WordPress制作会社の拡大は簡単ではありません。リソースや人脈の制限や特定分野の知識不足などにより、実現が難しいということもよくあります。この場合は、パートナーを見つけることで解決することができます。
戦略的パートナーシップにより、自社に不足している分野を補完し、提供するサービスを拡大することができます。また新たなオーディエンスにリーチして、業務を効率化するのにも役立ちます。
Kinstaでは、これまで数え切れないほどのWeb制作会社のお客様と密接に携わっており、パートナー契約がビジネスの成功を導くというケースを多数見ています。今回はWeb制作会社が利益を上げ、持続可能な方法で規模を拡大していくためにパートナーを見つける利点、そしてその関係性を維持するためのヒントをご紹介します。
WordPress制作会社がパートナー契約を行う利点
適切なパートナーを見つけて提携することは、事業の成長を促します。市場での位置付けの強化から運営やスケーラビリティの向上まで、あらゆる面で価値をもたらします。
市場におけるポジショニング
専門性の高いパートナーと提携することで、Web制作会社は明確なニッチを開拓し、権威を築くことができます。目的志向の組織に特化したYoko CoはKinstaと提携し、非営利団体に高性能なサーバーを提供しています。
![Yoko Coのウェブサイト](https://kinsta.com/wp-content/uploads/2024/11/yokoco.jpg)
これにより、Yoko Coのサービスの質が向上し、信頼性に優れた非営利団体向けのサービスとして、確固たる評判を確立しています。
運営の効率化
パートナー契約はまた、専門スキルを持つチームにタスクを分散することで、制作会社の運営を効率化することにも役立ちます。例えば、Snowmad Digitalは結婚式業界に特化したエージェンシーです。Kinstaと提携してサーバーと技術サポートを一任することで、卓越したウェブデザインとデジタルマーケティングサービスの提供に集中することができています。
![Snowmad Digitalのウェブサイト](https://kinsta.com/wp-content/uploads/2024/11/snowmad-digital.jpg)
パートナー契約は、有益な分業につながります。Snowmad Digitalの場合は、サーバーと技術サポートをKinstaに任せることで、サービス全体の質を向上し、運営上の負担を軽減することに成功しました。
スケーラビリティ
持続可能な事業の拡大を試みる際には、当面のキャパシティを超えるリソースが求められることも。適切なパートナーを見つけることで、過剰に拡張することなく、必要なインフラとサポートを確保することができます。
![f.technologyのウェブサイト](https://kinsta.com/wp-content/uploads/2024/11/ftechnology.jpg)
f.technologyは、Kinstaのクラウドサーバーを利用して200以上のクライアントサイトを管理しています。このパートナー契約により、インフラに多額の投資を行うことなく、高性能サーバーを提供することができます。これにより、複数の分野に特化することなく、自社の得意分野に専念することができています。
補完する分野と適したパートナーの見つけ方
パートナーを探す際には、まず自社が得意とする分野、そしてサポートが必要と思われる分野を把握することが重要です。自社で何を提供でき、何が不足しているかを明確化することで、パートナーを探しやすくなります。
具体的には、以下のような点を考慮してみてください。
- 自分たちは何が得意なのか
- どの分野が手薄になっているのか
- 現在提供していないもので、顧客が求めているものは何か
例えば、WordPress開発を専門としているが、SEOやブランディングサービスの要望を多数受けているという場合、パートナーを見つける絶好の機会です。
中核となる強み(WordPress開発)を伸ばし、残り(SEOやブランディングサービス)を外注することで、負担を増やさずにサービスを拡大することができます。
Web制作会社がパートナー契約できる主なビジネス
適切なパートナーシップを行うことで、クライアントが必要なものを一式提供することができます。手薄な側面をパートナー契約で補完することで、クライアントのさまざまな要件を満たすシームレスな体験を提供できます。
例えば、以下のようなパートナー契約は価値があります。
- サーバー:Kinstaのような信頼性に優れたクラウドサーバーを利用することで、クライアントサイトを高速かつ安全に保ち、必要な技術サポートを提供できる。
- デジタルマーケティングエージェンシー:SEO、PPC広告、SNSに特化したマーケティングエージェンシーとウェブ開発の技術を組み合わせることで、オンラインでの成長を目指す顧客にフルサービスのソリューションを容易に提供できる。
