あなたがどれほど技術に精通しているか、または、WordPressをどれくらいの期間使ってきたかは関係ありません。必ず、いつか異常が発生します。ユーザーに起因するエラーも、はたまたプラグインの脆弱性が原因のハッキングも考えられます。解決方法がわからない…時間がかかりそう…そんな場合には、バックアップデータからWordPressを復元するのが、最も簡単です。

そもそも、バックアップは…そんな状況に備えて行う(べき)ものですよね 😉

今回の記事では、バックアップからWordPressを復元する6つの方法をご紹介します。これを真似するだけで、ほんの数分でウェブサイトを復元することができます。

WordPressのバックアップの仕組みを理解しよう

バックアップからWordPressを復元する方法を学習する前に、まずこれがどのように機能するのかを理解することが重要です。標準的なWordPressのバックアップには、ウェブサイトのファイルとMySQLデータベースが含まれます。しかし、WordPressのバックアップそれぞれには違いがあり、バックアップ作成時に何が使用されたのか、によって誤差が生じます。

WordPressのバックアッププラグイン

WordPressのバックアッププラグインを使用すると、通常、/wp-content/uploads/ ディレクトリとデータベース(そして、時にテーマとプラグインのフォルダも)のみを保持しディスク容量を節約することができます。データベースにはすべてのデータが含まれており、「uploads」フォルダにはメディアライブラリ内の画像といった重要なファイルが格納され、これ以外の方法で回復することはきません。

テーマとプラグインは通常簡単に再インストールでき、ほとんどのバックアッププラグインでは、スペース節約のために、これらすべてを実行するか制限するかを選択できます。

増分バックアップ対応のバックアッププラグインを使用している場合(実際、これの使用を推奨します)、最初にサイト全体のバックアップを実行し、その後はサイト上の変更のみを保存します。ディスクスペースの使用量を劇的に削減し、繰り返しのバックアップのたびにサーバーに急激な負荷をかけることがないので、パフォーマンスの面ではるかに優れています。

WordPressホストを用いたワンクリックでの復元

ホスティングプロバイダでWordPressのバックアップ機能が提供されているときには、どちらかと言うと、サイトのスナップショット(一定のタイミングでの状態を保存したもの)が保存されます。MacのTime Machineのようにお考えください。ほとんどのマネージドWordPressホスティングでは、ワンクリックするだけで特定の時点に復元可能。圧倒的に簡単で便利な方法です!

Sleep like a baby with Kinsta's six different backup options for your WordPress sites. 🛌Click to Tweet

ここで、Kinstaをお使いのあなたに朗報です。Kinstaでは、業界でも最高レベルのWordPressバックアップオプションをご用意しています!データの維持と保存は非常に重要です。だからこそ、ラインナップは6種類にのぼります。

  1.  自動バックアップ = 24時間ごとに実施し、14日間保存される(長期、高階層プラン)
  2.  動バックアップ復元ポイント = いつでも自ら手動で作成することができる
  3.  システム生成バックアップ = Kinstaで重要なタスクを実行する時に自動的に作成される
  4.  ダウンロード可能な包括的ファイル = WordPressサイト全体を網羅する「.zip」アーカイブファイル:アーカイブファイルの中身は、ウェブサイトのファイル、そしてデータベースのコンテンツを含むSQLファイル
  5.  6時間毎バックアップアドオン(サイトあたり月額50ドル):バックアップは6時間ごとに作成され、24時間利用可能(頻繁に変更を加えるウェブサイトに最適)
  6.  1時間毎バックアップアドオン(サイトあたり月額100ドル):バックアップは1時間ごとに作成され、24時間利用(eコマースサイト、会員制サイト、および継続的に変化をし続けるサイトに最適)

Kinstaはなんと、さらに、もう一歩先を行きます 🤘

Kinstaでは、インフラストラクチャ内のすべてのマシンについての永続的な(みなさんのバックアップデータを含む)ディスクスナップショットを4時間ごとに、24時間保存し、その後、24時間ごとに、2週間保存します。Google Cloud Platformは、自動チェックサムを使用し、各スナップショットの複数のコピーを自動的に複数の場所に重複して保存し、データの整合性を確保。つまり、スナップショットは元々作成された場所とは異なるデータセンターに保存されます。

以上の点を踏まえ、これらの機能を備えたKinstaなどのホスティングプロバイダを検討することを強くお勧めします。個別のホストとバックアッププラグインをつなぎ合わせる代わりに、バックアップとホスティングインフラストラクチャを一体のものとして確保することで、結果的に採算が取れます。ちなみにKinstaは、ディスクの総使用量にバックアップをカウントしません。

