Slackは今やビジネスでのコミュニケーションにおける必需品となっており、Slackの上手な使い方を知ることは現代のビジネスマンにとってとても重要なことです。
SlackがダウンするとTwitterは大荒れし 、世界中のユーザーはサービス再開をただ待つしかありませんでした。
— Tomzur 🚀✌️ (@tomzur) July 29, 2019
あなたの会社のチームも社内のコミュニケーションにSlackを利用しているかもしれません。
しかし、あなたはSlackの正しい使い方を知っているでしょうか?
100%自信がないと言う方は、今回この記事の中でSlackを完全に使いこなすための詳細のガイドを記載していますので、是非ご活用ください。
では、早速見ていきましょう!
Slackとは?
Slackを初めて使うという方は、それが結局のところなんなのか分からないとお思いかもしれません。公式サイトではSlackの主力製品を「コミュニケーションハブ」と呼んでいますが、まさにその名の通りの製品なのです。
Slackはデスクトップ/ノートパソコン、モバイル端末用のアプリケーションまたはウェブアプリによって利用可能な、ウェブを基盤としたリアルタイムのコミュニケーションツールです。基本的にはプライベートなチャット(ダイレクトメッセージ)と従業員同士が情報共有をするコラボレーションルーム(チャンネル)を提供しています。
多くの企業では、社内のメールやプライベートなフォーラム、チャットルームなどに代わる社内の文字ベースのコミュニケーション手段となっています。
Slackとメールの違いは?
データがプライベートなオンラインプラットフォームで共有できるため、新しい従業員に重要なチェーンメールを送信する必要がありません。また、離職者をチェーンメールから外す手間もかかりません。
データのやり取りがリアルタイムででき、送信済みのメッセージを編集できるので、上司へ送ってしまった誤字だらけのメールにストレスを感じることもありません。
また、Slackは様々なツールと連携できるので、例えば、デプロイ作業の進捗や競合のブログの新規コンテンツのアップデートをリアルタイムで確認することができます。
参照文献:いまだにEメールを使用していますか?Gmailの最高のアドオンと拡張機能を確認して、生産性を向上させませんか?
チーム内でSlackを使うべき?
単刀直入に言うと、使うべきでしょう。
これまで利用したことのあるコミュニケーションの手段がメール、Skype、 フォーラム、プロジェクトマネージメントツールのみであるならば、Slackの次のような機能を利用することで生産性を向上できるかもしれません。
- プロジェクトマネージメント/マーケティング/営業ツールとのリアルタイムな連携
- チャンネルとチャンネル内検索
- メールスレッドに代わるプライベートチャンネル
これらについては後ほどご紹介します。
しかし、チームのメンバーがSlackの機能や連携をフル活用する方法を理解していないと、大きな生産性の向上は見込めないかもしれません。
そのため、公式の始め方ガイドと共にこの記事を読んで、Slackを簡単にフル活用しましょう。
Slackの基本的な使い方
Slackを初めて使う人やSlackに移行しようか検討している人とお話するとき、同じような質問を何度もされます。そのため、それらの質問とその回答のリストを作成しました。
Slackについてある程度ご存知の方は、この章は飛ばして、「Slackを効率的に活用する方法」の章の使い方のコツをご紹介している部分へお進みください。
ワークスペースとは?
Slackのワークスペースはこのコミュニケーションソフトウェアのプライベートな機能です。ワークスペースの名前とURLは会社名となることが多いでしょう。
Slackにリンクから移動すると、左上にワークスペースの名前が表示されます。

