WordPressを使用した会員制サイトは、大学や学校、学習プラットフォームなど、あらゆる教育機関がオンラインコースの管理、リソースへのアクセス制御、ユーザー登録の自動化などを行うのに役立ちます。手動で生徒のアカウント登録を処理したり、コンテンツを個別に制限したりする手間を解消し、構造化された学習パスやゲートコンテンツ、さらには認定プログラムまで、すべてを単一のプラットフォームで設定することができます。
会員制サイトの構造は階層別コース、有料購読、あるいは独占的な教育リソースを提供する組織に理想的です。たとえば語学学校では初級者、中級者、上級者向けの会員レベルを設定したり、試験対策センターでは学習ガイド、模擬試験、認定資格を有料パッケージにして販売したりすることができます。
そこで今回は、教育機関が会員制サイトを作成すべきシナリオ、WordPressを使って会員制サイトを作成する方法、コース、支払い、生徒のエンゲージメントの管理におすすめのツールを掘り下げます。
教育機関が会員制サイトを作成するメリット
WordPressの会員制サイトは、学校が生徒を管理し、コースへのアクセスを制御して、学習教材を構造的に整理するのに便利です。適切な設定を行うことで、管理業務の負担を軽減しながら、安定した収益を確保し、入学プロセスを自動化して優れた教育体験を提供することができます。
コースの定期購読による収益の確保
コースを単体で販売する代わりに、授業の包括的なライブラリ、オンラインライブ授業、または有料教材へのアクセスを許可するメンバーシップを提供することができます。定期購読モデルを導入することで、受講者の学習意欲を維持しながら安定した収益を確保可能です。
会員レベル管理の自動化
複数の学習レベルを提供する場合、生徒の学習進捗を手動で追跡するのは大変な作業です。会員制サイトでは、自動的に段階的なアクセスを許可できるため、受講者が先に進むにつれて新たな授業へのアクセスを提供することができます。常にアクセス許可を管理することなく、初級、中級、上級といった学習パスを定義可能です。
限定教材へのアクセス制限
会員サイトでは、時間をかけて作成した質の高いコンテンツを許可された受講者のみに提供することができます。有料リソースをペイウォール(購入や定期購読でアクセス可能なコンテンツを制限する仕組み)で保護することで、教材の価値を維持し、不正な配布を防ぎます。
学習意欲の促進
1回きりのコースでは、受講者の学習意欲が低下してしまうことはよくあります。会員制モデルは、新たなコンテンツを定期的に公開し、継続的な受講を促します。段階的なコンテンツの公開、インタラクティブなワークショップ、よくある質問セッションなどにより、受講を継続することは学生が継続的に学習することを意味し、同時に高い定着率から利益を得ることができます。
認定資格とテストへのアクセス
認定資格を発行する場合は、会員制サイトでテストの実施と認定証の配布を行うことも。有料プランに追加したり、有料アドオンとして提供することで、会員制に付加価値を与え、受講者にコースを修了する動機を与えることができます。
会員制モデルが適したシナリオ
会員制モデルを導入することで、オンライン教育の提供とアクセシビリティが高まります。体系的な学習パス、専用リソース、継続的なトレーニングプログラムを提供する組織には特に有用で、定期購読モデルを採用することで、コンテンツへの継続的なアクセスと熱心な学習コミュニティの繁栄を促すことができます。
以下、具体的にどのような状況で会員制サイトが適しているかを詳しくご紹介します。
段階的な学習パスを提供する場合
習熟度別にコースを提供したい場合は、会員制モデルの採用を検討する価値があります。受講者は体系的に学習を進めることができ、次のトピックに進む前に主題を包括的に理解することができます。
例えば、Fullstack Academyが提供するコーディング集中トレーニングは、段階的なメンバーシップを採用しています。受講者は基本的なプログラミングの概念から学習を始め、実践的なプロジェクトに進み、最終的にはAI開発やサイバーセキュリティなどの分野の専門コースにアクセスできるようになります。

