ウェブサイトやプログラム、テレビゲームなどのビジュアルコンテンツを保存して共有するにはスクリーンショットを撮るのが手っ取り早くて簡単です。ほんの数クリックでスクリーンショットを撮ってメールやソーシャルメディア、ファイル共有サイトに送信できます。

今回は、様々な方法を用いてウェブページ、プログラム、ゲームなどのスクリーンをキャプチャする方法をご紹介します。静止画のスクリーンショットだけではなく、動画を録画する方法も扱います。

また、Windowsの直近のバージョンであるWindows7、8、10それぞれのスクリーンショットの仕方の違いについても触れます。

Windows 7、8、10でスクリーンショットを撮る方法について、動画での解説もご用意しています

Windowsでの基本的な手法:Print Screenキー

この方法はWindows XPや95を含め、Windowsの全てのバージョンで利用できます。

標準的なWindowsのキーボードにはスクリーンキャプチャ専用のキーが存在します。次のような見た目をしています。

キーボードのPrtScキー
キーボードのPrtScキー

プリントスクリーンキーはお住いの国やご利用のキーボードによっては「Print Screen」「PrtSc」、「PrtScn」などと記載されている場合もあります。通常、右上、F12の隣に位置します。

補足最近のキーボード(特にノートパソコン)の場合、スクリーンショットを撮るのに「Fn」、もしくは「Function」キーを押さえながら「PrtSc」を押す必要があります。

この方法を利用すると、OSがスクリーン全体を自動でクリップボードにコピーします。その後、直接メールやソーシャルメディアプラットフォーム、メッセージアプリなどに貼り付けることができます。また、PhotoshopやMicrosoftペイントなど画像編集ソフトで編集することも可能です。

Windowsでの基本的なフルスクリーンのスクリーンショット
Windowsでの基本的なフルスクリーンのスクリーンショット

補足: こちらの方法のデメリットは、スクリーンのツールバーやタブバーなどを含め、画面全体をキャプチャしてしまう点です。手動でトリミングすると、スクリーンショットのサイズがバラバラになってしまう可能性があります。

スクリーンショットを保存、共有する方法

プリントスクリーンでキャプチャしたスクリーンショットを手軽に保存する手法として、お好みの写真編集ソフトに貼り付けることができます。例えば、すべてのWindowsのバージョンに最初から入っているMicrosoftペイントなどがあります。

ペイントを開き、Ctrl + V を押してスクリーンショットを貼り付けます。もしくは右クリックをしてドロップダウンメニューから「貼り付け」を選択することもできます。

Microsoftペイントでスクリーンショットを貼り付け
Microsoftペイントでスクリーンショットを貼り付け

その後、自由にファイルを編集し、Ctrl + Sを押してお好きな画像形式で保存できます。

Windows 10をご利用の場合、ペイント3Dを利用することもできます。しかし、より機能の充実した画像編集ツールが必要な場合、それに特化したものを選ぶことをおすすめします。

スクリーンショットはメールやソーシャルメディアのメッセージに直接貼り付けることもできます。

Gmailにスクリーンショットを挿入
Gmailにスクリーンショットを挿入

これが最も手軽に画面を共有する方法です。プリントスクリーンキーを押して、貼り付けて、「送信」するだけでOK。

タブのキャプチャなど、より正確なスクリーンショットを撮りたい場合、Windowsに標準で含まれている「Snipping Tool」、もしくは外部のアプリやソフトウェアを使用しましょう。

この場合、ツールバーなどの余分な部分を手動でトリミングする手間が省けます。

Snipping Toolを用いてWindows 7、8、10でスクリーンショットを撮る方法

Windows 7、8、10など、直近のWindowsのバージョンであればSnipping Toolが含まれています。ツールバーの検索ボックスから検索すると簡単に見つけられます。

Windowsキーを押し、ツールバーを開き、検索ボックスを表示します。または、 Windows + S のショートカットキーを押すと、検索ボックスを表示できます。ただし、Windows 7の場合、手動で検索ボックスを選択しなければキーワードを入力できないのでご注意ください。「Snipping Tool」と入力し、Enterを押します。

補足: Snipping Toolを開くショートカットキーは存在しないため、手動で行うしかありません。Windows 10では、このアプリの更新版がショートカットで開けるようになりました。こちらについて後ほどご紹介します。

