Google Search Consoleは最高のSEO(Search Engine Optimization、検索エンジン最適化)ツールの一つですが、最も軽視されているツールの一つでもあります。
Google Search Console(旧ウェブマスターツール)の実体は、ウェブサイトの健全性と、Googleへの適応度を確認するツール群です。しかし、それだけではありません。
Google Search Consoleを使用すると、SEOの技術的な問題を診断できるだけでなく、最も人気のあるページを知り、ランキングの順位を確認し、オーガニックトラフィックの増加に役立てることができます。
Google Search Consoleは完全に無料です。また構築プラットフォームによらず、どのような種類のサイトでも使用できます。ただし、Google Search Consoleを最大限に活用するには、適切な設定を行い、指標の意味を理解し、様々な機能へのアクセス方法を知る必要があります。
この記事は、Google Search Consoleを最大限に活用するガイドです。以下のトピックについて説明します。
Google Search Consoleとは何か?
Google Search Consoleは、ウェブマスターや実際にウェブサイトを運営するすべての人に必要な監視、管理、改善用のツールとレポートのコレクションです。Googleから無料で提供されるウェブサービスであり、利用者はウェブサイトと訪問者に関する情報を取得できます。
Google Search Consoleと提供されるデータを使用することで、ウェブサイトをより簡単に最適化できます。
準備はいいですか?
新しい Google Search Console にアクセスするにはどうすればよいですか?
- Googleアカウントにログイン
- https://search.google.com/search-console/ でGoogle Search Consoleを開く
- 用意されているいずれかの方法で、お持ちのウェブサイトをGSCにプロパティとして追加
- HTMLファイル、HTMLタグ、Googleアナリティクス、またはGoogleタグマネージャを使用してアカウントを検証
まだGoogle Search Consoleに登録していない方は、すぐに登録して、自分のサイトを設定しましょう。
Google Search Console入門
このセクションでは以下について学習します。
- Google Search Consoleの設定
- サイトの所有権の確認
- 新旧Google Search Consoleの比較
- Google Search ConsoleとGoogleアナリティクスの連携
- サイトマップの追加
- 権限のタイプの相違
- ユーザーの追加と削除
よろしいですか?では、始めましょう。
5ステップでGoogle Search Consoleを設定する
ステップ1:Googleアカウントにサインインする
まず最初に、Googleアカウントへサインインしてください。ビジネス用と個人用のアカウントを分けている場合は、ウェブサイトと関連付けたいGoogleアカウントを使用してください。
ステップ2:Google Search Consoleを開始する
Google Search Consoleにアクセスし「今すぐ開始」をクリックします。
ステップ3:Google Search Consoleに新しいウェブサイトを追加する
Google Search Consoleで初めてウェブサイトを設定する場合は、「ようこそ」メッセージが表示されます。「開始」をクリックしてください。
または、ドロップダウンで「プロパティを追加」をクリックしてください。
ステップ4:ドメインを追加する
プロパティタイプとして「ドメイン」を選択し、サイトのURLを入力します。ブラウザのアドレスバーでの表示を確認し、正確なURLを入力してください。入力が終わったら、「続行」をクリックします。
ステップ5:サイトの所有権を確認する(代替方法あり)
次に、ウェブサイトを確認する必要があります。Google Search Consoleのトークン化されたDNS TXTレコードをコピーして、ドメイン名プロバイダに追加し、ドメインの所有権を確認します。
この方法でドメインを確認したくない、あるいは確認できない場合には、プロパティタイプの選択に戻り、「URLプレフィックス」を選択してください。
注意:古いGoogle Search Consoleで新しいドメインを登録する場合は、「URLプレフィックス」オプションを使用する必要があります。「ドメイン」プロパティは新しいGoogle Search Consoleでのみ動作します。
この準備を終えると、いくつかの方法で所有権を確認できます。
- HTMLファイル:ウェブサイトにHTMLファイルをアップロードする
- HTMLタグ:サイトのホームページにメタタグを追加する
- Googleアナリティクス:Googleアナリティクスアカウントを使用する
- Googleタグマネージャー:Googleタグマネージャーアカウントを使用する
以上でGoogle Search Consoleのセットアップが完了しました。
補足:新旧Google Search Consoleの比較
2018年、Googleは新しいGoogle Search Consoleを発表しました。旧バージョンのデータや機能のほとんどが移行され、新バージョンでのデータアクセス方法が改善されました。
ただし、中には削除された機能もあります。
