私は、WordPressが大好きです。しかし、時に「WordPressをリセット」という便利なボタンがあれば、と嘆くことが—そう、全てを終わりにしたい、と思う時があるのです。

実際、WordPressが、堅牢で信頼性の高いプラットフォームであることは周知の事実です。多くの競合よりもはるかに確実にそうである(そうでなければインターネットの3分の1以上がこれを使用していません)と言えそうなものです。

しかし、状況が悪くなることも。WordPressのせいでなくとも、人為的なミスで問題が発生することがあります。WordPressサイトの作成に時間を費やし…完成後に、望んでいたものとは違った時、あなたならどうするでしょうか?見直すか、再設計するか、はたまた、最初からやり直すか。

WordPressをリセットすれば問題がすべて解決する。そんな儚い願いのもと、(私と同じように)輝かしき「リセット」ボタンを探し求めるかもしれません。

時には、そんな選択肢が理想となることでしょう。しかし、それ以外の状況では、そこまで抜本的な行動をとる必要はありません。

この記事では、WordPressを窓から放り投げたくなるであろう(つまり最初からやり直したくなる)全てのシナリオを扱います。本当にそんな投げ槍な態度になるべきなのか、そして、より適切な行動とは何なのか、をご紹介します。

そして、もし、どうしてもWordPressをリセットする必要があるのなら、それをどうやって実行すべきなのか。知っていて損はない情報です!

サイトを削除して別のドメインに移動するために、WordPressをリセットする

ドメイン名が時間の経過とともに輝きを失うことは珍しくなく、最初にサイトを立ち上げたときに最適だと思っていたドメイン名があまり良くないと気付くこともしばしば。

趣味のためにサイトを立ち上げ、気楽なドメイン名を選んだパターンもあり得るでしょう—プロフェッショナルなサイトへの切り替えの際には、ドメイン名にそれを反映させる必要があります。または、特定の事柄に限定したドメイン名を付けて、後に、その範疇を、サイトのコンテンツが上回ってしまった、なんてことも。例えば、マス釣り愛好家だとして、ともすると「troutfishingguide.com」というドメインを選ぶでしょうか。その後、他の淡水魚の釣りについてもコンテンツが拡張したので「fishingguide.com」に移行する、といった具合です。

そこで、サイトを一度ダウンさせて、新しく作り直す必要があると思うかもしれませんが…全くそんなことはありません。新しいドメインを登録し、それがサイトを指すように設定できます。

新しいドメインを追加する一方で、古いドメインも保持したい場合(ユーザーが訪問し続けることができ、SEOの観点からも良い考えです)、新しいドメインを登録して、それを既存のサイトに向けることができます。このようにして、古いドメインから新しいドメインに「301リダイレクト」を追加することもできます。

Kinstaはドメイン登録サービスを提供していません(ホスティングに重点を置いています)。ですので、別の場所でドメインを取得し、ダッシュボード内にあるKinsta DNSオプションを使用して、サーバーと接続する必要があります。

これが完了したら、ダッシュボードの「Kinsta DNS」セクションにあるツールを使用して、正しいサイトを指していることを確認します。その後、DNSの設定完了まで数時間程度、待つ必要があります。Kinstaはこれをコントロールできません—DNS設定がインターネット全体に反映されるまで一定時間待つのは普通です。DNS変更の進捗状況は、whatsmydns.netで確認できます。

Kinsta DNS
Kinsta DNS

次に、WordPressサイトに戻り、「設定」> 「一般」をクリックします。ウェブサイトのアドレスを管理する2つのフィールドがあります。「WordPressアドレス」フィールドと「サイトアドレス」フィールドを編集して、サイトの新しいアドレス(olddomain.comからnewdomain.comなど)になるようにします。「変更を保存」ボタンをクリックして、変更を保存します。

