Slackは今や、世界最大のコラボレーションツールにまで成長しました。しかし、世間一般に知れ渡るようになってからというもの、利益増大を目指す法人の顧客を主なターゲットとするようになりました。
そのため、スタートアップやスモールビジネスの場合、今回ご紹介する19個のslackの代替ツールの方が適しているかもしれません。Microsoft 36やG Suiteなどの法人向けソリューションからスピード、ユーザビリティ、効率を重視するスタートアップ向けソリューションまで、ニーズに合わせた優良な代替案をご紹介します。
準備はいいですか?
早速詳しく見ていきましょう!
Slackとは?
Slackはスムーズな共同作業を実現するための社内チャットツールです。基本的には、数多くの外部のアプリと連携できる高性能なリアルタイムのチャットルームです。
ツールはウェブアプリを使用しているため、メッセージを編集したり、誤送信してしまったメッセージを削除したりすることさえできます(ここがeメールと違う点です)。他にもリマインダ、ビジネスツールとの連携などの追加の機能も利用できます。Slackの効率的な活用方法もご覧ください。
Slackの無料代替ツール(ホスト型ソリューション)
Slackはホスト型ソリューションなので、登録し、ワークスペースを作成したらすぐに共同作業の開始が可能です。Slackは無料で多くの機能が利用できるツールなので、今回は同じく無料のホスト型ソリューションのみに焦点を当ててご紹介します。
1. Microsoft Teams
Microsoft TeamsはMicrosoft版Slackです。同様の基本的な機能が利用でき、他のOffice 360スイートと完璧に連携できるため、常用ファイルの共有や共同作業に便利です。
Microsoft Teamsは360スイートを利用している会社にとっては良い選択肢と言えます。
機能
- チャネル(チーム)
- プライベートメッセージ
- 包括的なメッセージ検索機能
- ゲストアクセス
- 画面共有
- ビデオ/音声通話(1対1)
- ウェブ版、デスクトップ版、モバイル版アプリ(iPhone/Android)
インターフェース
インターフェースにアクセスするまでのログインにはSlackと比べるとやや時間がかかりますが一度開いてしまえば、親しみやすいインターフェースになっています。左側にはメニューが、そして、デフォルトの「一般」を含むチーム(チャネル)があります。
Microsoft TeamsのSlackとの違いの一つは異なるやりとりの種類をタブで区別しているという点です。「チャット」のタブでは、同僚とのプライベートなやりとりができます。「チーム」はチャネルの一覧があるタブです。「通話」のタブでは、頻繁にやりとりする共同作業者や主なチームメイトとすぐに通話ができます。「ファイル」ではメンバーが作業を行なっているファイルの概要が確認できます。
無料版
無料版はトライアルではなく、使用期限はありません。
- 最大300ユーザー
- 1ユーザーあたり2GB、合計10GBのストレージ
- スケジュール、録音、会議機能はなし
- メッセージ数と検索履歴は無制限
より詳細な比較はMicrosoft TeamsとSlackの比較をご覧ください。
2. Facebook Workplaceグループ
FacebookのWorkplaceグループはFacebookの法人向けコラボレーションツールボックスであるWorkplaceパッケージの一部です。G Suiteとは違い、無料のプランも利用できます。
無料のプランでもビデオ通話が利用できる珍しいツールです。ビデオ通話での会議のコストを削減したいスモールビジネスにとっては素晴らしい選択肢の一つでしょう。
機能
- チャネル(グループチャット)
- プライベートメッセージ
- 包括的なメッセージ検索機能
- 画面共有(1対1)
- チャットの他に投稿のタイムラインが利用可能
- ビデオ/音声通話(1対1の会議通話)
- ライブ動画配信
- ウェブ版、デスクトップ版、モバイル版アプリ(iPhone/Android)が利用可能
インターフェース
各グループのデフォルトの表示は投稿の形になっています。個別のグループが一種のフォーラム、もしくはヘルプデスクのように利用できます。この機能はチームのメンバーが異なるタイムゾーンで共同作業を行う場合に便利です。
しかし、もちろんチャットルームが利用できなければSlackの代替ツールとは言えません。各グループには個別のチャットルームがあり、様々なメッセンジャー機能が利用できます。例えば、音声ファイルやGIFを送ったり、アンケートを設定したりすることもできます。
