WordPressは、EC専用プラットフォームというわけではないため、Shopify、Wix、BigCommerceのようなサービスとは異なり、EC機能がコアに組み込まれていません。
WordPressプラグインであるWooCommerceが世界で最も採用されているECソリューションである理由は、無料で利用できるだけではなく、オンラインストアを拡張するプラグイン(および拡張機能)が豊富である点も挙げられます。
おすすめのWooCommerce拡張機能はこちらでご紹介していますが、今回はWooCommerce用のおすすめプラグインを取り上げます。
すべてのECサイトに共通する最終的な目標は、収益を上げること。WooCommerceストアのコンバージョンを高めるヒントを盛り込んだ無料の電子書籍もご用意していますので、ぜひダウンロードしてみてください。
WooCommerceとは
WordPressは非常に優れたシステム管理システム(CMS)。コーディングなしで、気軽に記事を執筆したり、ページを公開したりすることができます。サイトの外観についても、ハードウェア、弁護士事務所、Web制作会社など、さまざまな業界向けのレイアウトが組み込まれたWordPressテーマが多数あるため安心です。
ただし、オーディオブックや衣類の販売や、有料会員制サイトを運営するとなれば話は変わります。
例えば、PayPalの決済ボタンは実装可能ですが、オンラインストアには、通常ショッピングカート機能のような機能も必要です。決済ボタンだけでは、本格的なECサイトを構築することは困難です。
そこで出番になるのが、WooCommerceプラグイン。インストールするだけで、WordPressサイトを商品一覧、商品カテゴリー、コレクション、ショッピングカートが揃ったオンラインストアに変換することができます。
WooCommerce用プラグインを使い始める前に
WooCommerceを使ってECストアを立ち上げた後、要件によってはさらなる機能が必要になる可能性があります。
例えば、サブスクリプションモデルのサービスやチケットの販売、製品アドオンの追加など。WooCommerceが必要なすべてを提供してくれるとは限りません。
そんなときには、WooCommerce用のプラグインを活用することで、WooCommerceにはない高度なEC機能を実装することができます。
ただし、気になったものをなんとなく使い始めるのではなく、以下のような手順に従うことをお勧めします。
- サイトの目的を明確にする
- ビジネスを成功させるために必要な機能を洗い出す
- 必要な機能が揃ったWooCommerceテーマを探してみる
- 適切なテーマがない場合は、WooCommerceプラグインと拡張機能に目を向ける
- 将来を見据えた投資としてパッケージ購入するか、目先の予算を考慮して絶対に必要なプラグインを個別に購入する
WooCommerceストアに追加したい機能に応じて決断が変わってきます。
ストアの機能を強化するおすすめWooCommerce用プラグイン
オープンソースかつ無料のWordPressは、小規模なビジネスサイトや個人ブログにも理想的で、可能な限り費用を抑えることができます。しかし、本格的なオンラインストアを運営するのであれば、通常プレミアムマネージドホスティング(KinstaのWooCommerceホスティングについてはこちら)と質の高いサポートを提供する正規のプラグインが必要になります。
以下にご紹介するプラグインの中には無料のものもありますが、WooCommerce用のプラグインはほとんど有料です。手頃な価格で一括で購入できるものや、毎月利用料金を支払うものまで様々です。
それでは、早速おすすめのWooCommerce用プラグインを見ていきましょう。
1. WooCommerce PDF Invoices & Packing Slips
まず最初にご紹介するWooCommerce PDF Invoices & Packing Slipsは、多くの支持を集めています。実はWooCommerceには、ECサイトの基本となる領収書や送り状を作成する機能がありません。、実はWooCommerceにはありません。
このプラグインを使用すれば、メールにPDFの領収書を自動的に添付することができるようになります。さらに、一括または個別に送り状を作成・印刷する機能も。シンプルさと合理性がこのプラグインの人気の秘密です。
価格
プラグイン自体は無料。有料版には複数のプランあり(54ユーロ〜)。
WooCommerce PDF Invoices & Packing Slipsの魅力
- インストール後、すぐに過去の注文を含むすべての注文のPDF形式の領収書と送り状を印刷できる
- 多言語対応で、世界中のサイトやユーザーが簡単に利用できる
- 領収書は自動的に整理され、好きなように番号を付けることができる
- 一括または個別に領収書と送り状を作成可能
- 送信先に応じて領収書を添付したメールを送信できる
- 有料版には送り状データのプリンターへの直接送信、プレミアムテンプレート、Dropbox連携などの機能あり
こんなサイトにおすすめ
顧客に簡単に領収書を送れることから、B2B(企業間取引)のオンラインストアに適しています。また、サードパーティの物流・発行代行業者を利用せずに自社で発送作業を行う場合にも有用です。
2. YITH WooCommerce Wishlist
YITH WooCommerce Wishlistは、Amazonなどの大手ECストアにあるような「ほしい物リスト」を実装することができるプラグインです。この機能の有用性はECサイトによって異なりますが、多くの状況で、ユーザーが任意の商品を保存できる機能は役立ちます。
WooCommerceとシームレスに統合でき、買い物客はアカウントを作成して、お気に入りの商品をリストに追加し、後で購入することができるようになります。サイトの収益向上やより良いユーザーインターフェースの提供につながります。
価格
