パフォーマンスホスティング会社である当社にとってWordPressをスピードUPできる方法の研究およびその研究の結果をシェアするのは大切です。スピードを上げるにはコンテンツ配信ネットワーク(CDN)を利用することが今日の最も当たり前な方法の一つです。CDNというのはウェブサーバの負荷を減らし訪問者へのコンテンツの配信をスピードアップすることにより訪問者の満足度を改善します!

今日は、WordPress CDNの仕組み、使い方、そしてその特別なメリットのいくつかを分かりやすくご説明します。また、ウェブサイトのパフォーマンス改善度をご判断できる為、いくつかのスピードテストの結果もご紹介します。

CDNの概要

まず、全く違う目的のものなので、CDNをWordPressホスティング会社と混同しない方がいいです。CDNはホスティング会社の代替サービスではなく、ウェブサイトのスピードを向上させる追加のサービスです。最初から急速なKinstaであっても、CDNのご利用によりさらにスピードがさらに改善できます。

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CDNの考え方は何でしょうか。 たとえば、Kinstaでウェブサイトをホスティングする場合は、米国中部、ヨーロッパ、南米、アジアなどのデータセンターの場所を選択します。たとえば、米国中央を選択するとします。その場合には、ウェブサイトが物理的にアイオワ州カウンシルブラフスの「ホストサーバー」に配置されていることになります。その場合ヨーロッパからのお客様がウェブサイトを訪れると、読み込み時間は例えばテキサス州のダラスのお客様の読み込み時間より長くなります。なぜでしょうか。それは、データの移動距離が長くなるからです。これはレイテンシ(待ち時間)と言います。レイテンシとは、ネットワーク上でのデータの送信にかかる時間およびその遅延のことです。距離が遠いほど、レイテンシは長くなります。

また、ブラウザからホスティングサーバへのデータリクエストの配信にも、それに対応するホスティングサーバからブラウザへのコンテンツ配信にも、いくつかのネットワークホップ(通信相手の装置間の通信ステップ)が必要です。 CDNが役に立つのはこちらです。CDNがウェブサイトのコンテンツを近くのサーバーから読み込むことで、レイテンシを減らします。これらのCDNサーバーはPOP(ポイントオブプレゼンス)とも呼ばれます。

CDNがレイテンシを減らす

CDNがレイテンシを減らす

WordPressユーザーの中には、コンテンツ配信ネットワークが分かりづらくあまり検討したくないと考えている方が大勢います。ここでCDNの概要と利用方法を3つの簡単なステップで、一般人の言葉でご紹介します。

ステップ1

CDNプロバイダを選択し、契約します。利用料金は通常、毎月またはデータ使用量によって請求されます。ほとんどのプロバイダは、費用を見積もるための計算プログラムがあります。

ステップ2

CDN EnablerまたはWP Rocketなどの無料のプラグインを利用し、CDNをウェブサイトに統合します。これらのプラグインは自動的にアセットをCDNにリンクします。手動でCDNにコンテンツを入れる作業はあります。完全に自動です!CDNの導入は、数年前と比べると随分しやすくなりました。

ステップ3

訪問者がウェブサイトを訪ねると、ウェブサイトのコンテンツが世界中のさまざまなCDNから読み込まれます。アイオワ州にあるウェブサイトをヨーロッパから訪問するお客様だと、ヨーロッパのPOPからコンテンツが読み込まれます。どのようにこれができるでしょうか?CDNは通常2つの方法を使用して、ユーザーの位置情報を判断します。その2つの方法は、IP Anycastと位置情報ルーティングです。ユーザーのリクエストがどこから来たのかを自動的に検出し、最寄りのPOPにリクエストをルーティングします。

ただし、WordPressホスティング会社のサーバーの場所を戦略的に選択するのは重要です。CDNがメディアとコンテンツの配信を改善しますが、これでもウェブサイトが読み込まれるときにホスティング会社への一つのリクエストが必要です。(プロキシサーバー上でのフルページキャッシュを利用している場合を除きますが、これについては後程説明します。) Kinstaでは、WordPressウェブサイトをホスティングできるデータセンターが18カ所ご利用いただけます。