WindowsのスタートメニューのSnipping Tool
WindowsのスタートメニューのSnipping Tool

正確に入力し、 Enter キーを押すと、プログラムが自動で立ち上がります。

自由形式の領域切り取りなど、様々なモードが存在しますが、基本的な形状は四角形のスクリーンショットです。これでも、少なくともプリントスクリーンキーによるスクリーンショットよりも柔軟性があるでしょう。

「新規作成」をクリックし、切り取りを開始すると画面全体が灰色になります。その後、キャプチャしたい範囲を選択し、保存できます。

Windowsの Snipping Tool
Windowsの Snipping Tool

キャプチャしたスクリーンショットはペンやハイライト、消しゴムツールで編集できます。ボタンを押してから数秒後に画面をキャプチャできる「遅延」モードなど、ペイントにコピーペーストする場合にはない独自の機能もいくつかあります。また、スクリーンショットの一部をハイライトし、Snipping Toolから直接メールで送信することもできます。

さらに、一度プログラムを開いてしまえば、より素早く操作するために様々なショートカットを利用することもできます。

次の表はすべてのキーボードショートカットの一覧です(これらはSnipping Toolを立ち上げた後でないと利用できませんのであしからず)。

キーボードショートカット 機能
Ctrl + PrtScn / Alt + N Snipping Toolアプリで新たなスクリーンショットをキャプチャ(アプリを起動している時のみ利用可能)
Alt + M 様々なモードを切り替え(自由形式、四角形、ウィンドウ、全画面)
Alt + D  遅延時間の設定
CTRL + S  スクリーンショットを保存
CTRL + C スクリーンショットをクリップボードへコピー

なお、このアプリでは、同一のサイズ・配置でウィンドウのスクリーンショットを複数枚撮ることはできません。

想像を超える機能が搭載されたアプリではないものの、大抵の用途には十分と言えるでしょう。

切り取り&スケッチ機能を使ってWindows 10でスクリーンショットを撮る方法

Windows 10ではSnipping Toolよりも若干機能が改善された「切り取り&スケッチ」という新しいアプリが利用できます。

先ほどと同様にメニューから検索するか、標準のショートカット Shift + Windows + Sを押すとアプリが起動します。

すると、画面キャプチャをするためのアプリのメニューが自動で表示されます。こちらも、自由形式、全画面、四角形から選べます。

Windowsの切り取り&スケッチ機能
Windowsの切り取り&スケッチ機能

「画面領域切り取り」では、操作中のウィンドウが自動でキャプチャされるわけではありません。 Alt + Tab でタブを切り替えて、キャプチャしたいウィンドウをクリックしましょう。

Snipping Toolから次の変更が加えられています。

  • スクリーンショットはダッシュボードへ自動で保存される(ハイライトや注釈などの変更内容を含め)
  • 切り取り部分に自動で輪郭線が表示される─部分的なスクリーンショットに便利
  • WiFiまたはBluetoothを介してスクリーンショットを共有できる
  • PrtScnボタンで切り取り&スケッチ機能が自動で開くように設定変更
  • スクリーンショットが遅れてキャプチャされる「遅延」機能がなくなった

これらのスクリーンショットをサイトにアップロードしてブログ記事に彩りを添えたい方もいることでしょう。

デフォルトでは、Windowsのスクリーンショット用ソフトウェアで保存されるPNG形式のファイルは不必要にサイズが大きくなっています。スクリーンショットを撮って、編集が完了したら、必ずウェブ向けに画像を最適化しましょう。

より充実した編集機能やウェブ向けに自動で最適化する機能、ウェブサイト全体のキャプチャなどが利用したいという方は外部ツールを利用する必要があります。

Google Chromeでタブやウェブページ全体のスクリーンショットを撮る方法

Google Chromeには標準でスクリーンショット機能は備わっていませんが、無料かつ便利な拡張機能がたくさん存在します。

Chromeウェブストアを開き、「screenshot」と検索し、フィルタリングで拡張機能に絞って表示してみましょう。ウェブページのスクリーンショットが撮れるChromeの拡張機能がたくさん表示されます。

Chrome ウェブストアのスクリーンショット拡張機能
Chrome ウェブストアのスクリーンショット拡張機能

あまりにたくさん選択肢があるので、どれを選べばよいか分からないかもしれません。次の3つがおすすめです。

これらはいずれも、切り取り&スケッチ機能よりもかなり性能が充実しています。例えば、ページのうち画面に表示されている部分だけでなく、ページ全体のスクリーンショットが撮れます。

