サイトを閲覧していると、時折エラーに遭遇することがあります。404エラーのように原因がわかりやすいものもありますが、「このサイトにアクセスできません」のように、何が問題なのか、どう対処すればいいのかわかりにくいエラーもあります。

Google Chromeで「このサイトにアクセスできません」エラーが発生する原因はいくつかあります。原因を把握することで、適切な対処法を選び、目的のウェブサイトにアクセスできるようになります。

今回は、「このサイトにアクセスできません」エラーを取り上げ、発生原因と5つの解決方法を見ていきます。

「このサイトにアクセスできません」エラーが発生する原因

「このサイトにアクセスできません」エラーが厄介なのは、Chromeのエラーメッセージだけでは原因を特定しにくい点にあります。また、さまざまなエラーコードとともに表示される場合があります。

たとえば、DNS_PROBE_FINISHED_NXDOMAINエラーが発生した場合、「このサイトにアクセスできません」というメッセージが表示されます。

DNS_PROBE_FINISHED_NXDOMAIN エラー
DNS_PROBE_FINISHED_NXDOMAIN エラー

接続がタイムアウトした場合や、ERR_CONNECTION_RESETエラーが発生した場合にも、同じメッセージが表示されます。

接続がタイムアウトした場合のエラー画面
接続がタイムアウトした場合のエラー画面

このように、Chromeではさまざまなエラーに対して「このサイトにアクセスできません」というメッセージが表示されます。主な原因としては、以下が挙げられます。

  • ドメインネームシステム(DNS)の名前解決エラー
  • 接続のタイムアウト
  • インターネット接続の問題
  • インターネット、ネットワーク、またはファイアウォールの設定ミス

Chromeのエラー画面にもいくつかの対処法が表示されますが、このエラーを解決するために試せる方法はほかにもあります。

「このサイトにアクセスできません」エラーを解決する5つの方法

ここからは、「このサイトにアクセスできません」エラーを解決する5つの方法を、簡単なものから順にご紹介します。まずは、インターネット接続の確認から始めてみてください。

1. インターネット接続を再起動する

インターネットに接続できていても、接続に何らかの問題があると「このサイトにアクセスできません」エラーが表示されることがあります。拍子抜けするかもしれませんが、ルーターやモデムを再起動するだけで解決することがあります。

接続の再起動は通常、1〜2分程で完了するため、まずはこちらを試してみてください。多くのインターネットサービスプロバイダー(ISP)では、ルーターの電源ケーブルを抜き、1分ほど待ってから再び接続することが推奨されています。

ルーターが起動したら、インターネット接続が復旧するまで待ち、エラーが出たサイトに再度アクセスしてみてください。

2. ファイアウォールとウイルス対策ソフトを無効にする

OSに搭載されているファイアウォールや使用しているセキュリティソフトによって、特定のページへのアクセスがブロックされ、接続できなくなることがあります。これが原因かどうかを確認するには、ファイアウォールとウイルス対策ソフトを一時的に無効にして、もう一度サイトにアクセスしてみてください。

OSによって、標準搭載のファイアウォールを無効にする手順は異なります。以下の記事を参考にしてください。

ウイルス対策ソフトを無効にする方法は、使用しているソフトによって異なります。実際には、アクセス先のサイトにセキュリティ上の問題がない限り、ファイアウォールによってサイトへのアクセスがブロックされるケースはそれほど多くありません。

ファイアウォールとウイルス対策ソフトを無効にしても問題が解決しない場合は、次の方法に移りましょう。なお、両方とも忘れずに再度有効にしてください。

3. ブラウザのキャッシュをクリアする

サイトを閲覧すると、Chromeにはアクセスしたサイトのさまざまなデータやファイルが保存されます。これらのファイルはローカルのキャッシュに保存されるため、同じサイトを訪れるたびにすべてのデータを読み込み直す必要がありません。

このキャッシュに保存されたファイルに問題があると、「このサイトにアクセスできません」エラーが発生することがあります。この場合は、ブラウザのキャッシュをクリアしてみてください。