プラグイン自体は無料。より多くの機能が利用できる有料版は89.99ドル。
YITH WooCommerce Wishlistの魅力
- 買い物客に気になっていた商品をリマインドでき、1回の購入金額を増やせる可能性がある
- 結婚式や出産祝いなどのイベントでほしい物リストを共有可能
- ほしい物リストはSNSで共有できる
- ほしい物リストを複数作成しそれぞれに名前を付けることができる
- ほしい物リストへの追加ボタンをサイトの任意の場所に設置可能
- ほしい物リストのレイアウトのカスタマイズが可能(表示カラム数や1ページあたりの商品数など)
こんなサイトにおすすめ
立ち上げたばかりのサイトや、商品数が少ないサイトではあまり役に立たないかも知れせんが、リピーターが多く大規模で知名度の高いサイトでは非常に便利です。
3. WooCommerce Multilingual
WPMLのWooCommerce Multilingualプラグインを使用すると、サイトのあらゆる要素を多言語および多通貨対応することができます。これによって、世界を視野に入れたビジネスを展開することができ、ユーザーが母国語で買い物できるようにすることで、より良いショッピング体験を提供できます。
翻訳機能は自動または手動のいずれかを選べるだけでなく、翻訳レビューや多言語SEOなどの画期的な機能も組み込まれています。
価格
WooCommerce Multilingualの無料版は、WordPress公式リポジトリから入手可能。WPMLを使用していなくても、WooCommerceサイトに複数の通貨を設定でき、通貨切り替えボタンの設置や為替レート設定も行えます(プラグインの詳細はこちら)。
すべての多言語機能を利用するには、WPMLの有料版が必要です。おすすめの多言語CMSプランは、99ユーロで利用できます。
WooCommerce Multilingualの魅力
- WooCommerceおよび主要な拡張機能と互換性あり
- シンプルな翻訳エディターで翻訳管理から実装まで完結される
- 商品ページやストアページ、ブログ記事、サードパーティプラグインの文字列まであらゆるテキストを翻訳可能
- 多通貨設定および為替レート変換の設定が容易
- 決済ページと購入完了メールの多言語化対応
こんなサイトにおすすめ
あらゆるECサイトに有用。サイトを数分で多言語化し、グローバル市場にビジネスを展開できる優れたプラグインです。
4. Custom Product Tabs for WooCommerce
Custom Product Tabs for WooCommerceを使用すると、商品ページをタブ表示ですっきり見せることができます。タブごとに見出しをつけて、商品の説明や仕様、レビューといった情報を整理可能です。
タブ内のコンテンツには、画像、動画、テキストなど、さまざまな形式をサポート。WordPressのエディターで管理できるため、コーディングは不要です。
価格
プラグイン自体は無料で、有料版は29.99ドル。
Custom Product Tabs for WooCommerceの魅力
- インストールが簡単ですぐに商品ページにシンプルなタブを作成できる
- 基本的なWordPressエディターですべてのタブを編集可能
- 特定のタブを保存し他の商品ページに貼り付けることもできる
- すべてのタブでショートコード、画像、テキストなどの要素を使用可能
- 将来的なローカライゼーションを考慮しWPMLと互換性あり
- タブのデータは必要に応じて商品データと一緒にエクスポートされる
こんなサイトにおすすめ
分野を問わずあらゆるオンラインストアに有用です。商品ページを見やすくしたい、また重要な情報を掲載するために十分なスペースを確保したい場合にお勧めのプラグインです。
5. WooCommerce Customizer
WooCommerce Customizerは、その名の通り、WooCommerceのより細かな設定を可能にします。カスタマイズ機能はすでにWooCommerceに組み込まれていますが、コードの編集が必要になるのが通例です。このプラグインがあれば、視覚的に設定を行うことができるため、作業が簡素化されます。
各ページに表示される商品数の指定からログインテキストの変更まで、開発者を雇うことなく、高度なカスタマイズを行うことができる優れものです。
価格
プラグイン自体は無料。ほとんどの拡張機能は無料ですが、高度なものは一部有料。
WooCommerce Customizerの魅力
- コーディングの知識がなくても、視覚的に設定を編集できる
- 販売バッジ、カートに入れるテキスト、決済ページで適用できるクーポンなどの変更が可能
- かなりの数の拡張機能をインストールすることができる(MailChimpやWooCommerce Membershipsなど)
- ほとんどの機能および拡張機能は無料で使用可能
こんなサイトにおすすめ
すべてのWooCommerceサイトで一度試してみる価値あり。アカウント作成ボタンのような小さな要素のカスタマイズも簡単になります(ただし、プラグインなしでこれを実現できるテーマもあり)。
6. PickPlugins Product Slider for WooCommerce
WordPressテーマやページビルダーには、必ずしもおしゃれな商品スライダーが用意されているわけではありません(あるいは一切ない場合も)。そんなオンラインストアの立ち上げ直後に直面しがちな課題を解決してくれるのが、PickPlugins Product Slider for WooCommerceです。
トップページなどのページに商品スライダーを設置したいとお考えなら、このプラグインが一役買ってくれます。また、商品に関連した記事を執筆し、訪問者をショップに誘導することもできるため、ブログ記事内で商品を紹介するのにももってこいです。
価格
ほとんどの機能が無料版で利用可能。
有料版は29ドルで利用でき、およそ30種類のテーマ、人気の商品一覧や最近閲覧した商品などのレイアウトを実装できます。