無料版
こちらの無料版も使用期限はありませんが機能が限定されています。
- 1ユーザーあたり5 GB
- 外部のツールとの連携が不可(APIが大好きな方、残念)
- 会議/グループビデオ通話は最大20人まで
- メッセージ数と検索履歴は無制限
3. Chanty
Chantyはチャット以外の機能も利用できるコミュニケーション/リアルタイムコラボレーションツールです。タスクを作成し割り当てたり、ビデオ会議をしたりすることができます。小規模ビジネスに無料で必要なものを提供する大胆な市場新規参入者です。
機能
- チャネル(公開のやりとり)
- プライベートメッセージ
- AIを利用した検索機能
- 画面共有(1対1)
- チャットの他に投稿のタイムラインが利用可能
- ビデオ/音声通話(1対1とグループ通話)
インターフェース
Chantyのインターフェースはすっきりしていても、他のSaaSアプリケーションを思わせるでしょう。チャネルは公開のやりとりという名前ですが、アプリ内では同じように表示されます。
直感的で使いやすいインターフェースで、プラスのアイコンをクリックすると通話や公開のやりとり、タスクの作成、割り当てができます。
アプリとの連携もここで行います。
無料版
- 1チームにつき20GBのストレージ
- 最大10ユーザー
- タスク管理
- 最大10個の外部ツールとの連携
- メッセージ数と検索履歴は無制限
- グループでのビデオ/音声通話は不可
4. Bitrix24
Bitrix24は単なるリアルタイムのコミュニケーションアプリではなく、無料のマーケティング、コミュニケーションツールです。コラボレーション機能としては、チャネル、タスク作成、検索、ビデオ通話などが利用できます。さらに、eコマースツール、CRM、そしてコンタクトセンターソフトウェアも利用できます。
機能
- チャネル
- プライベートメッセージ
- 基本的な検索機能
- 画面共有(1対1)
- チャットの他に投稿のタイムラインが利用可能
- ビデオ/音声通話(1対1)
- CRMとマーケティングの自動化
インターフェース
インターフェースはすっきりとしていて、今まで同様のツールを使ったことのある人にとっては直感的なものです。ワークグループは左側に一覧になっていて、実際のコンテンツは右側に表示されます。他のSlackの代替ツールと同様に、簡単にファイルをシェアしたり、新しいメッセージに誰かをタグ付けしたりすることができます。
無料版
無料版は最大12ユーザーまで利用可能で、使用期限はありません。
- 最大12ユーザー
- 5 GBのオンラインストレージ
- 無制限のメッセージと検索
- 音声/ビデオ通話(1対1)
- タスク管理
5. Fleep
Fleepを使えばよりスマートに、効率的に、素早く仕事を進められます。単なるチームチャットやコラボレーションアプリではなく、プロジェクトマネージメントの機能も備わっています。タスク、ピンボード、ファイル管理などにより他の基本機能のみの競合ツールに差をつけています。
機能
- チャネル(グループでの会話)
- チーム
- プライベートメッセージ
- タスク管理
- ピンボード
- 共有ファイルの管理
- ビデオ/音声通話(Wherebyとの連携により)
- ウェブ版、デスクトップ版、モバイル版アプリ(iPhone/Android)が利用可能
インターフェース
Fleepのインターフェースでは分類されたToDoリスト形式のタスク機能が利用できます。チャット内で割り当てられたタスクをチームメンバーが忘れてしまうのを防ぐことができます。少しごちゃごちゃしているように感じることがあるのが欠点ですが、それほど気にならないでしょう。
無料版
無料版では基本的なチームチャット機能のみ利用可能です。
- メッセージ数と検索は無制限
- グループでの会話は3つまで
- ファイルストレージは最大10 GB
- チーム作成不可
- タスク作成不可
6. RingCentral Glip
2015年にRingCentralに買収され、そのサービスと合併したGlipはFleepと同様、メンバーがプロジェクトをスムーズに遂行するためのタスク管理機能が備わったチームコラボレーションアプリです。
機能
- チャネル(チーム)
- プライベートメッセージ
- 包括的なメッセージ検索機能
- 画面共有
- タスク管理
- ビデオ/音声通話
- ゲスト
インターフェース