チャンネルとは?
チャンネルは異なるチームやトピックごとに情報を整理するために使われます。メールのスレッドをイメージしても良いでしょう。

全てのパブリックチャンネルはSlackの画面上、「スレッド」というリンクのすぐ下の、左の隅に表示されます。
既に作成済みのSlackのワークスペースを使用するという従業員(またはコンサルタント)の方はおそらく、部署、トピック、プロジェクト毎にチャンネルが作成されているでしょう。
Slackチャンネルの使い方
会社の従業員全員にとって分かりやすいようにチャンネルを使用してやり取りを整理します。そのため、適切なチャンネルの作成、参加がSlackを活用するための第一歩です。
有料プランでは、複数のチャンネルをまたいでより大きなチームを管理するためのグループ機能を利用することができます。
Slackチャンネルの作成方法
必要な権限が付与されている限り、Slackのチャンネルを作成するのはいたって簡単です。具体的には「フルメンバー」または「管理者 (Admin) 」の権限が必要です。
チャンネルのリストの真下にある「チャンネルを追加する」か「チャンネル」というヘッダーの横にある+の印をクリックします。

すると、チャンネルを作成するためのメニューが開きます。チャンネル名を入力し、下部の「チャンネルを作成する」というボタンをクリックします。

これで正式にチャンネルが作成できました。
次のようなやり取りを整理するためのチャンネルを作成するようにしましょう。
- 新しいプロジェクト
- 所属部署/チーム
- プロジェクトとアイデア/ブレーンストーミング/クリエイティブワークを区別するチャンネル
- RSS フィードを引用することによる競合によるコンテンツのアイデア
プライベートチェンネルの作成方法
パブリックチャンネルのリストには表示されず、招待制のプライベートなチャンネルを作成することも可能です。
プライベートチャンネルを作成するには、チャンネル作成のリンクを同じようにクリックしメニューを開きチャンネル名を入力し、ボタンを「プライベート」に切り替えます。

チャンネルへの参加方法
ワークスペースに参加すると、自動的にデフォルトのチャンネルに参加できます。新しいチャンネルの場合、デフォルトで表示されるチャンネルは「general」と「random」のみです。
他のチャンネルに参加したい場合は、サイドバーの「チャンネル」をクリック(CTRL(⌘) +shift+lのショートカットキーを使用)します。

すると、「チャンネル一覧」が表示されます。
そこにはまだ参加していないチャンネルの一覧が表示されます。なお、ここにはパブリックチャンネルのみが表示されます。

目的のチャンネルをクリックすると、直近のメッセージが表示され、参加するかどうかの確認ボタンが表示されます。

目的のチャンネルであることを確認したら、「チャンネルに参加する」をクリックし、完了です。
他のユーザーをチャンネルに招待する方法
ワークスペースに新たにチームのメンバーを招待する際、必要なチャンネルにも合わせて招待、追加すると、彼らがワークスペース内の全てのチャンネルの中から自ら参加すべきチャンネルを検索し、参加するよりも手間が省け効率的でしょう。
チャンネルにユーザーを追加するには、ユーザーを追加したいチャンネルを開きます。そして、「このチャンネルにメンバーを追加する」をクリックします。プライベートチャンネルの場合、「このプライベートチャンネルにメンバーを追加する」と表示されます。

プライベートチャンネルの場合、「追加されたメンバーが該当のプライベートチャンネル内のこれまでのチャット履歴を全て閲覧できる」ことを伝える注意喚起が表示されます。

「(チャンネル名)へ追加する」を選択していることを確認して、「続行する」をクリックします。
すると、メンバーを追加する画面に移動します。
プライベートチャンネルではない場合は、「(チャンネル名)へ追加する」のページに直接飛びます。ここで、追加したいメンバーの名前を検索し、ドロップダウンメニューから選び、全員の選択が完了したら「追加」ボタンをクリックします。

このようにとても簡単です。
ユーザーにチャンネル作成の権限を付与する方法
デフォルトでは、ワークスペースの参加者全員がチャンネルを作成する権限を持っています。ゲストの場合、Slackの管理者にステータスの変更を依頼しなければなりません。
あなたがワークスペースの管理者の場合、チームメンバーの権限を「メンバー管理」の画面から「その他管理項目」の「メンバー管理」の画面で権限を簡単に変更できます。

