WordPressがメールを送信しない場合のトラブルシューティングは、少し難しい場合があります。なぜかというと、多くのマネージドWordPressホスティング会社は従来の電子メールホスティングを提供しないためです。

Kinstaでは、SendGridを使用してトランザクションメールをルーティングします。トランザクションメールには例えば、新規ユーザー登録のメール、パスワードリセットのメール、WooCommerce注文の通知メールなどがあります。基本的に、サイトの機能などマーケティング以外の内容ののすべてのメールのことです。つまり、通常はメールを気にしなくてもかまいません。

ただし、SendGridのリレーサービスは、大量のメールを送信するためのものではありません。また、スパムや不正行為を防止するために1日に送信できるトランザクションメールの数にも制限があります。

したがって、DNSレコード(DKIM)を完全に制御したいお客様、またはメールの送信に問題が発生しているお客様なら、サードパーティのSMTPプロバイダー(トランザクションメールサービス)を使用して独自のWordPress設定を行うと便利です。

今日は、WordPressでSendGridを設定してメールを送信する方法をご案内します。

Send your transactional emails in style. 😎Here's a step by step tutorial on how to set up @SendGrid on your WordPress site.Click to Tweet

SendGridとは?

SendGrid(現在Twilioが所有)は、Uber、Spotify、Yelp、Airbnb、さらにはKinstaなど、有名なブランドに使用されています。当初は、開発者向けに設計されたトランザクション電子メールSMTPおよびAPIサービスとして始まりました。ただし、現在はメールマーケティング機能も提供するようになりました。したがって、どちらか一方または両方の機能が利用可能です。今日は、おそらく、ほとんどのお客様がご利用になりたい機能であるため、トランザクションメール機能に焦点を当てます。

SendGridには30日間の無料のトライアル版があり、その期間中に最大40,000通のメールを送信できます。その後は、無料のトライアル版をいつまでも無料で使用し続けられますが、1日あたり最大100通のメールしか送信できません。

メールをそれ以上送信したい場合、月あたり40,000通のメールを送信できるEssentialsプランは月額14.95ドルから始まります。追加メールあたりの費用は0.001ドルです。しかし、より高いレベルのプランにアップグレードすると、より多くのお金を節約することもできます。

追加の利点は次のとおりです。

SendGridアカウントとAPIキーを作成する

最初に、SendGridアカウントを作成し、APIキーを生成します。以下の手順に従ってください。

ステップ1

SendGrid.comで無料トライアル版にサインアップします。次に、確認メールをクリックしてアカウントを認証します。

SendGridの確認メール

SendGridの確認メール

ステップ2

アクセス後に、2要素認証を設定することを強くお勧めします。メールの配信とルーティングは非常に重要であり、アカウントへの不正アクセスは最悪なことです。2要素認証により、アカウントがさらに保護されます。設定するにはは、「”Settings」(設定)→「Two-Factor Authentication」(2要素認証)にアクセスします。

Authyアプリ(推奨)またはテキストメッセージ(SMS)の2つのオプションがあります。

SendGridの2要素認証

SendGridの2要素認証

ステップ3

次に、SendGridのAPIキーを生成します。「Settings」(設定)→「API Keys」(APIキー)をクリックします。 次に、「Create API Key」(APIキーの作成)をクリックします。

SendGridのAPIキーの作成

SendGridのAPIキーの作成

ステップ4

APIにわかりやすい名前を付けます。こらは非常に重要です。「Full Access」(フルアクセス)を選択し、「Create & View」(作成と表示)をクリックします。

SendGridのAPIキーの作成

SendGridのAPIキーの作成

APIキーが2度と表示されないため、この段階でコピーして、安全に保存します。以下のプラグインを設定するには、APIキーが必要になります。

SendGridのAPIキー

SendGridのAPIキー

公式プラグインを使用してWordPressでSendGridを設定するには

SendGridを使用してメールを送信するようにWordPressを設定するのは簡単で、数分しかかかりません。

ステップ1

最初の選択肢は、無料の公式SendGrid WordPressプラグインを使用することです。これは非常にシンプルなプラグインで、デフォルトのwp_mail関数を置き換えてメールを送信します。つまり、プラグインをインストールして設定すると、サイトから送信されるメールがプラグインに制御されるようになります。

SendGrid WordPress プラグイン

SendGrid WordPress プラグイン

WordPressのリポジトリからもダウンロードできますが、WordPressダッシュボードの「プラグイン」→「新規追加」で検索することもできます。

ステップ2

プラグインをインストールしたら、WordPressダッシュボードの「設定」→「SendGrid」をクリックします。以前に生成したSendGrid APIキーに加えて、以下を入力します。

SendGridの認証情報

SendGridの認証情報

次に「Update Settings」(設定の更新)をクリックします。以上です!簡単でしょう!これで、WordPressサイトから送信されるすべてのメールは、SendGridのメールサーバーを経由して送信されるようになりました。

ステップ3

SendGridプラグインの設定画面を下にスクロールすると、自分にテストメールを送信できます。

SendGridのテストメール

SendGridのテストメール

必ず受信トレイと迷惑メールフォルダーをチェックして、テストメールが届いたかどうかを確認してください。SendGridのアクティビティフィードも確認できます。

SendGridのアクティビティフィード

SendGridのアクティビティフィード

ステップ4

次に、「SendGridのドメイン認証の設定」にジャンプします。

Post SMTPプラグインを使用してWordPressでSendGridを設定するには

もう一つの選択肢は、人気のある無料のPost SMTPプラグインでSendGridを構成することです。おそらくあなたも、他の用途でこのプラグインをすでに使用しているかもしれないため、SendGridに切り替えるのは簡単です。