他のチャットツールを使用したことがある人にとってGlipは使いやすいはずです。チャット機能や全体のレイアウトはおそらく親しみのあるものに思えるでしょう。関連のあるユーザーやチームが左側のメニューに表示され、メッセージのクイック検索も可能です。カレンダー、ノート、タスクをメッセージから直接作成できる便利な機能も利用できます。
無料版
チームやユーザーの上限はありませんが、動画の共有は合計500分までです。動画をあまり利用しないのであれば、今回ご紹介する無料のツールの中では一番良いツールかもしれません。
- メッセージ数と検索履歴は無制限
- ストレージ無制限
- ユーザー数無制限
- チーム数無制限
- 連携数無制限
- 動画の共有は最大500分
- タスク管理
- チームカレンダー
7. Troop Messenger
Troop messengerではインスタントメッセージやビデオ会議、画面共有などのコラボレーション機能が利用できます。また、Linuxなど全ての主要なOSでネイティブアプリとして使うことができます。
機能
- チャネル(グループチャット)
- プライベートメッセージ
- 包括的なメッセージ検索機能
- 画面共有
- タスク管理
- ビデオ/音声通話
- 自動消滅メッセージ
- 指紋認証
- ウェブ版、デスクトップ版、モバイル版アプリ(iPhone/Android)が利用可能
インターフェース
インターフェースは一見、チームコラボレーションアプリというよりも、通常のチャットツールのようです(そしてやや時代遅れな感じがします)。これは、元々はチャットツールだったからです。しかし、実際には他の主要なSlackの競合ツールに備わっているような機能が全て利用できます。
無料版
無料版ではビデオ/音声通話と画面共有が利用できません。ちなみに有料版は月額1ドルから利用できます。
- 最大50人のユーザー
- 50 GBのストレージ
- メッセージ数と検索履歴は無制限
- 最大5つのグループチャット
- ビデオ/音声通話は利用不可
- 画面共有は利用不可
- 自動消滅メッセージは利用不可
8. Zulip
Zulipではリアルタイムのチャットとeメールのようなスレッド形式が組み合わさっています。これにより、自分には関係のないメッセージを読む時間を節約することができ、他のツールとは差別化されたユニークなチームチャットが可能になります。
機能
- メールのようなスレッド形式(ストリーム)
- チャネル(グループチャット)
- プライベートメッセージ
- 包括的なメッセージ検索機能
- アラートワード(使われた時に通知)
- ビデオ/音声通話(Zoomなどの外部アプリを使用)
- ウェブ版、デスクトップ版、モバイル版アプリ(iPhone/Android)が利用可能
- ゲストアクセス
インターフェース
Zulipはストリームを採用し、ユニークなインターフェースとなっています。一般的なeメールのスレッドを真似たもので、メンバーはチャネルを大量に作る必要がなく、重要なプロジェクトにのみ集中してチーム間で共同作業ができます。
無料版
Zulipの無料版ではメッセージ履歴の検索が10,000件までに制限されています。
- メッセージ数は無制限、履歴の検索は10,000件まで
- ストレージは最大5 GB
- 主要な機能は利用可能
Zulipはオンプレミスのオープンソースソリューションとしても利用できるため、そちらを無料でサーバーにインストールすれば全ての機能を利用できます。
9. Flock
FlockはToDoリストやその他の生産性向上ツールを搭載したチームチャットアプリです。他にもこのような機能を含むメッセージングプラットフォームは存在しますが、今回ご紹介するものの中では、最も優れた機能を備えています。
機能
- チャネル
- プライベートメッセージ
- 包括的なメッセージ検索機能
- ビデオ/音声通話
- ウェブ版、デスクトップ版、モバイル版アプリ(iPhone/Android)が利用可能
- ゲストアクセス
- ノート
- コードスニペットの共有
インターフェース
FlockのインターフェースFlockのインターフェースはすっきりとした、ミニマルなデザインです。オープンチャットに重点をおいているため、不必要なチャネルやDM機能は隠されています。ToDoリストはボタンをクリックするだけで、好きな時に開くことができ、チーム用にも個人用にも作成できます。
無料版
無料版でもFlockの主要な機能は、ほとんど利用できますが、メッセージの検索は直近10,000件に制限されます。メールでの登録をしなくてもお試し可能です。