- クリエイティブスタジオ:ブランディングに特化したデザイン会社やグラフィックデザイナーと提携することで、視覚的に魅力的で優れたウェブサイトを提供できる。社内でデザイナーを雇用することなく、サービスの一環として一流のデザインを提供できる。
- コンテンツマーケティング会社やフリーランスのコピーライター:パートナー契約により、SEOを考慮したコンテンツ制作のサポートも提供可能。ブログ記事、ランディングページ、商品説明などを執筆できるフリーランスと提携することで、ユーザービリティの改善とSEOの強化をサービスに組み込める。
- ECコンサルタント:WooCommerceなどのEC分野に特化したコンサルタントと提携することで、オンラインストアの最適化、在庫管理、ショッピング体験の向上もサポート可能。
- 動画制作会社:動画はオンラインエンゲージメントを向上させる強力なツール。動画制作会社と提携することで、クライアントサイト用の説明用動画、体験談、宣伝用コンテンツなども提供できる。
- アクセシビリティコンサルティング会社:ウェブアクセシビリティに特化した会社と協力して、サービスがWCAG(Web Content Accessibility Guidelines)の基準を満たしているかを確認。すべてのユーザーに配慮し、使いやすさを向上させることはビジネスにとって有益。
このようなパートナー契約を行うことで、顧客基盤を拡大し、顧客満足度を一気に高めることができます。
パートナー候補との相性を評価する
とはいえ、すべてのパートナー契約がうまくいくとは限りません。成功させるには、パートナー候補を吟味し、その価値観やサービス、ビジネスモデルが自社と合致しているかどうかをよく確認する必要があります。
以下のような基準を考慮してみてください。
- 価値観の一致:パートナー契約の成功は、優先順位の共有によって決まる。パートナー候補が自社と同じようにサービスの質と顧客満足度を重視しているかどうか、請求処理はどのようになっているか、円滑にコミュニケーションを行えるかどうかなど、パートナーとなる会社やプロフェッショナルが、同じような目的とアプローチを持っているか確認する。
- サービスの互換性:自社にないものを提供し、お互いを妨げることなく、サービスを補完してくれるパートナーが理想的。例えば、WordPress開発を専門とする場合、SEO戦略が強みのパートナーはサービスを補完してくれる。提供サービスが重複している会社との提携は避けること。
- 顧客重視:パートナー候補は自社の顧客基盤を理解しているかどうかを確認する。同じような業種や事業規模を定期的に担当しているパートナーとは業務を進めやすい。
優れたパートナー契約は、単にサービスを拡大するだけでなく、顧客が自社に期待するのと同じ高い水準を反映するものです。
相互に有益なパートナー契約の締結
有望なパートナーを見つけたら、正式に契約を行います。契約書を交わすことで、両者がそれぞれの役割を理解し、誤解を避け、パートナー契約を円滑に進めることができます。
まずは、共に達成したい目標を明確にすることから始めましょう。目標を共有することで、両者の同調を保つことができます。例えば、サービスをパッケージ化することで収益を拡大したい、お互いの人脈を通じて顧客基盤を拡大したい、お互いの強みを組み合わせてより包括的なソリューションを提供したい、などが考えられます。
例えば、デジタルマーケティングエージェンシーと提携する場合、ウェブデザインとSEOサービスを組み合わせたパッケージを作成し、ECの収益を増やすことが共通の目的になるかもしれません。何を持って成功とするかを双方が理解していれば、目標達成がより容易になります。
続いては、担当業務を決定します。どの業務が自社の担当範囲にあたるのか、そしてパートナーは何を担当するのかを明確化します。例えば、自社でプロジェクト管理と開発を担当し、パートナー企業はSEOとサーバーを担当するといった分散が考えられます。契約書にこれらの責任を明記することで、混乱を回避することができます。
収益分配もまた重要な擦り合わせ要素です。双方がプロジェクトに貢献する際、利益をどのように配分するかを決定しましょう。パートナーの貢献度に応じて収益を分配するのか、サービス料は定額にするのか、顧客の紹介に対して仲介料は支払うのかなど、パートナー契約の発展に応じて、公平で管理しやすいモデルを選択してください。
最後に、契約後に発生しうる問題に備えることも大切です。調停や仲裁など、解決へのプロセスも明記しておくことで、意見の相違を乗り越えやすくなり、パートナー契約の生産性を維持しやすくなります。
ホワイトラベル化と合弁事業によるサービス拡大
戦略的パートナーシップは、Web制作会社の運営を効率化し、顧客への提供サービスを拡大することができるのは先に述べたとおり。具体的には、ホワイトラベル化とジョイントベンチャーと呼ばれる合弁事業のいずれかのアプローチを取ることで達成することができます。
ホワイトラベル化
