2019年、チームコラボレーションソフトウェア市場は世界規模で95億ドルに達しました。
また、新型コロナウィルスの影響により、仕事のあり方がリモートワークに大きくシフトしているため、コラボレーションツールとチャットツールの重要性が、これまでになく高まっています。
各社は、この不確かな時期に生産性を高く保つために、コラボレーションソフトウェアの実装を急いでいます。
おそらくすでにご存じのとおり、様々なコラボレーションツールがある中でも、このセクターの二大巨頭はSlackとMicrosoft Teamsです。
2020年にSlackが欧州でMicrosoftに対して、競合訴状を出し、「MicrosoftがTeams製品を市場で圧倒的な優位性のあるOffice業務効率化パッケージに違法に結び付けている」と主張したように、単なるユーザー数を超えた熾烈な市場競争(詳しくは後述)が繰り広げられています。
つまり、製品にとどまらず…2社の間に火花が散る状態です。
法的な問題はさておき、生産性に焦点を当てて考えてみると、個々の事業にとってどちらの選択肢がベターなのでしょうか?
今回の記事では、Microsoft TeamsとSlackを比較し、機能、価格、ユーザーエクスペリエンス、市場シェアなどについて深く掘り下げることでこの重要な問いに答え、最適解を選ぶためのヒントをご紹介します。
Microsoft Teams VS Slack — 市場シェア
数年前に、コラボレーションソフトウェア市場を見ると、そのシェアは全く異なるものになっていたでしょう。
Slackは、Microsoft Teamsに差をつけてリードしていました。Microsoft Teamsは企業での採用という意味で成長を続けていましたが、Slackが心配するほどのスピードではありませんでした。そして、2020年に違いが生まれます。
2019年、Microsoft Teamsは1日のアクティブユーザー数で、Slackを抜き、その数は7月には1,300万人に達しました。
そして、その成長スピードに減速の兆候はありません。
新型コロナウィルス関連の「外出自粛」により、リモートワークが増加し、2020年前半には、Microsoft Teamsのユーザー数は7,500万人まで急増しました。
もちろんSlackも成長を続けていますが、そのペースには開きがあります。
Microsoft TeamsはSlackを駆逐するのか
Slackはコラボレーション市場での戦いに負ける危険に直面しているのでしょうか?データを見てみましょう。
Microsoft Teamsは、大規模な組織、学校、公務員、さらに既存のOffice 365顧客ベースを通じ、膨大な数のユーザーを獲得しています。
Slackにとって、これはかなり恐ろしいグラフです。
2019年末時点で、調査対象者の65%が使用していることになり、企業と政府組織内でMicrosoftが主導権を握っていることは明らかです。
しかし、Slackはいまだにスタートアップ部門ではトップに位置し、開発者やその他テクノロジーに精通した社会人若年層の間でも明らかなNo.1です。
Microsoft Teamsにとっては、かなり恐ろしいグラフです。
Microsoftは、この市場セグメントでほとんど前進しておらず、Slackは、逆にスタートアップからの人気を確実のものにしています。
Microsoftはより多くのユーザーを抱え、大企業から一度に数千人規模の利用者を獲得していますが、前衛的なスタートアップは依然としてSlackを支持しています。そのため、オフィスのコミュニケーションとチームの協力をめぐる戦いにまだ決着はついていないようです。
Microsoft Teams VS Slack — 機能の概要
機能 | Microsoft Teams | Slack |
チャンネル(チーム) | ✔ | ✔ |
プライベートメッセージ | ✔ | ✔ |
ユーザー数 | 無料プランで最大50万人まで | 無制限 |
無制限のメッセージ | ✔ | ✔ |
包括的なメッセージ検索 | ✔ | ✔ (無料プランで最大1万件のメッセージまで) |
ファイル共有 | ✔ | ✔ |