- グループチャネル無制限
- 公開チャネル最大10個
- メッセージ数無制限、検索可能な履歴は10,000件まで
- 1対1のビデオ通話無制限
10. Twist
Twistもまた、インスタントメッセージにスレッド形式を採用するSlackの代替ツールです。メッセージが散らかってしまうのを防ぎ、自分に関連のあるものだけに集中することができます。このソリューションは最も有名な生産性向上アプリの一つであるTodoistを開発した会社、Doistによって開発されました。
機能
- スレッドメッセージ
- チャネル
- プライベートメッセージ
- 包括的なメッセージ検索機能
- ビデオ/音声通話(Appear.inとの連携により)
- ウェブ版、デスクトップ版、モバイル版アプリ(iPhone/Android)が利用可能
- Todoistによるタスク管理
インターフェース
インターフェースはすっきりしていて、リアルタイムチャットアプリよりもメールの受信トレイのような印象を受けるでしょう。各チャネル内のメッセージはスレッドに分かれています。これにより、メッセージを整頓し、チームメンバーが自身のプロジェクトに集中できるようになります。また、スレッド以外で、他のメンバーにプライベートメッセージを送信することも可能です。
無料版
Twistの無料版ではメッセージへのアクセスを30日間に制限していますが、それ以外は主要な機能を全て利用できます。
- ユーザー/ゲスト数無制限
- メッセージ数無制限(検索/アーカイブは30日間に制限)
- 5 GBのストレージ
- 最大5つの連携
11. Missive
Missiveは単なるチームコミュニケーション、コラボレーションアプリでないという点でユニークです。メール、Twitter、Facebookメッセンジャー、ソーシャルメディア、その他のチャンネルと一つのダッシュボードで連携できます。営業や顧客と直接関わる業務を行う人にとっては特に便利でしょう。
Missiveでは、素早く連携を進め、メールで返信する前に、アプリを離れることなく顧客の抱える問題点を把握することができます。
機能
- チャネル(ルーム)
- プライベートメッセージ
- メール、SMS、Twitter、メッセンジャーと連携
- 共同執筆
- タスクマネージャー
- 包括的なメッセージ検索機能
- ウェブ版、デスクトップ版、モバイル版アプリ(iPhone/Android)が利用可能
インターフェース
インターフェースは通常のコラボレーションソフトウェアとは少し異なり、3列のUIとなっています。そこから受信トレイ、送信済みメール、その他のメッセージを確認でき、ToDoリストとともに通常のチャットインターフェースも表示されます。
無料版
無料版ではユーザー数は最大3人に、メッセージ履歴は15日間に制限されます。
- 最大3人のユーザー
- 最大2つの個人アカウント(メール/Facebook)
- 最大2つの共有アカウント
- 連携不可
- ワークフロールール使用不可
12. Jandi
Jandiもまた包括的な無料版が利用できるSlackの代替ツールです。ユニークな機能として掲示板が利用できます。また、通常の絵文字に加え、可愛らしいLineのようなステッカーも利用できます。
機能
- チャネル(チャットルーム)
- プライベートメッセージ
- タスク管理
- 掲示板
- ステッカー
- 包括的なメッセージ検索機能
- ウェブ版、デスクトップ版、モバイル版アプリ(iPhone/Android)が利用可能
インターフェース
Jandiのインターフェースはすっきりしていてチャットに焦点を当てています。オープンな環境で戦略を立てたいというチームには掲示板の機能が便利です。
無料版
無料版では最大500名のメンバーまで利用できます。
- 最大5 GBのストレージ(チームの合計)
- メッセージ数無制限、検索可能な履歴は最大15,000件
- ToDoリスト
- ファイル共有利用不可
- ビデオチャット利用不可
- 掲示板利用不可
無料トライアルが利用できるSlack代替ツール(ホスト型ソリューション)
次のツールには無料版は存在しませんが、期限付きの無料トライアルが用意されています。
13. Google Hangouts Chat
Google ChatはGoogleのチームチャットのソリューションです。G Suiteの一部なので、実質的に無料プランは存在しません。ただし、G Suiteの14日間トライアルに登録することは可能です。また。Googleのビデオ会議ツールであるGoogle Hangouts Meetも利用できます。