ホワイトラベル化とは、パートナーに依頼するサービスを自社のサービスとして提供することを意味します。社内の負担を増やすことなく、専門技術や帯域幅などの不足要素を補完することができる良い方法です。
- サーバー:Kinstaのようなサーバーと提携し、自社で顧客対応を行いながら、パフォーマンスやセキュリティ、サーバー管理は一任する。
- デザイン業務:グラフィックデザインをデザイン会社に委託し、ウェブ開発サービスと並行してブランディングパッケージを提供する。
パートナーが提供するサービスをホワイトラベル化して顧客に届けることで、顧客により良い包括的なサービスを提供でき、自社では雇用に関わる費用と時間を削減することができます。サービスを拡大しつつ得意分野には引き続き専念できるため、良いこと尽くめです。
合弁事業と共同ブランディング
合弁事業(ジョイントベンチャーとも)とは、コ・ブランディング(複数の企業が共同でブランディングを行うこと)のサービスやキャンペーンを提供するという、さらに一歩進んだアプローチです。これには以下のようなメリットがあります。
- 可視性の共有:お互いのオーディエンスにリーチすることができる。
- 信頼性の向上:評価の高いパートナーと提携することで、自社の専門性と権威を強化できる。
- ニッチな専門知識:パートナーを通じて新たな業界や市場に参入することができる。
例えば、ECサイトの構築を専門とするWeb制作会社を運営している場合は、デジタルマーケティング会社と提携し、サイト構築と長期的なマーケティングサービスをパッケージ化して提供することができます。WooCommerceストアの開発に専念している間、パートナーはSEO、PPC広告、メールキャンペーンなどを担当することで、双方がそれぞれの強みを発揮し、包括的なソリューションを確立することができます。さらに、お互いの顧客基盤を活用することも可能です。
戦略的パートナーシップの一環として優れたサーバーを選択する
適切なサーバーを利用することは、サイトをスムーズに運営する以上のメリットがあります。顧客満足度の向上、ワークフローの簡素化、より良い評判の構築につながります。例えば、高速で安全なサーバーを提供するKinstaをパートナーに選べば、サーバー周りの不必要な頭痛の種から解放され、質の高いサービスを顧客に提供するのが容易になります。
Kinstaのパフォーマンスで顧客満足度を向上
お金を払う以上、顧客はサイトが完璧に動作することを期待しているもの。Kinstaではこれを実現するツールを多数提供しているため、顧客満足度が向上し、長期的に利用してくれる顧客が増える可能性があります。
以下はKinstaの機能の一部です。
- より高速な読み込み:プラットフォームがGoogle Cloudの最速サーバー上に構築されているため、クライアントサイトは高速で読み込まれる。結果として、検索エンジンでの表示順位も向上する。
- 優れた稼働率:99.9%の稼働率保証と積極的なサイト監視により、クライアントサイトが常に稼働。障害対応に奔走する必要がない。
- 世界最高クラスのセキュリティ:自動バックアップ、マルウェア検出、およびエンタープライズグレードのDDoS攻撃対策でクライアントサイトを保護。万が一何か問題が発生しても、復旧機能でサイトのダウンを最小限に抑えることができる。
このような機能を提供するサーバーは、サービスの拡大と質の向上に貢献してくれる良いパートナーになります。
ワークフローをさらに効率化
Kinstaは単なるサーバーを超え、Web制作会社の業務効率化をサポートしています。豊富な機能で作業時間を削減し、ストレスを軽減し、大事な業務に専念できるように設計されています。
クライアントサイトは独自に開発したコントロールパネル「MyKinsta」で一元管理が可能です。サイトのパフォーマンスを追跡したり、ステージング環境を作成したり、簡単に分析を行ったりすることができます。
![Kinstaの専用コントロールパネル「MyKinsta」](https://kinsta.com/jp/wp-content/uploads/sites/6/2023/12/jp-dashboard-restyle0.png)
加えて、WordPressに精通したエンジニアによる24時間年中無休体制のサポートと包括的なドキュメントにより、問題が発生してもすぐに解決することができます。マルチユーザー機能で社内のメンバーやクライアントにそれぞれ適切なユーザー権限を付与することができ、セキュリティも強化されます。
1つのサーバーに絞ることが効果的な理由
すべての顧客に対して1つのサーバーを利用することは、プロセスの簡素化、一貫性の向上、クライアントとの信頼関係の構築につながります。
また、すべてのクライアントサイトが同じインフラストラクチャ上で実行されると、問題の診断が簡単になり、問題解決に充てる時間が増加します。顧客との信頼関係構築にもつながり、1つのサーバーを一貫して推奨することで、優れたサービスをより手頃な価格で提示することができます。