PickPlugins Product Slider for WooCommerceの魅力
- 任意のページや投稿に商品スライダーを追加可能
- 商品スライダーは、PCやスマホなどの小さなデバイスでも美しく表示される
- 自動再生、ドラッグ、色の変更など、数十種類の設定が可能
- 在庫切れの商品は自動的に非表示に
- 商品とスライダーの数が無制限
- スライダーに使える20種類以上のリボン
- フォントサイズからテキストの配置、商品カテゴリから独自の評価システムまであらゆる要素をカスタマイズ可能
- アップグレードするとより多くのテーマと優れた整理機能が利用できる
- カスタマイズやアニメーションはWordPressテーマよりも格段に優れている
こんなサイトにおすすめ
使用しているテーマに商品スライダーがない場合、あるいは機能や見た目に不満がある場合には、ぜひ使ってみてください。
7. ShopEngine
ShopEngineはオールインワンのフリーミアムプラグイン。2021年のリリース直後からWooCommerceユーザーの注目を集め、Monster Awardsでは、競合製品を抑えて1位に輝きました。モジュール、ウィジェット、テンプレートなど、そのほかの様々な機能はどれも印象的です。
ShopEngineの便利なモジュールは、クイック決済、商品比較、予約注文、バックオーダー(入荷待ち商品の注文)、販売通知、タイムセールのカウントダウン、分割払いなど。このような機能をWooCommerceサイトのページに組み込むことで、顧客の満足度を最大限に高めることができます。
モジュールに加えウィジェットも豊富です。ドラッグ&ドロップでページを柔軟にカスタマイズできます。
さらにShopEngineには、WooCommerceページ用の洗練されたテンプレートも。
価格
無料版と有料版があり、有料版は1サイトにつき年額59ドル、5サイトで年額149ドル、サイト数無制限で299ドルです。
ShopEngineの魅力
- Astra、Hello Elementor、Divi、Ultraなどの人気WordPressテーマと互換性あり
- 13以上のモジュール、65以上のウィジェット、その他魅力的な機能が多数
- カスタマイズが自由自在
- Elementorとのシームレスな統合
- Gutenbergとも統合可能
- 買い物客の好みに応じて関連商品を表示可能
- 多言語対応
8. Booster for WooCommerce
Booster for WooCommerceは、WooCommerceにはない機能を複数実装することができます。例えば、一括価格変換、通貨、全体からの割引、顧客が任意の金額を支払える機能など。
これだけではなく、支払いゲートウェイ、決済、商品などに関する機能も。1つの問題を解決するプラグインを選ぶよりは、まずこの万能プラグインを試してみる価値はありそうです。
価格
プラグイン自体は無料。より多くの機能を利用するには、Booster Plusプラン(49.99ドル)を選択してください。
Booster for WooCommerceの魅力
- プラグイン自体がほぼ完全なECソリューションで、テーマやプラグインなしで高度なオンラインストア体験を実現できる
- 価格設定や通貨の変更が可能(複数の通貨、価格フォーマット、卸売価格)
- ボタンと価格ラベルの調整が可能(無料価格ラベルなども)
- 商品画像、入力フィールドなど商品ページのカスタマイズ
- コアフィールド、決済手数料、空のカートボタン
- 最小/最大金額、配送別ゲートウェイ、カテゴリ別ゲートウェイ
- 注文数量、送料計算、アイコンなどをカスタマイズして発送プロセスを向上できる
- メールとPDF形式の領収書を改善できる
こんなサイトにおすすめ
Booster for WooCommerceの機能一覧をチェックし、必要な機能があれば試してみる価値あり。他のプラグインやテーマの機能を置き換えてくれるかもしれません。
9. EU VAT Compliance Assistant for WooCommerce
EU VAT Compliance Assistant for WooCommerceは、EU圏でビジネスを展開する企業向けのニッチなプラグイン。というのも、EC圏内では、VAT(付加価値税)の導入が義務付けられており、電子書籍やオーディオブックなどのデジタル商品の販売も例に漏れません。
したがって、EC圏のユーザーに商品を販売する場合は、VATも試算に計上しなければなりません。そこで役立つのがこのプラグインで、顧客の所在地を特定し、通貨を変換して、必要に応じてVAT手数料を適用するような手間のかかる作業を自動化することができます。
価格
プラグイン自体は無料で(一部機能に制限あり)、有料版は50ドルから。
EU VAT Compliance Assistant for WooCommerceの魅力
- EU圏を拠点としているかに関わらず、EUの法律に確実に準拠することができる
- 顧客の所在地を自動的に特定できる
- 所在地の特定後、必要に応じてVATが自動的に加算される
- 万が一監査が入る場合や会計処理に含める必要がある場合に備え、すべての追加料金が記録される
- VATはカートページで表示されるだけでなく、商品ページやコレクションにも表示される
- 国によって異なるVAT税率も自動的に計算され、必要に応じて独自のVATを設定することもできる
- 逆にEC圏のユーザーによる商品購入を拒否することも可能
- 高度なレポート機能により、VATが加算された倍の料金や購入行動を詳しく分析できる
- デジタル商品と物理的商品の両方を販売可能
こんなサイトにおすすめ
主にEU圏内に顧客を持つ場合に便利です。また、EU圏のユーザーに商品を販売したくない場合も役に立ちます。
10. Checkout Field Editor
Checkout Field Editorを使用すると、決済ページに独自のフィールドを追加、編集、削除することができます。名前、住所、支払い情報などの基本的なフィールド以外にも、様々なフィールドを作成可能です。
