【2022版】トップ検索エンジン市場シェア

検索エンジン市場は、Googleの独壇場と言っても過言ではありません。とはいえ、検索エンジン市場のシェア率を把握することは、特に特定の国やデバイスで検索結果上位表示を目指すECストア運営者には非常に有益です。

検索エンジン最適化(SEO)と言えば、誰もが最初にGoogleを思い浮かべます。

しかし、他にもさまざまな検索エンジンが存在します。

他の人気検索エンジンにも日々大量の利用者がいますが、Googleの陰に隠れてしまっているのです。

このページでは、検索エンジンの全体市場シェア、そして地域別、国別のシェア率の状況もご紹介します。

検索エンジン市場シェアの要約

  • Googleが世界平均86〜96%のシェア率を独占。
  • Googleの世界検索エンジン市場シェア率は、2022年6月時点で91.88%。
  • 中国ではBaiduが75.54%のシェア率でトップに君臨。
  • ロシアではGoogleとYandexが2大検索エンジン。
  • Googleは、PC(85%)よりもモバイル端末(95%)でアクセスされることが多い。

トップ検索エンジン

Google

Googleトップページ
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Googleは、1998年にLarry Page氏とSergey Brin氏によって創業されました。

その名前は、10を100乗した数の単位「googol(グーゴル)」(1の後にゼロが100個連なったもの)に由来しています。

Googleとその親会社であるAlphabetが、史上3番目の1兆ドル規模の企業に成長するまで、Page氏とBrin氏はGoogelの売却を進めていました。

1999年にExcite社(インターネット企業)にGoogleを75万ドルで売却することを提案しましたが、交渉は成立しませんでした。それからわずか5年後、Googleは2004年の新規上場株式(IPO)で16億7000万ドルを集めるまでに拡大しました。

そして2022年の今では、アルゴリズムを最適化し、ユーザーのクエリに対して最適な検索結果を提供している以外にも、さまざまな事業を展開しています。

検索ボリューム─2022年では1秒間に10万件以上の検索クエリを処理。1日の検索ボリュームは85億回以上。

年間収益─2021年の年間売上高は2570億ドルに到達し、初めて2,000億ドルの大台を突破

Microsoft Bing

Microsoft Bingトップページ
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マイクロソフトは、それまで提供してきたLive Search、Windows Live Search、MSNに代わるサービスとして、2009年にBingを発表しました。2020年には、Microsoft Bingに改名されています。

Googleに対抗してMSNを開発しましたが、2006年のWindows Live Search発表以降、マイクロソフトの検索エンジンはGoogleの後追いになっています。

2010年にはYahoo!の検索技術を導入しました。さらに同年に、Facebookとも提携し、ユーザーにパーソナライズされた検索結果を提供することに成功しました。Facebookのソーシャルデータを検索結果に反映することで、ユーザーは友人が「いいね!」を押したコンテンツを確認することができます。

SerpWatchSearch Engine Journalのレビューによると、BingはGoogleよりも優れた画像検索機能を備えており、画像をサイズ、色、タイプでフィルタリングすることができます。

検索ボリューム─Googleほど利用者数は多くないものの、アクセス数は2022年6月時点で月間10億件以上。

年間収益─2021年の検索広告収入は85.3億ドルで、2020年の77.4億ドルから10.2%増加している。

Yahoo

Yahoo!トップページ
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Googleが頂点に君臨するまでは、Yahoo!がインターネットの王者でした。

Yahoo!は、1994年にJerry Yang氏とDavid Filo氏によって創立されました。創立当初は「David and Jerry’s Guide to the World Wide Web」と名付けられましたが、その後「Yet Another Hierarchical Organized Oracle」の略であるYahoo!に改名されます。

2000年代初頭のピーク時には、企業評価額は1250億ドルにまで達しました。

Googleの創業者Larry Page氏とSergei Brin氏は、1998年にYahoo!にも100万ドルでGoogleの売却交渉を行いましたが、当時のYahoo!には、それを断るほどの勢いがありました。

2000年には、Googleの検索技術を採用します。そして2002年に、30億ドルでGoogleを買収することを提案しますが、この時には、Googleは自社価値は少なくとも50億ドルであると宣言し、Yahoo!からの提案を拒否しました。その後、2004年にGoogleの検索技術を廃止し、自社の検索技術を導入しました。