MyKinstaでワンクリックするだけでバックアップからWordPressを復元

「MyKinsta」ダッシュボードにて、自動、手動、またはシステム生成のバックアップからWordPressサイトを簡単に復元することができます。以下の手順をご利用ください。

各バックアップは、そのバックアップが作成された時点の環境のファイル、データベース、リダイレクト、およびNginx設定の完全なスナップショットとなります。バックアップを復元すると、ウェブサイトのファイル、データベース、リダイレクト、およびNginx設定へ加えられたすべての変更は、バックアップが作成された時点へとロールバックされます。

ステップ 1

まず、MyKinstaダッシュボードにログインします。左側の「サイト」に移動してから、バックアップを復元したいWordPressサイトをクリックします。

MyKinsta WordPress sites

ステップ 2

「バックアップ」タブに移動すると、オプション一覧が表示されます。ここでは、毎日、毎時、手動、システム生成、および完全ダウンロード型バックアップの切り替えができます。このチュートリアルでは、毎日の自動バックアップを使用します。

バックアップを復元するには、該当するバックアップの横にある「復元」ボタンをクリックします。 「ライブ」オプションを選択すると、本番サイトが上書きされます。

Restore WordPress from Backup in MyKinsta

ステップ 3

次にサイト名を入力してバックアップの復元を確定する必要があります。この操作により、ウェブサイトの本番環境を上書きすることになります。そして「復元」をクリックします。

WordPressバックアップ復元の確定

WordPressバックアップ復元の確定

サイトの大きさによっては、数分かかる場合があります。復元中は、WordPressサイト管理画面にはアクセスできなくなります。復元が完了するとすぐに通知が届くので、その場で待つことなくMyKinstaダッシュボードの画面から移動して構いません。

WordPressバックアップ復元中

WordPressバックアップ復元中

復元処理が完了したら、WordPressサイトの管理画面にアクセスできます。バックアップ復元時には必ず、復元直前のウェブサイトの状態を反映する新しいバックアップが生成されます。これは復元を元に戻す(なかったことにする)必要がある場合に便利です。

ワンクリックでバックアップからステージングまでWordPressを復元

Kinstaでは、バックアップをすることも、WordPressを復元してステージング環境にまで直接組み込むこともできます。これにより、次のようなさまざまな点で作業が楽になります。

  1. より滑らかで柔軟な開発が可能に
  2. 本番環境に触れることなく、前もってサイトがどのように機能するかを把握
  3. 本番環境を変更せずに、以前のバックアップから情報を復元

ステップ 1

実際の手順は、WordPressバックアップを本番環境に復元するのと基本的に同じです。バックアップに移動して、復元したいバックアップの横にある「復元」ボタンをクリックします。今回は、「ステージング」オプションを選択すると、バックアップがステージング環境に送られます。

バックアップからWordPressを復元し、ステージング環境へ反映させる

バックアップからWordPressを復元し、ステージング環境へ反映させる

ステップ 2

サイト名を入力してバックアップの復元を確認する必要があります。これにより、現在のステージング環境が上書きされる(存在する場合のみ)仕組みです(それ以外の場合には新規作成)。次に「復元」をクリックします。

ステージング環境へのWordPressバックアップの復元を確認

ステージング環境へのWordPressバックアップの復元を確認

サイトの規模によっては、数分かかる場合がありますが、これでステージングサイトにアクセスできるようになります。この段階で、ステージングサイトでは、本番サイトから完全に独立した環境が確保されます。ステージングサイトは—バックアップの話と同様に—ホスティングプランのディスク容量にはカウントされませんのでご安心ください 👍

プラグインを使ってバックアップからWordPressを復元

次に、プラグインを使ってバックアップからWordPressを復元する方法をご紹介します。増分バックアップ対応のプラグインのみを使用することをお勧めします。

増分バックアップでは、ウェブサイトのファイルとデータベースのテーブルが変更された場合にのみ、システムがバックアップを作成します。これは、サイトのパフォーマンスを向上し、サーバー上に不要なバックアップファイルが数十個もたまることを回避するためのものです。バックアッププラグインが最新のファイルをスキャンし、もし何も変更がなければ、次のバックアップはスキップされます。

私たちのお勧めする4つのバックアッププラグインがこちら。

ここでは、WP Time Capsuleを使用します。30日間無料で全ての機能を試してみることができます。実際に使い始める前にお試しができるのは、嬉しいポイントです。