WooCommerceと統合すると、例えばWooCommerce組み込みのフィールドを編集したり、ラベルやプレースホルダ、名前などのフィールドを追加したりできます。カスタムフィールドは、多くのビジネス、特にカスタムオーダーを定期的に受け付けるB2B企業に有益です。
価格
プラグイン自体は無料で、有料版は39ドル。
有料版では、数字フィールド、チェックボックス、ファイルアップロードなど、より多くのフィールドに加えて、魅力的なテーマも利用できます。
Checkout Field Editorの魅力
- カスタマイズに手間のかかるWooCommerceの決済モジュールを容易に編集できるようになる
- クラス、ラベル、タイプのような設定を実装できる数十種類のフィールド
- フィールドの編集にはコーディング不要(配送先や請求先フィールドの変更も可能)
- コアバージョンは完全に無料で、選択、テキストエリア、メールなどのフィールドを設定できる
- フィールドを移動して、決済プロセスの異なるエリアに配置できる(例えば、メールフィールドは商品購入ページまで表示する必要がない場合など)
- フィールドの削除も可能
- ワンクリックでフィールドを有効化・無効化できる
- ドラッグ&ドロップ式のインターフェースでフィールドの順序を変更できる
- 手頃な価格の有料版ではより多くのデモやフィールドを利用できる
こんなサイトにおすすめ
WooCommerceの決済ページがすでに問題なく機能している場合は不要でしょう。注文ごとに特別な情報が必要になるB2Bストアや、フィールドを追加したいECストアには便利です。
11. WooCommerce Menu Cart
WooCommerce Menu Cartは、メインナビゲーションメニューにショッピングカートボタンを追加するプラグインで、WooCommerce、WP-Ecommerce、Easy Digital Downloadsなどの様々なECソリューションと互換性があります。
使用するWordPressテーマによっては、ページ上部にショッピングカートのアイコンがないものも(これはWooCommerceとの連動を意図して作られていない)。しかし、ほとんどのテーマはWooCommerceと互換性があるため、このプラグインを使ってショッピングカートボタンのような要素を追加するだけで解決します。
価格
無料版あり。有料版は27ユーロからで、より豊富なカートアイコン、カートのフライアウト(商品を購入すると画面右側などに出現するウィンドウ)などが利用できます。
WooCommerce Menu Cartのおすすめポイント
- ショッピングカートボタンは販売促進につながり、カートの存在をリマインドするために重要な要素。「非WooCommerceテーマ」を使用したサイトを機能的なオンラインストアに変えることができる。
- プラグインのインストールからショッピングカートボタンの追加にかかる時間は数分程度
- ショッピングカートのアイコンを追加するか、商品と金額のみを表示するかを選択できる
- ナビゲーションメニューの異なるエリアにカートアイコンをフローティングさせる機能もあり
- カスタムCSS対応で、より高度な編集も可能
- 有料版には多くのカートアイコン、フライアウト、自動更新などの機能あり
こんなサイトにおすすめ
現在使用しているWordPressテーマにショッピングカートアイコンがない場合に有用です。これは通常、当初商品販売の予定がなく、EC要素を持たないテーマを選んだ場合に起こるシナリオです(訪問者が増えるにつれて、グッズを販売したいと思うようになるなど)。
12. YITH WooCommerce Compare
YITHは、プラグインや拡張機能でWooCommerceの機能を強化することで知られる開発チームです。YITH WooCommerce Compareは、並べてその機能性を比較できるような商品を販売している場合に非常に役に立ちます。
基本的にはプラグインをインストールし、各商品の比較する属性を設定し、ユーザーがクリックできる比較ボタンを追加するだけでOKです。ボタンをクリックすると、ボタンポップアップが表示され、比較対象の商品が隣り合わせに表示されます。
価格
プラグイン自体は無料。YITH Premium Club(63.99ドル〜)にアップグレードすると、YITHが提供しているすべてのプラグインと有料のサポートを利用できます。
YITH WooCommerce Compareの魅力
- 買い物客のショッピング体験を向上する機能を素早く追加できる
- プラグインを数秒でインストールし、任意の場所に比較ボタンを簡単に設置できるため、コーディングは不要
- 翻訳機能あり
- どの機能を表で比較するかを選択できる
- 比較モジュールはポップアップで表示されクリックしてもページを離れることがないため、すぐに買い物に戻ることができる
- 買い物客は比較表から直接商品をカートに追加できる
- 比較表には在庫状況、画像、タイトルなどのフィールドを追加(または削除)できる
- ボタンテキスト、テーブルタイトル、商品画像サイズなどの設定も変更可能
こんなサイトにおすすめ
ユーザーが並べて比較したいような類似商品を販売しているECサイト。例えば、グラフィックTシャツではあまり意味をなしませんが、ジュエリーや電子機器、家電製品のような標準化された仕様の商品を販売するには有益です。
使用中のテーマにこのような比較機能がない場合には、使用を検討してみてください。
13. WooLentor – WooComerce Builder for Elementor and Gutenberg
WooLentorは、ElementorとGutenberg向けのWooCommerceページビルダーで、本格的で使いやすい選択肢です。コーディングの経験がなくても、美しいWooCommerceページを素早く構築できます。