ゲストアクセス | 有料プランでもアカウントごとに5つに制限 | 有料プランでは外部ユーザーと無制限に協力可能 |
画面共有 | ✔ | ✔ (無料プランでは利用できない) |
ビデオと音声通話(1対1) | 無制限 | 無制限 |
ビデオ会議 | 有料プランで最大250ユーザー | 有料プランで最大15ユーザー |
ウェブ、デスクトップ、モバイルアプリ | ✔ | ✔ |
ショートカットと生産性向上ツール | デスクトップアプリ用:40以上のショートカット | デスクトップアプリ用:50以上のショートカット(ほとんどがウェブアプリでも利用可能) |
ボットとワークフローツール | ✔ Whoボット(有料版限定)とサードパーティのチャットボット | ✔ SlackBot |
統合 | 472種類のアプリから選択可能 | 2,000以上のアプリから選択可能(無料プランでは最大10個まで) |
Microsoft TeamsとSlackどちらにも、チームのコラボレーションと効率化に役立つ様々な機能があります。
プライベート、パブリックチャネル(またはチーム)でのメッセージ、メッセージ履歴の検索、ビデオ会議、画面共有、ファイル共有(SharePointのようなOffice 365スイートからのアクセス許可コントロールを使用)などの機能は、企業職員による緊密な連携を可能にします。もはや物理的に同じオフィスにいなくても問題なし。
機能に関しては、五分五分といったところでしょうか。Slackはいくつかの面で優れていますが、一方で、Microsoft Teamsは他のいくつかの面で強さを見せています。
主な違いは、外部チームとのコラボレーションがMicrosoft Teamsでは非常に制限されていることです。追加のライセンスを購入しない限り、有料プランであってもユーザー数は5人に制限されています。Slackの有料プランであれば、外部とのコラボレーション無制限に行えます。
Microsoft Teamsのビデオ会議はより堅牢です。最大250ユーザーのビデオ会議または最大10,000人のライブイベント(Teams、Microsoft Stream、Yammerの組み合わせを使用)をサポートできます。
これは、Teamsの真の強みでしょう。Office365スイートの他の機能が、これのサポート、拡張に貢献しています。Teamsに固有の機能の多くは、大企業や組織でのみ有用であるため、絶対的なメリットとは言えません。
Microsoft Teams VS Slack — 無料プランの比較
それでは、Microsoft TeamとSlackの無料プランの内容を厳密に比べると、どちらの方が優れているでしょうか?
まず最初に、Slackでは全てのプランで、ユーザー数とメッセージ数が無制限です。Microsoft Teamsではユーザー数は最大50万人(実質的にほとんどの企業で無制限を意味します)、メッセージ数は無制限です。
1つの大きな違いがあるとすれば、それは、Slackでは、無料のワークスペースで最大1万件までのアーカイブメッセージしか検索できないことです。
Microsoftにはこのような制限はなく、メッセージ履歴全体を自由に検索できます。
Microsoft Teamsの無料プランには画面共有も含まれていますが、Slackでその機能を使用するには有料プランにアップグレードする必要があります。
チームでのビデオ通話と小規模のビデオ会議も、Microsoft Teamsの無料バージョンで利用できます。一方で、Slackの無料バージョンでは、1対1の音声通話とビデオ通話に制限されます。
ただし、多くの企業がすでにビデオ会議にZoomのような別のツールを使用しているので、これが決定的な問題になることはないでしょう。
全体として、Microsoft Teamsの無料プランには、Slackよりも多くの機能があり、制限が緩いと言えます。
しかし、チームが画面共有やビデオ通話に非常に依存している場合を除いては、Slackのユーザーエクスペリエンスに制限を感じることはあまりないはずです。
Microsoft Teams VS Slack — 価格設定
Microsoft TeamsとSlackの有料プランと価格設定へと進みましょう。どの有料プランが狙い目なのでしょうか?