重要:DNS設定が完了するまでこの手順を実行しないでください。先に操作すると、WordPress管理ダッシュボードにログインできなくなってしまいます。

WordPress一般設定画面
WordPress一般設定画面

次に、データベース内の古いドメイン名のすべてのインスタンスを新しいドメイン名に置き換える必要があります。Kinstaダッシュボードで、「サイト」画面からサイトに移動し、「ツール」>「検索と置換」を選択します。ここで、検索と置換を実行して、古いドメイン名を新しいドメイン名に置き換えることができます。

実行された置換の数
実行された置換の数

SEOバックリンクとトラフィックを保持する場合には、古いサイトから301リダイレクトを追加します。この詳細については、「ドメイン名を変更する方法」(SEOの利点を維持)に関する記事で詳しくご紹介しています。

それでは、もう少し抜本的な策が必要な場合はどうでしょうか?

全てのコンテンツをゼロにするために、WordPressをリセットする

時に、サイトのリセットは、サイトに追加したすべてのコンテンツの削除を意味します。

「マス釣りから、より広範な淡水魚の釣りのコンテンツに切り替えたものの、ブログの投稿とページ読者のニーズがマッチしていない…ならば最初からやり直しを」という具合です。

繰り返しになりますが、WordPress全体を完全にリセットする必要はありません—代わりに、すべてのコンテンツを削除できます。これを行うには、「投稿」へ進みます。管理メニューの「投稿」をクリックして、投稿画面を表示します。

「投稿」画面
「投稿」画面

公開した投稿のすべてがこの画面に表示されない場合は、修正する方法があります。上部の「表示オプション」タブをクリックします。 そこに表示されるボックスで、「1ページに表示する最大投稿数」フィールドを編集して、これを大きい数(公開された投稿の数よりも大きい数)にします。 そして、「適用」ボタンをクリックします。

すべての投稿が一覧表示されます。投稿のタイトルの上「タイトル」行の横にあるチェックボックスにチェックを入れます。これで、すべての投稿が選択されます。次に、その上のドロップダウンボックス(「一括操作」)をクリックして、「ゴミ箱に移動」をクリックします。次に、横にある「適用」ボタンをクリックします。これで投稿はすべて表示されなくなります。

後で復元する必要がある場合に備えて、ゴミ箱に保管したい場合には、もちろんそれも可能です。ただし、この記事ではWordPressのリセットが主題ですので、完全に削除する方法をご紹介しましょう—もちろん、確信がある場合のみ削除を。

投稿リストの上にある「ごみ箱」リンクをクリックします。 「タイトル」行の横にあるチェックボックスに再度チェックを入れ、「完全に削除する」を選択します。すべての投稿を永久に削除したいかどうか考え、答えが「はい」ならば「適用」ボタンをクリックしてください。

これで、サイトには投稿がない状態になります。完全に空のサイトができるまで、ページおよび他のコンテンツタイプ(必要に応じてメディアも)でこれを繰り返すことができます。ここから、新しいコンテンツの作成が始まります。

WordPressプラグインを使う

すべてのコンテンツを簡単に削除する、もう一つの迅速で簡単な方法として、無料のWP Resetプラグインがあります。ファイルを変更することなく、サイトデータベースをデフォルトのインストール値にリセットし、すべてのカスタマイズとコンテンツを削除します。

WP Resetプラグイン
WP Resetプラグイン

プラグインがどれほど優れていようとも、これを使用する前にバックアップをとることが重要です。

WP-CLIを使う

WordPress開発者向けのコマンドラインツールであるWP-CLIも使用できます。次のコマンドは、投稿、コメント、および用語の表を削除し、サイトのコンテンツを空にします。サイトの構成(オプション)やユーザーには影響を及ぼしません。

wp site empty

ドキュメントとその他のパラメータはこちらからご参照ください。これを言及してくれた読者の1人であるLukeさんに感謝します。

サイトのデザインを作り直すために、WordPressをリセットする

サイトのデザインを変更するだけであれば、何も削除する必要はありません。代わりに、すべきは、新しいデザインのテーマを作成またはインストールすること。これにより、既存のコンテンツの表示方法が変わります。現在利用中のWordPressテーマの正しい削除し方についてはこちらをご参照ください。