CDNのメリット

WordPressウェブサイトでCDNを利用するメリットのいくつかをご紹介します。

1. 性能改善

性能改善は、CDNを利用する最大の理由の1つです。ウェブサイトが速く読み込まれるとユーザーエクスペリエンスが改善するのはもちろんのこと、コンバージョン率が高く、直帰率が低く、平均訪問期間が長くなることも何度も証明されています。あなたも確かウェブサイトが読み込まれるのが遅く、そのサイトを放っておくことがありますね。ご自分のウェブサイトだとこういったことを避けたいですね。本記事の言うことを真に受けなくても結構ですので、デジタル産業のリーダーによる下記のデータを是非ご確認ください。

  • ページ応答が1秒遅れると、コンバージョンが7%減少する場合があります。(出典:Kissmetrics
  • BBCでは、ウェブサイトの読み込み時間が長くなると1秒毎にユーザーを10%失うことが確認できました。 (出典:Creative Bloq
  • GoogleのDoubleClickの調査によると、モバイルサイトの訪問者の53%が3秒以上がかかるとそのサイトを放っておきます。 (出典:DoubleClick
  • AliExpressが読み込み時間を36%短縮したことにより、受注が10.5%増加し、新規顧客のコンバージョン率が27%増加しました。 (出典:Akamai

CDNがWordPressウェブサイトの性能改善に役立方法が例えば下記かあります。

TTFBを減らす

WordPress CDNはデータの移動に必要な物理的な距離を短くすることによりレイテンシを短縮することができることについては、上記に述べました。なお、CDNは「最初の1バイトが到着するまでの時間」(Time To First Byte、TTFB)も短縮します。簡単に言えば、TTFBというのはブラウザがサーバーからのデータの最初のバイトを受け取るまでにかかる時間のことです。そのデータを受け取るまでに時間がかかるほど、ページを表示するのにかかる時間が長くなります。

CDNがTTFBを短縮する場合がある

CDNがTTFBを短縮する場合がある

よくある誤解ですが、DNSルックアップ時間を使ってTTFBを計算することです。しかし、ネットワーキングにおけるTTFBの本当の計算にはネットワークレイテンシが含まれています。これには3ステップのプロセスが含まれ、その間のどこかでも遅延またはレイテンシが発生する可能性があり、合計TTFBが長くなります。TTFBが長いということの原因は、ホストサーバー上のコードの誤り、キャッシングのコンフィギュレーションミスなど、さまざまな原因があります。 そこで、地理的距離はもちろん一つの原因になります。それを示すのにKinsta CDN(KeyCDNを利用)を使って、テストを行いました。各テストは5回実行し、平均を出しました。

CDNなしのTTFB

まず、CDNを無効にしてテストを行いました。合計読み込み時間は1.45秒、アセットの平均TTFBは約136ミリ秒でした。

CDNを入れる前のTTFB
CDNを入れる前のTTFB

CDN付きのTTFB

次に、CDNを有効にしてテストを再実行しました。ご覧のとおり、合計読み込み時間は788ミリ秒に下がり、平均TTFBは今や37ミリ秒です!CDNこそ違いを生み出しますね。それに、テストを実行するのに場所をストックホルムにしたことも非常に重要なポイントです。なぜでしょうか。それはもちろん、結果がどれぐらい改善したかを示したいと思っていたからです。ストックホルムにはCDN POPがありますので、ストックホルムからコンテンツが配信されています。

TTFBを入れてからのCDN
TTFBを入れてからのCDN

注:Cloudflareをご利用の場合は、TTFBが少し長くなる場合があります。その理由は確か、オーバーヘッドが増えたこと、または完全なプロキシサービスが実行されていることです。 Cloudflareには、ファイアウォールまたはその他のCDNプロバイダにはない機能が追加されています。そこで、あなたに最も適切な方法をご自分で判断する必要があります。あなたのウェブサイトが完全に最適化されていない場合には、TTFBが若干長くてもCloudflareを利用する価値があるかもしれません。

