WordPressサイトに関しては、速度が重要であることは事実です。それは何故でしょうか。まず、ウェブサイトの速度はGoogleのアルゴリズムの重要な要素であるためです。高速読み込みのウェブサイトは、SERPで検索順位が高くなり、訪問者数が増えることが期待できます。次に、ユーザーエクスペリエンスに関する考慮事項もあります・サイトの読み込みが速いと、訪問者はコンテンツを読んで、最終的にコンバージョンに至る可能性が高くなります。言い換えれば、非常に速いウェブサイトは、ウェブマスターのすべての希望事項の扉を開きます。
一方、本日はウェブサイトの高速化の話ではありません。高速化については、「WordPressウェブサイトのスピードUP(スーパーガイド)」とページ速度に関する記事ですでに詳しく説明しています。本記事では、WordPressユーザーがよく間違っている、ウェブサイトのスピードテストの正しいやり方というもう一つの重要な課題について説明します。
これは大きな問題でないと思われるかもしれません。しかし、スピードテストを使うのは、実施済みの改善を評価しようとしているときでしょう。ウェブサイトのスピードテストを間違った方法で実行すると、サイトが遅くなったのに、遅くなったように見える場合があります。
そのため、以下では、サイトのスピードを確実にテストして改善を追跡できるツールとともに、ウェブサイトのスピードテストの正しいやり方について詳しく説明します。
ウェブサイトのスピードテストを実行する前に
スピードテストを実行する前に、WordPressサイトで次の2つが設定され、実行されているかどうかを確認する必要があります。
わからない場合は、ウェブ開発者またはホスティング会社にお問い合わせください。まったく新しいサイトを立ち上げている場合は、まずこれらの設定を行ってから、スピードテストを実行してください。
1. キャッシュを構成する
Kinstaをご利用の場合は、当社のサーバーレベルのページキャッシュが本番WordPressサイトで実行中です。したがって、構成する必要のあるものは何もありません。一方、開発およびデバッグの目的で、ステージング環境ではキャッシュがデフォルトで無効になっていることにご注意ください。ステージング環境でキャッシュを有効にするには、MyKinstaの該当のサイトの「ツール」画面で「キャッシュを有効にする」ボタンをクリックします。
An instant 37% reduction in the loading time after moving @WPColt to @kinsta! (NO CACHING PLUGINS) 🚀🚀🚀
— WPColt (@WPColt) January 3, 2018
他社のホスティング会社をご利用の場合は、必ずドキュメントを確認して、キャッシュが有効になっているかどうか確認してください。共有ホストまたはVPSをご利用の場合は、WordPressキャッシュプラグインをインストールする必要がある場合があります。
2. コンテンツ配信ネットワーク(CDN)を有効にする
コンテンツ配信ネットワークをご存じでない場合は、まず WordPress CDNを使いべき理由についての詳細な記事をお読みください。CDNは99.9%の確率で、サイトの速度に大きな影響を与えます。サイトがホストされているデータセンターの場所と訪問者のいる場所によりますが、CDNは読み込み時間を50%以上短縮する場合もあります!
Kinstaのお客様には、各ホスティングプランを対象に無料のCDNバンドウィズをご用意しております。2つのステップの実施しやすい手順でKinsta CDNを有効にしましょう。
ステップ1
まず、MyKinstaダッシュボードにログインします。該当のウェブサイトをクリックし、CDNタブをクリックします。

