WordPressサイトのパフォーマンス向上は、Kinstaにとって最優先事項。そして、Kinstaがお客様に選ばれている理由の1つでもあります。PHP 8.0のような、最新のソフトウェアをいち早くサポートし、Review Signalでは、5年連続でトップ区分の評価を受けています。

私たちは、Google Cloud Platform(GCP)のみを採用した最初のマネージドWordPressホスティング会社でもあり、最新のインフラに常に注目しています。そしてこの度、GCPの次世代コンピューティング最適化仮想マシン(C2)に全面移行を行い、ホスティングをさらに次のレベルに引き上げます。

Google Cloudのロゴ

スタータープランからエンタープライズプランまで、あらゆるビジネスを拡張可能なWordPressホスティングプラットフォームを実現します。新たなハードウェアに移行したり、上位プランへのアップグレードを促したりすることはありません。GCP最速の仮想マシンは、すべてのプランに適用されます。つまり、個人で運用しているブログから、フォーチュン500の企業サイトまで、すべてのお客様に同じサーバーをご利用いただくことになります。

このコンピューティング最適化マシンで1ヶ月間のパフォーマンステストを行った結果、30%〜200%のパフォーマンス改善が確認されました。

読み込み時間が短縮されるだけでなく、WordPressの管理画面の応答性にも変化をもたらし、WordPressで頻繁に作業をしているお客様のワークフローが効率化されることも予想されます。

あらゆる主要ホスティングプラットフォームを利用してきましたが、Kinstaは中でも超高速で、カスタマーサポートも最高。すべての顧客サイトをKinstaに移行しましたが、大正解でした。
Brent Martel
Brent Martel氏
共同創設者
Inkline Media

KinstaのインフラとGCPのコンピューティング最適化VM(C2)

Kinstaは、従来のホスティングサービスの枠にとらわれません。インフラ全体をGoogle Cloud上に構築し、従来の共有、VPS、専用インフラとは一線を画しています。

プラットフォーム上のすべてのサイトは、サイトの稼働に必要なソフトウェアリソース(Linux、Nginx、PHP、MySQL)をすべて含んだ隔離されている専用コンテナ内で実行されます。各サイトを実行するソフトウェアは、完全隔離され、お客様のサイト間でさえも共有されることはありません。インフラの基礎となるコンテナ技術には、Linuxコンテナを使用しています。

各サイトのコンテナは、サイズに余裕のある仮想マシン、つまり新たに採用したC2(コンピューティング最適化)VM上で実行されます。GCPデータセンター36箇所のうちの1つに設置され、CloudflareとGCPのファイアウォールで保護。ハードウェアリソース(RAM/CPU)は、仮想マシンによって各サイトのコンテナに自動的に割り当てられます。

KinstaのWordPress専用マネージドホスティングのアーキテクチャ
KinstaのWordPress専用マネージドホスティングのアーキテクチャ

コンピューティング最適化VM(C2)は、GCPの新たなマシンファミリーで、コンピューティング負荷の高いワークロードに最適化されて、スレッドごとの高いパフォーマンスとメモリ速度を実現します。HPC、電子設計自動化(EDA)、ゲーム、シングルスレッドのアプリケーションなどに適しています。

また、このマシンタイプは、第2世代Xeonスケーラブルプロセッサ(Cascade Lake)と、最大3.8GHzの持続型オールコアターボが活用されています。さらに、C2仮想マシンには、基盤となるサーバープラットフォームのアーキテクチャを完全に把握することができるため、高度なパフォーマンスチューニングも可能です。

つまり、コンピューティング最適化VM(C2)は、極めて高度な要件のWordPressサイトにも対応可能です。

また、インフラストラクチャを構成する各要素の重要性は、計り知れないものがあります。そのため、すべてのサイトは、高い信頼性を誇るGoogle Cloud Platformのスタンダードティアワークではなく、プレミアムティアネットワークで相互接続されます。プレミアムティアは、距離とホップを最小化するように設計されており、データをより高速かつ安全に転送することができます。

GCPのコンピューティング最適化VM(C2)のベンチマーク

概要を把握した後は、実際の数字が気になるところ。新たなGCPマシンの違いをご紹介するため、さまざまなテストを実施しました。各テストでは、15名の同時接続ユーザーを対象に、1分間にわたるトップページのベンチマークを行いました。テスト環境の条件は、以下の通りです。