なお、Cloudflareのページキャッシングを使用してTTFBを下げる方法については、WP Bulletの記事をご参照ください。これには、追加のセットアップとテストが必要になることがあります。各環境がそれぞれ異なるため、必ずご自分のテストも実行してください。また、Cloudflareの新規機能のArgoもTTFBの短縮に役立つ場合があります。

キャッシングによる配信スピードアップ

WordPressホストまたはプラグインでもキャッシュが利用できると同様に、CDNもキャッシュを利用します。キャッシュはCDNがファイルをすばやく配信できる方法の1つです。しかし、キャッシングの概要を知っておいた方が大切です。CDNがメディアのコピーを取得し手から、そのメディアが実際にCDNにキャッシュされる前に、訪問者からの1~2回のリクエストが必要です。CDNは、「X-Cache」と呼ばれるリクエストにHTTPヘッダーを配置します。1回目または2回目のリクエストでは、ファイルは「MISS」として表示されます。つまり、まだキャッシュされていません。

CDNがキャッシュされていない(MISS)

CDNがキャッシュされていない(MISS)

その後のリクエストでは、HITとして表示されますので、その時はすでにCDNにキャッシュされています。ETagヘッダ、Expiresヘッダ、または手動でCDNキャッシュをパージするなど、さまざまな要因に基づいてキャッシュされたままで残ります。

キャッシュされたCDN(HIT)

キャッシュされたCDN(HIT)

CloudflareなどのフルプロキシCDNをご利用の場合は、フルページキャッシュというものを利用することによりさらに上級のキャッシングが利用できます。これは、すべてをURL上でキャッシュすることです。しかし、WordPressのウェブサイトでは、動的内容に関しては回避策を実装する必要がある為、フルページキャッシュの利用は少し複雑です。

GZIP圧縮による膨大な節約

WordPressのCDNは、ファイル圧縮と解凍に使用されるファイル形式及びソフトウェアアプリケーションであるGZIPも利用しています。GZIP圧縮は、サーバー(またはCDNサーバー/ POP)側で有効になっており、HTML、スタイルシート、JavaScriptファイル等のサイズをさらに圧縮します。画像はすでに別の方法で圧縮されているため、画像は対象外です。圧縮により最大70%の削減が確認できた方もいます。圧縮はおそらく最も簡単にできる最適化方法の1つです。または、すべての主要なCDNはデフォルトで圧縮を有効にしていますので、ご安心ください。

Check GZIP CompressionまたはChrome DevToolsなどのツールで圧縮による改善度をご確認できます。たとえば、下記の例ではCDNから配信されるjquery.jsファイルのGZIP圧縮では、サイズが94.9 KBから33.6 KBに減少しました。それは1つのファイルだけで64.59%の節約です。すべてのアセットまたはメディアを圧縮すれば、印象的な結果ですね!圧縮はやはり不可欠です。

GZIP圧縮による節約

GZIP圧縮による節約

Brotli圧縮による上級の圧縮

Brotliは、Googleが開発した新しい圧縮アルゴリズムで、GZIPなど既存のソリューションよりも最大26%ファイルサイズを圧縮できます。Brotliの採用率はかなり急速に伸びています。6月20日現在、GoogleがBrotli圧縮によるディスプレイ広告の圧縮さえ検討しています。

Brotli圧縮による節約

Brotli圧縮による節約(出典: SamSaffron

ただし、Brotliは新しい為、CDNプロバイダの多くではまだ利用可能にはなっていませんが、KeyCDN、CDN77といった利用可能になっているプロバイダもあります。ほとんどの場合には、オリジンサーバー(ホスティングサーバー)もBrotliを有効にしないと、Brotliが機能しません。Brotliのブラウザサポートも段々発展してきます。設定が正しければ、Brotliは有効になっているサーバーからBrotliをサポートされていないブラウザーで読み込もうとすると、単純にGZIPに戻っていきます。