Awesome Screenshotの場合Ctrl + Shift + E のショートカットか、手動でメニューを開くとページ全体のスクリーンショットが撮れます。

ChromeのAwesome Screenshotのメニュー
ChromeのAwesome Screenshotのメニュー

試しに、Kinstaサイトのトップ画面全体をキャプチャしてみました。当社サイトがブラウザでどのように表示されるかが、一枚の画像で確認できます。ステージング環境ではわからなかったエラーが検出された際など、テストサイトがローカルサーバーでどのように表示されるかを共有するのに便利です。

Kinstaサイトのトップ画面全体を撮影(クリックで拡大表示)
Kinstaサイトのトップ画面全体を撮影(クリックで拡大表示)

もう一つ便利なのは、特定のタブのコンテンツのみに絞ってスクリーンショットを撮れる機能です。90以上もあるタブや、極秘ドキュメントのURL部分を手動でトリミングするといった作業が不要になります。

Awesome Screenshotでは、Ctrl + Shift + Vのショートカットで上記の機能が利用できます。

また、この機能を使うと複数のページで同一の寸法のスクリーンショットを撮ることができます。ブログ内の画像やコンテンツマーケティングの一部として利用する場合など、一貫性を持たせたい場合に大変便利です。

さらに、Awesome Screenshotを含め、これらの拡張機能では、Windowsの標準のアプリよりも優れた画像編集機能が利用できます。

例えば、画像の一部をぼかしたり、図形や矢印、テキストボックスを追加したりできます。しかもこれらの機能は全て無料版で利用できます。

Awesome Screenshotの編集画面
Awesome Screenshotの編集画面

このような機能を利用すると、ハウツー系のブログ記事に載せる説明のためのスクリーンショット編集が容易になります。

(生産性の高いブログ運営をしたいという方はWordPressユーザーにおすすめのChrome拡張機能という記事もご覧ください)

Microsoft Edgeでスクリーンショットを撮る方法(全画面キャプチャ)

Microsoft Edgeで興味深いのは、最新版に標準でスクリーンショット機能が搭載されている点です。

追加で拡張機能をインストールする必要は一切ありません。ブラウザを開けばすぐにスクリーンショットのキャプチャが始められます。Ctrl + Shift + S のショートカットを押すと「Webキャプチャ」機能が開きます。

範囲選択もしくはページ全体のキャプチャのいずれかを選択できます。

Microsoft Edgeの「Webキャプチャ」機能のメニューの位置
Microsoft Edgeの「Webキャプチャ」機能のメニューの位置

ページ全体のキャプチャでは、部分的なスクリーンショットを複数回撮ったり、スクロールしたりする必要はありません。そのため、追随型のバーがスクリーンショットを台無しにしてしまう心配もありません。

ページをキャプチャしたら、描画/消しゴムツールを使用してページ上のアイテムをハイライトしたり、注釈を入れたりできます。

Microsoft Edgeのページ全体のスクリーンショット
Microsoft Edgeのページ全体のスクリーンショット

さらに、スクリーンショットを共有、コピー、保存することもできます(デフォルトのスクリーンショット用のフォルダは /User/Downloads/です)。

機能自体は基本的なものですが、友人や同僚にウェブページを共有したい場合にはこちらで全く問題ないでしょう。

Xbox Game Barでゲームなどのスクリーンショットを撮る方法

Windows 10では、Xbox Game Barが標準でインストールされています。Windowsキー+ G を押すといつでも起動できます。

ゲームの画面をキャプチャまたは録画するための機能として搭載されていますが、動画やウェブサイト、その他のプログラムのコンテンツのキャプチャにも利用できます。

Xbox Game Barを開き、上部左隅にあるカメラのボタンを押します。または、Windowsキー+ Alt + PrtScn のショートカットキーを押すと、メニューを開かなくてもスクリーンショットが撮れます。

Xbox Game Barによるテラリアのスクリーンショット
Xbox Game Barによるテラリアのスクリーンショット

Game Barを開き、「全キャプチャを表示」をクリックすると、最近撮ったすべてのスクリーンショットを確認できます。

Xbox Game Barのスクリーンショットギャラリー
Xbox Game Barのスクリーンショットギャラリー

ここから、最近のスクリーンショットを閲覧し、Twitterでシェアできます。また、大きなブロックテキストを画像の上部と下部に追加できる簡易的な「ミーム編集機能」も利用できます。