Slackの設定が分かったところで、次はメッセージの機能について見ていきましょう。
Slackのメッセージ機能:チャット、スレッド、ダイレクトメッセージ
Slackのメッセージ機能には大きく分けて3つあります。
- 通常のチャットメッセージ
- スレッドを使用したメッセージと返信
- ダイレクトメッセージ(プライベート)
それぞれ詳しく見ていきましょう。
チャットメッセージ
通常のチャットメッセージはSlackにおける最初のコミュニケーションが始まるツールです。そこでワークスペース内の様々なチャンネルが追加されていきます。

チャンネルに参加し、テキストフィールドに文字を打ち込み、Enterキーをおすと、チャットメッセージを送信できます。

チャンネルの参加者全員がそのメッセージを閲覧することができます。
スレッド
Slackのスレッドとは返信が一つ以上あるメッセージです。やり取りを集中させるのに便利です。
スレッドを作成するにはチャンネルやダイレクトメッセージのメッセージに返信をします。

クリックすると、メインのチャットタブの右側にスレッドタブが表示され、文字を打ち込みEnterキーを押すことでメッセージを送信できます。
メッセージにスレッドが作成されると、「スレッドを開始」のボタンが「スレッドに返信する」に変わります。最初のメッセージの下には返信の件数が表示されます。

ダイレクトメッセージ(プライベートチャット)
ダイレクトメッセージはワークスペースのメンバーに直接送信されるチャットメッセージです。ダイレクトメッセージはメッセージを送信したユーザーの名前かアイコンをクリックすることで送信できます。

ダイレクトメッセージを送りたい人が直近でメッセージを送っていない場合は、左サイドバーの「ダイレクトメッセージ」をクリックします。

すると、そのユーザーとの間のプライベートなやり取りが開始できます。

メンション
特定のチームメンバーに質問への回答やプロジェクトへのフィードバックを求めたい時など、あなたのメッセージへの注意を引きたいときに便利なのがメンションです。
相手がウェブアプリ、またはデスクトップアプリを開いていると、新規メッセージのメンションを受けていることを示す通知音が鳴ります。

上の画像で分かる通り、一つのチャンネル内のメンバー全員に通知を送りたい場合は、@channelと入力します。一方@hereと入力すると、チャンネル内のメンバーのうちその時点でオンラインのメンバーに通知が届きます。
なお、この二つのコマンドは、他のメンバーに乱用されることが多いため、Slackユーザーにあまり好まれていません。なので、乱用しないようにしましょう。
SlackでGiphyを使う方法
好き嫌いはあるかもしれませんが、GIFアニメーションは現代のコミュニケーションに必須のファイルとなっています。ワークスペース内で使用したいという場合もあるでしょう。
Giphyをワークスペース内で使うには、Giphyアプリをインストールする必要があります。
誰かがすでにインストールしている場合、この部分は省略できます。
GiphyをSlackにインストールする方法

該当のチャンネルに行き、「アプリを追加する」をクリックします。
検索バーと人気なアプリの一覧が表示されます。Giphyは最も人気なアプリの一つなので検索の必要はありません。横にあるインストールボタンを押すだけでOKです。

ボタンを押すと、アプリのディレクトリに飛びます。そこで、「Slackに追加」というボタンをクリックします。

すると、「Giphy インテグレーションを追加する」と言うボタンが表示されるのでクリックします。

これでGiphyがSlackのチャンネルに追加されました。
最後にGIFノ評価の上限を設定できます。

デフォルトでは評価は「G – 一般ユーザー」で設定されています。大体の場合、この設定で問題ないでしょう。
プレビューの表示が有効になっていることを確認し、設定に変更を加えた場合、保存しましょう。
Slack内でGiphyのGIFアニメーションを利用する方法
SlackにGiphyアプリをインストールしてしまえば、もうRedditやImgurで共有するGIFアニメーションをわざわざ検索する必要はありません。
Giphyアプリの設定が完了していれば、後は次のコマンドを入力するだけです。
「/Giphy (探したいGIFアニメーション)」
例えば、「/giphy snake」などです。
すると、GIFアニメーションのプレビューが表示されます。プレビューはあなたのみ閲覧可能で、別のGIFアニメーションを探すためにシャッフルするか、画像を送信するか、キャンセルかを選べます。