機能性に優れたWooCommerceストアをすぐに立ち上げられる機能や設定が満載で、欲しいものリスト、商品比較、クイックプレビュー、Shopifyスタイルの決済ページ、販売通知、バックオーダー、Ajaxで商品をカートに追加(ページを離れることなく商品を追加できる機能)、ラベルのリネームなどがその一例です。
ElementorとGutenbergの両方をサポートしているため、すぐに独自のWooCommerceページを作り始めることができます。
価格
WooCommerceストアの構築に必要な機能は無料版にすべて揃っています。予算と要件によっては、有料オプションを選択することも可能です。
商品フィルター、オーダーバンプ(決済手続き時に商品を追加を促す仕組み)、WooCommerceストアのメール自動化とメールカスタマイザー、決済フィールド管理機能、受注商品の受付、商品サイズのチャート、分割払い、マルチステップ決済、GTMコンバージョントラッキングなど、高度な機能を利用するには、1サイトにつき年間39ドルからの有料版にアップグレードしてください。
WooLentor Page builder Plugin for WooCommerceの魅力
- 104以上のElementorウィジェット、54以上のGutenbergブロック、23以上のモジュール
- ElementorおよびGutenberg対応
- ドラッグ&ドロップ式のインターフェースでコーディング不要
- ショップページ、商品ページ、カートページ、マイアカウントページ、決済ページなど、あらゆるWooCommerceページのカスタマイズが可能
- カスタマイズ性に優れており本格的なサイトを構築できる
- レスポンシブデザインで、どのデバイスでも見栄えの良いページを作成できる
- プラグインをインストールせずに機能を実装できるモジュールあり
こんなサイトにおすすめ
コーディングなしで美しいWooCommerceストアを作りたい人に理想的なプラグインです(もちろんコーディングに慣れている方にも)。幅広い機能と設定が用意されており、簡単に魅力的なWooCommerceページを作成することができます。多機能プラグインをお探しの方は必見です。
14. Order Delivery Date for WooCommerce
Order Delivery Date for WooCommerceはその名の通り、決済手続きの際に配送日を選択することができるようになります。決済時に配送方法と日数が表示される一般的なアプローチとは異なります。
必ずしも保証されるわけではない配送日を提示する代わりに、買い物客が自分で日にちを選択できるため、カゴ落ち率を改善することができます。
価格
プラグイン自体は無料。有料版は99ドルで、翌日配達、時間指定、特定の時間の受付停止など、高度な機能が利用できます。
Order Delivery Date for WooCommerceの魅力
- (一般的なアプローチと比較して)選択可能な日付を提示するため、配送情報の透明性を高めることができる
- 特定の日や時間を指定不可にすることも可能
- 配達にかかる最短日数の設定が可能(配送準備を考慮し、翌日や2日後を指定不可にするなど)
- 1日の配送数に上限を設けることができる
- 有料版ではGoogle カレンダーとの同期、特定の時間帯のブロック、週末の配達時間の設定などの高度な機能が多数
こんなサイトにおすすめ
基本的には、どんなECストアにも有用になります。必須プラグインというわけではありませんが、カゴ落ち率の改善は大きなメリットになります。競合他社に差をつけることができるかもしれません。
15. YITH WooCommerce Quick View
前述のとおり、YITHは数々のWooCommerce用プラグインを提供しています。YITH WooCommerce Quick Viewは、クイックビューをポップアップで表示し、ページを離れることなく商品情報を確認できるようにするものです。
ポップアップでカートに商品を追加し、ポップアップを閉じて買い物をそのまま続けることができます。カートに商品を入れるために必要なステップを簡素化するのがこの機能の目的です。
価格
プラグイン自体は無料。年間59.99ドルでYITH Membershipに課金すると、YITH提供のプラグインがすべて利用できるようになります。
YITH WooCommerce Quick Viewの魅力
- 商品購入プロセス高速化できる
- プラグインのインストール後、即座に全商品のクイックビュー要素を導入できる
- 商品ループやコレクションギャラリーにボタンを追加し、ポップアップで商品情報を素早く表示できる
- クイックビューのボックスにはAjaxが採用されているため、素早く情報が読み込まれ、ブラウジングの邪魔にならない
- ブランディングに合うようにモジュールのスタイルを編集可能
こんなサイトにおすすめ
買い物客の決済プロセスを高速化したい場合におすすめです。ただし、クイックビュー機能がショッピング体験に悪影響を与える可能性があることも念頭においてください(情報が多すぎたり閲覧しづらくなったりなど)。サイト全体に導入する前に、まずは数日間テストしてユーザーからのフィードバックを募るのが賢明です。
16. Livechat – Premium Live Chat Software for WooCommerce
ECストアは、訪れた買い物客をサポートするためのライブチャット機能を搭載するのが理想的です。ライブチャットを導入し、バックエンドで管理するなら、LiveChat – Premium live chat software for WooCommerceの使用を検討してみてください。
シンプルなオープンソースのソリューションではなく、本格的なチャットツールで、シームレスなカスタマーサポートを提供するための数々の機能がWooCommerceのインターフェースに統合可能。訪問者の追跡、チャットトリガー、フィードバックなどの包括的な機能が揃っています。
価格