  • コンピューティング最適化VM(C2マシン):Cascade Lake IntelスケーラブルプロセッサをGCPで駆動し、隔離されたコンテナで実行。
  • N1マシン:Skylake IntelプロセッサをGCPで駆動し、隔離されたコンテナで実行。
  • OS:Ubuntu 16.04.6 LTS
  • コンテナスタックNginx 1.15.12、MariaDB 10.4.6
  • PHPバージョン:7.3
  • ページキャッシュ:キャッシュをヒット(HIT)させるテスト、およびキャッシュをバイパス(BYPASS)させるテストを複数回実施。

このベンチマークは、KinstaのWordPressコントリビューター兼開発者のThoriq Firdausが担当。ThoriqはWordPressコアとWordPressインドネシアコミュニティの翻訳エディター、無料のMailChimp購読プラグインであるWP Chimpの開発者でもあります。

以下のデータは、1秒あたりのリクエスト数で計測しています。リクエスト数が多ければ多いほど高パフォーマンスです

WordPress 5.2.3(キャッシュをバイパス)

最初のテストでは、ページキャッシュを意図的にバイパスしました。これは、Nginx、PHP-FPM、MySQLを使用してCPUのパフォーマンスをテストするためです。サイトへのキャッシュされていない各リクエストは、ワーカープロセスによって処理されます。

WordPress 5.2.3Twenty Nineteen テーマを使用し、コンテンツにはWP Testのダミーデータを利用し、あらゆるサイズ(小、中、大)の画像と埋め込みツイートが含まれた状態です。

なお、ダミーデータについては、あくまで両マシンの性能を比較するのが目的であるため、両マシン間で一致していることを重視しています。ダミーデータの量を増やすと、パフォーマンスにも変化が見られますが、これについては、後ほどご紹介する重たいサイトの事例でご覧いただけます。

15人の同時接続ユーザーを想定し、1分間ベンチマークを行いました。

キャッシュをバイパスしたN1マシンとC2マシンの比較(WordPress)
キャッシュをバイパスしたN1マシンとC2マシンの比較(WordPress)

ベンチマーク結果

  • N1マシン:77.82リクエスト/秒
  • C2マシン:163.89リクエスト/秒 🏆

C2マシンでは、平均2.1倍高速化されることがわかりました。

WordPress 5.2.3(キャッシュをヒット)

続いて、ページキャッシュをヒットさせるテストを実施しました。キャッシュされたリクエストは、キャッシュされていないリクエストに比べて高速で処理されます。このテストでは、ページキャッシュを処理するNginxの結果に注目します。

先ほどのテストと同じサイトで、15人の同時接続ユーザーで1分間ベンチマークを行いました。

キャッシュをヒットしたN1マシンとC2マシンの比較(WordPress)
キャッシュをヒットしたN1マシンとC2マシンの比較(WordPress)

ベンチマーク結果

  • N1マシン:7,886.16リクエスト/秒
  • C2マシン:16,426.32リクエスト/秒 🏆

Nginxのページキャッシュに関しては、C2マシンの方が平均2.08倍高速化されました。

WordPress 5.2.3+WooCommerce 3.7.0(キャッシュをバイパス)

続いて、再びページキャッシュをバイパスします。

WordPress 5.2.3、WooCommerce 3.7.0、Twenty Nineteen テーマを使用し、コンテンツにはWP Testのダミーデータを用いています。ダミーのWordPressサイトと比較すると、画像やコンテンツが若干少なくなっています。

15人の同時接続ユーザーを想定して、1分間ベンチマークを行いました。

キャッシュをバイパスしたN1マシンとC2マシンの比較(WooCommerce)
キャッシュをバイパスしたN1マシンとC2マシンの比較(WooCommerce)

ベンチマーク結果

  • N1マシン:45.67リクエスト/秒
  • C2マシン:178.62リクエスト/秒🏆

C2マシンの方が、平均3.9倍高速化されることがわかりました。

WordPress 5.2.3+WooCommerce 3.7.0(キャッシュをヒット)

今度は、上記のサイトでページキャッシュをヒットさせます。先ほど同様、15人の同時接続ユーザーで1分間ベンチマークを行いました。

キャッシュをヒットしたN1マシンとC2マシンの比較(WooCommerce)
キャッシュをヒットしたN1マシンとC2マシンの比較(WooCommerce)