コンテンツを更新する場合でも、完全に新しいサイトを構築し直すよりも、既存のサイトに新しいテーマを追加する方が簡単でしょう。

新しいテーマのテスト、カスタマイズ、または開発の最中には(サイトを訪れる人に知られることなく)コンテンツをテストできる環境が必要です。新しいバージョンの準備ができるまで、今までのサイトを表示し続けることになります。

これを実現する方法は2つあります。

  1. ステージング環境」を使用して、サイトの複製を作成し、新しいテーマでテスト:準備ができたら、新しいテーマを本番サイトにアップロードできます。
  2. Theme Switchaなどのプラグインをインストール:これにより、テスト用の代替テーマにアクセスしながら、サイトの訪問者には既存のテーマを表示できます。
WordPressのステージ環境
WordPressのステージ環境

ステージングサイトの使用がオススメです—テーマだけでなく、コンテンツやその他の設定を微調整することもできます。新しいテーマの状態に満足したら、サイトにアップロードして、コンテンツと設定を微調整するだけで、準備完了です。または、本番サイトに変更を加えていない場合は、ステージングサイトをそのまま本番用に使うこともできます。

つまり、新しいデザインの開発の最中でも、本番として稼働するサイトがあり、WordPressのインストールやデータベースを削除する必要はありません。

サイトがクラッシュまたはハッキングされた時にWordPressをリセットする

サイトが機能しなくなったとしましょう。ハッキングされたのかもしれません—過去のあなたのサイトとはまるで別物に。または、テーマ、プラグイン、WordPressそのものを更新した際に、何か問題が発生した可能性もあります。

サイトを見捨てて、ゼロからやり直しましょうか?うーん、得策とは言えません。

正常な時に作成したバックアップデータを使ってサイトを復元するようにしましょう。

Kinstaダッシュボードにはサイトのバックアップがあります。「サイト」画面でサイトを選択し、「バックアップ」を選択します。サイトで問題が発生した前の日付のバックアップを見つけ、「復元先」> 「本番」をクリックします。

WordPressをMyKinstaのバックアップで復元する
WordPressをMyKinstaのバックアップで復元する

または、最初に復元をテストしたい場合には(例えば、どのバックアップデータを使うべきかわからないとき)「復元先」> 「ステージング」を選択します。 その後、ダッシュボードの上部にある「環境の切り替え」ボタンをクリックし、「ステージング環境」を選択して、ステージング環境に切り替えることができます。バックアップは14日間保存されるため、問題が発生してから2週間以内にバックアップの復元をするようにしてください。

更新後に問題が発生し、バックアップがない場合は、いつでも以前のバージョンのプラグインまたはテーマにロールバックして、置き換えることができます。具体的には、次の手順を実行します。

  • WordPress管理画面から、テーマまたはプラグイン画面に移動し、更新したテーマまたはプラグインを見つけます。
  • プラグイン/テーマの説明の下にある「詳細を表示」リンクをクリックします。これにより、プラグイン/テーマの詳細情報の記載されたポップアップが開きます。
  • ポップアップの右側にある「WordPress.orgプラグイン/テーマページ」というリンクをクリックします。これにより、WordPress.orgサイトのプラグインまたはテーマのページに移動します。
  • 右側のサイドバーで、「詳細を表示」リンクをクリックします。次に、このページの一番下までスクロールして、テーマまたはプラグインの最新のバージョン番号が記載されたドロップダウンボックスを見つけます。これをクリックして、2番目に新しいバージョンを選択します。次に、「ダウンロード」ボタンをクリックします。
  • zipファイルがコンピューターにダウンロードされます。見つけられる場所に保存して、サイトに戻ります。
  • サイトのテーマまたはプラグイン画面に戻り、置換したいテーマまたはプラグインを削除します。
  • 画面上部の「新規追加」ボタンをクリックします。 「プラグインのアップロード」または「テーマのアップロード」ボタンをクリックして、ダウンロードしたzipファイルを選択します。これをアップロードし、サイトに既にあるプラグイン/テーマのバージョンを置き換えることを確認し、有効にします。

