordPress.comから移行した人
  • 予算が限られており、できるだけ安く済ませたい人
  • ホスティングの種類の違いを理解しておらず、単に価格で決定している人(これは本来であれば避けたいところです)
共用ホスティングでは「安物買いの銭失い」になることがあるかも… 😉 クリックでつぶやく

共用サーバーは通常、月額で数百円〜3,000円程度。共用サーバーを利用してサイトを立ち上げること自体には何も問題はありませんが、知っておくべきことがいくつかあります。

意外な費用の発生

どのように計算しても、経費を差し引いて月3ドルでは、レンタルサーバー運営会社の収益が出る訳がありません。カスタマーサポートとして1回対応しただけで、すでに赤字になります。

共用サーバーは、アップセルと不明瞭な料金体系で多くの収益を上げています。例えば、サイト移行ドメイン登録、更新料、SSL証明書WooCommerceサイトの場合も)などです。

不明瞭な料金体系

ほとんどの共用サーバーが「無制限リソース」プランなるものを提供しています。あなたもおそらく目にしたことがあるはず。

ただし、無限のリソースというものはこの世の中に存在しません。実際には、レンタルサーバーは、多くのリソースを使う顧客のサイト速度を制限します。すると、怒った顧客は解約。あまりリソースを使用しない別の人にスペースが回されるという仕組みです。

最終的には、共用サーバーは安いプランを宣伝。多くの利用者がリソースをあまり使わないのに、アップグレードをするという悪質なサイクルができます。質より量が優先されています。

ボリュームが大事なんです。

リソースの不足

また、プランが非常に安いからこそ共用サーバーは通常、サーバーを過密にしてリソースを節約します。したがって、知らず知らずのうちに、あなたのウェブサイトは500人以上とサーバーを共有しているかもしれません。他のウェブサイトで発生したパフォーマンスの問題があなたのウェブサイトに影響を与える可能性があります。

共用WordPressホスティング
共用WordPressホスティング

安価なWordPressレンタルサーバーの現実については当社CBOによる詳しい記事も是非ご確認ください。驚きの事実がご理解いただけるはずです。

2. 自力でのWordPress ホスティング(VPS)

Wordpress VPS options include DigitalOcean, Vulture, and Linode.
DigitalOcean, Vulture, and Linode.

2つ目のカテゴリーは、主にスタートアップ、もしくは開発やWordPress管理の経験のある人たち。つまり、自身でサーバーを運用する人です。このカテゴリーに分類される人々も一般的にはお金を節約しようとします。一方で、パフォーマンスに関心を持ち、ビジネス成功におけるパフォーマンスの重要性を認識しています。Digital OceanLinode、Vultr VPSや、より簡単に管理できるServerPilotのようなツールの使用が一般的です。

自力でのサーバー管理は素晴らしいことです。ただし、気を付けなければ裏目にでる可能性も。興味本位でこのアプローチを選んではいけません。貴重な時間はビジネス成長に費やすべきです。例えば、WordPressの問題解決に10年以上に渡り対応してきたKinstaに、サイトのホスティングを任せてみてはいかがでしょうか。

3. マネージドWordPressホスティング

3つ目のカテゴリーは、主に中小企業、トラフィックの多いブログ、専門の企業用WordPressレンタルサーバーを探している組織など。マネージドWordPressホスティングを選択する人は、それが時間と労力を節約してくれること、多くの場合、利用するCMS用に調整されており高いパフォーマンスを発揮すること、投資の価値があることを理解しています。

マネージドWordPressホスティングのプランは月額25~150程度ドルですが、サイト規模とニーズによりそれ以上がかかる場合もあります。有名マネージドWordPressホスティングサービスの例として、KinstaWP EngineFlywheelPressableMedia Temple、Pressidium、Pagely.などはご存知かもしれません。

また、jQuery、Plesk、Dyn、NGINXなどの大企業もWordPressでサイトを構築しています。その他の例は、「ウェブで存在感を放つ130大WordPressウェブサイト」をご覧ください。

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マネージドWordPressホスティングを選択すべき理由

