今や誰もが知っているWooCommerceは無料で使える充実した機能と幅広い拡張性から、最も人気なWordPressのeコマースプラットフォームの一つとなっています。おそらく、最初にダウンロードするプラグインの一つではないでしょうか。

そのままでもかなり充実した機能が無料で利用でき、販売手数料もとられません。一方で、大半のウェブサイトに適用できるよう一般的な仕様となっています。そのため独自の機能を備えた専門的なストアを構築したい場合は、WooCommerce拡張機能が必要です。

拡張機能を使用すると、ニーズにぴったり合ったプラットフォームを調整することができます。数千もの拡張機能が存在するため、あらゆる機能を追加することができるのです。

早速、活用してみたいですか?

それでは、今回はおすすめのWooCommerce拡張機能のダウンロード先とそのインストール方法をご紹介します。

WooCommerceとは

画像参照元: WooCommerce

WordPressには製品を販売したり、オンラインストアを作成したりする機能がデフォルトでは備わっていません。それを補填するために多くのeコマースプラグインが作成されましたが、その中でWooCommerceは抜群の人気を誇るようになりました。

WooCommerceは、WordPressで製品を販売できる無料のオープンソースeコマースプラットフォームです。物理的な商品もデジタル商品も販売でき、拡張機能を使用して簡単にモジュール化できる上、ほとんどのテーマと互換性があります。

また、契約による制約が一切ありません。コアは完全無料で、製品の制限もありません。その充実の機能を考えると、規模を問わず500万ものストアがバックエンドとして使用しているのも頷けます。WordPressの公式プラグインリポジトリからWooCommerceをダウンロード し、設定ガイドに従ってインストールすることができます。

しかし、WooCommerceは一体どのようにして収益を得ているのでしょうか?

必要な機能はすべて無料で提供されますが、有料のテーマと拡張機能も販売しており、多くのサードパーティ開発者も独自のWooCommerce拡張機能を作成しています。

WooCommerce拡張機能とは

画像参照元:WooCommerce

WooCommerceではすぐに使用できる機能を数多く提供していますが、全てのニーズをカバーすることはできません。一部のストアのみが必要とする機能で基本プログラムを肥大化させると、WooCommerceそのものの操作が複雑になってしまいます。

そんな時に便利なのがサードパーティ製のWooCommerce拡張機能です。WordPressプラグインと同様に、WooCommerce拡張機能を利用するとストアに機能を追加することができます。 メンバーシップやサブスクリプション(定期購読)などの新しいタイプの商品を提供したり、郵便サービスAPIと統合して出荷を追跡したり、新しい決済サービスを導入したりすることもできます。中には小さな機能を一つ追加するようなものもあれば、ストア全体を改装できるようなものも。

WooCommerce拡張機能は、公式ウェブサイト 、もしくは各サードパーティのエクステンショリポジトリからダウンロードできます。

WooCommerce拡張機能を使うべき理由

なぜWooCommerce拡張機能が必要なのでしょう。コアプログラムでは不十分なのでしょうか。

無料のメインプラグインで十分という方も多いでしょうが、思い描いている通りのストアをデザインするには機能が不十分な可能性もあります。例えば、ギフト包装などのオプションをつけたり、ユーザー権限に応じた動的な価格設定をしたりしたい場合はどうでしょうか?

しかも、WooCommerce拡張機能を使用すると多くの主流の決済システムを無料で利用できるようになります。クレジットカード、Amazon Pay、PayPalなどが組み込めます。支払い決済システム統合の無料プラグインなど、どこかの時点で、拡張機能をインストールする必要性が出てくるでしょう。

サードパーティのWooCommerce拡張機能のダウンロードにはいくつかのデメリットもあります。サイトにサードパーティのプラグインを追加すると、コーディングが不適切な場合潜在的なセキュリティのリスクが発生するのです。また、WooCommerceのサポートが適用されないので、何か起きた時に自分で対処する必要があります。

とはいえ、メリットの方が上回っているのは明らかです。拡張機能は、ストアに必要不可欠な主要な機能を追加する最も効果的な方法だと言えるでしょう。でなければ、自分自身でコーディングを学ぶか、開発者を雇うほかありません。

一般的には、しっかりとした場所で探しさえすれば、WooCommerce拡張機能を使用しても安全です。

WooCommerce拡張機能とWordPressプラグイン

WordPressプラグイン、WooCommerce拡張機能、ウィジェット。これらの具体的な違いは一体なんなのでしょうか?時に紛らわしく感じるかもしれません。

WordPressはCMS(コンテンツマネジメント/管理システム)です。その機能を拡張するために多くのサードパーティ開発者がたくさんのプラグインを開発してきました。