HTTP/2

HTTP/2は、すべてのCDNが利用している、アセットの配信をスピードアップできる方法です。HTTP/2では、ブラウザサポートのためHTTPSが必要です。性能改善が見られる原因はいくつかあり、例えばプロトコルがより優れた多重化をサポートできること、並列性、ハフマン符号化によるHPACK圧縮、ALPN拡張、サーバープッシュなどといった原因があります。以前は、HTTPSを使用しているときにかなりのTLSオーバーヘッドが発生していましたが、HTTP/2のおかげでこれは過去の話になりました。

2. バンドウィズ費用を削減

CDNのもう1つの大きなメリットは、CPUとホスティングサーバー(オリジンサーバー)の負荷を軽減できることです。これにより、トラフィックの急増が発生してもホスティングサーバーを圧倒しません。また、バンドウィズの費用を削減するのにも役立ちます。コンテンツがインターネットを通して急速に広がってしまい、ホスティング会社に超過料金が無駄に請求書されることを避けたいですね。たとえば、下記の例はCloudflareを使用しているウェブサイトです。バンドウィズリクエストの負担が69%軽減できました。

Cloudflare バンドウィズの節約

Cloudflare バンドウィズの節約

CDNがコスト削減に役立つもう一つの方法は、ホットリンク保護を有効にする簡単な方法を提供することです。ホットリンク保護は、基本的にHTTPリファラを制限し、他人があなたのアセット(画像:画像の保護方法についてのチュートリアルもご確認ください。)を埋め込むのを防ぐことを指しています。読者の中には、Huffington Post事件をご存じの方もいるかもしれません。Huffington Postの記者が、Oatmealのウェブサイトの画像をコピーペーストした結果、OatmealがAWSに1000ドル以上が請求されました。Oatmealのオーナーが結局、画像を置き換えて、Huffington Postの記事の読者にその事実を見せました。ホットリンク保護を有効にすることが常に重要であることがこの事件で明らかになりました。そうしないと、お金がかかる恐れがあります。

ホットリンク保護

ホットリンク保護

3. 高可用性とスケーラビリティ

CDNは高可用性とスケーラビリティも提供します。コンテンツは、地理的に異なる場所にある複数のPOPから提供されるため、一つのサーバーが壊れても、ウェブトラフィックが別のサーバに動的にルーティングされます。また、CDNプロバイダがスケーラビリティを念頭に置いて構築されているため、スケーラビリティのご心配も必要はありません。小さい共有ホスティング会社のご利用の場合には、CDNはほとんどの負荷を処理しているため、ウェブサイトをクラッシュから保護してくれます。

4. SEOのメリット

Googleが2010年にウェブサイトのスピードをランキング要素に含めましたので、ウェブサイトが速いほど、ランキングの点数が高いことが驚くことではありません。スピードがどれくらい点数に影響するかを知る方法はありませんが、ユーザーエクスペリエンスに影響を与えるので、一番重要な要素の1つであると考えればよいでしょう。Brian Deanが、ウェブサイトスピードとGoogleのランキングとの相関関係を調べるために、トップ100万のドメインを分析しました。調査結果は非常に前向きでした。このような試験は決定的に証明するのは難しいですが、ウェブサイトが高速であれば、Googleのランキングが改善されることが絶対です。Googleが高速なウェブサイトが好きだそうです。

ウェブサイトのスピードとGoogleのランキング

ウェブサイトのスピードとGoogleのランキング

CDNは、ウェブサイトのページの速度の他、画像などのメディアのクロール率を高めるのにも役立ちます。これは、Google画像検索でのインデックス登録に関連しています。