ステップ2
次に「ゾーンの追加」をクリックします。数分後、CDNが自動的に機能し始め、アセットは世界中のキャッシュから配信されます。以上です。

Cloudflareを使用している場合、またはCloudflareの使用を検討している場合は、当社のWordPressサイトにCloudflareをインストールする手順についての詳細なチュートリアルと、最適な設定に関する記事をご覧ください。また、Kinsta CDNとCloudflare CDNの比較もぜひご覧ください。
サードパーティのCDNプロバイダーには、WordPressサイトでCDNを設定する際に従うことができるドキュメントがあるはずです。例えば、CDN Enablerなどの無料のプラグインを使用しましょう。
ウェブサイトのスピードテストの正しいやり方
これでキャッシュが構成され、CDNが有効になったので、続いてWordPressサイトのスピードテストの正しいやり方について説明します。サイトのパフォーマンスを把握するために使用できるツールがさまざまなです。ツールの完全なリストについてはこちらをご覧ください。今回の例では、最も人気で一般的に使用されているツールの一つであるPingdomを使用します。
スピードテストの場所が重要
ほとんどすべてのスピードテストツールでは、世界中のさまざまなテスト場所から選択できます。これはかなり重要です。その理由は、結果がWordPressサイトがホストされているデータセンターに関連しているためです。TTFB、ネットワークレイテンシなどが関連してきます。Kinstaのお客様には、35カ所のデータセンターをご利用いただけます。
そのため、データセンターに近いロケーションからも遠いロケーションからもウェブサイトをテストすることは重要です。そうすると、CDNのWordPressウェブサイトへの影響も把握できます。実際の差を確認するために、CDNを一時的に無効にして再テストすることもできます。
何をするにせよ、選択した場所を変えないでください。
複数回テストを行う
本記事では、キャッシュの詳細については説明しませんが、キャッシュのおかげでWordPressサイトの読み込みが非常に高速になることを覚えておきましょう。(WordPressホスティング会社からのキャッシュまたはプラグインやCDNからのキャッシュの両方もそうです。)
多くのユーザーはスピードテストを1回しか実行しない傾向があります。そこで、コンテンツはまだWordPressホスティング会社たCDNにキャッシュされておらず、サイトの速度が低下したように見えてしまいます。WordPressサイトやCDNのキャッシュをクリアした直後にも同じ現象が発生する場合があります。
コンテンツやメディアがまだキャッシュから配信されていないことを簡単に確認できます。すべてのスピードテストツールは、HTTPヘッダー(応答ヘッダーとも)というものを示します。これらには、各リクエストに関する重要な情報が含まれています。
今回は、Kinsta CDNが有効になっている開発サイトをセットアップしました。Pingdomでの最初のテストの結果は次のとおりでした。

以下の例を見ると、最初のリクエストはプライマリドメインに対するリクエストです。これは直接にKinstaサーバーから読み込まれています。その下に、残りのリクエストがKinsta CDN(xxxx.kinstacdn.com)から読み込まれていることがわかります。
Kinstaサーバーへのリクエストでは、x-kinsta-cache
というヘッダーが表示されます。コンテンツがまだキャッシュから配信されていない場合は、ヘッダーがMISS
を返します。このヘッダーの名前は、ホスティング会社によって多少異なる場合があります。
以下のKinsta CDNへのリクエストも同じです。 x-cache
というヘッダーが表示されます。コンテンツがまだキャッシュから配信されていない場合は、ヘッダーがMISS
を返します。繰り返しますが、このヘッダーの名前は、CDNプロバイダーによって多少異なる場合があります。たとえば、Cloudflareをご利用の場合は、HTTPヘッダーはcf-cache-status
です。

スピードテストで正しい結果が出るためには、(WordPressホスティング会社とCDNの両方からの)すべてのコンテンツがキャッシュから読み込まれなければなりません。キャッシュから読み込まれる場合、x-kinsta-cache
とx-cache
ヘッダーはHIT
を返します(以下を参照)。このため、スピードテストを複数回実行する必要がある場合もあります。私たちの経験からいうと、2~3回が適切です。Pingdomなどの一部のスピードテストツールでは、各テスト間の時間も制限されています(通常は数分)。したがって、スピードテストを実行し、時間が照ってから再度戻って、もう一度実行する必要がある場合があります。

WordPressホスティング会社がCDNよりも早くHIT
を返すことも可能です。テストをすばやく実施して、大きな黄色のバーを探しましょう。これはTTFB(待機時間)です。TTFBは、ページやアセットがキャッシュから配信されない場合に非常に急上昇します。
なぜこれがそんなに重要なのでしょうか?前後のスピードテストの結果を見ると、完全にキャッシュから読み込まれたサイトの方は50%以上高速でした。繰り返しますが、これは小さな開発サイトの結果です。大規模なサイトでは、インパクトはさらに大きくなります。このため、ウェブサイトのスピードテストの正しいやり方を理解することが重要です。

