Kinsta API経由で、WordPress環境に到達するトラフィックについて、さらに詳しい情報を取得できるようになりました。リクエストを送信しているユーザーエージェントやブラウザ、リクエストの参照元、アクセス先のホスト、リクエスト元のネットワークなどを確認できます。
今回新たに5つの分析用エンドポイントが追加され、これらのデータをAPI経由で取得できるようになりました。すでにAPIで利用可能な国・地域、都市、クライアントIP、訪問数の分布、レスポンスコードのデータに加えて利用できます。
いずれのエンドポイントでも、既存の分析用エンドポイントと同じ期間指定が可能です。24_hours、7_days、30_days、60_daysから期間を選択できるほか、fromとtoを使用して任意の期間を指定することもできます。
リクエストを送信しているユーザーエージェントとブラウザを確認
新たに追加された2つのエンドポイントでは、環境にリクエストを送信しているソフトウェアについて、それぞれ異なる観点からデータを取得できます。
上位ユーザーエージェントのエンドポイントでは、リクエスト数の多いユーザーエージェント文字列を取得できます。これにより、ブラウザ、クローラー、コマンドラインツール、その他のクライアントから送信された識別情報をそのまま確認できます。
たとえば、以下のリクエストを使用すると、過去30日間の上位ユーザーエージェントを取得できます。
curl -i -X GET
'https://api.kinsta.com/v2/sites/environments/{env_id}/analytics/top-uas?company_id={company_id}&time_span=30_days'
-H 'Authorization: Bearer <YOUR_TOKEN_HERE>'
レスポンスは以下のようになります。
{
"analytics": {
"analytics_response": {
"key": "user_agents",
"data": [
{
"name": "Mozilla/5.0",
"views": "1000"
}
]
}
}
}
ユーザーエージェント文字列全体ではなく、ブラウザ別のデータを確認したい場合は、上位ブラウザのエンドポイントを使用します。レスポンスでは、Chromeなどのブラウザごとにリクエストが集計されます。
{
"analytics": {
"analytics_response": {
"key": "browsers",
"data": [
{
"name": "Chrome",
"views": "1000"
}
]
}
}
}
リクエストとレスポンスの詳細については、APIドキュメントをご覧ください。
サイトへのトラフィック流入元となる上位の参照元を確認
新たに追加された上位の参照元のエンドポイントでは、環境へのリクエストに関連する参照元を確認できます。
MyKinstaや独自のログから手動でデータを取得することなく、トラフィックの流入元を確認する手段として活用できます。たとえば、特定のドメインからどの程度の参照トラフィックが流入しているかを追跡する社内レポートに利用可能です。
curl -i -X GET
'https://api.kinsta.com/v2/sites/environments/{env_id}/analytics/top-referrers?company_id={company_id}&time_span=30_days'
-H 'Authorization: Bearer <YOUR_TOKEN_HERE>'
レスポンスには、各参照元とそのリクエスト数が含まれます。
{
"analytics": {
"analytics_response": {
"key": "referrers",
"data": [
{
"name": "google.com",
"views": "1000"
}
]
}
}
}
サポートされているすべてのパラメータについては、APIドキュメントをご覧ください。
リクエストを受信しているホストを確認
複数のドメインやホスト名を経由してトラフィックを受信している環境では、上位ホストのエンドポイントを使用して、どのホストへのリクエストが多いかを確認できます。
以下は、過去30日間のデータを取得する例です。
curl -i -X GET
'https://api.kinsta.com/v2/sites/environments/{env_id}/analytics/top-hosts?company_id={company_id}&time_span=30_days'
-H 'Authorization: Bearer <YOUR_TOKEN_HERE>'
レスポンスには、各ホストとそれぞれに関連するリクエスト数が表示されます。
{
"analytics": {
"analytics_response": {
"key": "hosts",
"data": [
{
"name": "example.com",
"views": "1000"
}
]
}
}
}
詳細については、APIドキュメントをご覧ください。
リクエスト元のネットワークを確認
新たに追加された上位ASNのエンドポイントでは、自律システム番号(ASN)別にリクエストを集計できます。ASNは、特定のIPアドレス群のルーティングを担うネットワークを識別する番号です。このデータは、大量のトラフィックがどのネットワークから発生しているかを調査する際などに役立ちます。
以下はその例です。
curl -i -X GET
'https://api.kinsta.com/v2/sites/environments/{env_id}/analytics/top-asns?company_id={company_id}&time_span=30_days'
-H 'Authorization: Bearer <YOUR_TOKEN_HERE>'
レスポンスには、ASNとそのリクエスト数が一覧表示されます。
{
"analytics": {
"analytics_response": {
"key": "asns",
"data": [
{
"name": "AS12345",
"views": "1000"
}
]
}
}
}
完全なリクエストおよびレスポンスの形式については、APIドキュメントをご覧ください。
Kinsta APIでより詳細な訪問者データを取得
今回追加された5つのエンドポイントにより、国、都市、クライアントIP、訪問数の分布といった既存のアナリティクスデータに加えて、Kinsta APIから取得できる訪問者データがさらに充実しました。
これらを活用することで、WordPress環境に到達するリクエストについて、使用されているブラウザやユーザーエージェント、トラフィックの参照元、リクエストを受信したホスト、リクエスト元のネットワークなど、より詳しい情報を確認できます。
取得したデータは、独自のダッシュボードやレポート、監視ツール、自動化ワークフローなどに活用できます。利用可能なすべてのエンドポイントの詳細は、Kinsta APIドキュメントをご覧ください。