無料トライアルはありますが、以下の有料プランのみです。
- Starterプラン─サポートスタッフ1名につき月額16ドル
- Teamプラン─サポートスタッフ1名につき月額33ドル
- Businessプラン─サポートスタッフ1名につき月額50ドル
- Enterpriseプラン─要問い合わせ
プランによって利用できる機能や価格が異なるため、公式サイトで内容を確認し、要件に応じたプランを選択してください。
無料のライブチャットプラグインを使用するのもいいですが、本格的なオンラインストアを成功させるには、最終的にこのLiveChatプラグインのような優れたソリューションが必要になる可能性が高いです。
LiveChat – Premium live chat software for WooCommerceの魅力
- 美しく高度にカスタマイズ可能なライブチャットボックスを設置できる
- トラッキング機能でサイト上での買い物客の行動、およびどのようなサポートを求めているのかを分析できる
- チャット終了後にユーザーからフィードバックを収集できる
- チャットトリガーで、サポートが必要かどうかをこちらから確認するプロセスを導入できる
- オフライン通信はサポートチケットとして保存されるため、後からサポートを提供することもできる
- ライブチャットのトランスクリプトがシステムに記録され、優れたサポートを提供するスタッフを確認できる
- Facebookやサイトなど複数の場所でユーザーに連絡できるマルチチャネル通信機能あり
- 定型文が用意されており、他のユーザーから受けたことのある問い合わせに対して、ゼロから回答を入力する手間を省くことができる
こんなサイトにおすすめ
ECサイトにはライブチャットサポートが不可欠と言っても過言ではありません。無料のソリューションを試すこともできますが、ライブチャットの導入に関しては、多少の投資をしておくのが賢明。このプラグインは最も優れた選択肢のひとつです。
17. Direct Checkout for WooCommerce
Direct Checkout for WooCommerceは、ユニークなプラグインで、WooCommerceサイトのショッピングカートページを完全に上書きし、決済プロセスを高速化して、よりスムーズに買い物客が支払いを行うことを可能にします。
決済プロセスの簡素化は簡単なことではなく、デフォルトのショッピングカートを排除することに抵抗がある人もいる一方で、一部ECサイトでは確実に効果を発揮します。ショッピングカートページを排除しても、何か修正が必要になれば、ユーザーがいつでも元のショップページに戻ることができることに変わりはありません。
価格
無料版あり。有料版は15ドルでより多くの機能を利用できます。
Direct Checkout for WooCommerceのおすすめポイント
- 無料で使用できる
- サイトを読み込むことなく単一商品、セット商品、バリエーションのある商品をカートに追加できる
- ショッピングカートページへのアクセスを省略し、商品購入に進む際には決済ページにリダイレクトされる
- 決済ページのフィールドの一部を削除することで、プロセスがさらに高速化される
- 1つのページで決済プロセスを完結することができる
- クイック購入ボタンを各商品の下に配置し、ユーザーがすぐに決済ページに移動できるようになる
- 決済ボタンとテキスト項目の編集が可能
こんなサイトにおすすめ
このプラグインに関しては、サイトにとってメリットがあるかどうかを見極めるのが少し難しいため、ユーザーや顧客にアンケートをとり、フィードバックを事前に確認することをお勧めします。
18. WooCommerce Stripe Payment Gateway
WooCommerce Stripe Payment Gatewayは、WooCommerce用プラグインの中でも特に人気の高く、この支払いゲートウェイはほとんどの主要ECサイトで使用されています。
WooCommerceのみでは、Stripeなどのサードパーティの決済代行サービスを利用することができませんが、このプラグインをインストールすれば、Stripeアカウントに接続することが可能になります。
価格
無料
WooCommerce Stripe Payment Gatewayの魅力
- Stripeは世界トップクラスの決済ゲートウェイで、評判が高く、安全性と信頼性に優れている
- Stripeをインストールすると、主要なデビットカードやクレジットカードの決済が可能になる
- ローカル決済もStripeで対応可能
- Stripe Elementsによって個人情報の入力が簡素化され、決済プロセスが劇的に高速化される
- 業界トップクラスのユーザー認証
- Google PayやApple Payなどの代替支払い方法にも最適化されている
- Stripeは定期的な課金もサポート
- PayPalとは異なり、Stripeのカスタマーサポートは充実している(またPayPalの購入ボタンの外観はあまり洗練されていない)
こんなサイトにおすすめ
すべてのECサイトにお勧めです。ユーザーにより多くの支払い方法を提供することで、コンバージョン率を上げることができます。
19. YITH Booking and Appointment for WooCommerce
YITH Bookingand Appointment for WooCommerceは、WooCommerceサイトを予約プラットフォームに変換するのにおすすめの選択肢。例えば、美容室の予約、車の修理、歯医者など、特に専門的なビジネスの要件に応えます。
インストールすると、サイトのフロントエンドで顧客がカレンダーを開いてサービスを予約することができるようになります。予約可能な曜日と時間を設定することはもちろん、複数の担当者がいる場合(ジムのパーソナルトレーナーなど)には、カレンダーを分割することも可能です。
価格
以下3種類のプランがあります。
- 1サイト─169.99ドル
- 6サイト─289.99ドル