この構造より、生徒は学習意欲を維持しつつ、学業を着実に進められます。
評価と認定を伴う体系的なコースを提供する場合
評価や資格取得を目的とした体系的なコースを提供する場合も、会員制モデルでコースをより良く整理することができます。学習教材と評価ツールを紐づけることで、生徒は資格取得に向けた明確な道筋をたどりやすくなります。認定資格の取得を目指す人にとって価値を高めると同時に、コースの管理や認定資格の発行にかかる管理業務の負担が軽減されます。
独自の教育リソースを提供する場合
専門的な学習ガイド、模擬試験、講師主導のディスカッションフォーラムへのアクセスなど、独自の教材を提供する場合にも理想的です。このようなコンテンツを定期購読で販売することで、リソースの独占性と価値を維持することができます。このアプローチは購読を促し、定期的にコンテンツにアクセスする熱心な学習者コミュニティとの連携を確実なものにします。
ワークショップやライブ授業を定期的に実施する場合
定期的なワークショップ、コーチングセッション、またはリアルタイムのインタラクティブな授業を開催する場合、このようなイベントを定期購読プランに組み込むのが得策です。教育コンテンツへの継続的なアクセスを提供し、受講者のスキルアップを促進しながら、安定した収益を確保できるのは大きなメリットです。
認定料とコースをセット販売する語学学校や試験準備センター
語学学校や試験準備センターでは、IELTSやTOEFLなどの資格取得のための受験料とコースを組み合わせて販売することがよくあります。会員制モデルを導入すれば、コース教材、模擬試験、公式試験登録を含む包括的なパッケージを提供可能です。

このアプローチは、学生の学習プロセスを簡素化し、教育機関の価値提案を強化します。ひいては、より多くのユーザーの入学と継続の増加につながる可能性があります。
教育機関のWordPress会員制サイト
スマートに設計された会員制サイトは、シンプルな学習体験を提供し、学校側にとっても管理が簡単です。会員レベルが明確に定義され、適切なアクセス制御が行われるため、学生が適切な教材を適切なペースで進められるようにすることができます。
また登録、支払い、コース管理に適切なツールを使用することで、すべての業務をスムーズに進行でき、生徒の学習意欲の維持やプラットフォームの拡張も簡単です。
ここからは、会員レベルとアクセス制御を定義する方法をご説明します。使用可能なツールとサイトの安全性を保つ方法についても取り上げます。
1. 会員レベルとアクセス制御の定義
会員レベルは、誰がどのコースにアクセスできるか、またどのように学習を進めていくのかを定義します。適切に整理することで、コンテンツが構造化され、学習者は適切なペースで学習を進めることができます。
わかりやすいよう、2つの例を挙げてみます。
例1. 段階的な学習パスを持つ語学学校
英語を教える語学学校を立ち上げるなら、会員レベルは以下のように構成することができます。
- 初級会員(月額2,000円):初心者向けのレッスンで、週ごとの語彙リスト、短文読解の練習問題などを受け取ることができる。自分のペースで授業を受けることができるが、スピーキングの練習や個人指導を受けることはできない。
- 中級会員(月額4,000円):初級会員用の全コンテンツに加えて、文法解説(録画)、インタラクティブなクイズ、質問したりフィードバックを受けたりできる学生フォーラムへのアクセスを含む。
- 上級会員(月額6,000円):全コンテンツへのアクセス、リアルタイムの会話練習、高度なライティング練習、修了時の認定試験を含む。
WordPressに会員制プラグインをインストールすることで、受講者を適切なレベルに自動で割り当て、進捗状況に応じてコースへのアクセスを許可したり、有料教材へのアクセスを制限したりすることができます。さらに、上級会員のプレビューを提供し、コースの終了には上位プランへのアップグレードが必要になるようなアップセルの機会を組み込むことも可能です。
また、授業へのアクセスは一度に許可するのではなく、徐々に許可していくドリップコンテンツも作成できます。ドリップコンテンツは、学生の興味を引き付けるのはもちろん、コンテンツの過負荷を防ぎ、購読期間の延長にもつながります。
例2. 体系的な学習と資格認定を提供する音楽アカデミー
楽器や音楽理論のオンライン授業を提供する場合は、構造化したフィードバックと認定証を提供しながら、生徒のスキルに適した学習パスを提供できます。例えば、学習パスは以下のようになります。
- 初心者向けプラン(月額3,000円):自分のペースで進められる動画レッスン、ダウンロード可能な楽譜、基本的なテクニックのためのインタラクティブな練習問題などを提供。個人指導を受けることはできない。
- 中級者向けプラン(月額8,000円):初級者向け全コンテンツ、グループワークショップ、講師による練習セッション、提出物に対する個別の動画フィードバックを含む。会員限定の練習課題や進捗管理ツールも利用可能。
- 上級者向けプラン(月額20,000円):中級者向けプランの内容にマンツーマンの個人授業、個人に合わせた学習プラン、認定試験の受験資格が追加される。コースと演奏評価をすべて修了すると、デジタル修了証が発行される。
フルート教室を提供するTutti Flutesのウェブサイトでは、オンラインレッスン(グループまたは個人)、オンラインリソース、ワークショップにアクセスできる簡易プランを提供しています。