このようにとても簡単です。
Slackのテーマを変更する
Slackの見た目を変えることが仕事の効率とどんな関係があるのかとお思いの方もいらっしゃるでしょう。しかし、このページをどれほどの時間見て過ごすかということを考えればきっとご納得いただけるでしょう。
Adobeが最近行った調査によると 働いている人たちは平均で一日3.1時間仕事のメッセージをメールやその他の方法(Slackなど)でチェックしたり送信したりしているということです。RescueTimeによる別の調査ではソフトウェア開発者は平均で一日1.68時間コミュニケーションに費やしているということです。同調査では、プロジェクトマネージャー が一日平均で2.88時間コミュニケーションに費やしていることが明らかになっています。
職種によっては、平日の約3分の1はSlackのワークスペースを利用していることもあるのです。
そのため、Slackを見やすいものにしておくに越したことはないのです。
Slackのテーマを変更するには、上部の左隅にあるワークスペースの名前をクリックしメニューを開き、「環境設定」を選択します。

「テーマ」を選択すると、ライトモードとダークモードから選べます。その下には、お好きなサイドバーのテーマを選べる項目があります。

ページの下部にはSlackのテーマをカスタマイズし他のメンバーと共有するオプションがあります。Slackのカスタムテーマの一例にはKinstaのチーム内でも人気なDraculaなどがあります。

Draculaテーマやその他のカスタムテーマを適用するには、環境設定の画面を下にスクロールします。「テーマ」画面の下にはテーマをカスタマイズしてメンバーと共有できるリンクがあります。

このリンクをクリックし、カスタムテーマのオプションを開きます。

お好みの16進コードによるカラーコードをペーストすれば完了です。

Slackを効率的に活用する方法(生産性を向上するための18のコツ)
ここからがこの記事で一番ためになるところでしょう。
これから、おすすめのコツやコマンド、連携などでSlackを使いこなす方法をご紹介します。
準備は良いですか?では早速見ていきましょう!
1. ワークスペース内のあらゆる場所からダイレクトメッセージを送信する
「/msg @ユーザー名」というコマンドを使用すれば、ワークスペース内のあらゆるチャンネルのあらゆるユーザーにダイレクトメッセージを送信することができます。ただし、もちろん相手はあなたと同じワークスペースのメンバーである必要があります。
例えば、会議に姿を見せない#marketingというチャンネルの参加者にダイレクトメッセージを送ることができます。

すると、自動的にプライベートなやり取りが開始されます。また、CTRL(⌘) + Kというコマンドを使用するとメニューへジャンプし、ユーザー名の検索できます。

2. 絞り込み検索で簡単に検索をする
大企業で働いている場合、全ての案件の話題についていくのは大変です。2、3時間仕事に集中していただけでも、チャンネル内に何百通もの新規メッセージが溜まっている、なんてこともあるでしょう。
デフォルトでは、検索結果に全てのメンバーからの全てのチャンネルやメッセージが表示されます。これは効率的とは言い難いでしょう。
「in:」を使った特定のチャンネルに絞った検索
通常の検索は全てのチャンネルのメッセージを表示します。もちろん、そこからフィルターをかけて絞っていくことは可能です。
しかし、「in:」と入力することでより簡単に検索結果を絞り込むことが可能です。
例えば、「things and stuff in:#general」と入力します。

同じように特定のユーザーとのダイレクトメッセージを検索することも可能です。#(チャンネル名)を@(ユーザー名)に変更するだけです。
「from:」を使った特定のユーザーからのメッセージに絞った検索
「From:」を使うと、特定のユーザーのメッセージのみを検索できます。先ほどの「in:」と合わせて使うと、特定のチャンネル内の特定のユーザーからのメッセージのみを検索できます。

特定の日付や期間のメッセージの検索
特定の曜日や日付に絞った検索を行うためのコマンドは複数存在します。
After: を使うと特定の日付以降のメッセージを検索できます。