まずは、Slackのプランを詳しく見てみましょう。
Slackの基本プラン「スタンダード」は、ユーザーあたり月額6.67ドルから利用できます。
検索できるメッセージ数、アプリと統合、ビデオ通話についての制限がなくなります。また(ワークスペースの合計が最大5 GBである代わりに)ユーザーごとに10 GBのファイルストレージが利用できます。
また、ワークスペースにゲストや外部の協力者を追加できるようになるため、パートナーやクライアントと密にやり取りするエージェンシーやコンサルタントに最適です。
メッセージやファイルの保持に関するポリシーを自分で設定して、業界や地域の規制に準拠することもできます。
最後に、チャネルを超えてユーザーをグループ化するシステムである「ユーザーグループ」を使用して、チームまたは特定の部署全体にメッセージを送ることができます。
「プラス」の料金はユーザーあたり12.5ドルで、より高度なコンプライアンス、セキュリティオプション、優先(4時間以内での返答)サポート、ユーザーごとに20 GBのストレージが利用できるようになります。
次に、Microsoft Teamsのプランと価格設定を詳しく見てみましょう。
Microsoft Teams専用の有料プランはありませんが、これの代わりに、プレミアムバージョンのTeamsと他のアプリがセットになったMicrosoft 365プランがあります。
Microsoftの有料プランは「Microsoft 365 Business Basic」からで、TeamsやSharePointなどのコラボレーションツールのセットが利用できユーザーあたり月額5ドルです。このプランには、WordやPowerPointなどのOffice 365スイートデスクトップ版は含まれていません。
会議スケジュールと記録、ユーザーあたり1 TBのOneDriveストレージ、シングルサインオンや強制多要素認証などのセキュリティ機能も利用できます。
最も安いプランであっても、ユーザーとコンプライアンスを管理するための管理ツールも含まれています。
「Microsoft 365 Business Standard」の価格は12.5ドルで、Teamsとして利用できる機能に違いはありません。ただし、Word、Excel、PowerPointの完全な機能が備わったデスクトップバージョンは利用できるようになります。
Microsoftの最安プランはSlackのそれよりもわずかに安いですが、ユーザーあたり約1.5ドルにすぎません。中小企業にとってこれが決定的な判断基準にはならないでしょう。
下から2番目のプランでは12.5ドルで値段は同じです。どちらも、機能がより高度になるというメリットがあります。
実際の価格面での違いは、すでにMicrosoft 365スイートの料金を支払っている場合に顕著になります。ビジネス、エンタープライズプランを利用することで、自動的にプレミアムTeamsが使えることになります。
したがって、会社で既にMicrosoft 365の料金を支払っている場合は、追加料金を一切支払うことなくTeamsのプレミアムバージョンを利用することができます。
Microsoft Teams VS Slack — ユーザーインターフェース
次に、UIを詳しく見てみましょう。具体的には、新規のユーザーが何も分からない状態から、いかにして、プラットフォームを効率的に使用してプロジェクトを共同で管理することができるのかを検討します。
Slackのユーザーインターフェースは洗練されており、今や業界のスタンダードとなっています。
更に、近年Slackでは、新規ユーザー向けのステップ毎のチュートリアルが採用されており、スムーズにサービスを利用し始めることができます。
もちろん、ガイドなしでも簡単に利用し始めることができます。「メンバーディレクトリ」のタブでは、新しいユーザーをワークスペースに追加し、管理することができます。
新規ユーザーにはメールが送付されます。すでにSlackアカウントを持っている場合には、あなたのワークスペースと既存のアカウントが接続され、新たにパスワードを作成する必要はありません。
サイドバーメニューの「チャンネルを作成する」(「チャンネル」項目の中)をクリックするとSlackチャンネルを簡単に追加できます。
チームにメッセージを送信するには、チャンネルを開き文字を入力するだけでOK。「@ユーザー名」を入力すると、特定のメンバー(もしくは複数のメンバー)にメッセージを送信することもできます。
こうすることで、特定のメッセージが送信されたことが宛先のメンバーに確実に通知されます。
Slackには他にも多くの機能があり、UIの他の部分に関しては後で「ボットとショートカット」の章でご紹介します。
次は、Microsoft Teamsのユーザーインターフェースを詳しく見てみましょう。
競合他社の大半はSlackを模倣しています。Microsoft Teamsも例外でなく、UIの使い勝手に大きな違いはありません。