WooCommerceはWordPressのプラグインです。同様に、WooCommerce専用の拡張機能がユーザーによって数多く作成されました。

つまり、次のような階層になっています。

WordPress > WordPressプラグイン(WooCommerce) > WooCommerce拡張機能

WordPressプラグインを使用するにはWordPressをインストールする必要があり、WooCommerce拡張機能を利用するためにはWordPressと WooCommerceの両方が必要です。

WordPressプラグインではユーザー登録管理ページビルダーなどの機能を追加できる一方、WooCommerce拡張機能はeコマース関連の機能や元のプラットフォームの肉付けに焦点を当てています。

一方ウィジェットはどうでしょうか?ウィジェットはしばしばプラグインに含まれる機能で、ウィジェット化されたエリア(サイドバーやフッターなど)に機能を追加するブロックのことをいいます。ウィジェットをウィジェットエリアに配置するとフロントエンドに表示されるようになります。

WordPressのウィジェット
WordPressのウィジェット

例えば、ソーシャルメディアのアイコンを追加するプラグインをダウンロードしたとします。サイドバーやフッターに追加できるウィジェットが含まれているでしょう。ウィジェットをサイドバーに配置すると、アイコンがサイトに表示されます。

つまり、ウィジェットはショートコードと同じように、プラグインの機能を実行するためのものです。WordPressプラグインであっても、WooCommerce拡張機能であっても、ウィジェットは使用されることがあります。

WooCommerce拡張機能のインストール方法

WooCommerce拡張機能のインストール方法はプラグインレポジトリから取得できる通常のWordPressプラグインとは少々異なります。

最初のステップはWooCommerce拡張機能のダウンロードです。

WooCommerce公式ストアからインストールする場合、まずWordPress.comアカウントWooCommerceにログインする必要があります。アカウントがないと、Extensions Store(英語のみ)またはWooCommerce>Extensions>Browse Extensions」からダウンロードすることができません。

プラグインを見つけたらDownload Now」、もしくは有料の拡張機能の場合Buy Now」(共に英語のみ)をクリックします。

WordPressのバックエンドへログインしWooCommerce>Extensions>WooCommerce.com Subscriptions」を開きます。 WordPress.com/WooCommerceアカウントに接続し、拡張機能の購読を管理できるようにしましょう。

WooCommerce拡張機能
WooCommerce拡張機能

購入した有料拡張機能の一覧が表示されます。まだインストールしていない場合は、隣のDownload」ボタンをクリックします。

サードパーティのレポジトリから拡張機能を取得した場合は、与えられたファイルをダウンロードすればOKです。購入後にメールで送られてくるか、レポジトリのアカウントにログインする必要があるかもしれません。

サードパーティのストアからダウンロードした場合でも、WooCommerceからダウンロードした場合でもzipファイルを取得することになります。

プラグイン>新規追加」から「プラグインのアップロード」をクリックし、ダウンロードしたzipファイルをアップロードします。

WordPressプラグインをアップロード
WordPressプラグインをアップロード

プラグインをWooCommerceのストアから取得した場合は、WooCommerce>Extensions」>WooCommerce.com Subscriptions」へいき、新しいプラグインの隣に表示されるInactive」切り替えボタンをクリックして有効化します。

プラグインをサードパーティから取得した場合は、「プラグイン>インストール済みプラグイン」から「プラグインを有効化」をクリックします。

これで新しい拡張機能が有効になります。多くの拡張機能でWooCommerce>Settingsから設定画面が表示されます。

WooCommerce拡張機能のおすすめのダウンロード先

インターネット上にはたくさんのWooCommerce拡張機能が存在し、特定のレポジトリでしか取得できないものもたくさんあります。

ではどこでダウンロードするのがベストなのでしょうか。

特定のプラグイン専用のウェブサイトと違い、レポジトリには数点から何千個規模までのWooCommerce拡張機能のコレクションが集められています。その中でもおすすめのダウンロード先をご紹介します。

Extensions store
Extensions store

一番最初におすすめしたいのは、WooCommerce自体のExtensions Storeです。ここでは、Woo開発のものを含め、300以上の拡張機能が取得できます。全てが同社の開発したものではありませんが、それ以外のものも承認されたものばかりです。無料のセクションをチェックして、無料の商品を確認するのをお忘れなく。