ベンチマーク結果

  • N1マシン:8,448.57リクエスト/秒
  • C2マシン:17,790.20リクエスト/秒🏆

C2マシンの方が、平均2.1倍高速化されます。

パフォーマンス結果のお客様事例

次に、Kinstaの一部お客様のウェブサイトを実際にC2マシンに移行した結果をご紹介します。サイトの移行スケジュールはこちらをご覧ください。

パフォーマンスは、Kinsta APMを使って測定しています。このKinsta独自のAPM(アプリケーションパフォーマンス監視)ツールでは、レイテンシの問題や帯域幅を共有していることが多い一回限りの標準的な速度テストツールと比較して、より正確な結果を取得することができます。

ここでは、PHPとMySQLの応答時間、つまり、1つのリクエストを処理するためにワーカープロセスが使用する平均時間を見ていきます。なお、グラフ上部に見られるの緑色の部分は、Google アナリティクスやトラッキングピクセルなど、Kinstaで制御できない外部サービスの応答時間を示しています。

お客様事例1. トラフィックの多いニュースサイト(数百リクエスト/分)

まず最初にご紹介するのは、1分間に何百ものPHPリクエストを扱うトラフィックの多いWordPressニュースサイトです。C2マシンに移行したところ、サイトの平均応答時間が250ミリ秒から80ミリ秒に短縮。パフォーマンスが212.5%向上しました。

C2マシンへの移行後(お客様事例1)
C2マシンへの移行後(お客様事例1)

お客様事例2. 人気の高いマーケティングブログ

次は、人気の高いマーケティングブログ。このサイトにもかなりのアクセス数があります。C2マシンに移行後、サイトの平均応答時間が300ミリ秒から100ミリ秒に。パフォーマンスが200%向上しました。

C2マシンへの移行後(お客様事例2)
C2マシンへの移行後(お客様事例2)

お客様事例3. WordPressコミュニティブログ

続いては、有名なWordPressコミュニティブログ(複数のユーザーがコンテンツを公開するブログ)。C2マシンに移行後、平均応答時間は、400ミリ秒から185ミリ秒に短縮。パフォーマンスが116.22%向上しました。

C2マシンへの移行後(お客様事例3)
C2マシンへの移行後(お客様事例3)

お客様事例4. WordPress代行業者

デジタルデザイン、ウェブ、モバイルの開発会社で、ECサイトのウェブアプリケーション構築を専門とするNeuralab様のウェブサイトも見てみます。技術的には、WordPressとWooCommerceの上で開発作業を行なっています。

関連記事)WordPresrešimir Končić説)

WooCommerceプロジェクトをすべてKinstaに移行したのですが、他社からKinstaにアプリケーションを移行してすぐ、読み込み時間が10倍短縮されました。KinstaのDevOpsチームがLEMPスタックを限界まで押し上げてくれています。私たちとクライアント、そして何よりもECソリューションのエンドユーザーにもメリットをもたらしてくれるKinstaは、真のパートナーです。今やウェブパフォーマンスの重要性は既知の事実。今後の成長が楽しみです。
Kresimir Koncic
Krešimir Končić氏
Neuralabディレクター

C2サイトに移行後、同社サイトの平均応答時間は、450ミリ秒から250ミリ秒に。パフォーマンスが80%アップしました。

C2マシンへの移行後(お客様事例4)
C2マシンへの移行後(お客様事例4)

お客様事例5. 健康・ヘルスケアブログ

続いて、健康・ヘルスケアのブログを運営しているお客様。このウェブサイトはすでに高度に最適化されていたため、大きな変化は見られないと予想されましたが、C2マシンへの移行後、平均応答時間が250ミリ秒から130ミリ秒に短縮されました。これは、92.3%アップ向上に相当し、最適化されたサイトでもパフォーマンスがさらに改善されることがわかります。

C2マシンへ移行後(お客様事例5)
C2マシンへ移行後(お客様事例5)

お客様事例6. サービスプロバイダーのマーケットプレイス

Credo様は、独自の人材ネットワークを駆使し、企業(特にEC、SaaS、B2B企業)向けに、人材採用や、審査済みのデジタルマーケティング企業やコンサルタントの紹介などを行うマーケットプレイス。当時利用していたサーバーの費用とパフォーマンスの問題から、Kinstaへの移行を決めました。

