最近ではあまり耳にしなくなったものの、「トラックバック」という言葉は聞いたことがあるでしょう。トラックバックは、自分のブログで他の人の記事を引用したり言及したりする際、それを相手に通知する機能です。また、トラックバックを受け取った側でも、自分の記事が言及されている記事を紹介することができます（ピンバックと混同しないよう注意）。
トラックバックは必要なのか
一見すると、トラックバックは画期的なコミュニティツールです。他のブロガーと交流し、コミュニティの中で自分をアピールすることができます。また、トラフィックと被リンクを獲得することができるためSEOにも効果的です。
しかし、トラックバックにはそんなメリットを大きく上回る欠点があります。まず、トラックバックはほとんどがスパムによるものです。そのため、厳選してモデレート（承認）するか、Akismetのようなプラグインをインストールして対策を講じる必要があります。
そして最大の難点として、現在ほとんどの人がトラックバックを使用していません。またトラフィックの多いサイトでは、トラックバックをブロックしているのが一般的です。
トラックバックの使用方法
そんな欠点もありますが、現在もトラックバックを使用するコミュニティや分野がないとは限りません。以下、トラックバックを使用する方法をご紹介します。
1. トラックバックセクションを表示する
投稿を編集する画面の上部に「表示オプション」タブがあります。これをクリックするとメニューが展開されます。「トラックバック送信」のボックスにチェックを入れてください。
これでトラックバックが有効化され、投稿エディターにトラックバックモジュールが表示されるようになります。
2. トラックバックURLを探す
トラックバックを使用しているサイトでは、リンク先の記事のどこかにトラックバックURLが記載されています。もちろんトラックバックを使用するかどうかは、サイトの所有者次第ですが、「トラックバック」または「トラックバックURL」のようなタイトルのリンクがあるかどうかを探してください。見つかったらURLをコピーします。
3. トラックバックモジュールに入力する
トラックバックを有効にしたら、投稿エディターを下にスクロールして、トラックバックモジュールを見つけ、トラックバックURLをテキストフィールドに貼り付けます。
複数のサイトに通知を送りたい場合は、トラックバックURLをスペースで区切ります。
4. 投稿を保存する
設定を終えたら、投稿を保存して完了です。