公式ストアの拡張機能は一般的に他のサイトでダウンロードするよりも安全です。さらに、WordPressのバックエンドのWooCommerce画面からも管理や有効化ができるので便利です。

WordPressレポジトリ

次におすすめするダウンロード先はWordPressのレポジトリです。ここにもかなりの量の拡張機能があり、全てが無料です。WooCommerceのExtensions Storeほど吟味されてはいませんが、WordPress.orgのプラグインも一定のガイドラインを遵守している必要があります。

質の良いものもイマイチなものもありますが、WordPressのレポジトリからプラグインをダウンロードするのは一般的に安全です。

CodeCanyonは最大のWooCommerce拡張機能のレポジトリの一つです。あらゆる種類のプラグインがあり、探しているものを絞り込める大規模な検索システムも使えます。$10から$100以上まで、全てのプラグインが有料です。

Envato Elementsでは様々な領域をカバーする100近くの有料のWooCommerce拡張機能やプラグインがダウンロードできます。面倒なのは、それらを利用するにはEnvatoのサブスクリプションに登録する必要があり、拡張機能を一つだけ購入することができないという点です。一方、良い点は、全ての拡張機能を比較的安価な価格で購入できるという点です。

最後に、ThemeforestPluginRepublicTyche SoftwaresでもWooCommerce拡張機能をいくらか見つけられます。そんなに時間はかからないはずですので、是非目を通してみてください。

おすすめのWooCommerce拡張機能

様々なレポジトリに無数のWooCommerce拡張機能がありますが、一体どれを選べば良いのでしょうか?

何が欲しいか、はっきりと決めていて、あとは検索するだけ…という場合は簡単かもしれませんが、拡張機能やプラグインをざっと見て、使えそうなものを探して見るのも良いでしょう。知らなかった重要な機能を発見できるかもしれません!

どこから探せばいいかわからないという方もご心配なく。最も便利で人気なおすすめのWooCommerce拡張機能とプラグインをリストアップしました。

初めてWooCommerceストアを運営するという方であればきっとお役に立てるでしょう。

配送、支払い、商品関連の拡張機能

ストアを立ち上げ、思い通りの仕様にしたい時、これからご紹介するプラグインは支払い方法や配送方法を最適化するのに便利です。

StripeとPayPal

WooCommerce拡張機能:Stripe
WooCommerce拡張機能:Stripe

StripePayPalWooCommerceの決済システムで最も有名な二つのシステムです。どちらが最適なのかについてはStripeとPayPalを比較した記事をご覧ください。

WOOCS – Currency Switcher

woocs
WOOCS

WooCommerce Currency Switcherを利用すると様々な国の通貨の切り替えが簡単にでき、世界中の顧客に対応できるようになります。

サイト上のウィジェットエリアに使ったり、ショートコードを用いてコンテンツ内に挿入したりすることもできます。閲覧者の通貨の選択方法も選ぶことができます(ドロップダウン、国旗アイコン、切り替えボタンなど)。

Checkout Manager

woocommerce checkout manager
Woocommerce Checkout Manager

WooCommerce Checkout Managerを使うと決済画面にチェックボックス、入力フォーム、カラーピッカーなどを追加したり、編集、再配置したりできます。

また、請求セクションと配送セクションの内のすべての決済フィールドの順序を変更したり、名前を変更したり、顧客が決済前に詳細情報を入力するためのフィールドを作成することもできます。

One Page Shopping

woocommerce one page
WooCommerce One Page Shopping

One Page Shoppingではストアと決済を一つにまとめることでユーザーエクスペリエンスを向上することができます。

買い物をする人がカートにアイテムを追加すると決済フィールドが瞬時に表示され、購入までのプロセスがスピーディーで簡単になります。他にもオーダーと決済のページの組み合わせを自由にカスタマイズできるオプションもあります。

Smart Coupons

smart coupons
Smart Coupons

Smart CouponsはWooCommerceストア内で割引を適用したい場合や商品券やその他のクーポンに対応する場合に便利です。

また簡単にクーポンを一括で作成したり、無料プレゼントを実施したり、期間限定のプロモーションを実施したり思いのまま。プロモーション設定の際に開発者の助けを借りる手間も省けます。