Before: を使うと特定の日付以前のメッセージを検索できます。特定の月、年以外にも「今日」、「昨日」などの指定もできます。

During: を使うと特定の期間のメッセージを検索できます。特定の月、年以外にも「今日」などの指定もできます。

「has:」を使った特定の要素を含むメッセージに絞った検索
Has: を使うと、特定の要素を含むメッセージのみを検索できます。例えば、リンク、ピン、リアクション、スターを付けたメッセージなどです。

特定の絵文字を使ったメッセージのみの検索も可能です。チームのメンバーが特定の状況に対して決まった絵文字を使う場合などには便利です。
3. Slackチャンネル通知をミュートする
あなたやチームにとっては現在優先順位の高くないチャンネルに参加しているというケースもあるでしょう。まずは一つのプロジェクトに集中したいという時は優先順位の低いチャンネルをミュートできる機能が便利です。
特定のチャンネルをミュートする一つ目の方法は、該当のチャンネルを開き、検索バーの隣にある上部右側の歯車のアイコン「チャンネル設定」をクリックします。

それから「Mute #チャンネル名」を選択します。

全てのチャンネルの通知をミュートしたい場合は、画面の左上にあるベルのアイコンをクリックし、おやすみモードをオンにします。

おやすみモードは30分から来週まで、好きな時間枠を設定できます。また同じメニューからおやすみモードのスケジュールの設定や、通知の設定の変更も可能です。
4. 「/remind」コマンドを使用してタスクのリマインダーを設定する
現代の仕事場 のスピードはとても速く、1日のうちに異なる小さなタスクをたくさんこなさなければなりません。
タスクをこなしていく上で強い味方になるのがSlackbotです。
「/remind me [何を(日本語)] [いつ(英語)]」と入力すると指定したタイミングにリマインダーが送信されます。

表示されたリマインダーはタスク完了とするか、時間をおいて再通知するかを選べます。
5. 全ての未読のメッセージを確認する
ショートカットのコマンド「CTRL(⌘) + SHIFT + A 」(または表示設定が有効になっている場合はサイドメニューの「全未読」のリンクをクリック)すると全ての未読メッセージを確認することができます。

デフォルトでは、これらのメッセージは参加している全てのチャンネルやダイレクトメッセージのメッセージが表示されます。
6. 全てのスター付きメッセージを確認する
ショートカットキー「CTRL(⌘) + Shift + s」または画面右上の星のアイコンをクリックするとスター付きのメッセージを全て確認できます。

7. 最新の未読メッセージを表示する
ショートカットキー「Shift + Alt (Option) + ↓ 」を使うと、最新の未読メッセージが表示されます。

8. 一つ前のワークスペースやダイレクトメッセージに戻る
このショートカットキーはWindowsでは「Ctrl + Shift + Tab」Macではin 「⌘+ ] 」です。
一つ前のチャンネルまたはダイレクトメッセージに戻ることができます。

ただし、Google Chromeのタブ切り替えのショートカットなどと同じため、ご使用のブラウザによっては使用できない可能性があります。
9. チャンネルとダイレクトメッセージをスクロールする
「Alt(Option) + ↓ または↑」でチャンネル間をスクロールすることができます。上向きの矢印は前のチャンネルまたはDMを表示し、下向きの矢印は次のものを表示します。

10. SlackをGoogleドキュメント、Googleドライブと連携し、ワー
クスペースを開いたままドキュメントを閲覧する
コンテンツ制作やその他のクリエイティブな仕事をする人にとってSlackをGoogleドキュメントと連携するのは必須です。たくさんのファイルを同時に使う場合、Slack内でファイルを閲覧できれば、各ファイルにつき数秒時間を節約できるでしょう。ファイル数とチームメンバーが多ければ多いほど、節約できる時間は長くなります。
連携の設定自体はとても簡単です。
When you share a Googleドキュメントやシート、その他のGoogleドライブのリンクをSlackで共有すると、SlackbotによりGoogleドライブとの連携を許可するかどうか確認するメッセージが送信されます。

