記録は、WordPressサイトのトラブルシューティングやデバッグなどを行うときに非常に役立ちます。そして、アクセスログもWordPressエラーログも非常に簡単に表示できます。以下の手順に従ってください。

アクセスログとWordPressのエラーログを表示するには

アクセスログとWordPressのエラーログを表示できる方法は複数あります。その一つはMyKinstaダッシュボードを使用する方法で、もう一つは生のログファイルをダウンロードする方法です。

オプション1 :MyKinstaダッシュボード

MyKinstaダッシュボードでは、ログをご利用いただけるようになりました。これにより、FTPクライアントやコマンドラインを起動することなく、すばやくデバッグを行っていただけます。

単に、WordPressウェブサイトの1つをクリックし、右側の「エラーログ」をクリックします。そこで、error.log、kinsta-cache-perf.log、およびaccess.logファイルを確認できます。デフォルトでは、最後の1,000行が表示されますが、スライダーをドラッグして、最後の20,000行を表示するようにすることが可能です。

error.log file

error.log file
error.log file

kinsta-cache-perf.log file

WordPressのキャッシュログ
WordPressのキャッシュログ

access.log file

WordPressのアクセスログ
WordPressのアクセスログ

オプション2:FTPを使用して、生のアクセスログやWordPressエラーログを表示する

ログを表示する2つ目の方法は、生のログファイルをダウンロードすることです。最初のステップは、SFTPを使用してWordPressサイトに接続することです。ルートに「ログ」というフォルダがあります。

wordpressのエラーログフォルダsftp

フォルダ内には、アクセスログ、WordPressのエラーログ、およびKinstaキャッシュのログがあります。

  • access.log
  • error.log
  • kinsta-cache-perf.log

wordpressのログ

古いログアーカイブに関しては、Gzip(.gz)バックアップが自動的に作成されます。WordPressのデバッグの詳細については、コーデックスをご参照ください。

オプション3:デバッグモードをMyKinstaで有効にする

Kinstaのお客様には、WordPressのデバッグモードをMyKinstaダッシュボードで有効にしていただけます。 「サイト」> 「ツール」> 「WordPressデバッグ」に移動し、「有効にする」ボタンをクリックするだけです。これにより、SSHまたはSFTPを使用さずに、デバッグモードを有効にしてPHPのエラーや通知などを表示できます。

MyKinstaで有効にしたデバッグモード
MyKinstaで有効にしたデバッグモード

オプション4:wp-config.phpファイルのエラーログを有効にする

WordPressのエラーログを表示する最後のオプションは、wp-config.phpファイルでそれらのログを有効にすることです。まず、SFTPを使用してウェブサイトにアクセスします。次にwp-config.phpファイルを編集できるようにダウンロードします。注:必ず最初にこのファイルのバックアップを作成してください。

wp-config.phpファイルをダウンロードする
wp-config.phpファイルをダウンロードする

/* That's all, stop editing! Happy blogging. */を探し、その直前に次を追加します(下記を参照):

define( 'WP_DEBUG', true );
WP_DEBUG
WP_DEBUG

wp-config.phpファイルに既に上記のコードが存在しているが、「false」に設定されている場合には、単に 「true」に変更してください。これでデバッグモードが有効になります。注:存在している場合には、WordPress管理画面にも警告またはエラーが表示されます。

次に、WP_DEBUG行の直後に次のコードを追加することにより、デバッグログがすべてのエラーをあるファイルに送信するようにします(下記を参照):

define( 'WP_DEBUG_LOG', true );
WP_DEBUG_LOG
WP_DEBUG_LOG

変更を保存し、ファイルをサーバーに再アップロードします。エラーは/wp-content/フォルダにあるdebug.logファイルに記録されます。何らかの理由でこのファイルが表示されない場合には、ご自分で作成できます。

注: Kinstaの環境でWP_DEBUG を有効にしている場合、すべてのエラーはdebug.logファイルにルーティングされ、MyKinstaダッシュボードのerror.logには何も記録されません。