5. 追加のセキュリティ

多くのCDNプロバイダでは、ウェブアプリケーションファイアウォール(WAF)とオリジンシールドというものを実装できるようにすることにより、追加のセキュリティを提供しています。これにより、WordPressウェブサイトが受けるUDPプロトコルとICMPプロトコルを対象にする攻撃、SYN/ACK、DNS増幅、およびLayer7攻撃といった幅広いDDoS攻撃を避けることできます。または、元のIPアドレスを隠すプロキシを利用できるメリットもありますが、このシステムは防弾のものではありません。

DDoS攻撃を阻止する方法についての当社のケーススタディを是非ご確認ください。ケーススタディのお客様がEasy Digital Downloadsを使った小規模な電子商取引サイトを持っています。あるとき、7日以内に1つのページで500万件以上のリクエストがありました。このウェブサイトは通常、1日バンドウィズで30〜40MBと数百人の訪問者しか発生しませんでした。しかし、急に1日15-19 GBのデータ転送が発生しました! 4650%の増加です。Google Analyticsでは追加のトラフィックは見られませんでした。 困りますね。

DDoS攻撃

DDoS攻撃

お客様はSucuriのウェブアプリケーションファイアウォールをウェブサイトに実装したとき、バンドウィズとリクエストが急激に落ち(以下をご参照)、それ以降は再発がありませんでした。このような問題が発生すると、ウェブアプリケーションファイアウォールは間違いなく良い投資または時間の節約です。

SucuriのWAFを追加した後

SucuriのWAFを追加した後

CDNには、有効期限付きの安全なリンクが生成できるのセキュアトークンなどの追加機能もあります。期限が切れた後、そのコンテンツにはアクセスできなくなります。

CDNスピードテスト

なお、WordPress CDNの有益性について説明するだけではなく、実際の試験を実施しその結果をご紹介します。4つの場所からの5つのテストをCDNありとCDNなしで実行しました。ウェブサイトがKinstaでホスティングされており、Kinsta CDN(KeyCDN)を使用しています。サーバーの場所は米国アイオワ州です。

CDNのスピードテストの際には、メディアがキャッシングされるようにテストを数回実行することがポイントです。CDNキャッシングについて上記でご説明したように、X-Cache HTTPヘッダーはキャッシングされると「HIT」を表示します。キャッシングされていない場合は、「MISS」を表示します。テストを正しく行わないと、CDNがウェブサイトのスピードアップに役立たないように見えてしまいますので、ご注意ください。

CDNなし(米国、テキサス州、ダラス)

まず、CDNなしでのテストをテキサス州ダラスからPingdomを使って5回行い、その平均を出しました。

CDNなしのテスト、ダラス

CDNなしのテスト、ダラス(出典:Pingdom

CDNなし(オーストラリア、メルボルン)

その後、CDNなしでのテストをオーストラリアのメルボルンからPingdomを使って5回行い、その平均を出しました。

CDNなしのテスト、オーストラリア

CDNなしのテスト、オーストラリア(出典:Pingdom

CDNなし(米国、カリフォルニア州、サンノゼ)

その後、CDNなしでのテストをカリフォルニア州サンノゼからPingdomを使って5回行い、その平均を出しました。

CDNなしのテスト、サンノゼ

CDNなしのテスト、サンノゼ(出典:Pingdom

CDNなし(スウェーデン、ストックホルム)

その後、CDNなしでのテストをスウェーデンのストックホルムからPingdomを使って5回行い、その平均を出しました。

CDNなしのテスト、スウェーデン

CDNなしのテスト、スウェーデン(出典:Pingdom

CDNあり(米国、テキサス州、ダラス)

まず、CDNありでのテストをテキサス州ダラスからPingdomを使って5回行い、その平均を出しました。

CDNありのテスト、ダラス

CDNありのテスト、ダラス(出典:Pingdom

CDNあり(オーストラリア、メルボルン)

その後、CDNありでのテストをオーストラリアのメルボルンからPingdomを使って5回行い、その平均を出しました。

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CDNありのテスト、オーストラリア

CDNありのテスト、オーストラリア(出典:Pingdom

CDNあり(米国、カリフォルニア州、サンノゼ)