これで、一つ古いバージョンのテーマまたはプラグインがインストールされました。プラグインまたはテーマの画面には、更新が必要であることを知らせる通知が表示されます。問題を修正できる別のアップデートが利用可能になるまでこの通知は無視してください。

詳細な手順についてはWordPressプラグインのインストール方法に関するチュートリアルをご覧ください。

WordPressを完全にリセットする方法

ここでご紹介する手法は、具体的には、WordPressサイトを削除し、その場所に、新しいサイトを作成するというものです。これは軽い気持ちで実行すべきではありません。古いサイトは存在しなくなり、新しい空のサイトをその場所に作成します—ゼロから設定を行い、コンテンツを作成することになります。

古いコンテンツを移行する場合は、インポート/エクスポートツールを使用して、古いサイトからコンテンツをエクスポートし、新しいサイトにインポートできます。これにより、時間を大幅に節約できます。

古いサイトからコンテンツをエクスポートするには、エクスポートツールが必要です。

  1. 古いサイトで、「ツール」> 「エクスポート」と移動します。
  2. 「エクスポートする内容を選択」で「すべてのコンテンツ」を選択します。
  3. 「エクスポートファイルをダウンロード」ボタンをクリックします。

WordPressからエクスポートファイルが作成され、コンピューターへのダウンロードが始まります。

すべてのウィジェット設定をエクスポートおよびインポートする場合は、Widget Importer&Exporterプラグインを使用できます。プラグインを使用して、このサイトからすべての設定をエクスポートし、ファイルを投稿情報の入ったエクスポートファイルとともにコンピューターに保存しておき、後から使用します。(当社のWordPressウィジェットの詳細ガイドも是非ご覧ください。)

コンテンツのエクスポートが不要な場合には、この手順を無視して読み進めてください。

Kinstaダッシュボードからは、古いサイトの削除と新しいサイトの作成ができます。

メインメニューで「サイト」を選択し、削除するサイトを見つけます。「情報」画面をクリックします。「サイトを削除」という大きな赤いボタンまでスクロールします。

サイトを本当に削除するかどうか、自問しましょう。削除せずにサイトの問題を解決する、上記の方法をまだ試していない場合には、念のため前に戻り読んでみることをお勧めします。

本当にサイトを削除してもよろしいですか?宜しければ、そのボタンをクリックします。

これから実行しようとしていることを理解しているか、メッセージが表示されます。フィールドに特定のテキストを入力し「サイトを削除」ボタンをクリックします。

Kinstaでのサイトの削除
Kinstaでのサイトの削除

あなたのサイトは消滅しました。続いて、新しいものをインストールし(任意で)コンテンツを移行しましょう。

Kinstaダッシュボードで、「サイト」画面に移動し、右上の「サイトを追加」ボタンをクリックします。

次に、ポップアップにサイトの詳細を追加し、「サイトを追加」ボタンをクリックします。

Kinstaでのサイトの追加
Kinstaでのサイトの追加

これで、新しいサイトの準備が完了。WordPress管理画面に移動して、設定を開始します。古いサイトにあったテーマとプラグインをすべてインストール。その後、古いサイトからコンテンツをインポートできます。手動で再度追加する必要はありません。