なお、ここでは利用者を上記の3つのグループに分けてご説明しましたが、そのカテゴリーに当てはまるからといって、必ずしもご紹介する方法が適切というわけではありません。どの選択肢が最適なのか吟味した上で決めてください。例えば、まずは自身でサーバーを運用し、ビジネスが成長した際にマネージドホスティングにアップグレードするという方もいます。

一方、最初からマネージドホスティングを利用し、ビジネスの成長に注力する方もいます。人により選択肢は様々です。ここではマネージドWordPressホスティングの9つのメリットをご紹介します。

1. 優れたサポート

マネージドWordPressホスティングを選択すべき最大の理由は、優れたサポートです。通常、マネージドWordPressホスティングと銘打つかぎり、WordPressのみが対象となります。つまり、DrupalやMagentoといった他のプラットフォームやソフトウェアは一切扱いません。一つの分野に集中することにより、自ずとカスタマーサポートの専門性は増します。

Kinstaのカスタマーサポートは全員WordPressの開発者、Linuxエンジニアです。WordPressのコアまたはその他のオープンソースプロジェクトに貢献した経験があり、毎日WordPressを使っています。そのためKinstaカスタマーサポートの専門知識は誰にも負けません。チャットで相談してみたものの、担当者よりも自分の方が、知識がある…なんて言語道断です。Kinstaではそのようなことは決してありません。

Kinsta設立当初、私たちは業界のカスタマーサポートの在り方に疑問を感じていました。だからこそ、根本的に異なる仕組みを構築しました。Kinstaではサポート担当者はレベル別に分かれていません。全員、どのような問題でも解決へと導くスキルを持っています。時間の無駄である為、複数の担当者間でのたらい回しは一切なし。Kinstaのすべてのお客様は、大企業やフォーチュン500企業をサポートしているカスタマーサポートのメンバーとチャットができます 👏

LiquidWeb、SoftLayer、WP Engine、Web Synthesis、Rackspaceといったいくつかのレンタルサーバーを試してみました。その中でもサポート、速度、価格面においてKinstaが一番。彼らの知識とカスタマーサポートのスキルには感動しました。月並みな問答のループがなく、応答までの時間にも大変満足しています。専門家による迅速なサポート。これ以上のレベルは望めないでしょう。Kinstaを利用してからWordPressサイトがとても速くなりました。他社ではここまでの専門性は望めませんでした。ちなみに、トラフィックの急増時に負荷に対応できるよう、対象となる1週間だけサーバーのスケールアップができるところも気に入っています。本当に素晴らしいです。

Richard Li
Richard Li
4k.com 運営者

WPMU DEVが最近、独自にKinstaについての中立的な立場からのレビューを公開しています。当社のカスタマーサポートについて担当者のRaeleneさんから、次のようなご意見をいただきました。

カスタマーサポートの対応は素晴らしいものでした。すべての質問に対して詳細で誠実な回答が返ってきました。例えばハードウェアについて質問した際には次のような回答で驚きました。

「当社のサーバーには高速処理とオートスケールが特徴のGoogle Compute Engineを使用しています。そのため、他のサーバーのように1つのVPS当たりのCPUコア数が2~6個に制約されることがなく、トラフィックが急増したときにウェブサイトのコンテナは必要な数のCPUにだけスケールアップします。比較的負荷の安定しているお客様も同様です。当社システムが動的に数を増やしたり、不要になったときに減らしたりすることにより、制限無くCPUをスケーリングしています」

WordPressサイト関連の質問をいくつか尋ねてみたところ、全てに適切な回答が得られました。本当に文句なしです!

KinstaではIntercomを介したサポートチケット制を採用しています。リアルタイムのチャットのようですが、実際には違います。午前3時に相談したときも5分以内に回答が来ました。また朝の5時にも連絡しましたが、その際も3分以内に回答が来ました(たまたま朝早くに記事を書いていました)。偶然サポートが混み合っていない時間帯だったのかもしれませんが、そうであったとしても驚きです!

