2019年後半に、すべてのWordPress専用マネージドホスティングのお客様向けに、データベース低層の設定を自動で微調整するシステムを導入しました。当時、自動最適化は、WordPressサイトに対して週に1回実行されるもので、それ以来、データベースをより効率的に動作させる方法を模索し続けています。

そして現在、データベースの自動最適化は1日24時間にその対象範囲を広げました。つまり、最適化を継続的に実施する仕様へと進化を遂げています。

KinstaのWordPress専用マネージドホスティングでは、オープンソースのリレーショナルデータベースであるMariaDBを利用しています。これは、ウェブホスティング界で長年主力として君臨してきたMySQLに代わるものです。

MariaDB/MySQLテクノロジーとそのデータベースエンジンInnoDBは、データキャッシュを使用してクエリへの応答を高速化します。キャッシュは、コネクションの処理など他のデータベース処理と同様に、RAMを消費するものです。このようなプロセスの設定を随時微調整することで、Kinstaの自動最適化は、不要なメモリを消費することなく、お客様のデータベースが予期される負荷に対応できるようにしています。

WordPressデータベース最適化のその他のヒント

Kinstaの自動データベース最適化は低下層で動作します。RDBMSテーブルそのものを最適化するものではない点が重要です。つまり、WordPressデータベースのさらなる最適化を進めることができます。

WordPressサイトのデータベースでは、 wp_optionsテーブル内に未使用のレコードが蓄積することが多々あります。削除済みのプラグインやテーマのデータがこのテーブルに残ってしまう可能性があります。このような理由から、wp_optionsの自動読み込みデータを掃除しておくことが推奨されます。

これに加えて、KinstaではSSHセッションのコマンドラインでwp db optimizeを実行可能です。これにより、データベーステーブルをコピーして再構築し、さらなるクエリ効率的のためにすべての有効なレコードをインデックス順に読み込むことができます。

WordPressサイトの高速化

WordPress最適化の根幹にあるのが、ホスティングプラットフォームの性能です。KinstaのWordPress専用マネージドホスティングは、Google Cloudの超高速C2仮想マシン低レイテンシのプレミアムティアネットワークを利用しています。

その上、260+のPoPとHTTP/3サポート エッジキャッシュコード圧縮Early Hints画像最適化を備えた超高速CDNもご用意しています。

Kinstaでお客様にぴったりのWordPress専用マネージドホスティングプランをお選びください。