「はい」をクリックし、Googleのアカウントにログインします。あとは「許可」をクリックすれば完了です。

11. Stripeと連携しリアルタイムの売上通知でチームのモチベーションを向上
SaaSで働く方やフリーランスの方、リモートワークを行っている方は、時に自分が歯車の一つでしかないような気持ちになるかもしれません。自分の直接的な貢献度が分かりづらいこともあるでしょう。
しかし、チャンネルにStripeを連携すれば、チャンネル内で直接売上フィードを確認することができます。
特にマーケティングや営業のチームのキャンペーンが成功していることを示す完全にリアルタイムのフィードバックが得られるとなると、モチベーションも大きく向上します。

12. DeployBotを連携してデプロイ作業を自動で処理
アプリやウェブサイトを頻繁に修正、更新する場合、自動でデプロイ作業を処理してくれるDeployBotが便利です。
連携はDeployBotのインターフェースから接続を開始し、Slackのワークスペースで有効にするだけでOKなのでとても簡単です。

13. If This Then Thatを使って自動更新をする
デプロイ作業と売上の更新だけでは不十分という方はif this then thatを利用することで、明日の天気、Ccに入ったメール、Twitterでのメンションなど、何でも自動更新することが可能です。

14. ショートカットキーをフル活用する
便利なショートカットキーについてはいくつか扱いましたが、全てはご紹介できませんでした。ショートカットキーに慣れるには、画面上部右側の3つのドットのマークをクリック(またはCTRL(⌘) + /)し、ショートカットキーのウィンドウを開きます。

特におすすめのショートカットキーを一部ご紹介します。
- 最後に送信したメッセージを編集:「↑」
- 最後に受信したメッセージにリアクション:「+:絵文字コード:」
- 全ての未読メッセージを閲覧:「CTRL(⌘) + Shift + a」
- メッセージを未読にする:「Alt +左クリック(マウス)」
- メッセージを全て既読にする:「Esc」
- チャンネル/DM間をスクロールする:「Alt + ↑または↓」
- 環境設定を開く:「CTRL(⌘) + ,」(デスクトップアプリのみで使用可能)
ショートカットキーに慣れ親しむために一番なのは頻繁に使用することです。
15. 自分だけの絵文字を作成する
自分だけの絵文字を作成し、ワークスペース内で使用することができます。
画面左上のワークスペース名をクリックし、「Slackをカスタマイズ」を選択し「ワークスペースのカスタマイズ」のページを開きます。
絵文字はオンラインのやり取りを円滑にするのに必要不可欠なので、絵文字のタブは一番初めに表示されます。
ここには既存のカスタム絵文字と新しい絵文字を追加するためのボタンが表示されます。
まずは「新しい絵文字を保存」をクリックしメニューを開きます。

あとは、128KB以下のスクエアな画像をアップロードし、コロン二つの間に絵文字コードを打ち込むだけです。(例: :customemoji:)

デフォルトではSlackのチャットエリアは白いので、白い背景の絵文字は通常は他の絵文字と同じように見えますが、メッセージにマウスを合わせたり、選択したりすると白の背景が残ってしまいます。
これを避けたい場合や、白以外の背景の絵文字をアップロードしてしまった場合は削除しましょう。早速背景が透明なカスタム絵文字をアップロードしましょう。
16. コンテンツのアイデア作成のためにチャンネルにRSSフィードを追加する
コンテンツマーケティング 、記事のライティング、ブログ作成のチームや部署がある場合、同じトピックに関する優れた記事を作成している競合がいるかもしれません。業界のニュースを把握しておくためや、コンテンツのアイデアを見つけるために関連するRSSフィードをチャンネル内に追加すると便利です。
まずは公式のRSSアプリをダウンロードする必要があります。

ワークスペースへのインストールが完了すればすぐにチャンネルにフィードを追加できます。

追加したフィードは同じインターフェースから簡単に削除することができます。

これだけです!
17. Create Custom Slackbot Triggers
Slackbotは各ワークスペースに含まれる便利なロボットです。デフォルトでは重要なメッセージやタスクのリマインダの設定に利用できます。
Slackbotを更に活用するためには、カスタマイズした自動レスポンスを作成しましょう。特定のメッセージに対してワークスペース内のSlackbotが自動で応答するように設定する方法です。
公式ページによる退屈な例はwifiパスワードを自動的にリマインドするというものです。