新しいレポートとツール
新バージョンのGoogle Search Consoleで追加された、機能を紹介します。
- パフォーマンスレポート:新しいツールです。旧Google Search Consoleの「検索アナリティクス」を置き換えます。
- インデックスカバレッジレポート:新しいツールです。旧Google Search Consoleの「検索アナリティクス」を置き換えます。
- URL検査:新しい機能です。「Fetch as Google」、「クロールエラー」、「ブロックされたリソース」を置き換えます。
更新された機能、置換された機能
Google Search Consoleのすべての機能やレポートが新しいわけではありません。以下は新バージョンで更新された機能です。
- サイトと内部リンクへのリンク→リンク
- サイトマップレポート→サイトマップ
- Accelerated Mobile Pages→AMPステータス
- モバイルユーザビリティ→変わらず
- セキュリティの問題→セキュリティの問題レポート
削除された機能
旧バージョンのGoogle Search Consoleのレポートの一部は、完全に削除されました。
- HTMLの改善
- プロパティセット
- Androidアプリ
リリース未定の機能
この記事の執筆時点で更新も削除もされていない、リリースまで宙に浮いた状態のツールやタスクがあります。Googleは新バージョンのGoogle Search Consoleで何をどのように追加するのか、まだ決定していないことを認めています。
- クロールの統計情報のデータ
- txtテスター
- Google検索でのURLパラメーターの管理
- インターナショナルターゲティング
- データハイライター
- メッセージの読み取りと管理
- アドレス変更ツール
- 使用するドメインの設定
- Search Consoleプロパティとアナリティクスのプロパティの関連付け
- リンクの否認
- インデックスからの古いコンテンツの削除
- ブロックされたリソースレポート
- 構造化データレポート
旧バージョンのGoogle Search Console(ウェブマスターツール)の使用
新バージョンのGoogle Search Consoleはよくデザインされていますが、旧バージョンのすべての機能を備えていません。ここで、旧バージョンを簡単に使用できます。
左メニューの「以前のバージョンに戻す」をクリックしてください。
これで、新バージョンのGoogle Search Consoleで欠けていたすべての機能にアクセスできます。
Google Search ConsoleとGoogleアナリティクスを連携する
Google Search ConsoleをGoogleアナリティクスと連携すると、Googleアナリティクスの中でキーワードデータを参照できます。
連携を始める前に、Googleアナリティクスにサイトが正しく設定されていることを確認してください。次に、以下の手順でGoogle Search Consoleと連携します。
手順1
Googleアナリティクスを開き、Google Search Consoleにリンクするプロパティに移動します。
手順2
左メニューの下部にある「管理」ボタンをクリックし、「プロパティ設定」を選択します。
手順3
下にスクロールすると、「Search Consoleを調整」ボタンが表示されますので、クリックします。
手順4
ここで「追加」を選択します。
手順5
サイトを選択し、ボックスにチェックを入れて、「保存」をクリックします。ポップアップボックスが表示されたら「OK」をクリックしてください。
以上で設定は完了です。GoogleアナリティクスとGoogle Search Consoleは正しく連携されました。
データが流れ始めるまでには少し時間がかかります。GoogleアナリティクスでGoogle Search Consoleのデータを参照するには、左メニューの「集客」から「Search Console」のドロップダウンで移動します。
Google Search Consoleでサイトマップを追加する
検索エンジンは、サイトマップを使用してウェブサイトをクロールします。サイトマップはウェブサイトの地図として機能し、すべてのページにクローラーを誘導します。
サイトマップはエラーの少ない、理想的には、エラーのないXML形式ファイルでなければなりません。そうでない場合、クローラーに無視され、ページがクロールされないリスクがあります。
Google Search Consoleでは、サイトマップのエラーの有無を確認できます。左側のパネルの「インデックス」から「サイトマップ」をクリックし、送信したXMLサイトマップの一覧を表示します。
サイトマップの作成と送信はさらに簡単です。
まず最初に、実際にXMLサイトマップを作成する必要があります。WordPressでサイトマップを作成するには、Yoastプラグインなどを使用すると簡単です。
注意:サイトマップの存在の有無は、yoursite.com/sitemap.xmlにアクセスして確認できます。サイトマップがあれば、ほぼこの場所にあります。
作成したら、Google Search Consoleを使用してGoogleに送信する必要があります。手順は簡単です。
左のサイドバーから「サイトマップ」ツールにアクセスし、XMLページを貼り付け、「送信」をクリックします。
Google Search Consoleの権限:所有者とユーザーの説明
Google Search Consoleには、権限のレベルが異なる2種類のロールがあります。「所有者」と「ユーザー」です。