Advanced Shipping

woocommerce advanced shipping
WooCommerce Advanced Shipping

WooCommerce Advanced Shippingプラグインを使うと、購入した商品や数量、居住地域、商品重量などに応じて配送料を変更することができます。

条件付きロジックを利用して、郵便番号や重量、数量、在庫数などの条件を設定することができます。その他にも複数の配送方法を設定したり、料金表による配送、体積ベースの料金を利用したりと、ニーズに合った配送方法を組めるような機能が充実しています。

WooCommerce Subscriptions

woocommerce subscriptions
WooCommerce Subscriptions

WooCommerce Subscriptionsを使用すると、定期購読/サブスクリプション形式で商品を販売でき、継続的な支払いを自動で受け取るタイプの事業が組み立てやすくなります。

物品、デジタルプロダクト、そして、サービス向けの様々なタイプの定期購読を作成することができ、様々なストアオーナーの求める柔軟性が確保されています。

Simple Auctions

woocommerce simple auctions
WooCommerce Simple Auctions

WooCommerce Simple Auctionsを使えば、たった数クリックで簡単にWooCommerceストアに包括的なオンラインオークション機能を追加できます。

このプラグインでは、サイレントオークション(注釈:他の人の入札額が表示されないオークション)サイト(eBayのようなサイトさえ)作ることができます。もちろん通常の商品にも対応しています。

Bookings & Appointments

booking and appointment
Booking and Appointment

Booking and Appointmentを使うとWooCommerceでアポイントメントや予約ができます。

このプラグインがあればストアを、時間や日付ベースでの予約や、期間ベースの予約ができる本格的な予約システムにすることができます。さらに、探しているものを素早く見つけられる検索機能までついています。

続いて、商品の販売方法をカスタマイズできる拡張機能をいくつかご紹介します。

Product Bundles

product bundles
Product Bundles

名前の通り、Product Bundlesを使うと商品をセットで販売し一括での購入を促したり、より高額な商品の購入を促したり、おすすめ商品を紹介したりすることができます。

「商品をグループ化するツールキット」として、商品を顧客に売り込みやすくする機能です。個別の製品の購入ではなく、一括での購入を促すような販売方法や割引を簡単に提供することができます。

WooCommerce Brands

woocommerce brands
WooCommerce Brands

WooCommerce Brandsを使用すると、商品のブランドを指定し、閲覧者が商品を並び替え/検索できるようになります。

この分かりやすく便利な拡張機能を使うことでブランドを作成しそれぞれに画像や説明を指定するのがとても簡単になります。ストアの検索機能を充実させ、閲覧しやすいしっかりとしたブランドの索引を作ることができます。

Min/Max Quantities

min max quantities
Min Max Quantities

Min/Max Quantitiesでは、商品の最小/最大個数や料金を指定することができます。

在庫数が限られていてより多くの人に購入してもらいたい場合などに便利です。また、最小/最大値をグループとして設定することもできます。

Custom Product Tabs

custom-product-tabs
Custom Product Tabs

商品ページが長くなりすぎてしまった…?そんな場合には、Custom Product Tabsを使用して商品のタブを追加し、仕様やバリエーションなどの情報を分けましょう。

商品説明のすぐ横に詳細情報のタブが表示されるので、永遠にスクロールし続ける必要もなくページがスッキリとします。タブのエリアにはテキスト、画像、HTML、ショートコードが利用できます。

YITH WooCommerce Zoom Magnifier

yith-woocommerce zoom maginifer
YITH WooCommerce Zoom Magnifier

YITH WooCommerce Zoom Magnifierには一体どんな機能が?答えはこちら。このプラグインを使うと、商品の画像にマウスのカーソルを合わせるとズームができるようになります。

さらに、アイテムのページにサムネイルスライダーの機能を追加し、ユーザーエクスペリエンスを全体的に向上してくれます。

Variation Swatches

variation swatches for woocommerce
Variation Swatches

Variation Swatches for WooCommerceでは、商品のカラーやデザイン、その他のバリエーションの見本帳を簡単に作成できます。また、好きなだけ商品の属性を追加することもできます。

更に、自由にカスタマイズでき、プラグインを最大限に活用できるよう、開発者によりたくさんのチュートリアルが提供されています。

Better Variations

woocommerce better variations
WooCommerce Better Variations

WooCommerce Better Variationsはユーザーエクスペリエンスを飛躍的に向上するシンプルなプラグインです。在庫切れの商品をグレーで表示し、お客さんに表示されるメッセージもカスタマイズ可能。