ホスティング会社とCDNへのリクエストの他に、Facebook、Google Analytics、Google Fontsなどへの外部リクエストもある場合があります。これらのトラブルシューティングについては別途の記事で説明します。😉「WordPressサイトの外部サービスを特定して分析する方法」、「Pingdomのスーパーガイド」または」WordPressでフォントを変更する方法」も是非ご覧ください。
2020年の最高のウェブサイトスピードテストツール
それでは、さまざまなウェブサイトスピードテストツールについて詳しく見ていきましょう。 目指すべき最適な読み込み時間はどれくらいでしょうか? 簡単に言うと、速いほど良いですが、ほとんどの専門家は2秒以下を目指した方が良いと述べています。知覚されたパフォーマンスと実際のパフォーマンスには違いがあることも覚えておいてください。
- Pingdom
- Google PageSpeed Insights
- Googleのモバイルウェブサイトスピードテストツール
- Google Analyticsのサイト速度
- WebPageTest
- GTMetrix
- KeyCDNウェブサイトスピードテスト
- DareBoost
- Web Page Analyzer
- YSlow
- Chrome DevTools
- Load Impact
- Site Relic
- dotcom-monitor
- New Relic
ウェブサイトのスピードテストのポイントの一つは、ツールを一つ選択して途中で変えないことです。それぞれに独自の測定基準があるため、あるツールのテスト結果を別のツールの結果と比較することはできません。正しいツールや間違ったツールというのはありません。単に改善に集中しましょう。
Each tool has a set of different metrics but each metric on its own makes perfect sense to improve. No tool is perfect and normally I'd tell you which one is the closest, but in this case is really about picking one that you like.
— Gary 鯨理/경리 Illyes (@methode) July 12, 2018
1. Pingdom
Pingdomは市場をリードするウェブサイト監視サービスですが、最もよく知られているのは無料のウェブサイトスピードテストツールです。スピードテストツールは、滝グラフでサイトのすべてのリクエストを表示します。読み込み順序、ファイルサイズ、読み込み時間でフィルタリングできるため、改善すべき項目を特定できるさまざまな観点が得られます。また、リクエストの合計数、読み込み時間、ページサイズも一覧表示されます。
Pingdomは、特に同様のスピードテストツールと比較すると非常に使いやすいという事実により、長年にわたって人気を博しています。初心者にとって、Pingdomは完璧な幕開けです。

Pingdomは、100点満点の速度性能評価も提供します。この評価は12の基準に分類され、それぞれに個別の点数が表示されます。繰り返しますが、これは、サイトの速度を即座に改善できる簡単な対策を特定するのに役立ちます。 満点を獲得することが可能です。ただし、点数を重視しすぎないようにしてください。点数を上げるよりもサイトの改善の方が重要です。
Pingdomは、ウェブサイトのすべてのテストの結果を保存し、時間の経過とともにスピードの改善を履歴で追跡できるようにします。
2. Google PageSpeed Insights
Googleは2010年以来、ページ速度はSEOの重要な掲載順位要素であると述べています。サイトの速度を向上させるために、Googleには、モバイルデバイスとデスクトップデバイスのページのパフォーマンスを測定する独自のスピードテストツールGoogle PageSpeed Insightsがあります。

LighthouseをベースとしたPageSpeedの点数の範囲は0〜100天です。点数が高いほどよく、85点以上だとページのパフォーマンスが高いです。レポートページには、パフォーマンスを改善するための便利な対策の内訳が表示されます。 PageSpeed Insightsは、モバイルデバイスのユーザーエクスペリエンスに関する提案も提供します。PageSpeed Insightsで満点を取ることが可能かどうかについての考えを確認してください。
ウェブサイトの検索順位を上げることに関心がある場合は、Googleが推奨する内容に耳を傾けた方が良いでしょう。「ブラウザのキャッシュを利用する」警告表示の処理方法についての詳細記事もご用意しております。
3. Googleのモバイルウェブサイトスピードテストツール
Googleによると、モバイルフレンドリーでないサイトを離れる可能性は5倍高くなります。そのためGoogleは、モバイルサイトのスピードテストツールをリリースしました。このツールはGoogle PageSpeed Insightsを利用しており、マーケターやエージェンシーを対象に、理解しやすい最適化レポートをより適切に提供することを目的としています。