Richard Li
Raelene Morey
WPMU DEV 編集長

Raeleneさんのおっしゃるとおり、Kinstaでは当初からIntercomを利用しており、これが非常に好評です。旧式のサポートチケットは今や人気がなく、多くの企業がIntercom等の、より革新的なソリューションに移行しています。当社ではIntercomを使ってチャットとサポートチケットをダッシュボードに統合したことで、お客様には24時間年中無休で、いつでもワンクリックでお問い合わせいただけるようになりました。(下記を参照)2021年のKinstaの平均応答時間は1分22秒でした

Kinstaが使用しているその他のSaaS製品も是非ご確認ください。

KinstaのWordPressホスティングサービスについての口コミ(Twitter)
KinstaのWordPressホスティングサービスについての口コミ(Twitter)

このように、信頼できる知識豊富なカスタマーサポートを備えたレンタルサーバー選びとなると、マネージドWordPressホスティング会社は、毎日WordPressに触れているため、他社のレベルを格段に上回ります。また、Kinstaではすべてのお客様を対象にNew Relicを利用した優れたアップタイム監視サービスも提供しています。当社ではすべてのお客様のウェブサイトの状況を2分毎に確認。つまり、お客様のすべてのサイトを毎日720回確認していることになります。また、ご自身でのサイトヘルスチェックのためのツールもご用意しています。

そのため、お客さまのウェブサイトがダウンしてしまった場合でも、当社スタッフがすぐさまその警告を察知し対応できます。お客さまによるNew Relicを用いた監視機能もご用意しています。

2. パフォーマンス最適化

マネージドWordPressホスティングを選択するべき2つ目の理由は、その環境がWordPress専用に調整されていることです。

共用サーバーまたは自分で運用するサーバーの場合、より簡素なマシンをベースにしなければなりません。マネージドWordPressホスティングと同等のスピードを実現するには、ソフトウェアのインストールや最適化に多くの時間を費やす必要があります。あるいは、共用サーバーの場合、ご希望のスピードを達成することが全くできないこともあります。

当社がTwitterで行った100名以上の方が参加した調査では、マネージドWordPressホスティングサービスの最大の魅力として63%の人が「パフォーマンスとアップタイム」と回答しました。

たとえば、Kinstaを含めマネージドWordPressホスティングサービスの多くは、サーバーレベルのキャッシュやフルページキャッシュを提供しています。つまり、キャッシュはサーバーが対応します。キャッシュ系プラグインが不要になりますので、高速キャッシュ系プラグイン選びの手間が省けます。キャッシュ系プラグインは決して面白いものではないので、これだけでも随分気が楽になるでしょう。ちなみに、サーバーレベルのキャッシュは一般的にどんなプラグインよりも高速です。

トラフィックが急増しているとき、できるだけ多くのアセットをキャッシュから配信することが重要です。そうすることで、サーバーの負荷が減り、コンテンツが素早く表示されます。Kinstaでは、ウェブサイトコンテンツのキャッシュ配信状況を確認できるキャッシュ分析レポートをご用意しています。

マネージドWordPressホスティングのキャッシュ
マネージドWordPressホスティングのキャッシュ

高パフォーマンスのマネージドWordPressホスティングには最新かつ最高のアーキテクチャと技術が搭載されています。WordPressサイト高速化に欠かせない、最新版PHP、MariaDBHTTP/3、及びNGINXの最新版を採用することもその一例です。

ご利用のWordPressレンタルサーバーでPHPの最新バージョンがなかなか導入されないとしたら、それは非常に残念なことです。KinstaではPHP 8をリリース日から数週間以内に導入しています。さらに8.1でのさらなる高速化も視野に入れています。これにより、お客様は事前にテストを行い、リリースと同時に無料でサイトのパフォーマンスを向上することができます。

PHPのバージョンはどれほど重要なのでしょうか?当社実施のPHPベンチマークレポートによると、PHP 8はPHP7.4よりも平均18.74%高速です。スピードが無料で18%向上するのであれば、最新版を利用しない手はないでしょう😉