2. WordPress会員制プラグインの選択
適切な会員制プラグインを使用すれば、受講者のアクセス、コースの進行、支払いを簡単に管理することができます。教育機関に特化したプラグインもありますが、様々な会員構成に対応できるプラグインもあります。
教育機関の会員制サイトの立ち上げにおすすめのプラグインは以下のとおりです。
- Paid Memberships Pro
- MemberPress
- Restrict Content Pro
- LearnDash + 会員制アドオン
- WooCommerce Memberships + WooCommerce Subscriptions
- SureMembers
Paid Memberships Pro

Paid Memberships Proは特に汎用性の高い選択肢です。幅広いカスタマイズオプションと人気の学習管理システム(LMS)との統合が可能で、段階的なアクセス制御、自動登録、柔軟な支払いプランが必要になる場合におすすめです。
主な機能
- 構造化された学習パスと制限なしの会員レベル
- 徐々に授業を公開するドリップコンテンツ
- LearnDash、LifterLMSなどのLMSプラグインとの統合
- 購読管理のためのカスタマイズ可能な決済ページ
- 豊富なアドオン
価格:コアプラグインは無料、有料版は年額174ドル〜
MemberPress

MemberPressは、会員制サイトを作成・管理するための高性能かつユーザーフレンドリーなプラグインです。組み込みのLMS機能と強力なペイウォール設定で、自習型コース、有料学習リソース、または体系化された認定資格を提供することができます。
主な機能
- テストと進捗追跡機能を搭載した組み込みのコースビルダー
- ユーザーの役割と会員レベルに基づいたコンテンツ制限
- アクセス制御のためのコンテンツと有効期限ルールのドリップフィード
- Stripe、PayPal、Authorize.netとの統合
- 学生のエンゲージメント追跡に役立つ高度なレポートツール
価格:年額179.50ドル〜
Restrict Content Pro

Restrict Content Proは、柔軟な会員レベルと教育プラットフォームとの統合を提供し、コンテンツ制限を簡素化します。有料の学習ガイド、テスト、オンラインリソースを会員レベルに応じて提供する軽量かつ多機能なソリューションをお探しなら、利用を検討してみてください。
主な機能
- 複数の会員レベルを管理できる直感的なインターフェース
- WooCommerce、Stripe、PayPalとの統合
- 生徒のアクティビティ監視に役立つ詳細なレポート
- ドリップコンテンツと期限設定
- メール自動送信と生徒通知用アドオン
価格:年間99ドル〜
LearnDash + 会員制アドオン

LearnDashは、オンラインコースの提供に特化して設計されたLMSです。会員制アドオンを組み合わせることで、会員レベルとコンテンツ制御を含む完全なソリューションになります。
主な機能
- 授業の進行を制御できるドラッグ&ドロップ式コースビルダー
- 採点機能付きのテストと課題
- コース修了時の証明書とバッジ
- 有料アクセスのための会員制アドオンとの統合
- 受講者の追跡に役立つ詳細な分析
価格:年額199ドル〜(+会員制アドオンの費用)
WooCommerce Memberships + WooCommerce Subscriptions

WooCommerceを通してコース、メンバーシップ、定期購読プランを販売したい場合は、WooCommerce MembershipsとWooCommerce Subscriptionsの併用は効果的です。コースを書籍、コーチングセッション、デジタル製品と組み合わせて提供する場合には特におすすめです。
主な機能
- 会員レベルに応じたコンテンツのアクセス制限
- 自動更新による購読プランの作成
- 会員に割引や限定特典の提供
- WooCommerce Payments、Stripe、PayPalとの統合
- カスタマイズ可能な会員メールと通知
価格:WooCommerce Membershipsは年間199ドル、WooCommerce Subscriptionsは年間279ドル
SureMembers