その後、CDNありでのテストをカリフォルニア州サンノゼからPingdomを使って5回行い、その平均を出しました。

CDNありのテスト、サンノゼ

CDNありのテスト、サンノゼ(出典:Pingdom

CDNあり(スウェーデン、ストックホルム)

その後、CDNありでのテストをスウェーデンのストックホルムからPingdomを使って5回行い、その平均を出しました。

CDNありのテスト、スウェーデン

CDNありのテスト、スウェーデン(出典:Pingdom

結果

CDNの読み込み時間への影響度を理解できるように、結果を確認しましょう。

CDNスピードテスト比較

CDNスピードテスト比較

  • 米国、テキサス州、ダラス:CDNを使用することにより読み込み時間が8.11%減少
  • 米国、カリフォルニア州、サンノゼ:CDNを使用することにより読み込み時間が33.02%減少
  • オーストラリア、メルボルン:CDNを使用することにより読み込み時間が54.19%減少
  • スウェーデン、ストックホルム:CDNを使用することにより読み込み時間が54.7%の減少

ご覧のとおり、ダラスとサンノゼの両方で、CDNありの方が改善度が少ないです。しかし、オーストラリアのテストを見ると、読み込み時間に大きな改善が見られます。これは、テストサーバーの地理的な位置のためです。当社のサーバーはアイオワ州にありますので、ダラスとサンノゼからデータを読み込もうとすると、データの移動距離は長くありません。しかし、オーストラリアの場合は、距離は読み込み時間に悪影響を及ぼします。CDNを有効にすると、オーストラリアのシドニーにあるKinsta CDN POPからコンテンツとメディアが読み込まれ、ダウンロード時間が大幅に改善されます。 スウェーデンのストックホルムも同様です。

あなたも、読み込み時間を50%以上改善したいでしょうか。答えは多分、イエスに違いありません!

CDNは必要?

Kinstaでは、あるウェブサイトにCDNが必要かどうかという質問がよくお客様に聞かれます。当社の経験では、CDNがほぼすべての場合に有益です。上記に記載したメリットをご覧ください。ほとんどのCDNプロバイダーは非常に安く、0.04ドル/ GBのものもありますので、費用はもはや要因ではありません。そして、Cloudflareは無料です。特定の地理的な場所にいる訪問者にのみコンテンツを提供している場合だけは、さらならテストを行う価値があります。

例えば、カナダのオンタリオ州にある小さいお店のウェブサイトの例を見てみましょう。おそらく他の場所にいる顧客のことをあまり気にしません。その場合には、CDNプロバイダのPOPの場所を調べる必要があります。たとえば、ウェブサーバーがオンタリオ州にあるが、最も近いPOPが米国にしかないCDNプロバイダと契約してしまうと、ウェブサイトが逆に遅くなる可能性があります。非常にまれな例ですが、この例ではCDNを使用しない方が有益です。

ご選択できる素晴らしいCDNプロバイダが数多くあります。ほとんどのプロバイダでは無料試用版が用意されていますので、ご自分のウェブサイトに最も適切なのを見つけるのにいくつか試してみることをお勧めします。Kinstaでは、すべてのお客様にご利用いただける無料のCDN(Key CDNにより提供)を用意しています。下記の第三者プロバイダも是非ご確認ください。

CDNをWordPressにインストロールする方法について

各CDNプロバイダには独自の統合方法がありますが、おかげさまですべてのプロバイダがWordPressをサポートしており、簡単に統合することができます。お困りごとがございましたら、手順書を確認し、プロバイダのサポートチームまで問い合わせをしてください。

Kinsta CDN

また、HTTP/2を使用しIPv6が有効になったリアルタイムコンテンツ配信ネットワークであるKeyCDNと提携し、世界35カ所以上のPOPを活用することで、アセットの配信速度をスピードアップしています。現在ご利用いただける地域は、米国、南米、ヨーロッパ、アフリカ、アジア、オーストラリアです。