- 30サイト─449.99ドル
YITH Booking and Appointment for WooCommerceの魅力
- 評判の良いYITHが開発したプラグインで、スムーズに統合できる。さらに優れたカスタマーサポートも利用可能。
- 顧客が予約を行うための美しいカレンダー
- 予約用に時間枠を設定できる
- 予約モジュールはレスポンシブ対応
- 複数人でのイベントや一対一の予約も可能
- 様々なイベントやお得情報を検索できるカスタム検索モジュールの作成が可能
- 予約者や時間帯によって自動的に予約を拒否するような設定もあり
- 特定のグループや日に特別価格を設定できる
- 顧客のタイムゾーンを表示可能
- ダブルブッキングが発生するのを回避できる
- 予約時に支払いが必要な場合には、代金を収集できる
- Google カレンダーとの同期
- リマインダーの自動送信(顧客と自分の両方)により、当日のキャンセルを減らすことができる
こんなサイトにおすすめ
予約を受け付け、効率的に予約管理を行う必要があるビジネスでは、このプラグインを試してみる価値ありです(ジムやレストラン、弁護士事務所、クリニックなど)。
20. WooCommerce Membership
WooCommerce MembershipはCodeCanyonで販売されており、RightPressによって開発されたプラグインです。WooCommerceサイトで会費を収集する場合には素晴らしい選択肢になります。
メンバーシップを販売したり、割り当てたり、課金を受け取ったり、あるいは無料会員も設定できます。オンラインサロンへの参加からブログの限定公開まで、このプラグインの用途は多岐にわたります。
価格
プラグインは39ドルで購入可能で、プランを追加するとカスタマーサポートなどを利用できるようになります。
WooCommerce Membershipのおすすめポイント
- 一見普通のオンラインストアを会員制サイトに変えることができる
- コンテンツブロッカーとして機能し、特定のコンテンツを有料で公開できる
- 企業や大人数のグループ向けにメンバーシップを販売する機能もある
- メールの自動送信機能で会員に様々なアクションを通知できる
- 現在サイトで販売している商品を会員限定の商品に変えることができる
- アクセス権を付与するユーザーを指定することができる
- 会員が定期的に情報を受け取れるよう、コンテンツのドリップフィードも有効化可能
- 複数の料金プランがあるメンバーシップを制限なく作成できる
こんなサイトにおすすめ
会員制サイトには複数の種類があるもの。定期的な課金を受け取りたい場合には、会員制サイトの構築を検討してみるといいかもしれません。
ポッドキャスト、毎月配送型のサブスクサービス、限定ブログ記事、オンラインコースなど、可能性は無限大です。なお、WooCommerceで定期購読機能を導入する方法はこちらをご覧ください。
21. WooCommerce Social Login
オンラインストアでのアカウント登録は、一般的に敬遠されます。WooCommerce Social Loginを導入すると、FacebookなどのSNSアカウントの情報を使って、簡単にアカウント登録ができるようになります。
ユーザーがアカウント登録する手間を最小化し、さらにサイト訪問者を分析するためのインサイトも得ることができます。
価格
39ドルで購入可能。カスタマーサポートが受けられるプランもあり。
WooCommerce Social Loginのおすすめポイント
- Facebook、Twitter、InstagramのようなSNSアカウントの情報を使ってソーシャルログインを許可
- BuddyPressやbbPressのような他のプラグインと統合可能
- 任意のボタンを使って独自のログインフォームを作成できる
- ソーシャルログインボタンを決済簿ジュールに実装できる
- Apple、Amazon、PayPalを含む数十のネットワークをサポート
- どのネットワークを経由してどれほどのユーザーがサイトにログインしたかを統計で確認できる
- ドラッグ&ドロップビルダーでフォームを作成できる
こんなサイトにおすすめ
アカウント登録者を増やしたい場合には便利です。また、オンラインストアの種類を問わず、ソーシャルログインの許可は役に立ちます。
22. Enhanced Ecommerce Google Analytics Plugin for WooCommerce
Enhanced Ecommerce Google Analytics Plugin for WooCommerceは、すべてのECサイトにとって必需品とも言えるプラグインです。Google アナリティクスは、予測、サイト統計の確認、商品の売れ行きなどを把握できる優れたツール。販売する商品に関わらず、Google アナリティクスとの統合は有益です。
Google アナリティクスとこのプラグインはどちらも完全無料で利用できます。最も効果的な販売チャネルを把握したり、サイトのどの領域が最も収益性が高いまたは低いかを特定したりすることができます。直感には頼れない、データに基づいた重要な意思決定を下す際に重宝します。
価格
無料
Enhanced Ecommerce Google Analytics Plugin for WooCommerceの魅力
- Google アナリティクスは使いやすく、ほとんどの機能が無料で利用できる
- WooCommerceの管理画面にGoogle アナリティクスを統合できるため、別のプラットフォームにログインする必要がない
- 収益性の高い領域または低い領域を把握できる
- ページのトラフィックを比較し、人気の高い商品をチェックできる
- ユーザーが探しているもの、購入の決め手、または何が原因でサイトを離脱したのかを調べることができる
- ユーザーセッションの追跡も可能で、個々のユーザーについて詳しく知ることができる
こんなサイトにおすすめ