サイト速度が検索順位やコンバージョンに大きく影響することは以前から知っていましたが、技術的に困難かつ最適化に適任な開発者を見つけることができなかったということもあり、これまで後回しにしていました。サイト速度を重視し、率先して適切な機能を提供してくれるKinstaに感謝です。
John Doherty
John Doherty氏
Credo CEO

C2マシンへの移行後、同社サイトの平均応答時間は1600ミリ秒から1100ミリ秒に短縮され、45.45%のパフォーマンスが向上しました。

C2マシンへの移行後(お客様事例6)
C2マシンへの移行後(お客様事例6)

お客様事例7. WordPressサイトのメンテナンスサービスを提供するWP Buffs

WP Buffs様は、KinstaのパートナーでWordPressサイトを運営する個人、企業、組織に対して、24時間年中無休の技術サポートとWordPressメンテナンスサービスを提供しています。無制限の編集、パフォーマンス向上、毎日のサイト管理および定期的なセキュリティのトラブルシューティングを代行してくれるため、業務の負担を軽減することができます。

C2マシンへの移行後、平均応答時間は850ミリ秒から425ミリ秒になり、パフォーマンスが100%向上しました。

C2マシンへの移行後(お客様事例7)
C2マシンへの移行後(お客様事例7)

お客様事例8. WordPress開発のブログ

WordPress開発のブログを運営するお客様の場合、C2マシンに移行後、平均応答時間は225ミリ秒から125ミリ秒に短縮。80%パフォーマンスが向上しています。

C2マシンへの移行後(お客様事例8)
C2マシンへの移行後(お客様事例8)

お客様事例9. ECサイト(Easy Digital Downloads)

Easy Digital Downloadsサイトの場合、C2マシンへの移行後、平均応答時間が665ミリ秒から500ミリ秒に短縮されました。これは、33%のパフォーマンス向上に相当します。

C2マシンへの移行後(お客様事例9)
C2マシンへの移行後(お客様事例9)

お客様事例10. アクセス数の多いスポーツエンタメブログ

最後に、プロレス(ルチャリブレ)の評論、エッセイ、ニュースを専門に扱うメキシコのオンラインマガジン「Superluchas」様の事例をご紹介します。

このアップグレードは衝撃!Kinstaの顧客満足度に対する取り組みには、いつも驚かされます。
Jorge Ocampo
Jorge Ocampo氏
Superluchasメディアディレクター

C2マシンへの移行後、平均応答時間は1,100ミリ秒から560ミリ秒に短縮。96.43%パフォーマンスが向上しました。

C2マシンへの移行(お客様事例10)
C2マシンへの移行(お客様事例10)

ベンチマークの結果からわかること

Kinstaは、WordPressサイトのパフォーマンスを向上させる方法を常に模索し、ここ数ヶ月の間にも、データベースの自動最適化、自己修復PHP、TLS 1.3、PHP 8.1サポートなどの新機能もリリースしています。

しかし、今回のアップデートは、2016年にGoogle Cloud Platformに移行して以来、パフォーマンスの観点から、間違いなく最も大きな変更です。

ご紹介したデータを踏まえ、C2マシンへの全面移行には、以下のようなメリットがあります。

  • ウェブサイトを新たなアーキテクチャに移行するだけで、作業やテストを行うことなく読み込み時間を短縮することができる。
  • C2マシンの仕組み上、重たいウェブサイトは、最適化されたサイトよりも大幅にパフォーマンスが向上。ただし、データから分かる通り、最適化されたサイトにも改善は見られる。
  • パフォーマンスの改善は、サイトのフロントエンドだけでなく、WordPressの管理画面、つまりバックエンドの表示速度もより高速化される。

私たちは、すべてのプランで、すべてのWordPressサイトを同じ高性能アーキテクチャで稼働すること、個人ブログからフォーチュン500の企業まで、あらゆる規模のビジネスが、成長に応じて簡単に拡張できることを重要視しています。

Google Cloud Platformの新たなC2(コンピューティング最適化)マシンに移行することで、すでに高速だったプラットフォームをさらに次にレベルに引き上げます。あらゆる面で大幅にパフォーマンスが向上し、お客様が成功するための競争力強化をより一層後押しします。

Mark Gavalda
Mark Gavalda
Kinsta CEO

WordPressサイト移行の流れ

新たなコンピューティング最適化C2マシンは、スタータープランからエンタープライズプラン、カスタムプランまで、すべてのプランでご利用いただけます。C2マシンは、今後Kinstaのインフラの基盤となり、新規WordPressサイト立ち上げ時のデフォルトのマシンとなります。