WP Time Capsule WordPressプラグイン

WP Time Capsule WordPressプラグイン

WP Time Capsuleでは、増分バックアップと復元の両方が行えます。つまり、バックアップ中にファイルをコピーすることなく、復元に必要な特定のファイルだけを選択し、サイトのパフォーマンスを引き上げながら、復元をよりシンプルにすることができるということです。

バックアップがすでに作成されていると仮定しましょう。インストールといった手順から解説が必要な場合には、WP Time Capsuleのガイドをご覧ください。ここまで問題なければ、以下の手順に従いWP Time CapsuleのバックアップからWordPressを復元できます。

ステップ 1

あなたのWordPressダッシュボードにログインし「WP Time Capsule」→「Backup」と進み、カレンダー上から復元するタイミングを選択してください。

注)WordPress管理画面にアクセスできない場合には(事態によってはアクセスできないことも、もちろんあります)、ダウンしたサイトを復元する方法についてのWP Time Capsuleの解決策をご参照ください。

WP Time Capsuleを使ってWordPressをバックアップから復元

WP Time Capsuleを使ってWordPressをバックアップから復元

ステップ 2

次に、「Restore site to this point」をクリックします。このプラグインにはまた、それ独自のステージングソリューションに復元する機能も搭載されています。

Restore WordPress from backup with WP Time Capsule

以上です!簡単ですね。

phpMyAdminを使用してWordPressデータベースのバックアップを復元

時に、データベースを手動で復元する必要が生じます。phpMyAdminを使用してMySQLデータベースを復元する方法については、以下の手順をご参照ください。

phpMyAdminは、MySQLまたはMariaDBの管理を処理するために使用される、ブラウザ経由で利用可能な無料のオープンソースツールです。データベースの移行、テーブル、インデックスの管理、SQL文の実行など、あらゆる種類の操作に使用できます。

注)このチュートリアルでは、インポートするバックアップファイルまたはエクスポートした*.sqlファイルがすでにあることを前提としています。そうでない場合は、phpMyAdmiを使用してmySQLデータベースをバックアップする方法についてのチュートリアルをご覧ください。

ステップ 1

まず、phpMyAdminにログインする必要があります。Kinstaでは、MyKinstaダッシュボードのリンクからphpMyAdminに簡単にアクセスできます。サイト下部の「情報」タブにあります。

MyKinstaダッシュボードのphpMyAdminリンク

MyKinstaダッシュボードのphpMyAdminリンク

注)他のホスティングプロバイダでは、phpMyAdminの場所が異なることが予想されます。その際には、お使いのプロバイダの提供する説明をチェックするか、カスタマーサポートまでお問い合わせ頂くことをお勧めします。cPanelを使用している場合、phpMyAdminは「データベース」セクションに配置されています。

cPanel phpMyAdmin

ステップ 2

WordPressのデータベースをクリックしてください。ほとんどの場合、名前はサイト名と一致します。

phpMyAdmin WordPressデータベース

phpMyAdmin WordPressデータベース

ステップ 3

「Import」タブをクリックし「Choose file」をクリックします。*.sqlファイルのバックアップ/エクスポートを選択します。そして「Go」をクリックしてください。

重要:*.sqlファイルをインポートすると、データベースにある現在の内容が上書きされます。万が一のために必ずバックアップを取ってください。これに慣れていない場合は、まず開発者に確認するようにしましょう。

phpMyAdminでのMySQLデータベースのインポート

phpMyAdminでのMySQLデータベースのインポート

WordPressサイトがハッキングされている。そんな疑いのもとデータベースを復元する場合は、いくつか追加の手順を実行することをお勧めします。ここで大事なニュースです。もしKinstaをお使いであれば、無料でハッキングからの復旧サービスをプレゼント!24時間365日体制で対応しています。緊急事態には、まずご連絡ください。

WordPressサイトのエクスポートも是非ご参照ください。

データベースパスワードの変更

ハッキングされた場合は、MySQLデータベースのパスワードを再設定する必要があります。 MyKinstaダッシュボードの「データベースアクセス」セクションに、「新しいデータベースパスワードの生成」オプションがあります。 これを使用すると、wp-config.phpファイルが自動的に更新されます(デフォルトのサイトルートにある限り)。ルートにない場合は、wp-config.phpファイルを手動で更新できます。

新しいデータベースパスワードの生成

新しいデータベースパスワードの生成

WordPressコアファイルの再インストール(Nullのプラグイン、テーマ)