KinstaはGoogle Cloud Platformとそのプレミアム階層ネットワークを初めてプラン全体に採用したレンタルサーバーです。Kinstaは、数年前から独立系ホスティング専門レビューサイトでトップクラスのホスティングプロバイダーとして認められています。また、当社はGoogleに推奨されるレンタルサーバーでもあります

お客様のウェブサイトをGoogle Cloud Platformに移行した後、サイトの読み込み時間を大幅に減少できた例をご紹介します。移行前は3~4秒の範囲を推移していたのに対して、移行後は常に1秒以下(米国内だと400ミリ秒以下)。Google Cloud Platformに移行しただけで、読み込み時間がなんと75%も短縮されています。

Google Cloud Platform の読み込み時間
Google Cloud Platform の読み込み時間

次に、Kinstaから共用サーバーに移行したウェブサイトの例をご紹介します。読み込み時間は300ミリ秒からなんと14秒まで増加。共用サーバーはトラフィックの多いウェブサイトだと全く対応できません。

共用レンタルサーバーとWordPress専用マネージドホスティングの比較
共用レンタルサーバーとWordPress専用マネージドホスティングの比較

次に、Kinstaを利用されている別のウェブサイトの例をご紹介します。ご覧のとおり、パフォーマンスグレードは100。読み込み時間は400ミリ秒です。非常に速いと言えます。

KinstaでのWordPress速度テスト
KinstaでのWordPress速度テスト

HTTPヘッダーを見てみると、サーバーレベルでKinstaのキャッシュが行われており、キャッシュ系プラグインが使用されていないことが分かります。

KinstaのHTTPキャッシュヘッダー
KinstaのHTTPキャッシュヘッダー

Kinstaでは、すべてのサイトについて、各LXCコンテナを隔離、管理にはLXDを採用。つまり、すべてのWordPressサイトが、運営するのに必要なすべてのソフトウェアリソース(Linux、Nginx、PHP、MySQL)の揃った、独立したコンテナに格納されているということです。リソースは100%プライベートであり、他の誰かと(それどころか自分自身のサイト同士でも)共有されることはありません。

Kinstaのアーキテクチャ
Kinstaのアーキテクチャ

さらに、Google Cloud Platformの複数のデータセンターのいずれかにある仮想マシン(VM)を使用。当社のVMは、Google Cloudのプレミアム階層ネットワーク上でトラフィックをルーティングするように設定されています。Google Cloud の標準階層ネットワークと比較して、プレミアム階層ネットワークではトラフィックの大部分が公共のインターネットではなく、Google のデータセンターのプライベートネットワークを経由します。これにより、ネットワークの遅延が少なくなり、WordPressサイトの読み込み時間が短縮されます。

各GCP仮想マシンには、最大96個の仮想CPUと数百ギガバイトのメモリが搭載されています。さらに、該当するリージョンでは、コンピューティング最適化マシンタイプ(C2)を採用。C2はコアあたりのパフォーマンスがGCPで最も高く、コンピューティング負荷の高いワークロードに最適です。ハードウェアリソース(メモリ/CPU)は、仮想マシンから必要とされるだけ各サイトのコンテナに自動的に割り当てられます。

Kinstaがどのようにして最速のWordPressホスティングエクスペリエンスを設計したのかを知りたい方は、こちらの詳細な記事をご覧ください。

3. 世界各所から選べるデータセンター

サーバーレベルでのパフォーマンスの高さの他、マネージドWordPressホスティングサービスは一般的に、国際展開を考慮した大規模なインフラストラクチャを備えています。Google Cloud Platformの利用により、当社では35カ所のリージョンを確保。お客様にはその中から自由にデータセンターをお選びいただけます。アメリカ、カナダ、ヨーロッパ、アジア・太平洋、南米のいくつかの地域などが含まれています。ウェブサイトを訪問者や顧客の近くに戦略的に配置することで、ネットワークレイテンシTTFB、ページ読み込み時間の短縮ができます。