詳細を見ていきます。
所有者
所有者は、Google Search Consoleのすべてのプロパティを完全にコントロールできます。以下の操作が可能です。
- 他のユーザーの追加と削除
- 設定の変更
- すべてのデータの参照
- すべてのツールへのアクセス
所有者には「確認済み所有者」と「委任された所有者」の2種類があり、両者には微妙な違いがあります。確認済み所有者は、Google Search Consoleのプロパティの確認設定プロセスを完了した所有者です。一方、委任された所有者は確認済み所有者によって追加された所有者です。
注意:委任された所有者は、他の委任された所有者を追加できます。
ユーザー
ユーザーはすべてのGoogle Search Consoleのデータを参照できますが、プロパティに新しいユーザーを追加できません。また、「フルユーザー」は、ほぼすべてのデータを参照できますが、「制限付きユーザー」は、一部のデータしか参照できません。
Google Search Consoleで所有者やユーザーを追加、削除する
所有者とユーザーの違いがわかったところで、Google Search Consoleで所有者とユーザーを追加、削除するには、以下の手順に従ってください。
- 左側のパネルの「設定」に移動する。
- 「ユーザーと権限」をクリックする。
- 「ユーザーを追加」をクリックする。なお、この機能を使用するには、使用しているアカウントに適切な権限が必要です。
- メールアドレスを追加し、権限レベル「フル」または「制限付き」を選択する。
- 「追加」をクリックする。
ユーザーを削除するには、ユーザーのプロフィールの横にある縦の三点リーダーをクリックし、「アクセス権の削除」をクリックします(適切な権限がある場合)。
Google Search Consoleの機能
Google Search Consoleの設定が完了しました。次の手順に進みます。
データを調べてSEOを改善しましょう。新しいGoogle Search Consoleで利用できるレポートをご紹介します。
- インデックスレポート:Googleがサイトをどのようにインデックスしているか
- 概要レポート:サイト全体のパフォーマンス
- URL検査:技術的見地から特定ページがどのように実行されているか
- パフォーマンスレポート:ページがどのように実行されているか
- リンクレポート:外部、内部のリンク
レポートを利用する前に、レポートに含まれる指標とデータを理解する必要があります。
Google Search Consoleでどのようなデータを得られるか?
Google Search Consoleを使い始める前に、いくつかの用語と指標の理解が重要です。「パフォーマンス」タブにアクセスすると、4つの指標とカラフルなグラフが表示されます。
注意:各指標のボックスはクリックでき、表示内容を切り替えられます。
この「パフォーマンス」タブには、クエリとページのデータが表示されます。それぞれの意味は以下のとおりです。
クエリ
ページを少し下にスクロールするとクエリの表があります。ここには基本的にユーザーが、Googleでの検索結果からサイトやページを訪問した際に指定した、検索語またはキーワードが表示されます。念のため補足すると、このデータはGoogle Search Console専用のため、Googleアナリティクスにはありません。
ページ
かなりシンプルですが、Googleの検索結果に表示されるページです。
表示回数
検索結果ページにウェブサイトのリンクURLが掲載されるたびに、表示回数がカウントされます。ユーザーがページを下にスクロールして実際にURLを見る必要はありません。
クリック
ユーザーがGoogle検索からサイトに移動するリンクを選択した場合、1回のクリックとしてカウントされます。ユーザーがリンクをクリックした後、「戻る」ボタンをクリックし、再び同じリンクをクリックした場合は、1回のクリックとしてカウントされます。しかし、別のリンクをクリックした場合は、2回のクリックとしてカウントされます。また、これには有料のGoogle検索結果は含まれません。
平均掲載順位
クエリに対するページの平均ランキング順位です。
平均CTR
CTRは「click-through rate」(クリック率)の略で、結果をクリックしてウェブサイトに到着したユーザーの数を表します。クリック数を表示回数で割った数字に100を掛けてパーセントで表します。
Search Console指標の使用
Google Search Consoleのパフォーマンスレポートを最大限に活用するには、グループ分けを変更して、探しているデータを見つけるとよいでしょう。また、データをスプレッドシートにエクスポートして、さらにデータを精査することもできます。
記事の後半では、有用なデータを入手する具体的な手順をご紹介します。
Google Search Consoleの使用
ここまでで、Google Search Consoleのさまざまな指標の意味を理解し、プロパティの設定と確認が完了しました。ここからは、実際にGoogle Search Consoleを使用して、ウェブサイトとSEOを改善します。
Google Search Consoleでは、サイトを様々な方法で改善できます。
では、始めましょう。
Google Search Consoleでウェブサイトの健全性を確認する
Googleはサイトをどのようにクロールしているのでしょうか?ページのインデックスが何かで妨害されていないでしょうか?