Kinsta CDN

Kinsta CDN

Kinsta CDNを有効にする方法をご確認ください。MyKinstaダッシュボードでワンクリックでできる簡単なプロセスです。

CDNゾーンを追加する

CDNゾーンを追加する

また、CDNの分析ツールもご用意しているため、バンドウィズの使用状況、最もよくリクエストされるファイルのリスト、HTTPステータスコードなどをご確認いただけます。

分析ツールにてのCDN使用状況

分析ツールにてのCDN使用状況

Cloudflare

Cloudflareを使用している方または使用を検討している方には、WordPressウェブサイトにCloudflareをインストールする方法についての詳細なチュートリアルをご用意しています。

第三者CDN

ご自分でKeyCDNの導入を検討している方には、こちらの初心者向けのCDNについての記事をお勧めします。

当社からの助言ですが、ウェブサイトのメディアとアセットの為には、プロバイダが与えたランダムなURLではなく、サブドメインを利用した方がいいです。例:cdn.yourdomain.com。これにより、ウェブサイトのブランディングを向上させるだけでなく、インデックス作成の問題も解決しやすくなります。プロバイダでCDNを設定してから、CDN Enablerのような無料のWordPressプラグインを利用することにより、アセットをリンクし、自動的にCDNプロバイダにコピーすることができます。

CDN enabler

CDN Enabler

WP RocketまたはW3 Total Cache等のプラグインも同様の統合方法があります。

WP RocketのCDN

WP RocketのCDN

できるだけ多くのリソースをWordPressウェブサイトから読み込むことが重要です。これにより、訪問者への迅速な配信と、シングルなHTTP/2接続の利用が保証されます。Pingdomのようなツールを使ってウェブサイトの読み込み先が確認できます。あるテーマまたはプラグインでは、統合が完了した後でもデータがCDNから読み込まれない場合があり、その場合には微調整または調査が必要です。

CDNでの画像のインデクス登録

最後に、CDNに移行しても、画像がGoogleでインデックス作成されていることを確認するのも大切です。Yoast SEOプラグインをご利用の方は、function.phpファイルの最後に次のコードを追加してください。ドメインとCDNドメインをもちろんご自分のに置き換えてください。

function wpseo_cdn_filter( $uri ) {
return str_replace( 'http://yourdomain.com', 'http://cdn.yourdomain.com', $uri );
}
add_filter( 'wpseo_xml_sitemap_img_src', 'wpseo_cdn_filter' );

これを行わないと、画像がインデックスから外されることがあります(下記参照)。インデクス状態は常にGoogle Search Consoleでご確認できます。

画像がインデックス作成されていない

画像がインデックス作成されていない

ただし、Google Search Consoleで画像が正しくインデックス登録されるかのレポートでかなりの不一致が発生する場合もあります。画像が本当にインデックス登録されているかどうかを確認するには、Google Image Searchにアクセスし次を入力します:site:https://yourdomain.com

Google Image Searchでインデクス登録を確認する

Google Image Searchでインデクス登録を確認する

注:CDNのURLを入力しないでください。画像はCDNから配信されても、ルートドメインにインデックス登録すべきです。画像がGoogle Image Searchに表示されていると、正しくインデクス登録されています。

まとめ

上記、WordPress CDNの素晴らしいメリットをいくつかご紹介してみました。メディアが世界中から高速に読み込まれることを確保し、TTFBを減し、バンドウィズ費用とサーバーの負荷を大幅に削減します。それに、ページ読み込み時間が速くなるのにつれ、ランキングの点数が上がります。また、最も重要なのは、ユーザーエクスペリエンスが大幅に改善していくことです。

当社のHTTP/2 Kinsta CDNがすべてのお客様にご利用いただけます。CDNの使用についてご意見がありますか。是非コメントを書いて、お寄せください。