Cloudflareの市場シェア

Cloudflareは、ウェブセキュリティ・パフォーマンス改善において圧倒的な知名度を誇るサービスです。高度なファイアウォールに加えて、CloudflareはCDNキャッシュ、画像最適化、インテリジェントトラフィックルーティングなど、ウェブサイトのパフォーマンスを向上させるさまざまな機能を搭載しています。今回は、そんなCloudflareの成長著しい市場シェアについてご紹介します。

あらゆるウェブサイトのパフォーマンス向上に貢献するのが、Cloudflareなどのコンテンツデリバリネットワーク(CDN)。大中小さまざまな規模のサイトで、CDNの人気が高まっており、Cloudflareはその中でも人気の選択肢です。

もちろん、他にもたくさんのCDNがありますが、Cloudflareは価格設定等により魅力的なサービスとなっています。その人気の高さを数字で確認してみましょう。

Cloudflareとは

Cloudflareどころか、ウェブサイトの最適化そのものが、魅力的なユーザーエクスペリエンスを確保するためにも、トラフィックを逃さないためにも、これまで以上に重要な意味を持っています。

この結論の根拠として、Cloudflareの市場シェア、そして、類似サービスとの違いをご紹介します。

コンテンツデリバリネットワークを利用する全ウェブサイトのうち実に81.2%がCloudflareを選択

W3Techsのデータによると、CDNやリバースプロキシを使用する全てのウェブサイトのうち81.2%がCloudflareを利用しているとのこと。

Cloudflareの市場シェア(出典:W3Techs.com)
Cloudflareの市場シェア(出典:W3Techs.com)

数字で判断すると、Cloudflareは市場で最も人気のあるCDNと言えます。Sucuri、Amazon CloudFront、Akamai、Fastlyなどの競合他社を抑えての活躍です。CDNの数自体が非常に多く、Cloudflareのライバルの中にはAmazonのような有名企業も。そのため、Cloudflareの優位性はさらに際立つかたちとなっています。

世界有数の人気サイトもCloudflareを採用

世界でも人気上位のCDNを顧客数で見ると、市場の様相がより深く理解できます。Cloudflareが依然としてトップで、Amazon CloudFrontとAkamaiがそれに続きます。

様々なCDNの顧客数比較(出典:Intricately)

これら3つのCDNを合わせると、CDN市場全体の顧客のうち89%を網羅します。Cloudflareを利用する有名どころのサイトは以下の通りです。

Cloudflare は市場シェアと顧客数の両方で圧倒的な強さを見せていますが、その顧客層のほとんどは中小規模のウェブサイトや企業のサイトです。企業だけに絞ると、競合他社よりもはるかに長い歴史を持つAkamaiが優位に立っています。

このような顧客層の中身の違いが、市場シェアでトップであるにもかかわらず、Cloudflareの収益が年間約2億8700万ドル(2019年)にとどまっている理由のひとつです。一方、Akamaiは同年28億9000万ドルの収益を計上しています。

BuiltWith公開のデータによると、Cloudflareは世界のトップ10,000件のウェブサイトのうち約30.9%で使用されています。

Cloudflareの利用者数推移
Cloudflareの利用者数推移

重要なポイントとして、Cloudflareの企業顧客数がそのサービスの質に直接関係しているわけではありません。Amazon CloudFrontやAkamaiなどの他社は、より広範なサービスの一環としてCDNを提供しており、利用するサービスを簡素化したい企業にとっては、魅力的な選択肢となっています。

Cloudflareの市場シェアは今後も伸びるのか

企業の成長予測は、簡単なことではありません。私たちの考えをお伝えする前に、まずは過去1年間のCloudflareの利用状況を見てみましょう。

Cloudflare利用者数の伸び(出典:W3Techs.com)
Cloudflare利用者数の伸び(出典:W3Techs.com)

Cloudflareは、2020年に大きな成長を遂げました。W3Techsによると、全ウェブサイトのうち約10%が使用していたのが、15%以上に伸びたとのこと。

2020年、世界中のあらゆる事業が困難に直面しました。しかし、Cloudflareは違います。一斉にリモートワーク化が進む中で、その恩恵を受けることができました。同様に、2020年はサイバー攻撃が大幅に増加した年でもあります。DDoS攻撃だけでも、2020年第1四半期から第3四半期にかけて300%増加しました。

つまり、こういうことです─現在のCloudflareの市場シェアは優位ですが、必ずしも長期的に2020年と同じ割合での成長を維持できるとは言い切れません。ただし、今後数年間を通して、Cloudflareの市場シェアが(2020年よりもなだらかになろうとも)上昇し続けても不思議ではありません。

その一方で、ここ数年、ウェブサイトのパフォーマンスがいかに重要であるかを理解する企業が増えてきています。CDNは、サイトやアプリケーションのパフォーマンスを向上させるための最も効率的なソリューションの1つです。

Cloudflareは、知名度、統合のしやすさ、自動プラットフォーム最適化(APO)などの機能、そして価格設定により、他のサービスに予算を割くのが難しい「大規模でない」ウェブサイトにとって魅力的な選択肢となっています。

Cloudflareの成長を他のCDNと比較する

Cloudflareの最近の成長率は、上位の競合他社をはるかに凌駕するものです。比較のために、2020年には、Amazon CloudFrontの全サイトに占める割合は約0.8%から約1%に成長しています。

Amazon Cloudfront usage. (Source: W3Techs.com)
Cloudflare利用者数の推移(出典:W3Techs.com)

Akamaiでは、わずかながら成長が見られるものの、その市場シェアは全サイト中約0.45%付近に落ち着きました。

Akamai CDN利用者数の推移(出典:W3Techs.com)
Akamai CDN利用者数の推移(出典:W3Techs.com)

2020年のCloudflareの躍進の理由として、中小企業における人気上昇が考えられます。いずれにしても、AkamaiとAmazon CloudFrontのCDN市場シェアを示した「数字」はそれほど印象的ではないかもしれませんが、収益の面では依然として膨大であることはお忘れ無く。

CloudflareのCDNを使ってみる

そのメリットを考えれば、ウェブサイトにCDNを導入しない手はありません。たくさんの選択肢がありますので、状況にぴったりあったサービスが必ず見つかるはずです。ちなみに、KinstaではCDNサービスとの統合をビルトインでお届け。お客様によるCDN利用の手間を徹底的に省いています。

お客様の事業に合わせて柔軟に拡張できるお手頃なCDNをお探しなら、Cloudflareがお勧めです。