SureMembersは、軽量で柔軟性に優れ、簡単にセットアップできる比較的新しいプラグインです。わかりやすいアクセス制御とペイウォール機能を求める教育機関に適しています。
主な機能
- ドラッグ&ドロップで会員レベル別のアクセスルールを設定
- LMS、ページビルダー、カスタムWordPressサイトと連動
- ユーザーの役割、購読、または1回限りの支払いによるコンテンツの保護
- Stripe、PayPal、WooCommerceと統合可能
- パフォーマンスと速度に最適化
価格:年額99ドル〜
3. サイトのセキュリティ強化
学生の登録、支払い、コースへのアクセスを扱う会員制サイトでは、機密情報を収集することになります。ユーザー認証情報、支払い情報、個人情報は、漏洩を防ぎ、データ保護法を遵守するためには、徹底したセキュリティ対策を講じる必要があります。
以下、会員制サイトを安全に保つ方法をいくつかご紹介します。
堅牢なアクセス制御の導入
管理者レベルのアクセスは必要な担当者のみに付与し、講師と管理者には強力なパスワードと二段階認証(2FA)義務付けましょう。会員制プラグインの多くは、役割ベースのアクセス制御を提供し、受講者が自分の購読レベルに関連するコンテンツのみを閲覧できるようにします。
セキュリティを重視するサーバーを利用する
安全なサーバーを選択することは、DDoS攻撃、マルウェア、データ漏洩などのサイバー脅威からサイトを守る最も効果的な方法の1つです。例えば、KinstaのWordPress専用マネージドクラウドサーバーには、以下のようなセキュリティ機能が組み込まれています。
- エンタープライズグレードのファイアウォールとDDoS攻撃対策
- 失われたデータを迅速に復元するための毎日の自動バックアップ
- 接続を暗号化する無料のSSL証明書
- ISO 27001認証の取得、SOC 2報告書の受領、GDPR、CCPAへの厳格な準拠
- セキュリティ脅威を検知し対処するための24時間365日体制の監視
セキュリティ対策が組み込まれたサーバーを利用すれば、サードパーティプラグインの導入や手動設定の手間も削減されます。
WordPressコア、プラグイン、テーマは常に最新の状態に
古いソフトウェアを使用することは、家の玄関の鍵を開けっ放しにして、セキュリティの脅威を自ら招き入れるようなもの。WordPressのコア、テーマ、プラグインを定期的に更新し、サードパーティツールを慎重に選び、継続的なセキュリティパッチを確実に適用しなければなりません。Kinstaのようなマネージドサーバーは、サーバーサイドで更新を処理し、変更適用前にテストを行うことでこのプロセスを簡素化し、互換性の問題のリスクを低減します。
個人情報と支払い情報の暗号化
サイトで会員登録やコース登録の支払いを処理する場合、PCI DSSに準拠し、トランザクションを保護しなければなりません。StripeやPayPalのような信頼性の高いオンライン決済サービスを使用することで、機密性の高い財務情報をサイトに保存せず、暗号化することができます。
セキュリティ設定を定期的に監査
定期的なセキュリティ監査は、大きな問題を引き起こす前に脆弱性を特定するのに役立ちます。ファイアウォール保護、マルウェアスキャン、ログインセキュリティ監視を提供するセキュリティプラグインを使用して、潜在的な脅威からサイトを保護し続けることを強くおすすめします。
教育機関向けWordPress会員制サイトの作り方
WordPressで会員制サイトを立ち上げるには、適切なプラグイン、構造化されたアクセスシステム、安全な支払い処理が必要です。以下、コースの登録と生徒の進捗管理を行う学校に特化した会員制サイトを作成する手順を簡単にご紹介します。
ステップ1. 会員制プラグインのインストールと設定
まずはビジネス要件に適した会員制プラグインを選び、インストールします。先ほどご紹介した内容を参考に、多くのLMSプラットフォーム互換性のあるものを選びましょう。
今回は、LearnDashやLifterLMSなどのLMSプラグインと統合可能なPaid Memberships Proを使った例をご紹介します。
Paid Memberships Proにアクセスし、無料アカウントを作成します。
その後、無料版プラグインをダウンロードして、WordPress管理画面の「プラグイン」>「プラグインを追加」でプラグインのファイルをアップロードします。
プラグインを有効化して、セットアップウィザードに従って設定を行います。