 Google Cloudデータセンターのロケーション
Google Cloudデータセンターのロケーション

ネットワークレイテンシとは、ネットワーク上でのデータ送信にかかる時間のことです。距離が遠いほど、待ち時間は長くなります。たとえば、オーストラリアのシドニーを対象としたWooCommerceショップを運営している場合は、オーストラリアを選択すべきでしょう。アメリカを選択してしまうと、初回訪問時のページの読み込み時間が非常に長くなります。初回の読み込みはレンタルサーバーから行われるため、サイト訪問者近くのデータセンターを選ぶことが非常に重要です。

コンテンツデリバリネットワーク(CDN)を利用すると、ウェブサイトの残りのメディア読み込み速度もスピードアップできます。Kinstaでは、お客様のアセット高速化の為に、世界200カ所以上に拠点を持つ、Cloudflareのネットワークを使用しています。しかも、全てのプランで無料にてご利用いただけます。

Kinstaではすべてが信頼性の高いGoogle Cloud Platformのプレミアム階層ネットワークを介して配信されます。このネットワークは距離と中継回数をできる限り減らす構造になっており、より速く、安全なデータ送信が可能です。レンタルサーバーの中には費用削減のためGoogleのスタンダード階層ネットワークを採用する会社もありますが、Kinstaでは常に最高のものを利用すべきだと考えています。

ネットワークの種類の違いで、どれほどの影響があるのでしょうか?大陸間のデータ送信の場合、プレミアム階層ネットワークはスタンダード階層ネットワークより平均して41%高速です。近くのリージョン(大陸内)のデータ送信なら、プレミアム階層は約8%高速です。通信時間はページ読み込み時間全体の一部にすぎませんが、1ミリ秒の積み重ねが大きな意味を持ちます。

4. 自動バックアップ(データの消失ゼロ)

突然データをすべて失ってしまったら、あなたはどうしますか?私たちは常に最悪の状況に備えなければならず、WordPressサイトのバックアップを取っておくことは重要な対策の一つです。質の高いマネージドWordPressホスティングならば追加料金なしで自動バックアップが利用できるもの。

共用サーバーでもバックアップサービスが含まれていることはありますが、一般的に高い金額のプランに限られます。また、VPSを使って自分でサーバーを運用する場合は、独自のバックアップシステムやVPSスナップショット機能を設定しなければならず、追加の費用がかかります。

WordPressのバックアップ
WordPressのバックアップ

WooCommerceショップをバックアップする場合でも、データベースのコピーを作成する場合でも、Kinstaなら簡単です。すべてのプランに6種類のバックアップ機能が含まれています。

また、バックアップをステージング環境や本番環境に復元することもできます。

WordPressサイトのバックアップを作成
WordPressサイトのバックアップを作成

WordPressサイトのバックアップ設定が複数あることにより、バックアッププラグイン、cPanel、FTP、またはphpMyAdminを使用しなくて済みます。結果的に時間を大幅に節約できます。

5. ワンクリックで使えるステージング環境

何があってもサイトをダウンさせるわけにはいきません。修正やプラグイン、PHPバージョン、アップデート等のテストは必ず本番環境ではなく、開発環境で行う必要があります。しかし、ほとんどのレンタルサーバーでは、まずローカル環境にウェブサイトをコピーし、テストを行います。完了したら変更をどう反映すべきか検討しなければならず、複雑で時間がかかります。一方、マネージドWordPressホスティングの多くに、ワンクリックで使えるステージング環境が含まれており、テストを簡単に行うことができます。

WordPressサイトのステージング環境
WordPressサイトのステージング環境

ワンクリック式ステージング環境(開発環境)ですので、ボタン1つでウェブサイトを複製できます。開発環境へはテスト用URLもしくは、FTP、SSH、phpMyAdminなどの一般的な方法でもアクセスできます。加えた変更点は、ダッシュボードから簡単に本番環境に反映できます。

6. 開発者に優しい(SSH、Git、WP-CLI)

マネージドWordPressホスティングのもう1つのメリットは、共用サーバーでは大抵利用できない開発者向けの機能。SSH接続、Composer、HeidiSQL、Sequel Pro、Gitなどの機能がその一例です。共用サーバーでは一般的にSSH接続が許可されていないため、上記の機能のいずれも使用できません。自分でサーバーを運用する場合は、当然設定できますが、それ相応の作業が必要になります。