すでにGoogleが検索市場を席巻していた2008年、マイクロソフトがGoogleを打倒すべく、Yahoo!の終値に62%のプレミアムをつけた446億ドル(1株あたり31ドル)でYahoo!の買収を打診しました。しかし、Yahoo!が買収額に同意せず、結局マイクロソフトは提案を取り下げて終わりました。

最終的に、Yahoo!は2016年Verizonに50億ドルで買収されました。Verizonは2015年にAOLも44億ドルで買収しており、Yahoo!とAOLの統合企業としてOathを設立しました。

その後、2021年にApollo Global ManagementがAOLとYahoo!などを傘下に持つVerizon Media(Oathの前身)を50億ドルで買収。その買収額は、VerizonがAOLとYahoo!に支払った額のわずか半分でした。

検索ボリューム─2022年の月間アクティブユーザー数は7億人超、月間アクセス数は34億件

年間収益─2021年の収益は8億7380万ユーロ(約9億2000万米ドル)。

Baidu

Baiduトップページ
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Baidu(百度)は、2000年に李彦宏氏と徐勇氏によって設立・法人化されました。北京の海淀区に本社を置く中国最大の検索エンジンです。

李氏と徐氏は、有名ベンチャーキャピタルであるIntegrity PartnersとPeninsula Capitalから120万ドルの資金投資を受け、独立したウェブサイトとしてBaiduを立ち上げました。

その名前は、 辛棄疾氏(1140-1207)の詩「The Green Jade Table in the Lantern Festival」から来ています。この詩は、雑念に振り回されながらも自分の夢を探し求めるという内容で、検索エンジンの本質に通じています。

検索ボリューム─2022年6月時点の月間訪問者数は54億人

年間収益─2021年の年間収益は195億ドル

Yandex

Yandexトップページ
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Yandex.ruは、1993年にArkady Volozh氏とIlya Segalovich氏によって開発されたロシアの検索エンジンで、Yandexという名前は「Yet Another iNDEXer」の略です。

1997年に公式発表され、1998年にはコンテキスト広告を導入。2000年に独立企業として登録されました。

2000年から2011年にかけては、ベラルーシ、ウクライナ、カザフスタン、ウズベキスタン、トルコでプレゼンス確立に重点が置かれました。2011年には、ニューヨーク証券取引所で13億ドルの新規株式公開(IPO)を果たします

他の検索エンジンにはないYandexの強みは、検索クエリのロシア語を精密に処理する点です。ロシア語の単語には、相互の関係を表現する語尾が20種類近くあるため、この特徴は極めて重要です。

検索ボリューム─2022年6月時点の月間訪問者数は38億人

年間収益:─2021年には3560億ロシア・ルーブル(67億4000万ドル相当)。

DuckDuckGo

DuckDuckGoトップページ
DuckDuckGoトップページ

DuckDuckGoは、2008年にGabriel Weinberg氏によって設立されたインターネット検索エンジンです。

他の検索エンジンと異なる特徴は、ユーザーのプライバシー保護を徹底していることです。DuckDuckGoでは、個人情報を収集・保存することはなく、煩わしい広告表示もありません。通常、シークレットモードを使用した場合にのみユーザーの情報が非公開になるのが一般的ですが、DuckDuckGoでは、デフォルトで非公開になります。

検索ボリューム─2022年6月時点で訪問数は少なくとも1日平均9200万回

年間収益─2014年から黒字化し、年間1億ドル以上の収益を上げている。

Googleの検索エンジン市場シェアは?

Googleの市場シェアは、地域により86%〜96%の間で変動しており、1997年の発表以来、検索エンジン市場のシェアを独占しています。2022年6月時点の世界検索エンジン市場シェアは91.88%です。

その他の検索エンジンの市場シェア率

StatCounterによると、2022年6月時点で、Googleの世界検索エンジンシェアは91.88%。次いでBingが3.19%、Yandexが1.52%、Yahooが1.33%、Baiduが0.76%、DuckDuckGoが0.64%です。その他の検索エンジンは、残りの0.68%に含まれます。

全デバイスにおける世界検索エンジンシェア(出典: StatCounter)
全デバイスにおける世界検索エンジンシェア(出典: StatCounter)