ただし、Microsoft Teamsでは、アカウント登録後にドキュメントとチュートリアル動画を通して、利用方法が確認できますが、Slackのようなステップ毎のインタラクティブなチュートリアルはありません。
「チーム」メニューはSlackでいう「チャンネル」に代わる機能です。各チームではそれぞれの案件について別個にやり取りするための複数のチャネル(Microsoft Teamsでの名称)が使用できます(これはSlackの主なセールスポイントの1つです)。
Slackを使用したことがある人がTeamsのUIを見た時に、Slackを連想させるのは、チャネルだけではないでしょう。ボタンやメニューをクリックすると、新しいページではなく、ライトボックスが開きます。
たとえば、チームの画面で「さらにチャネルを作成」ボタンをクリックすると、新しいチャネルを作成できます。
Slackの場合と同じように「@ユーザー名」を使って、相手にあなたのメッセージを気付かせることができます。
自分のチャネルを使って複数のチームを作成できる機能は、規模の大きな企業や組織にとっては便利でしょう。
どちらも使いやすいツールですが、ステップ毎のチュートリアルと全体的なUXという点では、Slackが若干優勢かもしれません。
Microsoft Teams VS Slack — ショートカットと生産性
次は、どちらのツールの方が、キーボードショートカットやその他の生産性向上ツールが充実しているか見てみましょう。
Slackは生産性に革命を起こすツールであり、あらゆるところにショートカットや生産性向上のためのアイデアが適用されています。SlackのWebアプリですら、効率を高める各種キーボードショートカットが利用できます。
この一覧の表示を切り替えるには、MacではCommand + / を、それ以外ではCtrl + / を押します。
おすすめのショートカットは次のとおりです。
- ↑キーで送信済みメッセージを編集
- CTRL(⌘)+ SHIFT + Aで未読メッセージを全て既読に
- CTRL(⌘)+ SHIFT + Sでスター付きメッセージを表示
- ALT +左クリック(マウス)でメッセージを未読に
- SHIFT + ALT(オプション)+↓で最新の未読メッセージに移動
ショートカット以外にも、Slackには高度な検索オプションがあり、探しているメッセージを素早く見つけることができます。
たとえば、「has:」という検索条件を使用すると、絵文字でメッセージを検索できます。これは、チーム内で成約した取引や優先度の高いメッセージに特定の絵文字を使用している場合にとても便利です。
Slackのユーザーではあるけれどまだ使いこなせていないという方は、 Slackの使い方とあまり知られていない生産性向上のアイデア18選という記事を是非ご覧ください。
もちろん、Microsoft Teamsでも同じような生産性を高めるためのショートカットを取り入れていますが、Slackのものほど整理されておらず、直感的でもありません。
その多くは、重要なタスクを素早く実行するよりも、例えば特定のタブを開くだけというようなものです。
直近のメッセージをキー1つで編集したり、メッセージを簡単に未読にしたり…といった作業をスピードアップできるショートカットはありません。
ショートカットと生産性という面では明らかにSlackに軍配が上がります。
Microsoft Teams VS Slack — ボットとワークフロー
この章では、それぞれのツールで利用可能なボットと高度なワークフローについて詳しく説明します。
Slackの便利な「Slackbot」は、すべてのワークスペースに自動的に組み込まれています。
Slackの使用方法、リマインダーの設定などについて質問できます。簡単に言えば、SlackbotはSlackを使いやすくするお助けロボです 🤖
Slackbotは非常に優秀で、単純なワークフローをすぐに自動化できる便利な機能をたくさん備えています。重要なワークフローを自動化する連携機能も多数利用できます。
たとえば、「Xの期限はいつ?」など、プロジェクトに関連する質問に対しての応答を設定できます。また、Asana、Trello、Pipefyなどの大半のタスク管理アプリと連携できます。これらのアプリを利用すると、たとえば、自動のリマインダーや更新をスケジューリングできます。
Slackbotは情報を手動でコピー&ペーストするのが面倒だという方にとっての強い味方です。
一方、Microsoft Teamsには、同じような特徴的なチャットボットはありません。いくつかの似たようなツールを追加することはできますが、それらの多くは外部アプリで特定のタスクを行うためだけのものです。
幸いなことに、外部アプリには、高度な自動ワークフローのセットアップを担うWorkbotなどがあります。これを使えば、Slackbotが行うように、複数のアプリと通信しデータを統合することができます。
Microsoft Teamsに適切なボットをインストールできれば、その機能は同等になるものの、Slackに元からあるSlackbotを利用する方がはるかに簡単です。