しかし、表面的な情報を提供するような使い方でなくても良いのです。
例えば、誰かが取引を成立させる度にお祝いの曲がチャンネル内で流れる設定をしたっていいのです。
設定方法は、次のとおりです。上部左側の「Slackをカスタマイズ」を選択し、「ワークスペースのカスタマイズ」のページを開きます。
次にSlackbotをクリックし、該当するタブに移動します。
カスタムレスポンスをまだ設定していない場合、デフォルトでは何も表示されていません。
「メンバーがこう言ったら・・・」の欄に取引成立を祝雨時にメンバーが使うキーワードや文章を入力します。各キーワードはカンマで区切ります。
Slackbotのレスポンスに動画や音楽を使用したい場合は、Youtubeのリンクを貼り付けます。

ワークスペース内のメンバーがキーワードを含むメッセージを送信すると、Slackbotは次のように応答します。

もちろん、新しいチームメンバーに役に立つ情報を与えるカスタムレスポンスも便利でしょう。新しい従業員は何度もやりとりされた会話を繰り返さずに済み、時間の節約になります。
しかし、チームや企業の文化を保ち、メンバーがモチベーションを持って取り組めるような使い方をするのも良いでしょう。
18. Slackメッセージの書式を変える
時に、リストを作成したり、コードスニペットを追加したり、メッセージに太字や斜体を使用する必要があるでしょう。 幸い、Slackにはメッセージの書式を変える便利な方法があります。

有効にすると、チャットボックスのすぐ下にフォーマットオプションが表示されます。書式設定する部分を選択してから、オプションのいずれかをクリックしてください。

このようなフォーマットオプションはすべて、さまざまな方法で有効にできます。
- アスタリスク ** で言葉やフレーズを太字に。ショートカットはCTRL(⌘) + B です。
- アンダースコア __ で斜体にできます。ショートカットは CTRL(⌘) + I です。
- ティルデ ~ で囲むと取り消し線が付きます。ショートカットはCTRL(⌘) + Shift + X です。
- 大なり > を使うと引用符が付きます。ショートカットはCTRL(⌘) + Shift + 9 です。
- この2つの組み合わせ “` でコード/テキストのまとまりの書式を、そして、単体 ` では一文字の書式を変更できます。ショートカットは CTRL(⌘) + Shift + C です。
- 文章の先頭を数字または傍点で始めると、リスト形式の記述ができます。ショートカットは CTRL(⌘) + Shift + 8 で、数字なしの箇条書きで、そして、 CTRL(⌘) + Shift + 7 で数字付きの箇条書きです。
1つのメッセージですべての書式を使用すると、こうです。

そして、結果はこうなります。

まとめ
ビジネス運営に使用するさまざまなSaaSサービス・製品(Kinstaでは40以上を使用中)と同様に、Slack活用法の学習は、すべての適切なチャンネルに参加し、メッセージの書式を変える方法を知り、(仲間にちょっとした笑いを届けるために)Giphyコマンドを把握するだけでは終わりません。
Slackは、目標に基づき調整しながら使いこなすビジネスツールです。具体的には、ビジネスやチームにとって意味ある統合を選別し、自分のためになるすべてのショートカットを使いこなしたいもの。
Slackで毎日実行しているすべての「繰り返し系」アクションを考えてみてください。どんなに小さな操作であっても軽視できません。ショートカットでもっと短い時間でできませんか? RSSやIFTTT、Zapierなどを使用して、時間のかかるタスクを自動化すべきではありませんか?きっと、あなたならできるはず!
あなたの会社も適切なコラボレーションアプリを選択したのでしょうか。Microsoft Teamsと Slackの比較をお読みください。
ここでご紹介したヒントは、あくまでもスタート地点。Slackを最大限に活用するために実装できるものは、まだまだたくさんあります。あなたにとっての最高のRSS Slackのヒント、ハック、またはアプリは何ですか?もしお持ちでしたら、下のコメント欄から教えてください!
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