SimilarWebのデータでは、世界の検索エンジン市場シェアは、Googleが90.63%でトップ、次いでYahoo!が3.25%、Bingが2.88%、Yandexが0.45%、NAVERが0.44%、その他の検索エンジンが2.34%となっています。

全デバイスにおける世界検索エンジンシェア(出典: SimilarWeb)
全デバイスにおける世界検索エンジンシェア(出典: SimilarWeb)

【デバイス別】検索エンジン市場シェア(2022年6月時点)

2016年10月、モバイル端末からのトラフィックが、PCのトラフィック量を超えました

それ以来、検索エンジンはモバイル用コンテンツを優先的に表示し、モバイル対応を評価するアルゴリズムに調整されています。

検索エンジンの市場シェアをデバイス別に比較することで、デバイスによって利用状況に変化がみられるかを確認することができます。例えば、GoogleはPC環境とデバイス環境の両方でトップのシェア率を持っていますが、特にモバイル検索では93〜95%のシェアを占め、圧倒的な強さを発揮しています。

これは、ほとんどのスマートフォンのデフォルト検索エンジンがGoogleになっているか、Googleのモバイル検索が他社のものよりも優れたユーザー体験を提供していることを示唆しています。

PC

PCにおける世界検索エンジンシェア(出典: StatCounter)
PCにおける世界検索エンジンシェア(出典: StatCounter)
  • Google─84.73%
  • Bing─8.66%
  • Yahoo!─2.59%
  • Yandex─1.49%
  • DuckDuckGo─0.90%
  • Baidu─0.64%
  • その他─0.99%
PCにおける世界検索エンジンシェア(出典: SimilarWeb)
PCにおける世界検索エンジンシェア(出典: SimilarWeb)
  • Google─85.56%
  • Bing─7.61%
  • Yahoo!─2.54%
  • Yandex─0.75%
  • NAVER─0.72%
  • その他─2.81%

モバイル端末

モバイル端末における世界検索エンジンシェア(出典: StatCounter)
モバイル端末における世界検索エンジンシェア(出典: StatCounter)
  • Google─95.31%
  • Yandex─1.54%
  • Baidu─0.83%
  • Yahoo!─0.73%
  • Bing─0.53%
  • DuckDuckGo─0.5%
  • その他─0.56%
モバイル端末における世界検索エンジンシェア(出典: SimilarWeb)
モバイル端末における世界検索エンジンシェア(出典: SimilarWeb)
  • Google─93.38%
  • Yahoo!─3.63%
  • Bing─0.35%
  • NAVER─0.3%
  • Yandex─0.27%
  • その他─2.08%

【国別】検索エンジン市場シェア(2022年6月時点)

次に、インターネットユーザーの多い国別に検索エンジン市場シェアをみてみましょう。

中国とロシア以外のほとんどの国では、Googleが圧倒的なシェアを持っています。中国ではBaiduが75.54%のシェアを占め(Googleは3.56%)、ロシアではGoogleとYandexが高いシェア率を得ています。

アメリカ

アメリカの検索エンジンシェア(出典: StatCounter)
アメリカの検索エンジンシェア(出典: StatCounter)
  • Google─86.99%
  • Bing─7.02%
  • Yahoo!─ 3.11%
  • DuckDuckGo─2.42%
  • Yandex─0.12%
  • Ecosia─0.10%
  • その他─0.24%

イギリス

イギリスの検索エンジンシェア(出典: StatCounter)
イギリスの検索エンジンシェア(出典: StatCounter)
  • Google─91.74%
  • Bing─5.14%
  • Yahoo!─1.64%
  • DuckDuckGo─0.87%
  • Ecosia─0.32%
  • Yandex─0.15%
  • その他─0.14%

カナダ

カナダの検索エンジンシェア(出典: StatCounter)
カナダの検索エンジンシェア(出典: StatCounter)
  • Google─91.18%
  • Bing─5.51%
  • Yahoo!─1.58%
  • DuckDuckGo─1.31%
  • Yandex─0.12%
  • Ecosia─0.10%
  • その他─0.20%

オーストラリア

オーストラリアの検索エンジンシェア(出典: StatCounter)
オーストラリアの検索エンジンシェア(出典: StatCounter)
  • Google─93.37%
  • Bing─4.63%
  • Yahoo!─0.84%
  • DuckDuckGo─0.80%
  • Ecosia─0.15%
  • Yandex─0.08%
  • その他─0.13%