Xbox Game Barでキャプチャしたファイルはデフォルトで/User/Videos/Captures/ フォルダに保存されます。スクリーンショットを最大4Kまで拡大できる独自の機能も搭載されています。

補足: ゲームをプレイしていなくてもGame Barでスクリーンショットを撮ることはできます。

PowerPointでスクリーンショットを撮る方法

Windows 10で最新版のPowerPointを利用している場合、スクリーンショットのキャプチャに対応しています。

PrtScnキーを使用してスクリーンショットを撮り、貼り付けるのではなく、PowerPointから直接他のウィンドウをキャプチャできます。

PowerPointからスクリーンショットを撮る
PowerPointからスクリーンショットを撮る

すると、選択したウィンドウのスクリーンショットがスライドに自動で挿入されます。全画面表示のウィンドウの場合、スライド全体に表示されます。

新しいPowerPointのバージョンには機能の充実した画像エディタが備わっています。色や彩度の変更に加え、背景を取り除くこともできます。

また、PowerPoint内でスクリーンショットに図形や線、テキストなどを追加し、スライドを画像として保存することもできます。

PowerPointのスクリーンショットを編集
PowerPointのスクリーンショットを編集

これらを組み合わせると、PowerPointはおそらくMicrosoftのスクリーンショットツールの中で最も機能が充実していると言えるでしょう。

LightShot(またはその他の外部のアプリ)でスクリーンショットを撮る方法

Lightshotは軽量で使いやすいスクリーンショット用のソフトウェアです。LightShotなどの外部のソフトウェアを使うには、まずプログラムをダウンロードする必要があります。

公式ウェブサイトのダウンロードページを開き、指定のボタンやリンクからWindows版をダウンロードしましょう。

LightShotのダウンロードページ
LightShotのダウンロードページ

インストールが完了すると、自動的に通常のPrtScnキーのコマンドよりも優先されます。このキーを押すと、LightShot のインターフェースが起動します。

スクリーンの特定の範囲を選択、キャプチャし、シンプルなテキスト、長方形、矢印を追加できます。線や要素の太さをマウスのスクロールで編集できます。マウスを使用していない方は2本の指でタッチパッドをスワイプしましょう。

LightShotでスクリーンショットを撮る
LightShotでスクリーンショットを撮る

ファイルを保存するには、保存のアイコンを押すか、Windowsの標準のCtrl + Sショートカットを押しましょう。デフォルトでは /Documents/Lightshot/ フォルダにファイルが保存されます。もちろん他のフォルダに保存することもできます。

機能が非常に充実しているとは言えませんが、素早く簡単に操作できます。

Microsoft Surfaceでスクリーンショットを撮る方法

Windows 10のインストールされたMicrosoft Surfaceの場合、これまでご紹介してきたすべての方法が利用できます。

さらに、Surfaceには独自のスクリーンショットの撮り方が存在します。実質、タブレットでもあるからです。

Surface端末でスクリーンショットを撮るには、Windowsボタンを長押ししながら、ボリュームダウンのボタンを押します。スクリーンショットを撮るとき、画面が暗くなります。

キャプチャしたファイルは/User/Pictures/Screenshots フォルダに保存されます。

しかし、時にSurfaceでこの方法が利用できないこともあるようです。うまくいかない場合は、問題のトラブルシューティングを行うか、これまでご紹介した他の方法を利用してみましょう。

さて、これでWindowsのコンピュータでスクリーンショットを撮る9つの方法をすべてご紹介しました。続いては、画面に表示された動画を録画する方法をご紹介します。

Windowsで動画を録画する4つの方法

静止画ではなく動きのある動画をキャプチャしたい方もいるでしょう。

動画はチュートリアルの手順を説明したり、ゲームのプレイ画面を共有したり、フィードバックをしたりする場合、静止画よりも効果的です。

Windowsで動画を録画する4つの方法は次の通りです。

Windows 7、8、10で画面を録画する方法について、動画での解説もご用意しています

1. Xbox Game Bar

画面を録画するのはスクリーンショットを撮るのと同じくらい簡単です。 Windowsキー+ Alt + Rを押すか、Game Barを開き録画を開始します。

game barを開いて(Win G)、録画ボタンを押すと画面の録画が始まります。

Xbox Game Barで画面を録画
Xbox Game Barで画面を録画

キャプチャした動画ファイルは /User/Videos/Captures/ フォルダに保存されます。

ただし、説明系動画をサイトにアップロードする際は気をつけましょう。動画ファイルは非常にサイズが大きくなります。こちらでご紹介している動画共有サービスのどれかを利用した方が良いでしょう。