運用サポートサービスとの提携
Web制作業を拡大するには、しっかりとした運営基盤も重要です。運用サポートサービスと提携することで、社内のプロセスを管理しながら、事業拡大に取り組む時間を確保できます。これはつまり、業務管理に費やす時間を削減し、新規顧客の獲得やプロジェクトの完了により多くの時間を割けるようになることを意味します。
以下、運用サポートの主なカテゴリとビジネスの種類をご紹介します。
人事・給与
成長中の企業、特にリモートワークの導入や日本国外に在留する社員の管理を行う場合、給与計算、コンプライアンス、採用プロセスなど、通常よりも多くの業務が生じます。
![Remoteのようなサービスと提携することで、人事業務の負担を軽減できる](https://kinsta.com/wp-content/uploads/2024/11/remote.jpg)
Remote.comのようなサービスを利用することで、このプロセスを簡素化することができます。
- 国に応じた給与計算:さまざまな国での正確かつ期限内の支払いを保証
- コンプライアンス:現地の労働法や規制に簡単に準拠
- 採用:世界中から有能な人材を確保
上記はほんの一例です。人事システムを導入することで、管理業務に煩わされることなく労働力を拡大することができます。
法律顧問
会社の成長に伴い、コンプライアンスとリスク管理は非常に重要です。法務パートナーを持つことで、GDPR(EU一般データ保護規則
) CCPA(カリフォルニア州消費者プライバシー法)のようなデータプライバシー基準を満たす規制の遵守、クリエイティブ資産や利益を保護する明確な契約書を作成するなどの分野を確実にカバーすることができます。
財務サービス
財務コンサルタントや会計事務所は、事業の収益性を維持し、成長計画を立てるのに役立ちます。予算管理、税務コンプライアンス、事業戦略などを専門とするパートナーとの提携を検討してみてください。
大量のプロジェクトを管理するWeb制作会社や、複雑な請求が必要になるクライアントにとって特に価値があります。
またBench、FreshBooks、QuickBooksのような特定のツールやサービスを利用することで、一部負担を軽減することも可能です。
![Bench](https://kinsta.com/wp-content/uploads/2024/11/bench.jpg)
潜在的パートナーとのつながりと信頼構築
適切なパートナー契約は、有意義な人脈と信頼の基盤が鍵となります。より良いパートナー探しには、人脈作りが重要です。業界イベントやオンラインコミュニティへの参加、質の高いプロジェクトによる評判の構築も同様です。
有望なパートナーと提携するには、まずは仕事でより良い成果を出すことに集中しましょう。真の信頼は、仕事の質から生まれます。卓越した成果を提供し続ければ、潜在的なパートナーにも注目されるようになります。
また、自社が得意な分野、サポートが必要な分野を率直に伝える透明性も大切です。強みと同時に自社が抱える悩みや限界について正直に話すことで誠実さを表すことができます。また、納期と約束を守り、達成することで信頼できるパートナーとしての評判を築きましょう。
忘れてはならないのが一貫性で、顧客やパートナーが繰り返し質の高いやり取りを行うことができれば、継続して仕事を依頼してくれる可能性が高くなり、他の人に推薦してくれるようになります。このような紹介は人脈を広げる強力な手段であり、成果を高く評価し信頼を置くパートナーにつながることが多々あります。
したがって、質の高い仕事と誠実なやり取りにこだわれば、自ずと信頼を築くことができ、有益かつ長期的なパートナー契約の機会にもつながります。
業界のハブで人脈を広げる
WordPressには世界規模のコミュニティがあり、志を同じくするコミュニティーメンバーや企業とつながる機会には事欠きません。
- WordPressのイベント:世界中で定期的に開催されるミートアップやWordCampなどのイベントに参加して、サーバー、デジタルマーケティング担当者、デザイン会社などと知り合う。
- 業界フォーラム:Advanced WordPress Facebook Groupや WordPressのSlack チャンネルなどに参加し、ニッチな分野のプロと交流する。
- オンラインプラットフォーム:LinkedInで潜在的パートナーを見つけ、関連グループに参加して人脈を広げる。
![Advanced WordPress Facebook(AWP)は潜在的パートナーと出会えるWordPressコミュニティの1つ](https://kinsta.com/wp-content/uploads/2024/11/awp.jpg)
パートナー契約の多くは、イベント会場などでのちょっとした会話や紹介から生まれるものです。
パートナーとの包括的なサービス提供