機能
- チャネル(チャットルーム)
- プライベートメッセージ
- 包括的なメッセージ検索機能
- 画面共有
- 複数人でのビデオ/音声通話(Hangouts Meetを内臓)
- ウェブ版、デスクトップ版、モバイル版アプリが利用可能
インターフェース
インターフェースは滑らかで、Slackと同様にデフォルトでチャネルが利用できますが、チャットルームと呼ばれています。アプリの上部にチャットルームのすべてのメンバーを表示できます。アプリ内から関連するG Suiteファイルを簡単に検索できます。
無料トライアルと料金
無料トライアルは14日間利用できます。それ以降、最も安価なプランであるG Suite Basicは、1ユーザーあたり月額6ドルです。ただし、会社がすでにG Suiteを使用している場合は、基本的に無料で利用できます。
14. CA Flowdock
CA Flowdockもまた、スレッド型コミュニケーションが特徴のSlack代替ツールです。他の一部の類似ツールとは異なり、インターフェースの使い勝手はSlackとは少し異なります。
機能
- スレッドメッセージ
- チャネル(フロー)
- プライベートメッセージ
- 包括的なメッセージ検索機能
- ビデオ/音声通話
- ウェブ版、デスクトップ版、モバイル版アプリ(iPhone/Android)が利用可能
インターフェース
CA Flowdockでのチャネルの名称であるフローはスレッドに分かれていますが、インターフェース自体は明らかにリアルタイムメッセージングアプリ用のものと分かります。スレッド形式のメッセージを採用している他のSlack代替ツールで見られる受信トレイのような使い勝手ではなく、新規のフローやスレッドの作成、メンバーの追加も簡単です。
無料トライアルと料金
無料トライアルは30日間利用できます。最も安いプランは、1ユーザーあたり月額3ドルから利用可能で、フローの作成と連携は無制限に利用できます。チームのメンバーが5人以下の場合は、問い合わせて無料のプランを利用することもできます。
15. Ryver
Ryverは、チャットとコラボレーションだけでなく、プロジェクト管理にも重点を置いています。タスク、看板方式のボード、自動ワークフローなどが利用できます。
機能
- チャネル(フォーラム)
- グループメッセージ(チーム)
- プライベートメッセージ
- 包括的なメッセージ検索機能
- ワークフロー自動化ツール
- タスク管理
- ビデオ/音声通話
- ウェブ版、デスクトップ版、モバイル版アプリ(iPhone/Android)が利用可能
インターフェース
メインのチャットダッシュボードはすっきりしていて直感的ですが、Ryverのインターフェースの最大のセールスポイントはそこではありません。アプリ内に洗練されたタスク管理システムが備わっています。
タスクを作成して適切な人に割り当てるのも簡単です。作成したタスクに関連するコメントやメッセージをタグ付けすることもできます。
Ryverは、単なるToDoリストではなく、タスクに関する看板方式のダッシュボードが利用できます。Trelloやその他の代替ツールと同様に、タスクを列から列へと自由にドラッグアンドドロップできます。
無料トライアルと料金
無料トライアルは14日間利用できます。最も安いプランは、最大12ユーザーで月額49ドルです。しかし、ユーザー数無制限のプランは、月額79ドルです。大半のコラボレーションSaaSアプリはユーザー数に応じて課金されるため、これは大企業にとって大きなコストカットになるでしょう。
16. Wire
Wireは、世界一安全なコラボレーションプラットフォームをうたっています。すべてのメッセージ、通話、会議は、エンドツーエンド暗号化で保護されます。また、Linuxを含むすべての主要オペレーティングシステムでネイティブアプリが利用できます。
機能
- エンドツーエンド暗号化
- チャネル
- プライベートメッセージ
- 包括的なメッセージ検索機能
- ビデオ/音声通話
- ウェブ版、デスクトップ版、モバイル版アプリ(iPhone/Android)が利用可能
- コードスニペット共有
インターフェース
Wireは今回ご紹介したツールの中で最も洗練されたインターフェースを備えています。直感的で簡単に使用でき、非常に整理されているので、社内コミュニケーションのストレスも軽減できるでしょう。
無料トライアルと料金