こうした疑問を解消するには、「インデックスカバレッジレポート」を開いてください。
インデックスカバレッジレポートを使用すると、Googleがウェブサイトのコンテンツをインデックスした際の問題の有無がわかります。
レポートにログインすると、過去90日間でインデックスされたページ数がどのように変化したかが、カラフルなチャートで表示されます。
注意:パフォーマンスレポートと同様に、すべての指標はクリックするとオン、オフが切り替わります。
それぞれの棒グラフは追跡した日のステータスを表し、次のように色分けされます。
- エラー(赤)
- 警告付きで有効(黃)
- 有効(緑)
- 除外(グレー)
各ステータスの詳細を参照するには、ページを下にスクロールしてください。まず、最初に「エラー」(赤色)の解消に取り組むことを推奨します。一般にこのエラーが、ページのインデックスを妨げている最大の問題です。
エラーの原因
Google Search Consoleでよくあるエラーは以下のとおりです。
- リダイレクトエラー:ページへのリダイレクトが正しく機能していません。.htaccessファイルとリダイレクトルールを確認して、エラーを解消してください。
- 送信されたURLが見つかりません(404):ページにアクセスできません。アクセスすると、404エラーが表示されます。
- 送信されたURLはソフト404のようです:ページが見つかりません。一時的なバグが原因の場合もあるため、確認する必要があります。
- 送信されたURLのクロールに問題があります:txtでページがクローラーからブロックされている場合があります。しかし、必ずしもこれが原因とは限りません。全く別の原因の場合もあるため、該当のページにアクセスして調べてみてください。
- サーバーエラー(5xx):Googleのクローラーがウェブサーバーに到達できませんでした。一般には、サーバーのメンテナンス時間と同じタイミングでクロールしています。ホスティングプロバイダーに確認してください。
404エラーの修正
Google Search Consoleに404エラーが表示されている際の対処法です。通常、404エラーメッセージは、URLにアクセスできない場合に表示されます。原因としては、ページが存在しなくなった、または、URLが変更されたと考えられます。
ここでは、Google Search Consoleで404エラーを見つける方法と、その修正方法をご紹介します。
「インデックス」から「カバレッジ」にアクセスすると、サイトで見つかった問題の一覧が表示されます。問題をクリックすると、影響を受けるURLが表示されます。
Google Search Consoleは、ウェブサイトの過去と現在のすべての404ページをレポートします。まず、現在の404ページの有無を確認してください。すでに削除した古いページがリストされる可能性があります。
また、Googleのサイトのクロール方法のため、修正された404エラーがこのレポートで引き続き表示される場合もあります。
404を修正する最も簡単な方法は、エラーの原因となった問題を修正するか、ページをリダイレクトすることです。リダイレクトする場合には、削除したページに類似したウェブサイトのコンテンツにリダイレクトしてください。307の一時的なリダイレクトではなく、301の永続的なリダイレクトを使用してください。ユーザーのニーズを満たしながら代替ページに転送するため、最良の解決策になるはずです。
GoogleがURLをどのように見ているかを確認する
「URL検査ツール」を使用すると、Googleが実際にページをどのように見ているかを確認できます。ページがまったく表示されていない場合や、検索結果に正しく表示されない場合のトラブルシューティングに利用できます。
ページのURLを入力して「Enter」キーを押します。現在表示しているプロパティに属するURLであることに注意してください。
これで、ページの結果と、URLが実際にインデックスされ、Google検索に表示されるかどうかを確認できます。
ドロップダウンの矢印をクリックしてインデックスカバレッジレポートを開くと、GoogleでのこのURLの詳細が表示されます。
- URLを指すサイトマップ
- GooglebotをURLに導いた参照元ページ
- Googlebotが最後にURLをクロールした日時
- GooglebotのURLに対するクロール許可の有無