Kinstaでは、My Kinstaから、SSH接続情報と下記の開発機能に簡単にアクセスできます。

WP-CLIもまた、WordPressコミュニティで非常に人気が高まっているツールの一つ。WordPressの様々な操作をコマンドで実行できるコマンドラインツールです。例えば、ユーザー、投稿、カテゴリーの追加または削除、テストデータの挿入、データベース内の検索と置換などができます。開発者にとってWP-CLIは理想のツール。なお、KinstaではWP-CLIがデフォルトで利用可能です。

7. 盤石のセキュリティ

セキュリティも忘れてはいけません。共用サーバーでは一般的にハッキングされても、マルウェアの攻撃を受けても、一切サポートを受けることができません。VPSの場合も同様です。ウェブサイトがハッキングされたらそれは自分自身の責任。一方、マネージドWordPressホスティングの多くは、マルウェアからサイトを守るシステムを備えており、ハッキングされた場合のサポートも提供しています。

WordPress security
WordPress security.

レンタルサーバーが使用している外部サービスも重要です。当社ではGoogle Cloud Platformを使用しています。つまり、Kinstaをお選びいただくと、Googleが15年間かけて構築し、現在Gmail、Google検索などのサービス保護に使われている盤石なセキュリティモデルが適用されるということです。Googleでは現在、500人以上のセキュリティのプロがフルタイムで監視業務にあたっています。

KinstaではGoogle Cloud Platform上でLinuxコンテナ(LXC)を用意し、これの管理にはLXDを使用。アカウントだけではなく、各WordPressサイトも完全に隔離されます。各サイトコンテナは、GCPのファイアウォールで保護された仮想マシン上で稼働。この方法は他社よりもはるかに安全です。さらに、保存した顧客データの暗号化も実施しています。

サーバーレベルのセキュリティだけでなく、アカウント自体も非常に重要です。どのようなホスティング形態を選ぶにしても、二要素認証が採用されているかどうかを必ず確認しましょう。他人があなたのアカウントにアクセスすると、パスワードを変更したり、ウェブサイトを削除したり、DNSレコードを変更したり…あらゆることができてしまいます。Kinstaでは、Authyとの連携により、My Kinstaでの二要素認証が利用できます。

これらの機能を備えたレンタルサーバーを選べば、何かあった場合はサポートの恩恵が受けられます。時間を節約できるだけでなく、安心してサイトを運営できます。投資と考えて、安全なWordPressレンタルサーバーを選ぶことが重要です。

8. スケーラビリティを考慮

レンタルサーバー選択にあたり、スケーラビリティも重要なポイントです。共用サーバーでは、リソースが不足したらアップグレードするしかありません。それも、既に使用を停止されていない場合に限ります。共用サーバーを使用しても、最終的には専用サーバーへの移行を強いられることになるでしょう。いつも上限を確認し、気を配る必要があるため、単純に手間がかかります。また、適切なサーバーに移行するのには時間がかかるでしょう。

VPSの場合、スケールアップは共用サーバーよりも簡単ですが、ディスク拡張などには、サーバーの知識が必要になることがあります。マネージドWordPressホスティングでは、通常、サーバー側が全て行います。規定の上限を超えるとお客様に通知が届きます。アップグレードが必要な場合は文字通りワンクリックでOKです。

KinstaではGoogle Compute Engineを利用することで、柔軟なスケールを実現しています。例えば、WordPressレンタルサーバーの多くで、マシンあたりのCPUは2〜6個に制限されています。一方、Kinstaでは、トラフィックが急増している時には、ウェブサイトのコンテナが必要な数のCPUにまでスケールアップできるようになっています。また、通常のプランの限界を超えてPHPワーカーの数を増やすことのできる専用サーバーもご用意しております。