中国

中国の検索エンジンシェア(出典: StatCounter)
中国の検索エンジンシェア(出典: StatCounter)
  • Baidu─75.54%
  • Bing─11.47%
  • Sogou─4.83%
  • Google─3.56%
  • Haosou─2.20%
  • Shenma─1.74%
  • その他─0.66%

ロシア連邦

ロシア連邦の検索エンジンシェア(出典: StatCounter)
ロシア連邦の検索エンジンシェア(出典: StatCounter)
  • Yandex─49.02%
  • Google─48.08%
  • Mail.ru─1.24%
  • Bing─0.84%
  • DuckDuckGo─0.40%
  • Yahoo!─0.31%
  • その他─0.11%

【地域別】検索エンジン市場シェア(2022年6月時点)

地域別に検索エンジン市場シェアをみても、Googleの支配力は明らかです。特に南米では、全インターネットユーザーの96.35%がGoogleを常用しています。

北アメリカ

北アメリカの検索エンジンシェア(出典: StatCounter)
北アメリカの検索エンジンシェア(出典: StatCounter)
  • Google─88.38%
  • Bing─6.48%
  • Yahoo!─2.66%
  • DuckDuckGo─2.01%
  • Yandex─0.11%
  • Ecosia─0.10%
  • その他─0.26%

南アメリカ

南アメリカの検索エンジンシェア(出典: StatCounter)
南アメリカの検索エンジンシェア(出典: StatCounter)
  • Google─96.35%
  • Bing─2.35%
  • Yahoo!─0.95%
  • DuckDuckGo─0.12%
  • Petal Search─0.08%
  • Ecosia─0.08%
  • その他─0.07%

ヨーロッパ

ヨーロッパの検索エンジンシェア(出典: StatCounter)
ヨーロッパの検索エンジンシェア(出典: StatCounter)
  • Google─91.91%
  • Bing─3.87%
  • Yandex─1.75%
  • Yahoo!─0.98%
  • DuckDuckGo─0.58%
  • Ecosia─0.33%
  • その他─0.58%

アジア

アジアの検索エンジンシェア(出典: StatCounter)
アジアの検索エンジンシェア(出典: StatCounter)
  • Google─92.40%
  • Yandex─2.40%
  • Baidu─1.63%
  • Bing─1.54%
  • Yahoo!─1.08%
  • NAVER─0.37%
  • その他─ 0.58%

アフリカ

アフリカの検索エンジンシェア(出典: StatCounter)
アフリカの検索エンジンシェア(出典: StatCounter)
  • Google─95.90%
  • Bing─2.86%
  • Petal Search─0.44%
  • Yahoo!─0.35%
  • Ananzi─0.24%
  • DuckDuckGo─0.09%
  • その他─0.12%

オセアニア

オセアニアの検索エンジンシェア(出典: StatCounter)
オセアニアの検索エンジンシェア(出典: StatCounter)
  • Google─93.36%
  • Bing─4.63%
  • Yahoo!─0.86%
  • DuckDuckGo─0.80%
  • Ecosia─0.15%
  • Yandex─0.08%
  • その他─0.12%

検索エンジン市場シェア(2022年)

Googleは検索エンジンの市場シェアの大半を独占しており、オンライン検索のマーケットリーダーであることには議論の余地がありません。しかし、だからといって他の人気検索エンジンの存在を忘れてはなりません。中国やロシアでサイトを検索結果の上位に表示させたい場合は尚更です。

検索エンジン最適化の秘訣はシンプルです。ユーザーに最も関連性の高い検索結果を提供するのが検索エンジンの役割。つまり、サイトをすべての検索エンジンで上位表示させるには、質の高いコンテンツを制作し、ベストプラクティスを参考にしながら、ユーザーフレンドリーなサイトの構築を心がけてください。

また、高性能のサーバーを利用しましょう。安価なサーバーは、機能の追加などで別途料金が発生することが多く、費用を抑えるために選んだにもかかわず、結局余計に費用がかかってしまう可能性があります。加えて、安価なサーバーではサイト速度が遅くなることが多く、検索ランキングに悪影響を与えかねません。

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