サイト訪問者に提供する情報は多ければ多いほど良いものです。在庫切れの商品バリエーションの再入荷の日付を表示し、これを見た人がカレンダーにメモしておけるようにすることもできます。

Fancy Product Designer

fancy product designer
Fancy Product Designer

こちらはカスタムメイドのアイテムを販売するストアにオススメのプラグインです。Fancy Product Designerはハンドメイド作成のプロセスを全て、あなたに代わって行ってくれます。

多くのオンラインストアでは一般的なコメント欄に、カスタマイズの希望を記入してもらうといった方法をとっています。一方で、このプラグインを使えば、色の調整やテキストの挿入、画像のアップロードなどにより、注文者が自分で衣類などの商品をデザインとしてリクエストできるようになります。

管理、マーケティング関連の拡張機能

管理用のプラグインはいくつあっても足りないくらい。ビジネスの運営は楽ではないので、できる限り自動化できるようにしましょう。ここでは見込み顧客に商品を宣伝するとともに、事業の運営をスムーズにしてくる拡張機能をご紹介します。

Beeketing

beeketing
Beeketing

BeeketingはWooCommerceの販売とマーケティングを自動化するソフトウェアです。サイト訪問者を追跡し、コンバージョンを自動化し、ユーザーに長期的に関心を持ってもらえるようにします。

Better Coupon Box、Sales Pop、Checkout Boostなど、それぞれWooCommerceストアのマーケティング・販売プロセスを自動化し簡素化するための10個の拡張機能で構成されます。

Zapier

zapier
Zapier

自動化サービスZapierは、特定のアクションをきっかけに何千ものアプリと接続し、それらのアクションを実行します。例えばストアで何かが売れたとすると、Googleスプレッドシートに自動で情報が追加され、配送業者に通知が送られるといった具合です。

WhatsApp Chat and Share

whatsapp
WhatsApp Chat and Share

WhatsApp Chat and ShareはWhatsAppを利用しているユーザーへのサポートを提供することで、顧客満足度を向上します。

更に、サイトから直接WhatsAppを用いてサイト訪問者があなたとチャットができるようになるので、電話でのサポートを削減でき、ユーザーもより気軽にあなたへ連絡を取りやすくなります。

OpenPOS – WooCommerce Point Of Sale

openpos
OpenPOS

OpenPOSはレストランモード、在庫管理、トランザクションレポートなど、WooCommerceと互換性のある実店舗の管理ができる拡張機能です。基本的に、オンラインストアのデータを実店舗と同期することで、ストアの管理や在庫追跡などを容易にすることができます。

WooCommerce Memberships

woocommerce memberships
WooCommerce Memberships

WooCommerce Membershipsメンバーシップの販売とメンバー限定のコンテンツの権限設定といった、メンバーシップ機能を追加できるプラグインです。ストアに付随した定期的コンテンツ配信、メンバーシップ特典の追加、手動での商品へのメンバーシップ機能の適用なども利用できます。

WooCommerce Google Analytics Integration

woocommerce google analytics
WooCommerce Google Analytics Integration

Google Analyticsを使っているというそこのあなた。この気の利いたプラグインがきっと気に入るはずです。WooCommerce Google Analytics Integrationでは購入アクションの参照元を追加したり、Google Analyticsのアカウントに取引情報を加えたりすることができます。またユニバーサルアナリティクスにも対応しています。

Advanced WooCommerce Reporting

advanced woocommerce reporting
Advanced WooCommerce Reporting

Google Analyticsの各機能はWordPressで使えますが、こちらはWooCommerceとの互換性が抜群な、より最適なソリューションです。Advanced WooCommerce Reportingを利用すると、注文状況、在庫、配送、人気商品など、WooCommerceストアのあらゆる要素に関する詳細のレポートを閲覧することができます。

Product CSV Import Suite

product csv import suite
Product CSV Import Suite

Product CSV Import Suiteでは、あらゆるCSVデータをGoogleの商品フィードや予約サイトへインポート、エクスポートできます。予約制の商品を含め、基本的に全ての商品カタログを自動で同期できるので時間を大幅に節約できます。またワンクリックで全ての商品の詳細をインポートすることもできます。

SUMO Reward Points

sumo reward points
Sumo Reward Points

Sumo Reward Pointsを利用すると、顧客にポイントを付与することにより購買を促せます。商品の購入やシェア、登録などによってポイントを取得し、商品の購入に利用したり、賞品と交換したりすることができます。また、ポイントを取得するためのコンペティションを開催したりポイントの有効期限を設定したりすることもできます。