Chromeを使用している場合は、「設定」>「プライバシーとセキュリティ」>「閲覧履歴データを削除」に移動し、「キャッシュされた画像とファイル」を選択します。

Chromeでキャッシュされた画像とファイルを削除
Chromeでキャッシュされた画像とファイルを削除

データを削除」をクリックし、Chromeでの処理が完了するまで待ちます。その後、先ほどエラーが発生したサイトを再読み込みしてみてください。

4. DNSキャッシュをクリアする

OSには、アクセスしたサイトに関するさまざまな情報が保存されます。そのひとつが、サイトのIPアドレスを保存する「DNSキャッシュ」です。DNSキャッシュがあることで、サイトに接続するたびにブラウザがDNSサーバーを介して同じIPアドレスを調べる必要がなくなります。仕組みとしてはブラウザのキャッシュと似ていますが、保存されるデータの種類が異なります。

DNSキャッシュによってサイトへの接続を効率化できますが、古い情報が保存されているとエラーの原因になることがあります。その場合は、DNSキャッシュをクリアしてリセットする必要があります。

DNSキャッシュのクリアは、比較的シンプルです。主要なOSとブラウザでの手順についてはこちらをご覧ください。

DNSキャッシュをクリアしても問題が解決しない場合は、DNSサーバーを変更する必要があるかもしれません。

5. DNSサーバーを変更する

通常、インターネット接続に使用するDNSサーバーは、インターネットサービスプロバイダー(ISP)によって自動的に割り当てられます。ただし、インターネット設定を変更して、特定のDNSサーバーを使用することも可能です。

Windowsでは、「コントロールパネル」>「ネットワークとインターネット」>「ネットワークと共有センター」に移動し、「アダプターの設定の変更」を選択します。

ネットワークアダプタの設定を変更する。

次の画面で、現在使用しているインターネット接続を右クリックし、「プロパティ」を選択します。表示された一覧から「インターネット プロトコル バージョン 4(TCP/IPv4)」を選択し、再度「プロパティ」をクリックします。

アクティブな接続のプロパティを変更する。

新しい画面が表示され、DNSサーバーのアドレスを手動で指定できるようになります。以下のスクリーンショットにある2つの入力欄に、使用するDNSサーバーのアドレスを入力します。

Modifying your DNS server settings via Window's Internet Protocol Version 4 options window
DNSサーバー設定の変更。

スクリーンショットでは、GoogleのパブリックDNSである「8.8.8.8」と「8.8.4.4」を使用しています。このほかにも、利用できる優れた無料のDNSサーバーは多数あります。

macOSでは、「システム設定」>「ネットワーク」に移動して使用中のネットワークを選択し、「詳細」をクリックするとDNS設定を変更できます。続いて「DNS」を選択します。

macOSのネットワーク設定にある「DNS」タブ
macOSのネットワーク設定にある「DNS」タブ

+アイコンをクリックすると、DNSサーバーを追加できます。DNS設定を入力したら、「OK」をクリックして設定を保存します。

DNSサーバーを変更しても、インターネット接続はこれまでと同じように利用できます。「このサイトにアクセスできません」エラーが解消される可能性があるほか、サイトの読み込みが速くなったり、それまでアクセスできなかったサイトにアクセスできるようになったりする場合もあります。

まとめ

「このサイトにアクセスできません」エラーは厄介に感じるかもしれませんが、解決方法は意外とシンプルです。多くの場合、インターネット接続やDNS、キャッシュの設定に問題があります。

「このサイトにアクセスできません」エラーに遭遇した場合は、以下の5つの方法を順番に試してみてください。

  1. インターネット接続を再起動する
  2. ファイアウォールとウイルス対策ソフトを無効にする
  3. ブラウザのキャッシュを削除する
  4. DNSキャッシュをクリアする
  5. DNSサーバーを変更する

サイトのエラー解決には、時間がかかることもあります。自力で解決できない場合は、利用しているサーバーのサポートに問い合わせるのも手です。Kinstaでは24時間365日、WordPressエンジニアに相談することができます。KinstaのWordPress専用マネージドクラウドサーバーをぜひ一度お試しください。

Salman Ravoof

独学のウェブ開発者、ライター、クリエイターでもあり、大の無料オープンソースソフトウェア(FOSS)好き。その他の好きなものは、科学、哲学、写真、芸術、猫、そして食。詳しい仕事情報はウェブサイトおよびXアカウントで公開している。