レポートをメールに送信してもらったり、情報をウェブマスターや開発者に転送したりできます。ただし、WordPressサイトの設定よっては、満点を取ることが不可能な場合もあることを覚えておいてください。多くの多目的テーマと数十の外部スクリプトを備えたサイトでは、満点を取得しようとしてもできないでしょう。まったく問題ありません。そして、間違いなく開発者の責任ではありません。
4. Google Analyticsのサイト速度
Google Analyticsには、サイトの速度を測定する機能もあります。GAダッシュボードの「行動」メニューにあります。この機能はウェブページに含まれたコードスニペットを使用して情報を取得します。サイト速度レポートは、レイテンシの3つの側面を測定します。
- サイトのページビューのサンプルのページ読み込み時間
- 追跡する個別のヒット、イベント、またはユーザーインタラクションの実行速度または読み込み時間
- ブラウザがドキュメントを解析し、ユーザーが操作できるようになるまでの時間

一般的な比較として役立ちますが、データが正確であるとは限らないため、これを使用しないことをお勧めします。それは何故でしょうか?データはのランダムなサンプリングから収集されるためです。
Joeは、Google Analyticsでのサイト速度の正確性に関する課題についてのすばらしい記事を用意しています。 Yottaも、サイトの平均速度を大幅に低下させる可能性がある頻繁なエラーについて報告しています。本記事に記載されている別のスピードテストツールのいずれかを使用することをお勧めします。
5. WebPageTest
WebPagetestは、GoogleのChromeエンジニアであるPatrick Meenanによって作成されました。このツールはオープンソースプロジェクトであり、実際のブラウザー(IE、Chromeなど)を使用して、世界中の複数の場所から無料のウェブサイト速度テストを実行できます。スピードテストで追加のデータも必要としている上級ユーザーにとって、これは優れたツールです。

WebPageTestを使用すると、マルチステップトランザクション、ビデオのキャプチャ、コンテンツのブロック、最初のビューとリピートビューの比較、接続速度の変更など、上級のテストを実行できます。彼らの滝グラフとリソース読み込みレポートは、サイト全体の改善すべき項目に関する多くの追加情報を提供します。
6. GTmetrix
GTmetrixは、もう1つの人気のある速度分析ツールであり、Pingdomの代替品の中で間違いなく最もよく知られているツールです。使いやすく、初心者はかなり速く使い方に慣れます。このツールは、Google PageSpeed InsightsとYSlowが提供するパフォーマンスと推奨事項を組み合わせることにより、包括的な分析データを提供します。つまり、GTmetrixはすべての速度最適化ニーズのワンストップショップです。

最も重要なのデータをより簡単に把握するために、GTmetrixはページの上部に要約を表示し、ページの合計読み込み時間、ページサイズ、およびリクエスト数を一覧表示します。このツールでは、リクエストのリストが滝グラフで表示されるため、問題のある項目やボトルネックを簡単に特定できます。滝グラフもダウンロードできるため、さらに分析を行うことができます。
過去20のテストを保存し、履歴データを比較し、テストの場所、ブラウザ、接続速度などの設定を事前に行うことができる無料のアカウントを作成できます。
GTmetrix速度テストツールの使用方法について詳しく説明している詳細ガイドも是非ご覧ください。
7. KeyCDNウェブサイトスピードテスト
KeyCDNの無料のウェブサイトスピードテストツールは、WordPressサイトの全体的な速度を把握できる信じられないほど速くて簡単な方法を提供します。単純なページ速度テストには、滝グラフの内訳とウェブサイトのプレビューが含まれます。ある地域からのアセットの全体的なダウンロード時間をより正確に判断するために、世界中の複数のロケーションに戦略的に配置された14カ所のテスト場所から選択できます。

プライベートテストとパブリックテストの両方を実行して、後で参照したり共有したりするためにブックマークを付けておくことができます。内訳レポートは、リクエストメソッド(GET / POST)、HTTPステータスコード(200 OKまたは404など)、ファイルタイプ、コンテンツサイズ、待機時間、受信時間、合計ダウンロード時間、およびサイトで生成されたHTTPリクエストの全体数の概要を示します。KeyCDNには、ピングテスト、HTTP/2テスト、HTTPチェック、トレースルートツールなど、その他の無料の便利なウェブパフォーマンステストツールもあります。
8. DareBoost
DareBoostは、ウェブサイトの速度テスト、ウェブパフォーマンスの監視、およびウェブサイトの分析(速度、SEO、品質、セキュリティ)のためのオールインワンサービスです。また、これは主にプレミアムサービスですが、ウェブサイトの速度テストツールでは毎月5つの無料レポート(有料顧客向けのいくつかの上級な機能を除外)を作成できます。無料のレポートはかなり印象的です!