コンテンツをインポートするには、次の手順を実行します。

  1. WordPress管理メニューで、「ツール」>「インポート」に移動します。
  2. WordPress」から「今すぐインストール」をクリックしてから、「インポーターの実行」をクリックします。
  3. 古いWordPressサイトからエクスポートした後にダウンロードしたエクスポートファイルを選択するように求められます。これは古いサイトからエクスポートし保存したファイルです。
  4. ファイルを見つけて、「ファイルをアップロードしてインポート」ボタンをクリックします。
  5. 新しいコンテンツに紐付けるユーザーアカウントが尋ねられます—通常はあなたの自分のアカウンです。また、メディアのインポートを確認するよう求められます。確認し、承認しましょう。
  6. WordPressが新しいコンテンツをインポートするのを待ってから、サイトの投稿セクションに移動します。コンテンツがズラリと並んでいるはずです。

ウィジェット設定もエクスポートした場合、新しいサイトにWidget Importer&Exporterプラグインをインストールし、それを使用してウィジェット設定をインポートする必要があります。

カスタマイズを行い、プラグインを設定すると、新しいウェブサイトが出来上がります。もちろん、WordPressをリセットした理由がコンテンツやデザインの変更である場合、古いサイトと同じように機能させる必要はありませんが。とにかく最初から構築し直すことができます。

また、WordPressの再インストール方法に関するチュートリアルもご覧ください。

WordPressマルチサイトをリセットする

WordPressマルチサイトネットワークを実行している場合、またはお客様のサイトがマルチサイトネットワークでホストされている場合は、リセットの手順が異なります。次の2つの場合があります。

  • あなたはネットワーク管理者であり、ネットワーク全体をリセットします。
  • あなたはサイト管理者であり、ネットワーク上のサイトをリセットします。

まず、1番目の場合をもっと詳しく見てみましょう。

マルチサイトネットワークをリセットする

マルチサイトネットワーク全体をリセットすることは、一つのWordPressサイトをリセットすることとそれほど変わりません。
例えば下記のやり方があります。

ネットワークをスタンドアロンのWordPressインストールに戻す

ネットワークを止めて、ネットワークをはスタンドアロンウェブサイトに戻すには、ネットワーク内のベースサイト以外のすべてのサイトを削除してから、マルチサイトをオフにします。次の手順に従ってください。

まず、ネットワークのバックアップを取りましょう。Kinstaのホスティングプランには無料のバックアップ機能が付属しています。バックアップ機能をお持ちでない方は、マルチサイトと互換性のあるバックアッププラグインを使用してください。

ネットワークのサイトをスタンドアロンサイトとして、または別のネットワークで再作成する場合は、最初に該当のサイトをネットワークから移行します。先に進む前に、移行後のサイトをテストして正常に機能するかを確認してください。

ネットワーク管理画面で、「サイト」に移動します。サイトを削除するには、各サイトの横にある「削除」をクリックします。これにより、サイトとその関連ファイルがデータベースからが削除されます。

ネットワークからサイトを削除する
ネットワークからサイトを削除する

wp-config.phpファイルのバックアップを作成します。次に、ファイルを開いて次のような行を探します。

define( 'WP_ALLOW_MULTISITE', true );

下記に書き換えてください。

define( 'WP_ALLOW_MULTISITE', false );

また、マルチサイトに関連する他のコードもすべて削除して、wp-configファイルを整理します。

もう一度サイトにアクセスしてログインします。サイトはこれでスタンドアロンのWordPressインストールになりました。

ネットワーク内のすべてのサブサイトを削除する

マルチサイトを完全に削除するのではなく、サブサイトのみを削除することもできます。

これを行うにはまず、ネットワークのバックアップを取りましょう。次に、完全に削除したくない場合は、サブサイトをエクスポートするか移行します

次に、「ネットワーク管理」> 「サイト」に移動します。サイトを削除するには、各サイトの横にある「削除」をクリックします。

これで、ベースサイトだけの(ほぼ)空のマルチサイトネットワークが作成され、必要に応じて新しいサイトを追加できます。

マルチサイトを含むインストール全体のリセットする

サブサイトとネットワークだけでなくベースサイトを含めWordPressインストール全体をリセットするには、上記の標準のWordPressサイトのリセット手順に従ってします。