その他の必須拡張機能

これからご紹介する拡張機能は特定のカテゴリーには分類できませんが、検討してみる価値のある素晴らしいものばかりです。

Booster for WooCommerce

booster woocommerce
Booster for WooCommerce

Booster for WooCommerceは大小問わず、有益な改善を数多く加えてくれる究極のWooCommerceプラグインです。料金や通貨、ボタン、商品買い物カゴ、決済プロセス、決済システム、請求、メールなど、幅広い機能をカバーしています。

YITH WooCommerce Wishlist

yith woocommerce wishlist
YITH WooCommerce Wishlist

YITH WooCommerce Wishlistを使用すると、ユーザーは後で購入したい商品を保存したり、友達にシェアしたりできるようになります。この機能を追加することで、興味のある商品を後で購入することが可能になり、売上の増加につながります。また、このプラグインはWPMLにも対応しています。

WooCommerce Waitlist

woocommerce waitlist
WooCommerce Waitlist

WooCommerce Waitlistは、とても便利な拡張機能です。在庫が切れたからといって、コンバージョン率が低下し続けるというわけではありません。ウェイトリストを作成することで、商品の再入荷時に自動的に顧客に通知を送ることで顧客を逃さずに済みます。また顧客はウェイトリストをいつでも閲覧したり編集したりすることができます。

WooCommerce Multilingual

woocommerce multilingual
WooCommerce Multilingual

eコマースサイトの翻訳が悩みの種という方にお勧めなのがWooCommerce Multilingual。翻訳がとても簡単にでき、WooCommerceとの互換性もばっちりです。

このプラグインを使えば、商品説明の翻訳、料金の変換、更にSEOの対策まで可能です。

WooCommerce Customizer

woocommerce customizer
WooCommerce Customizer

こちらはボタンやその他のUI(ユーザーインターフェース)の要素に好きなテキストを挿入したい時に便利なプラグインです。WooCommerce CustomizerがあればPHPをマスターしなくてもそれらを追加することができます。たったの数クリックで「カートに追加」ボタンやセールスバッジの文言を変更したり、「注文を確定」ボタンを変更したり、決済画面の文言を変更したりすることができます。

WooCommerce Colors

woocommerce colors
WooCommerce Colors

ブランドにおいてカラーは非常に重要です。WooCommerceのボタンのタブとUIのパレットをカスタマイズしたい時はWooCommerce Colorsがとても便利です。このプラグインを使えばボタンのカラーやその他のフロントエンドのスタイル、要素のカラーを簡単に変えることができます。

Custom Product Designer

woocommerce custom product designer
WooCommerce Custom Product Designer

こちらはバックエンドで直接商品の構築や設計をしたいという方にオススメのプラグインです。WooCommerce Custom Product DesignerではWordPressから一度もログアウトせずにモックアップを作成できるツールを使用することができます。

これがあれば、インターフェースをカスタマイズしたり、あらゆる端末から商品の設計をしたりできる上、作成したものはどんな印刷方法にも対応します。

YITH WooCommerce Ajax Search

YITH WooCommerce Ajax Searchを使うと、ストア内の好きな場所に配置できるウィジェット化された検索バーで瞬時に商品を検索できるようになります。機能の設置も使用方法も簡単で、ショッピングをしやすいサイトを構築することができます。

今回は役に立ちそうなWooCommerce拡張機能のほんの一部をご紹介しましたが、実際には他にもたくさん便利なものが存在します。

まとめ

WooCommerceは大小問わず様々なストアで使える素晴らしいeコマースプラットフォームですが、必ずしも必要な機能が全て揃っているとは限りません。幸い、WooCommerce拡張機能でそれを補完し、この便利なプラグインを更に活用することができます。

拡張機能をダウンロードできるレポジトリは数多く存在するので、一通り目を通してみることをお勧めします。今回ご紹介したお勧めのWooCommerce拡張機能の一覧は初めてWooCommerceを使う方にとってはいい足がかりとなるはずです。あなたのビジネスに合ったものがあるかどうか是非チェックしてみてください。

あなたのお気に入りのWooCommerce拡張機能は何ですか?現在使用していて手放せないというものはありますか?コメント欄で是非お聞かせください!

Matteo Duò Kinsta

Head of Content at Kinsta and Content Marketing Consultant for WordPress plugin developers. Connect with Matteo on Twitter.