続いて、「Memberships」>「Settings」で基本的な設定を行います。この画面で、決済サービス、セキュリティ、会員レベルなどの設定を行うことができます。
ステップ2. 会員レベルとコースアクセスルールの作成
会員レベルで各受講者がアクセスできる内容を決定します。コースの難易度、アクセス期間、または限定特典に基づいて、複数のレベルを作成可能です。
Paid Memberships Proでこれを行うには、「Memberships」>「Settings」>「Levels」に移動してください。
例えば、登録者全員がアクセスできる無料の会員レベルを作成することができます。

有料会員レベルも作成して、価格や説明、登録確認メッセージなどを設定します。
ステップ3. 支払いと会員の管理
会員制サイトでは、1回限りの料金を受け取ったり、定期購読を処理したりするための信頼できる決済システムが必要になります。
これらの設定は、「Memberships」>「Settings」>「Payment gateway」に移動します。このプラグインの場合は、Pay by Check、Stripe、PayPal Expressから選択できます。

会員制サイト運営のベストプラクティス
優れた会員制サイトは、受講者の学習意欲を維持し、解約を減らし、より良い学習体験を生み出すものです。会員制サイトを成功させるには、以下のベストプラクティスを実践してみてください。
オンボーディングは簡素化する
受講者は面倒な手続きなしでスムーズにアカウントを登録し、レッスンを開始することを期待しています。ウェルカムメッセージ、ガイド付きウォークスルー、整理された管理画面など、わかりやすいオンボーディングプロセスを用意して、快適な学習をサポートしましょう。授業、進捗管理、サポートなど、必要なものに簡単にアクセスできれば、継続的な学習が促進されます。
学習意欲維持のためコンテンツは段階的に公開する
一度にすべてのコンテンツにアクセスできてしまうと、受講者を圧倒し、結果として学習意欲の低下につながります。したがって、時間をかけて段階的にコンテンツを提供することが重要です。毎週または毎月新たなレッスンを公開することで、着実な上達を促し、受講者が定期購読を続けてくれる可能性が高まります。
生徒に交流の場を提供する
自分だけでなく他にも同じように学習している人がいると感じることは、学習意欲の促進につながります。ディスカッションフォーラム、プライベート学習グループ、リアルタイムの質疑応答セッションなどを提供することで、受講生は質問をしたり、洞察を共有したり、モチベーションを維持したりすることができます。上級会員プランには、少人数制のコーチングやマンツーマンの指導を含めるのも名案です。
新規ユーザーの関心を引き受講を促す
入会のハードルが高ければ高いほど、申し込みを検討しているユーザーが離れていく可能性が高くなります。無料のお試し期間や初月割引を提供することで、興味のあるユーザーはより気軽に入会することができます。期間限定のキャンペーンや季節ごとの割引も、より多くのユーザーの入学を促すのに効果的です。
メールによるリマインダーで学習の継続を促進する
定期的なコミュニケーションは、生徒のモチベーション維持に役立ちます。授業のリマインダーを自動送信は学習の継続を促し、更新通知は不慮の解約を防ぎます。また、進捗状況をメールで通知することで、生徒はこれまで達成してきた学習内容を再認識し、コースへの関心を維持することができます。
まとめ
適切に構造化されたWordPress会員制サイトは、オンラインコースの管理、アクセス制御、学生登録の自動化などが簡単になり、魅力的で拡張性のあるオンライン学習体験を作り上げるのにも役立ちます。優れた会員制プラグインを選択してLMSと統合し、ベストプラクティスに従うことで、受講者はコースを継続的に購読しながら、長期的な学習に取り組むことができます。
会員制サイト向けに信頼性に優れた高性能サーバーをお探しですか?Kinstaの大学・教育機関向けWordPress専用マネージドクラウドサーバーをぜひ一度お試しください。オンライン学習プラットフォームや学校サイトを運営する手間を大幅に削減することができます。