C2マシンが利用可能な地域

C2マシンは、全36箇所にあるGCPデータセンターのほとんどでご利用いただけます。具体的には、以下のリージョンでご利用可能です。

  1. Changhua County, Taiwan (asia-east1)
  2. Hong Kong (asia-east2)
  3. Tokyo, Japan (asia-northeast1)
  4. Osaka, Japan (asia-northeast2)
  5. Seoul, South Korea (asia-northeast3)
  6. Mumbai, India (asia-south1)
  7. Delhi, India (asia-south2)
  8. Jakarta, Indonesia (asia-southeast2)
  9. Sydney, Australia (australia-southeast1)
  10. Melbourne, Australia (australia-southeast2)
  11. London, United Kingdom (europe-west2)
  12. Frankfurt, Germany (europe-west3)
  13. Zurich, Switzerland (europe-west6)
  14. Montréal, Canada (northamerica-northeast1)
  15. Toronto, Canada (northamerica-northeast2)
  16. São Paulo, Brazil (southamerica-east1)
  17. Columbus, Ohio, USA (us-east5)
  18. The Dalles, Oregon, USA (us-west1)
  19. Los Angeles, California, USA (us-west2)
  20. Salt Lake City, Utah, USA (us-west3)
  21. Las Vegas, Nevada, USA (us-west4)

MyKinstaの「情報」画面で、既存のサイトがどの場所で運用されているかを確認することができます。データセンター一覧と照らし合わせることも可能です。

データセンターの場所を確認
データセンターの場所を確認

注意事項

C2マシンへの完全移行を終え、今後Google Cloud PlatformのC2マシンの利用可能地域が拡大された後は、新たなインフラストラクチャへの移行を進める予定です。現在、Kinstaをご利用のお客様は、以下の点にご注意ください。

  • 個々のサイトを本番移行(数ヶ月を要します)するのではなく、マシン全体を新たなアーキテクチャに移行する予定です。これによって、すべてのお客様にできるだけ早くパフォーマンスの改善を実感していただけます。
  • 移行時には、1台あたりわずかなダウンが発生します(5~15分程)。これはKinstaの定期メンテナンス時、または各サイトの地域に基づくオフピーク時に実行されます。定期メンテナンス、および影響を受けるすべての地域に関しては、ステータスページに掲載されます。個々のデータセンターに関する更新情報の購読も可能です。

    定期メンテナンスのお知らせ
    定期メンテナンスのお知らせ

  • 移行作業中にIPアドレスが変更されることはありません
  • 現在専用サーバーをご利用で、移行をご希望のお客様は、弊社営業担当までご相談ください。
  • C2マシンを利用できない地域にお住まいで、移行をご希望されるお客様は、恐れ入りますが、プラットフォーム全体の移行完了をお待ちください。今後、定期的に進行状況をお知らせいたします。なお、顧客や訪問者が多い地域から最も近い場所でサイトを運営することで、ネットワークレイテンシTTFBの改善につながります。

まとめ

高性能ソリューションで最速のWordPressホスティングをお届けすることが、私たちKinstaの使命。そしてこれが、数あるホスティング会社の中から、多くのお客様にKinstaをお選びいただく理由の1つと理解しています。そのため、すべてのプランで、すべてのお客様にコンピューティング最適化VM(C2マシン)を提供できることを嬉しく思っています。

トラフィックの少ないブログでも、アクセスの多いWooCommerceサイトでも、Kinstaのプラットフォームでビジネスを成功させ、想像を超えるスピードを実現することが可能になります。

また、コードを圧縮して全体的な最適化を行う方法も。MyKinstaCDNのコード圧縮機能により、ワンクリックでCSSとJavaScriptの自動圧縮を有効化することができます。

その他、ご質問がありましたら、お気軽にカスタマーサポートまでお問い合わせください。ホスティングプランの選択に関するお問い合わせは、弊社営業部門までご連絡ください。

Kinstaでは、便利な機能を継続的にリリースしています。ニュースレターにご購読いただくと、Kinstaの新機能や改善点にまつわる情報をいち早く手にすることができます。

Brian Jackson

Brianの最大の情熱の一つは10年以上使用してきたWordPressです。複数のプレミアムプラグインさえ開発しています。Brianの趣味はブログや映画やハイキングなどです。TwitterでBrianとつながりましょう。