コンピュータのhostsファイルを使用すると、DNSの内容を上書きし、手動でホスト名(ドメイン)をIPアドレスにマッピングできます。この方法は移行時、DNSが伝播する前に別のサーバーからウェブサイトがどのように見えるかを確認する場合に便利です。なお、Kinstaでも一時的なURL(sitename.kinsta.cloud)を提供しますが、100%すべてのシミュレーションはできません。

例えば、CDNは、手動で構成しない限り、一時的なURLでは機能しない機能の1つです。実際の移行やDNSの変更前にウェブサイトをプレビューし、可能な限り本番環境と似せる簡単な方法は、hostsファイルの編集になります。

hostsファイルの編集に不安を覚える初心者の方には、無料ツールを利用するオプションもあります。

ウェブサイトをプレビューする準備

コンピュータのhostsファイルの編集は、基本的にコンピュータのDNSを騙すことを意味します。しかし、ファイルの編集や推奨する無料ツールの試行の前に、まず、以下の2つを必ず実行してください。

1. ウェブホストへのドメインの追加

まず、ホストにドメインを追加する必要があります。Kinstaのお客様であれば、MyKinstaで簡単に行えます。「ドメイン」をクリックし、プライマリドメインを追加します。また同様に、wwwまたは非wwwバージョンのドメインも追加してください。これはKinstaサーバーにドメインを、割り当てられた内部IPに解決するように指示します。

MyKinstaのプライマリドメイン
MyKinstaのプライマリドメイン

2. SFTP/SSH IPアドレスを見つける

また、サイトに割り当てられたSFTP/SSHのIPアドレスをコピーする必要があります。Kinstaのお客様であれば、サイト内の「SFTP/SSH」セクションに、このIPアドレスがあります。

MyKinstaのSFTP/SSHアドレス
MyKinstaのSFTP/SSHアドレス

上の2つのステップが完了したら、DNSの変更前にウェブサイトをプレビューする方法について、以下の3つのオプションから選択します。無料のオンラインツールを使用する方法と、hostsファイルを編集する方法(WindowsとMac)があります。

オプション1─hostsファイル編集せずにウェブサイトをプレビューする(初心者向け)

以下のオプション2または3で説明するようなhostsファイルの編集に不安を覚える方には非常に簡単な方法があります。無料のオンラインツールSkipDNSを使用すると、ウェブサイトをプレビューできます。

重要:SkipDNSは、DNSを変更せずにウェブサイトの見た目をプレビューするためだけに設計された外部サービスです。サイトの速度やパフォーマンスの評価には使用しないでください。こうした評価では代わりに以下のオプションの1つを使用するか、一時的なURLを使用してください。サイトの完全なパフォーマンスを確認するには、DNSをKinstaにポイントし、ウェブサイトスピードテストツールを使用してください。

手順1

skipdns.linkにアクセスし、上で説明した方法で取得したドメイン名とIPアドレスを入力します。

SSL証明書がすでにインストールされているかどうかによって、「Flexible SSL」オプションが必要です。

以下が動作している場合は、一時的に無効にすることをお勧めします。問題が発生する場合があります。

  • CDN(CDN enablerのようなプラグインを使用している場合は、一時的にこれを無効にします。)
  • Adobe Fonts(コメントアウトするか、可能であればヘッダーから削除してください。フォントが壊れて表示される場合があります)

もし、方法がわからない場合は管理者かレンタルサーバー会社に尋ねてみてください。または、以下の2番目のオプションを使用してください。何も変更せずにプレビューできます。

SkipDNS
SkipDNS

手順2

プレビューが作成されます。「Check it」(確認する)をクリックしてください。

SkipDNSでのプレビューの作成
SkipDNSでのプレビューの作成

手順3

一時的なURLが割り当てられました。これでDNSを変更する前に、WordPressサイトを表示できます。一時的なURLを指定してページにアクセスし、リンクをクリックして、すべてが正常に動作することを確認します。