- Googlebotが実際にURLを取得できるかどうか
- このページがインデックスを禁止しているかどうか
- このページに設定されているカノニカルURL
- このページにGoogleが選択したカノニカルURL
概要レポートの使用
「概要レポート」は、ウェブサイトが検索エンジン内で技術的にどのように実行されているか、また、何か問題があるかどうかを把握する際に役立ちます。
インデックスされたページ数を参照する
インデックスされたページ数、エラーのあるページ数を確認するするには、以下の手順に従ってください。
- 左パネルの「サマリー」に移動する。
- インデックスサマリーをラベル「カバレッジ」まで下にスクロールする。
- 「有効なページの数」を参照する。
インデックスのエラーをチェックする
また、リンク「レポートを開く」をクリックすると、カバレッジの詳細を確認できます。
「エラー」、「警告付きで有効」、「有効」、「除外」がすべて選択されていることを確認してください。
サイトのインデックスされたページの総数は、新しいブログ記事を公開したり、新しいページを作成したり、インデックスエラーを修正したりすることで時間とともに徐々に増えていくはずです。
注意すべきは、インデックスエラーが急激に増えた場合です。原因としては、サイトテンプレートの変更や、サイトマップのエラーで特定のURLがGoogleにクロールされていない等が考えられます。
レポートから除外されたページを参照して、できるだけ早く問題を解決してください。
モバイルユーザビリティの問題を見つける
Googleは、モバイルファーストインデックスを推進しています。スマートフォンユーザーに対してウェブサイトが正しく動作しているかどうかを確認しましょう。Google Search Consoleを使用してモバイルユーザビリティの問題を見つけるには、以下の手順に従ってください。
- 「拡張」の下の「モバイルユーザビリティ」をクリックする。
- 「エラー」が選択されていることを確認する。
- エラーが発生している場合は、「詳細」ボックスで、どのエラーがモバイルの問題を起こしたかを確認する。
- エラータイプをダブルクリックして、影響を受けるページのURLを表示する。
パフォーマンスレポートの使用
パフォーマンスレポートには、サイトの表示回数、平均順位、クリック率など、Googleでのパフォーマンスに関する重要な指標が表示されます。
最もトラフィックの多いページを見つける
Googleで最もクリックされているサイトのページを見つけるには、以下の手順に従ってください。
- 「パフォーマンス」をクリックする。
- 「クエリ」タブのすぐ隣の「ページ」タブに移動する。
- トラフィックの全体を把握するため、「期間」を「過去12か月間」に変更する。
- 「合計クリック数」が選択されていることを確認する。
- 「クリック数」の横にある小さな下向き矢印をクリックして、ページを降順に並び替える。
最もクリック率の高いクエリを見つける
サイト内で最もクリック率の高いクエリを見つけるには、以下の手順に従ってください。
- 「パフォーマンス」をクリックする。
- 「クエリ」タブに移動する。
- 「期間」を「過去12か月間」に変更する。
- 「平均CTR」が表示されていることを確認する。
- 「CTR」の隣の小さな矢印を選択して、降順に並び替える。
最も掲載順位の高いページと低いページを見つける
サイトの最も掲載順位の高いページと低いページを見つけるには、以下の手順に従ってください。
- 「パフォーマンス」をクリックする。
- 「ページ」タブに移動する。
- 「期間」を「過去28日間」に変更する。
- 「平均掲載順位」を選択する。
- 「掲載順位」の隣の小さな矢印を使用して、昇順、降順に並べ替える。注意:掲載順位は、数字が小さな方が良く、大きい方が悪い。
掲載順位の上昇と下降を見つけ、比較する
2つの期間でのランキングの推移を比較するには、以下の手順に従ってください。
- 「パフォーマンス」をクリックする。
- 「クエリ」タブに移動する。
- 「平均掲載順位」が選択されていることを確認する。
- 「期間」をクリックし、日付を変更する。次に「比較」タブをクリックし、2つの期間を選択する。最後に「適用」をクリックする。
- 期間で掲載順位がどのように変化したかを調べる。
最もトラフィックの多いクエリを見つける
サイトに最も多くのトラフィックをもたらすクエリを見つけるには、以下の手順に従ってください。