他の分野の企業と提携することで、クライアントが満足するパッケージ化されたサービスを提供する道が開けます。補完的なサービスを組み合わせることで、顧客のビジネスをより包括的に支援し、うまくいけばをオールインワンのソリューションとなり、顧客の意思決定を簡素化することができます。
通常、複数のサービスを契約してそれぞれとやり取りするよりも、オールインワンのソリューションが好まれることが多いため、パートナーとともにパッケージ化されたサービスを構築することで、シンプルでありながらより大きな価値を提供することができます。
Kinstaのようなサーバーと提携すれば、サイト開発を請け負いながら、高性能サーバーと定期的なメンテナンスをも同時に提供することができます。顧客は技術的なサイトの側面を自分で管理する必要がなくなり、よりスムーズにサイトを運営可能です。
サービスの価格設定とポジショニング
包括的なサービスを構築するには、過剰な料金を請求することなく利益を確保できるよう、慎重に価格設定を行う必要があります。
パートナーと協力しより総合的なサービスを提供するには、以下を考慮してみてください。
- お得感を強調する:各サービスを個別に購入するよりも、セットになったサービスの方がお得であることを提示する
- 段階的なオプション:さまざまな予算や要件に対応できるよう、複数のプラン(ベーシック、プロ、プレミアム、エンタープライズなど)を用意する
- 競合調査:競合他社の類似サービスを分析して、サービスを効果的にポジショニングする
価格設定を終えたら、それを正当化するために効率性の改善や成果の向上など、独自のメリットを明確に伝えましょう。通常、価値のあるサービスにそれ相応の料金を支払うことに抵抗がある人は少ないため、事前にサービスの利点を示すことが重要です。
効果的なパートナー契約を確立し維持するための6つのヒント
パートナー契約は、事業拡大の最初の一歩に過ぎません。強固で生産的なパートナー契約を続けるには、注意力、コミュニケーション、適応力が必要です。以下、パートナー契約を維持するためのヒントをご紹介します。
1. ミーティングを有意義なものにする
定期的にやり取りを行ったり、ミーティングを行ったりすることは、パートナーとの関係性を深めるのに効果的です。ミーティングを通じて共有目標を再確認し、課題に取り組み、新たなアイデアをブレインストーミングしたりしてください。単なる近況報告ではなく、行動計画を立て、何がうまくいっていて、どのような課題があるのかについてオープンに話し合うことが大切です。
2. 重要な指標を測定する
測定しないものを改善することは不可能です。収益の増加、新規見込み顧客の獲得、顧客満足度の向上など、パートナー契約の意義を評価するための重要業績評価指標(KPI)を明確に設定しましょう。実際の数字を用いて進捗状況を把握し、目標が達成されていない場合は戦略を調整してください。
3. 適応性を保つ
市場が変化し、顧客の要件も進化することで、新たな機会が生まれます。より良いパートナー契約は、こうした変化に柔軟に対応できるものです。新たなビジネスチャンスがパートナーの強みに合致したり、共有するビジョンに沿うものであれば柔軟に対応し、新たな方向へ進んだり、協力関係をさらに強化することを検討してみてください。
4. 公平性を保つ
パートナー提携は双方にとって価値あるものでなければ成立しません。この提携が今もお互いにとって有益があるかどうかは時間をかけて評価しましょう。両者はこの契約から同等の価値を得られていない場合は、バランスを保ち、持続可能な関係を維持するための調整を行うことが大切です。
5. 真のつながりを築く
パートナー契約は、真の人間関係の上に築かれるもの。大口顧客の獲得にしても、目標達成にしても、成功を分かち合うことで、その関係性に投資することをお忘れなく。パートナーの貢献を認めたり、その功績を公にしたりするような簡単なアクションは、信頼と好意の構築に大いに役立ちます。
6. 書面に残す
どれほど良好なパートナー契約を維持していても、時に誤解が生じることも。役割、責任、収益分配モデルを明確に文書化することで、不必要な混乱を避けることができます。 書面化された契約書は双方を保護し、関係が発展する際の指針となります。
まとめ
パートナー契約は、WordPress制作会社が持続的に規模を拡大するための効果的な方法です。適切なパートナーを見つけることで、市場での地位が強化され、日々の業務がよりスムーズになり、顧客を引き付けるより総合的なサービスを構築できます。適切なパートナー契約はリーチを広げ、収益を増やし、顧客満足度を向上させます。
Web制作会社を成長させるなら、Kinstaの高性能サーバーをお試しください。KinstaのWordPress専用マネージドクラウドサーバーは、Web制作業の成功に欠かせないパフォーマンス、セキュリティ、スケーラビリティを提供しています。
ご興味がございましたら、営業までお気軽にお問い合わせください。
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