DNSの変更前にウェブサイトをプレビューする
DNSの変更前にウェブサイトをプレビューする

オプション2─Windows上でのhostsファイルの編集

オプション2では、hostsファイルを編集する必要がありますが、DNSを変更する前に、より忠実に本番サイトを再現できます。また、CDNやウェブフォントを無効にする必要がないため、上の一時的なURLを使用した方法よりも優れています。

簡単で素早い方法が希望であれば、「Hosts File Editor」のような無料のアプリケーションをご利用ください。一度に複数のエントリーの管理や、フィルターやソートの実行が可能です。

それ以外の場合は、以下の手順でWindows上のhostsファイルを手動で編集してください。

手順1

hostsファイルは通常、追加のアクセス権が必要です。そこで、まず最初に、管理者としてテキストエディタを開きます。スタートメニューをクリックし、使用するテキストエディタを検索して、右クリックし、「管理者として実行」を選択してください。テキストエディタは、メモ帳、Notepad++、Atomなど何でも構いません。以下の例では、Sublimeを使用しています。

管理者としてテキストエディタを開く
管理者としてテキストエディタを開く

手順2

テキストエディタで「ファイル」>「開く」をクリックし、次の場所に移動します。

C:\Windows\System32\drivers\etc\

手順3

hostsファイルをクリックして、開きます。

hostsファイルを開く
hostsファイルを開く

手順4

ファイルの一番下に、上で取得したIPアドレスと、ドメイン名(この例ではwpdev.inkを使用しています)を挿入してください。リダイレクトをテストする場合は、wwwまたは非wwwのバージョンも同様に追加してください。以下は、hostsファイルに追加した例です。

 192.168.1.2 wpdev.ink
 192.168.1.2 www.wpdev.ink

上の行を追加したらファイルを保存します。

Windowsでのhostsファイルの編集
Windowsでのhostsファイルの編集

次に、ブラウザを起動し、挿入したドメインに移動します。すると、Kinstaのサーバーで稼働しているように表示されるはずです。WordPressの管理ダッシュボードにログインし、サイト内をクリックし、様々なテストを実行します。完全に満足したら、hostsファイルからDNS情報を削除します。最後に、ドメインレジストラまたはサードパーティのDNSプロバイダで、実際にDNSをKinstaのサーバーにポイントします。

オプション3─Macでのhostsファイルの編集

簡単で素早い方法が希望であれば、Gas Maskをお勧めします。Gas Maskは無料のアプリケーションで、hostsファイルマネージャーとしても、hostsファイルエディターとしても使用できます。

Gas Maskを使用しない場合は、以下の手順でMac上のhostsファイルを手動で編集してください。

手順1

画面下部の「Finder」アイコンをクリックします。「アプリケーション」をクリックし、「ユーティリティ」をクリックします。

Macでユーティリティを開く
Macでユーティリティを開く

手順2

「ターミナル」アプリケーションをクリックし、以下を入力して、Enterキーを押してください。ほとんどの場合、管理者パスワードの入力も求められます。

sudo nano /private/etc/hosts
Macターミナルでhostsファイルを参照する
Macターミナルでhostsファイルを参照する

手順3

もう一度Enterキーを押すと、ファイルの編集が始まります。キーボードの矢印で一番下に移動して、上で取得したIPアドレスと、ドメイン名(この例ではwpdev.inkを使用しています)を挿入してください。リダイレクトをテストする場合は、wwwまたは非wwwのバージョンも同様に追加してください。以下は、hostsファイルに追加した例です。

192.168.1.2 wpdev.ink
192.168.1.2 www.wpdev.ink

次にCTRL+Oを押すと、ファイルへの書き込みを確認されます。Enterキーを押してください。画面の下に書き込みの確認が表示されます。ターミナルを閉じてください。

Macでのhostsファイルの編集
Macでのhostsファイルの編集

次に、ブラウザを起動し、挿入したドメインに移動します。すると、Kinstaのサーバーで稼働しているように表示されるはずです。WordPressの管理ダッシュボードにログインし、サイト内をクリックし、様々なテストを実行します。完全に満足したら、hostsファイルからDNS情報を削除します。最後に、ドメインレジストラまたはサードパーティのDNSプロバイダで、実際にDNSをKinstaのサーバーにポイントします。


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