2. PowerPoint

PowerPointがここでもまた登場したことを意外に思われるかもしれませんが、実はPowerPointにも録画機能が備わっています。しかし、使用できる場面は限定的です。

PowerPointの画面録画機能はプレゼンテーションにのみ使用可能です。自分の音声とウェブカメラで撮影した映像を含め、スライドを操作する様子を録画できます。

スライドショー」メニューを選択し「スライドショーの記録」をクリックすると録画が開始できます。

PowerPointの「スライドショー」メニュー
PowerPointの「スライドショー」メニュー

すると、音声の録音とカメラ映像の録画が始まり、説明を補足するために描画ツールを利用することもできます。

PowerPointのプレゼンテーションを録画
PowerPointのプレゼンテーションを録画

補足: お使いのコンピュータの容量が十分でない場合、手が込んだアニメーションをPowerPointプレゼンテーションに移行するとラグの発生しやすい不安定な動画になってしまうことがあります。途切れやすい動画にならないよう、アニメーションは最小限に抑えましょう。

3. 専用の画面録画ソフトウェア

専用の外部ソフトウェアを利用して画面を録画することもできます。

初心者の方にはSnagitZappyなどのシンプルなツールをおすすめします。とは言え、そういう方は標準でインストールされているXbox Game Bar(Windows 10をお使いの場合)でもおそらく十分でしょう。

一方、上級者や動画編集の経験が豊富な方の中には、より充実したカスタマイズ機能が欲しいという方もいるでしょう。

Camtasia解説動画を一から簡単に作成できる機能の充実した画面録画、動画編集ツールです。

画面録画アプリ「Camtasia」
画面録画アプリ「Camtasia」

300ドルとやや高額なので、お仕事で利用される方でない場合、少し予算をオーバーしてしまうかもしれません。

ZappyやGame Barよりも機能が充実したものを無料で利用したいという方は次の選択肢がおすすめです。

最後にご紹介するツールは完全に無料である上に、プロの方にも最適です。

4. Chromeの拡張機能「Loom」

LoomはChromeの拡張機能としてダウンロードできる、シンプルで使いやすい画面録画ツールです。最大5分間、ユーザーの画面と音声、顔を録画できます(無料版の場合)。

スタートメニューのアイコンをクリックするか、Alt + Shift + Lのショートカットキーを押すとLoomを起動できます。

Chromeの画面録画用拡張機能「Loom」
Chromeの画面録画用拡張機能「Loom」

遠隔地にいる同僚や顧客、ビジネスパートナーと複雑なやりとりをしたり、フィードバックを共有したりするのに最適です。

デスクトップ版をインストールした場合、Ctrl + Alt + C を押すと紙吹雪のエフェクト(素晴らしい仕事をした人を褒める時などにどうぞ)を表示することもできます。

さらに、Loomはただの画面キャプチャツールではありません。SaaSサービスでもあります─画面キャプチャ動画を自動でアップロードし、リンクを簡単に共有できます。

Chrome拡張機能「Loom」のダウンロード画面から簡単にインストールできます。

まとめ

Windows 7搭載のパソコンでも、Windows 10を搭載した最新のSurfaceでも、スクリーンショットを撮る方法はたくさん存在します。

標準のキーボードショートカットを使う方法、切り取り&スケッチなどのWindowsのツールを使う方法、Chromeの外部サービスを利用する方法などなど。さらに、PowerPointにもスクリーンショットを撮り、プレゼンテーションに挿入する機能があります。

Windowsと同様に、Macにも様々なスクリーンショットを撮る方法が存在します。

静止画のスクリーンショットだけではありません。操作方法の解説動画を作り、注釈をつけてオンラインでシェアすることだってできます。

Salman Ravoof

独学のウェブ開発者、ライター、クリエイターでもあり、大の無料オープンソースソフトウェア(FOSS)好き。その他の好きなものは、科学、哲学、写真、芸術、猫、そして食。詳しい仕事情報はウェブサイトおよびXアカウントで公開している。