DareBoostの速度テストレポートでは、次のカテゴリにわたって80以上のデータポイントが分析されます。
- キャッシュポリシー
- リクエスト数
- セキュリティ
- アクセシビリティ
- コンプライアンス
- 品質
- jQuery
- ブラウザレンダリング
- データ量
- SEO
WordPressサイトのボトルネックと改善が必要なカ所をすぐに把握できます。セキュリティレポートは、これまでに紹介したツールと比較すると非常にユニークです。ウェブサイトがクリックジャッキング攻撃にさらされているか、コンテンツセキュリティポリシーのヘッダーが欠落しているか、SSL証明書に関する情報が欠落しているかなどの状況を把握できます。彼らのデザインもかなり素晴らしいです!上司やエージェンシーにレポートを提出する必要がある場合、このツールを検討する価値があります。

9. Web Page Analyzer
Web Page Analyzerは、サイトの速度、サイズ、構成を分析するために強く推奨される無料のツールです。スクリプトは個々の要素のサイズを計算し、各タイプのウェブページコンポーネントを合計します。これらのページ特性に基づいて、スクリプトはページの読み込み時間を改善する方法についてアドバイスを提供します。

具体的には、さまざまな接続速度でウェブサイトの読み込みにかかる時間が表示されます。詳細なデータが必要な場合は、Web Page Analyzerツールがデータを分解し、それぞれのサイズとコメントを表示します。分析の下に、サイトのパフォーマンスの11の側面に関する指摘事項や推奨事項が提供されます。(パフォーマンスが高い項目も含まれます。)このツールはしばらく更新されていないようで、HTTP/2のサポートなどは期待しないでください。
10. YSlow
次は、Yahoo!のページパフォーマンスツール、YSlowです。このツールは、ブラウザーのアドオンとしてインストールする必要がありますが、完全に無料で使用できます。最も人気のあるウェブブラウザーがすべてサポートされています。
Yahoo!チームは、ウェブサイトの速度に影響を与える34の要因を特定しました。残念ながら、これらのうち定量的にテストできるのは23だけですが、ツールはその23項目に焦点を当てて分析します。YSlowのウェブサイトには、23項目の「ルール」が詳細に記載されておりますので、確認する価値があります。分析が完了すると、YSlowはAからFまでの成績を付けて、項目ごとに等級付けします。これにより、サイトの速度の点で最大の前進を目指すことができる弱いエリアを非常に簡単に特定できます。
これは、最も人気のある速度テストツールでした。しかし残念ながら、YSlowプロジェクトはもはや維持されていません。彼らの最後のコミットは2年前で、GitHubページには未解決の問題が100件以上あります。これでも、本拡張機能が提供する有用な情報はありますが、新しくて、アクティブにサポートされているウェブサイト速度テストツールを使用することをお勧めします。
11. Chrome DevTools
Chrome DevTools lネットワークパネルはChromeの一部です。簡単にアクセスでき、ローカルでのデバッグやテストできるため、開発者の間で非常に人気のあるツールです。Command + Option + I(Mac)またはControl + Shift + I(Windows、Linux)を押すと、Chromeでネットワークパネルを簡単に起動できます。次に、サイトの滝分析を生成し、各アセットのパフォーマンスを詳しく確認することができます。

Chrome 60で新しく追加されたもう1つの優れた機能は、リクエストをブロックする機能です。これは、サードパーティのサービスまたはスクリプトがサイトにどれほどのオーバーヘッドを持っているかを判断するときに非常に役立ちます。

Googleのチームは、LighthouseをChrome Devtoolsにも統合しました。Lighthouse はオープンソースの自動化されたツールでウェブアプリの品質向上に役立ちます。パフォーマンス、アクセシビリティ、プログレッシブウェブアプリなどの監査があります。「Audit」(監査)タブからLighthouse を実行できます。100点満点のシステムです。リクエストを見て、レンダリングを妨げるスクリプトや、画像圧縮の状況などを確認できます。結果へのリンクを簡単に他の人共有できます。