Google アナリティクスは、ストアの運営において確かな情報に基づいた意思決定を行う際に不可欠なツールの1つ。このプラグインはすべてのECサイトに強くお勧めします。
23. Product Addons for WooCommerce
Product Addons for WooCommerceは、商品ページの機能を拡張することで、ギフト体験を提供することができるプラグインです。例えば、色違いの商品の販売のような基本的なものから、ギフトラッピングやギフト用の追加アイテムなどを設定できます。
チェックボックスやその他の形式でアドオンを表示するかどうかも設定でき、さらにギフトラッピングのカスタマイズ、買い物客による任意の価格設定も可能になります。
価格
プラグイン自体は無料で、有料版は以下の2種類があります。
- 1サイト─29ドル
- 5サイト─59ドル
上記料金で受けられる更新サポートは1年のみで、無期限の更新を選択すると割引が適用されます。
Product Addons for WooCommerceの魅力
- テキストボックスに任意の情報を入力したり、メールで問い合わせる代わりに、サイト上でカスタマイズを行うことができる
- テキストエリア、ドロップダウン、チェックボックスなど、アドオン選択のオプションが複数ある
- 画像ベースの選択も可能(色の異なるシャツを画像で表示するなど)
- アドオンの価格は、定額制、数量制、パーセンテージ制から選択できる
- 寄付や特別なプロモーションで、購入者側が任意の価格を設定できる
- カラーグループ、画像選択、アップロードフィールドなどの優れたプレミアム機能あり
こんなサイトにおすすめ
使用中のテーマに豊富な商品カスタマイズツールがない場合には特にお勧めです。また、デジタル製品やサービスを販売している場合、寄付を募ったり、支払い金額をユーザー側に決めてもらう場合にも役立ちます。
24. WooCommerce ShipStation Gateway
WooCommerce ShipStation Gatewayは、ShipStationアカウントをWooCommerceに統合し、シームレスな発送プロセスを実現するプラグインです。ShipStationが発送インフラを担い、注文のインポート、パッケージのカスタマイズ、商品発送をサポートします。
ShipStationの良い点は、ECプラットフォームを問わず、送料の割引やお得なサービスを受けられること。送料を削減して、発送に関係するプロセスを一部自動化することができる画期的なソリューションです。
価格
プラグイン自体は無料。ShipStationの手数料が別途発生します。
WooCommerce ShipStation Gatewayの魅力
- プラグイン自体は無料で利用できる
- 最も効果的な配送サービスの1つであるShipStationを統合できる
- WooCommerce、eBay、Amazonなどから注文をインポートする時間を削減できる
- UPSなどのさまざまなタイプの配送方法にかかる費用を抑えることができる
- カスタム出荷通知から梱包伝票まで、さまざまなカスタマイズが可能
- サイトやSNSアカウントに連動するための機能あり
こんなサイトにおすすめ
ShipStationの使用にメリットがあるかどうかは、ビジネスの規模と要件によって異なります。一般的に、あらゆるビジネスの費用と手間を削減してくれるソリューションですが、料金プランと内容を確認し、価値があるかどうかを見極めてみてください。
例えば、ShipStationのスタータープランは、月50回の発送で月額9ドル。迅速かつ手頃な価格の発送と、ブランド化された梱包資材を利用できるため、小規模なストアにはお得なプランになりそうです。
25.HubSpot for WooCommerce
最後にご紹介するHubSpot for WooCommerceは、顧客関係管理(CRM)、メールマーケティング、リストセグメンテーション、カゴ落ち追跡レポートなどの優れた機能を備えた無料プラグインです。
WooCommerceサイトをHubSpotと統合することで、2つのプラットフォームの機能をフル活用して、訪問者を顧客に変換し、メールマーケティングでナーチャリング(育成)。さらに訪問者の行動を追跡できるのも大きなメリットです。
価格
無料
HubSpot for WooCommerce Integrationの魅力
- WooCommerceのデータをHubSpotに同期できる
- HubSpotのCRM(100万件まで無料)で見込み顧客、購読者、既存顧客、注文を管理可能
- カゴ落ちを追跡し回復できる
- ドラッグ&ドロップ式のメール機能、または無料のテンプレートを使って、レスポンスに優れた美しいナーチャリングメールを作成可能
- マーケティングとセールスのパフォーマンスを追跡するための有益なレポートを生成できる
こんなサイトにおすすめ
従来のECマーケティングとインバウンドマーケティングの隙間を埋めたいWooCommerceストアにうってつけです。プラグインに付属する無料のCRMを使って、見込み顧客と既存顧客の両方をトラッキングできます。
また、カゴ落ち対策として自動のフォローアップを設定し、収益を高める効果も。マーケティングメールでユーザーを惹きつけ、分析ツールでパフォーマンスを確認し、すべてを一元管理することができます。
WooCommerce用プラグインの適切な選び方
WooCommerceストアに本当に必要なプラグインを選ぶ際には、多数の選択肢を視野に入れましょう。
今回ご紹介したプラグインは、それぞれ異なる機能と目的を持っています。無闇矢鱈に便利そうなプラグインをインストールするのではなく、ECサイトの改善点を洗い出して、問題点や要件を明確にした上で、必要なプラグインのみを使用するようにしてください。
他にもおすすめのWooCommerce用プラグインをご存知ですか?以下のコメント欄でぜひお聞かせください。
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