 WordPressサイトでのキャッシュ使用量の急増
WordPressサイトでのキャッシュ使用量の急増

また、ソフトウェアコンテナは分離されています。必要に応じて、仮想マシンが各サイトコンテナにハードウェアリソースを自動的に割り当てます。リソースは決してウェブサイト間で共有されません。その結果、安全でプライベートなホスティング環境となる上、サイトのトラフィック状況に応じてサーバーリソースをスケールアップ、もしくはスケールダウンできるようになります。

9. 優れたDNS(安定&素早いルックアップ)

最後に、優れたDNSを使用することです。共用サーバーやVPSでは、別途契約する必要があります。優れたDNSを提供するマネージドホスティングはごく少数。もちろん、Kinstaはその一つです。当社ではAmazon Route 53を介し、すべてのプランでプレミアムDNSを提供しています。

DNSとは、インターネットの電話帳のようなもの。ブラウザにアドレスを入力すると、実際には利用者の目には見えませんが、IPアドレスの紐付けが参照されます。DNSサーバーがその変換を担います。ウェブサーバーと同様で、DNSにもピンからキリまであります。例えばAmazonが有名どころです。高速DNSを使うことで、DNSルックアップ時間を短縮できます。

DNSのしくみ
DNSのしくみ

GoDaddyやNamecheapなどのドメインレジストラが提供する無料のDNSは通常、非常に遅いです。また、安定性がなく、ルックアップ時間はまちまち。Googleは、巨大なインフラストラクチャを武器にした、例外です。その他、優れたDNSは専用に設計された非常に大規模なインフラを誇るAmazon、Cloudflare、Dyn、DNS Made Easyなどでしょう。

信頼できるDNSが重要であるもう一つの理由は、DDoS攻撃からの保護です。2016年10月21日に起きた大規模なDNS攻撃により、皆さんもDNSの重要性を改めて実感したのではないでしょうか。複数のDNSプロバイダが必要であることがよく分かる事例でした。当時、多くの企業のウェブサイトが、攻撃を受けたDNSであるDynのみを使用していた為、完全にダウンしてしまいました。Reddit、Twitter、Spotifyといった企業が軒並みダウンしています。

しかし、よくある課題としてDNSが通常高いTTL値を設定していることが挙げられます。つまり、上記の企業が例え攻撃の当日に第二のDNSプロバイダを追加していたとしても、意味がありません。TTLが数分でなく数日で切れるように設定されていれば、解決にはならなかったでしょう。しかし、事前に複数のDNSプロバイダを確保するだけでこの問題が解決できます。

ベンダー間でDNS設定を互換性のあるものに─これの必要性が叫ばれます。コミュニティが協力し、商用、またはオープンソースのソリューションを生み出すべきです(フェールオーバー、地理的なロードバランシングなどの複雑なDNS設定の場合)。今後これは、マストの要件になるはずです。– Catchpoint

今すぐ優れたDNSのご用意を。

マネージドWordPressホスティングについてのよくある質問

WordPressのマネージドホスティングに関する質問に明確な答えを見いだすのは、時に、簡単ではないかもしれません。そこで、以下に、よくある質問をまとめてみました。

1. マネージドWordPressホスティングとは?

マネージドWordPressホスティングとは、WordPressプラットフォーム上で機能するウェブサイト向けに用意された、合理的な管理システムの一種です。「マネージド」とは、アップデートのインストールや自動バックアップの設定など、基本的な管理作業をサーバー運営会社が代行することを意味します。

2. 共用WordPressサーバーとは?

共用WordPressサーバーとは、複数のWordPressサイトが同じサーバー上のスペースを共同で使用するホスティング環境を指します。これは、それぞれのWordPressサイトが専用のサーバーを持つ、WordPress専用サーバーとは正反対です。

3. VPS WordPressサーバーとは?

VPS WordPressサーバーでは、仮想プライベートサーバーを使用することで、各WordPressサイト向けに、サーバー上に完全に切り離されたスペースが用意されます。多くの場合、バックエンドサーバーツールも完全にコントロール可能になります。

VPSの場合、WordPressのアップデートやインストールなど、ホスティング関連のメンテナンスはすべてお客様ご自身で行っていただく必要があります。

4. マネージドWordPressサーバーのメリットとは?