Chrome Devtoolsのその他の機能には、キャッシュの無効化、ネットワーク接続の調整、ページレンダリングのスクリーンショットの取得、遅いTTFBの試験などがあります。
12. Load Impact
Load Impactは、ウェブサイトの拡大縮小可能性をテストするための最良のツールの一つです。無料のウェブサイトパフォーマンステスト(1か月あたり5つのレポート)を提供し、ウェブサイトに25名の同時ユーザーがいる場合の影響と、この限られたトラフィックがサイトの速度に与える影響を分析します。

Load Impactは便利なグラフを表示し、より多くのユーザーがウェブサイトにアクセスしたときに読み込み時間がどのように変化するかを示します。サイトがグローバルなオーディエンスに対応できるようにするために、Load Impactはさまざまな場所からの仮想ユーザーを使用して分析を行います。

これでも満足していないユーザーには、Load Impactは、帯域幅の使用状況、リクエストの数、1秒あたりのリクエスト数などのトップレベルの分析データも表示します。追加のデータが必要な場合は、Load Impactのプレミアムプランの1つにアップグレードすることを検討してください。これにより、はるかに大量の同時ユーザーの影響をテストできます。プレミアムプランは月額89ドルからです。
13. Site Relic
Site Relicはできたばかりの完全に無料のウェブサイト速度テストツールです。9つの地域にわたって、モバイルとデスクトップの両方でサイトの読み込み時間を簡単に確認できます。また、すべての地域のTTFBを一度に表示することもできます。

個々のロケーションレポートを使用すると、完全に読み込まれるまでの時間、ページサイズ、最初のバイト、リクエストの総数、タイプ別のリクエスト数、および応答コード別のリクエスト数を簡単に確認できます。ツールの滝分析レポートも非常によく設計されています。

14. dotcom-monitor
dotcom-monitor には無料で役立つツールがたくさんあります。その一つは、ウェブサイトの速度テストツールです。世界中の25カ所の場所からウェブサイトの速度を素早くテストできます。Internet Explorer、Firefox、Chrome、iOS、Android、Windows Phone、Blackberryなど、さまざまなブラウザーから選択できます。

ウェブパフォーマンスレポートには以下が含まれます。
- ロケーション別のまとめ
- 最速の要素の10%
- 最も遅い要素の10%
- 包括的な滝グラフ
- ホスト要素別の内訳: DNS、接続、SSL、リクエスト、最初のパケット、ダウンロード
- エラーチェックと診断
15. New Relic
New Relicは、アプリケーションパフォーマンスの監視、サーバーの監視、モバイルの監視、リアルタイムのユーザーインサイトなど、あらゆる種類のサービスを提供します。New Relicはプレミアムツールですが、上記のツールが提供するものよりも多くのデータが必要な場合は、New Relicに投資した方が良いでしょう。

Kinstaでは、アップタイム時間とパフォーマンスを監視するために、アプリケーションの監視と合成という、New Relicの2つの製品も使用しています。

特に便利な機能の一つは、WordPressプラグインセクションです。この機能では、最も長い応答時間のプラグインやテーマを即座に把握できます。

ウェブサイトの速度が低下し始めた場合、New Relicがその低下を検出して通知するため、すぐに問題の原因を特定すして対応できます。これには、サイトの速度を低下させる可能性のある外部サービスまたは広告ネットワークの表示も含まれます。New Relicは、当社のお客様に最高のサポートを提供するための優れたツールです。

まとめ
WordPressサイトをのスピードテストの正しいやり方を理解すると、パフォーマンスを効果的に測定できます。特に、Kinstaに移行した後のサイトの速度を測定しようとしている場合。😉
高速なウェブサイトがあなたの優先事項であるなら(そうであるべきです! ) 、これらのツールの少なくとも一つを使用して、速度最適化戦略の進捗を定量的に確認してください。ウェブサイトの速度は成功するウェブサイトの重要な要素であることは明確でしょう。ウェブサイトが高速であるほど、成功の可能性が高くなります。
あなたは、ウェブサイトの速度を測定するためにどのツールを使用していますか?コメントで教えてください。
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