WordPressプラグインPost SMTP

WordPressプラグインPost SMTP

Post SMTPプラグインは定期的に更新され、SendGridのSMTPリレーとSendGridのWeb APIを介した送信をサポートしています。100,000以上のアクティブなインストールがあり、評価は5つ星のうち5です。

WordPressのリポジトリからもダウンロードできますが、WordPressダッシュボードの「プラグイン」→「新規追加」で検索することもできます。

ここでは、Web APIメソッドとSMTPの両方を使用する理由をいくつか示します。

ステップ1

プラグインをインストールした後、「Post SMTP」→「Start the Wizard」(ウィザードを開始)をクリックします。

Post SMTP ウィザード

Post SMTP ウィザード

ステップ2

送信元のメールアドレスと名前を入力します。これは、ユーザーがサイトからメールを受け取ったときに表示される内容です。「Next」(次へ)をクリックします。

Post SMTPの送信元情報

Post SMTPの送信元情報

ステップ3

この例では、SMTPではなく、SendGridのAPIを使用します。 ただし、APIに問題が発生した場合に備えて、SMTPサーバーは万が一の為のフォールバックになります。したがって、SendGridのSMTPサーバーアドレス(smtp.sendgrid.net)を入力します。 「Next」(次へ)をクリックします。

Post SMTPの送信メールサーバーホスト名

Post SMTPの送信メールサーバーホスト名

ステップ4

「SendGrid API」を選択し、「Next」(次へ)をクリックします。

SendGrid API認証

SendGrid API認証

ステップ5

次に、Post SMTPの設定に戻り、先ほど生成したSendGrid APIキーを貼り付けて、「Next」(次へ)をクリックします。

Post SMTPでのSendGridのAPIキー

Post SMTPでのSendGridのAPIキー

ステップ6

次に、メールの配信ができなかった場合の通知方法を選択できます。「メール」はデフォルトで最も簡単なオプションです。Post SMTPには「Slack」のオプションさえあります。「Next」(次へ)をクリックします。

Post SMTPのメール通知

Post SMTPのメール通知

ステップ7

次に、テストメールを送信して、プラグインが正常に機能しているかを確認します。 「Actions」(操作)メニューの「Send a Test Email」(テストメールの送信)をクリックします。

Post SMTPのテストメール送信

Post SMTPのテストメール送信

テストを送信する受信者の電子メールアドレスを入力して、「Next」(次へ)をクリックします。問題なければ、「Success」(成功)メッセージが表示されます。

Post

以上です!これで、WordPressサイトから送信されるすべてのメールは、SendGridのメールサーバーを経由して送信されるようになりました。必ず受信トレイと迷惑メールフォルダーをチェックして、テストメールが届いたかどうかを確認してください。SendGridのアクティビティフィードも確認できます。

SendGridのアクティビティフィード

SendGridのアクティビティフィード

ステップ8

次に、「SendGridのドメイン認証の設定」にジャンプします。

SendGridのドメイン認証の設定

SendGridのドメイン認証を設定すると、送信元のドメインを所有していることが受信トレイのプロバイダーに証明されるため、配信率が向上します。これがないと、メールが迷惑メールフォルダに入ってしまう可能性があります。

ステップ1

SendGridのダッシュボードで、「Settings」(設定)→「Sender Authentication」(送信者の認証)をクリックします。「Domain Authentication」(ドメイン認証)の「Get Started」(スタートする)をクリックします。

SendGridのドメイン認証

SendGridのドメイン認証

ステップ2

ご利用のDNSホストを選択します。Kinsta DNSをご利用の場合は、Amazon Route 53を選択します。Cloudflareをご利用の場合は、Cloudflareを選択します。「Next」(次へ)をクリックします。

DNSホスト

DNSホスト

ステップ3

送信元のドメインを入力します。次に、ご希望のセキュリティを選択できます。デフォルトの推奨のオプションは「Use automated security」(自動セキュリティを使用する)です。有効にすると、SendGridは自動的にDKIM キーをローテーションして、不正アクセスを予防します。「Next」(次へ)をクリックします。

SendGridドメインの送信元

SendGridドメインの送信元

ステップ4

次に、メールがSendGridを指すようにDNSレコードを追加します。これは、ドメイン登録機関またはサードパーティのDNSプロバイダーで行います。その際に、3つのCNAMEレコードが必要になります。不明点等ございましたら、ご利用のプロバイダーに支援を求めてください。当社のプレミアムDNSをご利用のKinstaお客様には、MyKinstaダッシュボードを使用して設定いただけます。または、サポートチームまでお問い合わせください。

レコードを追加したら、「I’ve added these records」(これらのレコードを追加しました)チェックボックスをオンにして、「Verify」(認証)をクリックします。注:DNSレコードを追加した後、反映されるまでに時間がかかる場合があります。ほとんどの場合、数分で完了しますが、最大24時間かかる場合があります。

SendGridのDNSレコード

SendGridのDNSレコード

完了後に、「It worked!」(うまくいった!)と表示されます。

SendGridが認証された

SendGridが認証された

これで、メールを送信するための準備がすべて整いました!なお、上記のプラグインは、デフォルトのwp_mail関数を置き換えることにご注意ください。 今後は、サイトから送信されるすべての電子メールがSendGridを経由するようになります。

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