マネージドWordPressサーバーには、例えば、以下のようなメリットがあります。

  • 信頼度が高い
  • パフォーマンスが高い、読み込み速度が高速
  • 自動でのサーバー管理(バックアップ、インストール、アップデートなど)
  • 最新のホスティングスタック
  • 強力なセキュリティプロトコル
  • 柔軟なスケーラビリティ
  • ステージング環境
  • 便利な開発ツールの数々
  • WordPressに精通したエンジニアによるサポート

その他にも強みはたくさんあります。

5. WordPressサーバーとマネージドWordPressサーバーの違いとは?

マネージドWordPressサーバーとは、WordPressサイト用ホスティングの一種であり、サーバーがお客様に代わって多くのサーバー業務を担います。

一方、単にWordPressサーバーとは、WordPressベースのウェブサイトに対応したあらゆるタイプのサーバーを意味し、業務代行を行わないものも含まれます。

6. マネージドホスティングの利用に価値はあるのか?

ほとんどの場合、マネージドホスティングには利用するだけのリターンがあります。「ニーズ」と「予算」の兼ね合いにもなりますが、一般的には、自分で日々の管理に時間を投じるよりも、マネージドソリューションの方がはるかに多くのものを得ることができるはずです。

7. 最適なWordPressサーバー選びの方法とは?

オンラインのあらゆる分野に言えることですが、WordPressサーバーの世界もめまぐるしい変化を続けています。最適なWordPressホスティング選びのためには、自分自身で新鮮な情報を獲得し続けるのが一番です。

各サーバーに関して、オンラインで口コミやレビューをチェックし、ユーザーがそのサービスについてどのように感じているかを把握しましょう。どのサーバーが最も時間や手間の削減につながるツールやサービスを用意しているのか、判断できるはずです。また、各サーバーで提供されているサポートの流れや営業時間についても確認してみることをおすすめします。

Kinstaは、技術革新の手を緩めることなく、一流のWordPressエンジニアがア24時間年中無休でサポートに全力を投じています。全ては、私たちの考える最高のWordPressホスティングサービスのご提供、という揺るぎない目標達成のためです。

SiteGroundWP EngineFlywheelなどの競合他社と比べても、Kinstaのサポートチームの質は格別です。

8. どのマネージドWordPressホスティングがいいのか?

選択肢は多岐にわたります。その中から一つを選ぶのは簡単ではないかもしれません。しかし、最適なマネージドWordPressサーバーにより、以下のような効果が期待できます。

  • ウェブサイトのパフォーマンスが向上
  • サーバーやプラットフォームのアップデートやアップグレードを自動的に行ってくれる
  • スムーズにサイト移行ができる
  • スケールアップに柔軟に対応可能
  • WordPressに精通したプロによる迅速なサポートを利用できる

Kinstaは、これらすべての項目を満たしています(もちろん、それ以上のメリットをお届けします)。KinstaのWordPressホスティングプランに登録し、その中身をご確認ください。

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まとめ

ご覧のとおり、共用サーバーまたはVPSではなく、マネージドWordPressホスティングを選択することには多くのメリットがあります。マネージドホスティングの場合、確かにコストは高くなります

しかしこれは、価値ある投資です。時間と安心、そしてデータの安全性を考えれば妥当な出費ではないでしょうか。

ビジネスやブログのレンタルサーバーに関してご質問がございましたら、いつでもワンクリックでKinstaにお問い合わせください。


アプリケーションデータベースWordPressサイトのすべてを一箇所で。Kinstaの高性能クラウドプラットフォームでは、次のような便利な性能や機能の数々をご用意しています。

  • MyKinstaでの簡単な設定と管理
  • 24時間年中無休のWordPressエンジニアによるサポート
  • 最高レベルのGoogle Cloud Platformハードウェアとネットワーク(Kubernetesにより優れた拡張性を実現)
  • 速度と堅牢性を両立するエンタープライズレベルのCloudflare統合
  • 世界各地35箇所のデータセンターと275に達するPoP(世界規模でオーディエンスに訴求可能)

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