- 「パフォーマンス」をクリックする。
- 「クエリ」タブに移動する。
- 「期間」を選択する。
- 「合計クリック数」が選択されていることを確認する。
- 「クリック数」の隣の小さな矢印を選択して、降順に並び替える。
デバイス間でサイトのパフォーマンスを比較する
デスクトップ、モバイル、タブレットでのサイトの検索パフォーマンスを比較するには、以下の手順に従ってください。
- 「パフォーマンス」をクリックする。
- 「デバイス」タブに移動する。
- すべての指標が選択されていることを確認する。
- すべてのデバイスでのパフォーマンスを比較する。
国単位でサイトのパフォーマンスを比較する
国単位でサイトの検索パフォーマンスを比較するには、以下の手順に従ってください。
- 「パフォーマンス」をクリックする。
- 「国」タブに移動する。
- すべての指標が選択されていることを確認する。
- 国単位でパフォーマンスを比較する。
リンクレポートの使用
Google Search Consoleの機能は、SEOの技術的な問題の診断や、パフォーマンスの良いページの発見だけではありません。内部リンクや、どのサイトがどのようなテキストを使用してリンクしているかを表す、被リンクデータの確認にも役立ちます。
Google Search Consoleでサイトへの被リンク数を調べる
サイトが持つ被リンク、外部リンクの総数を確認するには、以下の手順に従ってください。
- 左パネルで「リンク」をクリックする。
- 「外部リンク」の下の「上位のリンクされているページ」レポートを開く。
- 「外部リンクの総数」ボックスを確認する。
- 「参照リンク」の隣にある小さな矢印をクリックして被リンクを降順に並べ替える。または、スプレッドシートにエクスポートする。
被リンクは、サイトのコンテンツの信頼性をGoogleに示す信号です。ウェブサイトへの「投票」と考えられ、多ければ多いほど優れます。ただし、被リンクでは、品質と関連性が非常に重要です。質の低い無関係なサイトからの大量のリンクよりも、常に、サイトと同じ分野の権威あるサイトからの1つのリンクの方が勝ります。
あるページにリンクしているサイトを確認するには、レポート内のURLをダブルクリックしてください。
最も外部からリンクされているURLを調べる
最もリンクされているページを見つけるには、以下の手順に従ってください。
- 左パネルで「リンク」をクリックする。
- 「外部リンク」の下の「上位のリンクされているページ」レポートを開く。
- 「参照リンク」の隣にある小さな矢印をクリックして被リンクを降順に並べ替える。
- 任意のリンクをクリックして、どのサイトがリンクしているかを調べる。
ここでSEOのヒントを一つ。被リンクの多いページから、ランキング上位に表示させたいページへ内部リンクを作成してください。URLページにオーソリティを与える被リンクは、内部リンクを介してサイト内の他のページにもオーソリティを渡せます。
最も内部でリンクされているURLを調べる
サイトのどのページに内部リンクが多いかを確認するには、以下の手順に従ってください。
- 左パネルで「リンク」をクリックする。
- 「内部リンク」の下の「上位のリンクされているページ」レポートを開く。
- リスト末尾の「詳細」をクリックする。
内部リンクとは、サイト内のあるページから別のページへのハイパーリンクのことで、ユーザーや検索エンジンにサイト内を案内します。
いくつかのURLで内部リンク数が多いことは普通です。しかし、他のページよりも多くのリンクを持つページには注意してください。内部リンクを追加して、リンクジュースを渡す機会があるかもしれません。
結論
ここまでお付き合いいただいた方、おめでとうございます。長い記事でしたね。
Google Search ConsoleがいかにサイトのSEOの改善に役立つか、ご理解いただけたでしょうか。サイトの大きさに関わらず、Google Search Consoleの設定は必須と考えます。
Google Search Consoleはツールであり、頻繁に使用して初めて価値が生まれます。設定しただけでは十分でなく、定期的に使用することで最も大きな効果を得られます。さらにSEOを強化したい方は、Bingウェブマスターツールの詳細なガイドをご覧ください。
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