Microsoft Teams VS Slack — 連携
2,000を超えるアプリを利用して機能を拡張できるSlackは、連携やアプリケーションに関して言えば間違いなくトップに君臨しています。
現時点でAppSourceストアでは530を超える程度のMicrosoft Teams関連のアプリや連携が利用できます。とは言え、既に会社でOffice 365を使用している場合は、Microsoft Teamsの方がこの点に関しては優勢だとお思いの方もいらっしゃるでしょう。
しかし、ちょっと待ってください。
Slackには、Outlook、カレンダー、OneDrive、SharePointなどOffice 365の全ての主要なアプリケーションに対応するアプリが統合されています。
また、SlackではG Suiteのパッケージを含め、2,000を超えるアプリや連携も利用できます。
幅広い連携数を考慮すると、この点でもSlackが優勢だと言えるでしょう。
Slackと一緒に使用すべきツールについては、当社でも事業の成長に活用した40以上のSaaS製品に関する記事を、是非ご覧ください。
Microsoft Teams VS Slack — セキュリティとコンプライアンス
SlackでもMicrosoft Teamsでも、すべてのプランで二要素認証などのセキュリティ機能が利用できます。
法人に焦点を当てているマイクロソフトはセキュリティについては圧倒的に優位だと思われるかと思いますが、Slackもここ数年この分野を大きく改善してきました。
実際、Slackは基本的なISO認定のほとんどに準拠しており、HIPAAに準拠するよう特別に設計されたワークスペースもリクエストすれば利用できます(HIPAA準拠に対応できるのはエンタープライズプランのみです)。
そのため、Slackはコラボレーションアプリを探しているけれども、セキュリティやコンプライアンスが心配…という企業にとっても適したツールです。
ただし、Microsoft Teamsではネイティブな連携ができるため、アクセス権限管理、情報管理、セキュリティの面では若干優れていると言えます。
さらに、ツールが間違いなく会社のポリシーや規定に準拠するよう、IT管理者向けの高度な管理オプションも多数利用できます。
どちらのツールもセキュリティとコンプライアンスを重視しているため、この点については明確に優劣をつけがたいです。
なお、Slackの管理ツールはプラス、およびエンタープライズプランに限定されていますが、Microsoft Teamsではベーシックプランでもそれらの機能のほとんどが利用できるという点は特筆すべきでしょう。
あなたのビジネスに最適なワークストリーム・コラボレーション製品は?
ここまで読み進めたところで、最後の疑問が浮かんでいることでしょう。
結局のところMicrosoft TeamsとSlackのどちらの方があなたのビジネスに適しているのでしょうか?
その答えは、あなたの現在の状況やニーズによって変わってきます。
会社が既に料金を払ってOffice 365 Businessを使用している場合、Microsoft Teamsを使用するのは理にかなっていると言えます。Slackと同等の機能を数多く備えており、すでに料金を支払っているのであれば、プロ版を利用しても追加料金はかかりません。
ただし、そうでない場合は、わざわざMicrosoft Teamsに乗り換えることはないでしょう。
生産性向上のための機能や様々な連携が利用可能な直感的なチャットツールが必要な場合は、Slackが最適です。
全体的に見て、どちらのツールもほとんど同等の機能ですが、UX、ボット、生産性という点ではSlackの方が若干優れていると言えます。
一方、Microsoft Teamsには(画面共有とビデオ会議が利用できる)より多目的な無料プランがあり、ベーシックプランもSlackよりも安価です。
まとめ
Microsoft Teamsは膨大な数のアクティブユーザーを持っているという点で、Slackを圧倒的にリードしており、企業に選ばれるコラボレーションプラットフォームとして急速に普及しています。
一方、Slackはより革新的で使いやすいツールとして、スタートアップや小規模なビジネスから大きな支持を得ています。
SlackはMicrosoft Teamsよりも多くのツールとの連携が可能で、ボットも優れており、ユーザビリティも若干優っています。一方、Microsoft TeamsはSlackと比べ若干安価で、無料プランがより充実していて、Office 365ツールとネイティブでの連携ができます。
では、Microsoft TeamsとSlackどちらを利用すれば良いのでしょうか?
それはOffice 365を使用しているかどうか、チームメンバーがそれぞれのプラットフォームを使用した経験がどの程度あるかによって変わるでしょう。
あなたはどちらのコミュニケーションツールが好みですか?コメント欄で是非お聞かせください!
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