リセットを行う前に、ネットワーク上の別のロケーションに移動するサイトを移行することを忘れないでください。

マルチサイトネットワークの個々のウェブサイトをリセットする

マルチサイトネットワークの単一のサイトを管理している人も、そのサイトを再設定して再利用したり、最初からやり直したりしたい場合があるでしょう。
やり方は、あなたはサイト管理者であるか、ネットワーク管理者であるかによって異なります。

ネットワークからサイトを削除する

あなたがネットワーク管理者ではなく、サイトを完全に削除する場合は、サイトを削除する権限がないため、ネットワーク管理者に依頼するしかありません。ただし、コンテンツ全体を削除することができます。やり方を後程説明します。

開始する前に、ネットワークまたはサイトのバックアップを取りましょう。他の場所に移行する予定がある場合は、サイトのコンテンツをエクスポートする(またはネットワーク内でサイトをクローンする)ことをお勧めします。
ネットワーク管理画面で、「サイト」に移動します。マウスをサイトの名前に移動して、「削除」をクリックします。これにより、サイトが削除されます。

その後、必要に応じて、削除したサイトの代わりに新しい空白のサイトを作成することができますこれを行うには、「サイト」画面で「新規追加」をクリックし、表示される指示に従って新しいサイトを作成します。次に、「サイト」画面の該当のサイトの名前の下にある「編集」をクリックして、サイトの編集画面に移動します。「ユーザー」タブをクリックし、「既存ユーザーの追加」セクションの記入欄を使用して、「サイト管理者」役割のユーザーを追加します。

新しいユーザーをサイト管理者として追加する
新しいユーザーをサイト管理者として追加する

サイトのドメインをリセットする

ネットワーク内のサイトのドメイン名変更は、「ネットワーク管理」> 「サイト」で行います。これはネットワーク管理者のみができる設定です。

編集するサイトを選択し、名前の下にある「編集」をクリックします。

サイトの名前を編集する
サイトの名前を編集する

「サイトアドレス」フィールドに新しいアドレスを入力し、「変更を保存」ボタンをクリックします。

この変更を行う前に、新しいドメインがサイトを指していることを確認してください。DNSの変更は、ドメイン登録機関で設定されてから有効になるまで最大2日かかる場合があります。

サイト管理者としてサイトをリセットする

サイトを完全に削除するのではなく、すべてのコンテンツを削除するかデザインを変更するだけの場合は、標準のWordPressサイトについての上記の手順に従ってください。

できることは次のとおりです。

  • 固定ページと投稿画面を使用してすべてのコンテンツを削除します。
  • ウィジェット画面またはカスタマイザーを介してウィジェットを削除します。
  • 新しいテーマをアクティブ化して、サイトのデザインをリセットします。ネットワークに既にインストールされているテーマのみをアクティブ化できます。ネットワーク管理者は新しいテーマをインストールすることもできます。

上記のオプションはいずれもサイトを完全にリセットしませんが、サイト全体を削除して一からやり直すのではなく、デザインまたはコンテンツを全面的に見直したいだけの場合は、これでも十分かもしれません。

まとめ

今回の記事では、WordPressをリセットしサイトを大掃除する様々な方法をご紹介しました。

サイトをリセットしたい理由に応じて、投稿やページを削除するという簡単な操作から、WordPressインストールを完全に削除して新しいものに置き換えることまで、多種多様。

WordPressをリセットする前に、まずは、それを実行する理由を明らかにしましょう。そうすることで、適切な方法が見つかるはずです。

Rachel McCollin

Rachel McCollin has been helping people build websites with WordPress since 2010. She's a huge fan of self-hosted WordPress and wants to help as many people as possible create an awesome website with it.