30日の無料トライアルが利用でき、その後1ユーザーあたり月額7ドルが発生します。1年分を一括で支払う場合、月額料金は5.83ドルに割引されます。
オープンソースのSlack代替ツール(セルフホスト型ソリューション)
オープンソースソフトウェア好きの方もたくさんいらっしゃるかと思いますので、検討すべきセルフホスト型ソリューションもいくつかご紹介します。
17. Element(旧称:Riot.im)
ElementではMatrixのオープン標準を利用して全てのメッセージのエンドツーエンド暗号化ができます。セキュリティファーストのオープンソースコラボレーションソリューションだと言えるでしょう。
機能
- エンドツーエンド暗号化
- チャネル
- プライベートメッセージ
- 包括的なメッセージ検索機能
- ビデオ/音声通話
- ウェブ版、デスクトップ版、モバイル版アプリ(iPhone/Android)が利用可能
- 他のチャットとの連携
- ノート
インターフェース
インターフェースはとてもモダンで、チャネルをきちんと把握できるよう、お気に入り登録も簡単にできます。Slackなどの他のチャットツールとつなぐこともでき、各自のアプリから変えることなく共同作業が可能です。
Elementは個人のサーバーやmatrix.orgなどを使い、無料で利用できます。ホスト型ソリューションの方が良いという場合は、月額2ドルからの有料プランが利用可能です。
18. Rocket.Chat(サーバーインストール)
Rocket.Chatはビデオ会議、チャネル、ダイレクトメッセージに加え、数多くの連携や段階的なアクセス許可、カスタマイズ機能が利用できる高度なコラボレーションツールです。Rocket.Chatのホスト型プランには有料版しか存在しませんが、ソフトウェア自体はオープンソースです。自身のサーバーにインストールして利用する場合、定期的な支払いは発生しません。
機能
- チャネル
- プライベートメッセージ
- 包括的なメッセージ検索機能
- ビデオ/音声通話
- ウェブ版、デスクトップ版、モバイル版アプリ(iPhone/Android)が利用可能
インターフェース
インターフェースは直感的で使いやすいものになっています。ユニークな要素の一つはそのカスタマイズの幅の広さです。チャネルやユーザーのお気に入り登録だけでなく、チャネルの表示方法もカスタマイズできます。
GitHubでクローンするか、インストールガイドを確認し、自分のクラウドサーバーに展開することができます。
19. Mattermost
Mattermostは、セキュリティを第一に考えたオープンソースのインスタントメッセージングアプリです。Slack代替ツールとして必要となる機能は全て利用でき、Intel、Nasdaq、米国社会保障局などの大企業が社内のコミュニケーションやDevOpsのワークフローに使用しています。
機能
- ロールベースアクセス制御
- チャネル
- プライベートメッセージ
- 包括的なメッセージ検索機能
- ビデオ/音声通話(1対1/グループ)
- ウェブ版、デスクトップ版、モバイル版アプリ(iPhone/Android)が利用可能
インターフェース
インターフェースの外観と使い勝手はSlackのUIや、今回ご紹介した他のツールにかなり近いので、Slackから切り替える場合、一番スムーズに移行できるかもしれません。
Mattermost Team Editionは完全に無料で利用できますが、ホスト型ソリューションを探している場合は、Enterprise Editionを利用しなければなりません。こちらは1ユーザーあたり月額3.25ドルから利用可能です。
まとめ
今回はSlackの代替ツールを19個ピックアップしてご紹介しましたが、実際には他にもたくさん選択肢が存在します。市場には同じようなアプリケーション(時には模倣品も?)が無数に存在するため、実際に良いものを見極めるのが難しいこともあります。
今回は、幅広い種類のビジネスに適したSlack代替ツールをご紹介しました。現在利用している他のソフトウェアや企業文化、チームの規模などによって最適なツールは変わってくるでしょう。あなたの会社で一番使いやすいものを使うべきです。
さて、あなたは便利なSlack代替ツールを探す中で、今までどのようなアプリを利用しましたか?今回ご紹介したもの以外におすすめのものはありますか?コメント欄で是非お聞かせください!
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