WordPressコアファイルの再インストールもお勧めです。これはデータ(つまりデータベースに保存されているデータ)やカスタマイズには影響を及ぼしません。

非公式に配布された(“Null”と表現される)WordPressプラグインまたはテーマについても、再インストールが必要になります。当然、本来の開発元から正当な方法で入手してください。

cPanelでWordPressデータベースのバックアップを復元

cPanelを利用するホスティングプロバイダであれば、WordPressのデータベースを同様の方法で復元できます。以下の手順をご覧ください。

ステップ 1

cPanelアカウントにログインし、「Files」セクションの「Backup」をクリックします。

cPanel backup

ステップ 2

「Restore a MySQL database backup」までスクロールします。「Choose File」をクリックして、*.sqlファイルのバックアップ/エクスポートを選択します。次に「Upload」をクリックします。

cPanelでのMySQLデータベースバックアップの復元

cPanelでのMySQLデータベースバックアップの復元

ダッシュボードまたはSFTPを使用してWordPressファイルを手動で復元

WordPressファイルを手動で復元する必要がある場合は、以下の2つの方法があります。

ダッシュボードからWordPressファイルを復元する

WordPressのダッシュボード(管理画面)にアクセスできる場合は、まずこの方法を試すことができます。 驚くほど簡単です。

WordPressのダッシュボードで、サイドバーの「ダッシュボード」→「アップデート」の順に選択します。 次に「今すぐ再インストール」ボタンをクリックします。

WordPressダッシュボードの「今すぐ再インストール」オプション

WordPressダッシュボードの「今すぐ再インストール」オプション

ボタンをクリックすると、自動的に最新バージョンのWordPressがダウンロード、再インストールされます。これは単に、ダッシュボードからWordPressをアップデートするときにWordPressが実行する通常のアップデートプロセスを手動で再び実行するだけの話です。

これには数秒かかることがあります。プロセスが終了したら、最新のWordPressがインストールされた状態になります。

SFTPを使用してWordPressファイルを復元する

エラーのせいでWordPressダッシュボードにアクセスできない場合(またはSFTPの使用を好む場合)、SFTPを介して同様の処理を実行できます。基本的には、上にあるような“WordPressが自動で実行してくれるプロセス”を手動で再現することになります。

手順は次のとおりです。

  1. WordPressの最新バージョンをダウンロードする
  2. .zipファイルを解凍する
  3. /wp-content/フォルダ以外のすべてをアップロードする

ステップ 1

まず、WordPress .orgにアクセスして、最新バージョンのWordPressをダウンロードします。

WordPressの最新版をダウンロード

WordPressの最新版をダウンロード

ステップ 2

ダウンロードが完了したら、.zipファイルの中身を全てコンピュータに解凍します。その後、wp-contentフォルダを削除します。

WordPressのwp-contentフォルダを削除

WordPressのwp-contentフォルダを削除

ステップ 3

これが終わったら、SFTP経由でお使いのホストに接続し、元々WordPressをインストールしていたのと同じフォルダに残り(削除したフォルダ以外)のファイルをアップロードします。通常、これは public または public_html といった名前のルートフォルダになります。

ファイルのアップロードを開始すると、SFTPプログラムには「このファイルは既に存在します」という旨のメッセージが表示されるはずです。その場合は、必ず「上書き」オプションを選択して続行してください。

Upload remaining files via SFTP

前のステップですでに wp-content フォルダを削除しているので、お使いのテーマやプラグインのいずれにも影響を与えずに、全てのWordPressコアファイルを上書きすることができます。アップロードが完了したら、WordPressコアファイルの最新版がインストールされている状態になります。これで正常に問題なく機能します。

まとめ

バックアップやファイルからWordPressを復元するのは通常、とても簡単でシンプルなプロセスです。しかし、時に問題が発生するかもしれません。典型的な問題とそれの対処法については、以下のリンクをご参照ください。

もし既にあなたがKinstaをお使いであれば、通常、これらの問題を心配する必要はありません。6種類のバックアップオプションがあり、ワンクリックでいつでもサイトを復元できます。Kinstaのネットワーク上で、万が一あなたのサイトがハッキングされた場合でも、弊社のWordPressエキスパートチームが無料で復旧にあたります。

バックアップからWordPressを復元しようとしたときに、ここで触れている以外の問題に遭遇したことがありますか?または、その他のコツをご存知ですか? コメント欄からお知らせください。


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