Kinstaでアプリケーションまたは静的サイトをホストし、ユーザーに配信するためには、ドメインを追加して、弊社に紐付る必要があります。
Cloudflareドメインと非Cloudflareドメイン
すでにCloudflareアカウントをお持ちの場合、複数のCloudflareゾーン間(お客様のCloudflareアカウントと弊社の無料Cloudflare統合)の互換性確保のために、Cloudflareアカウントをお持ちでない方とは別の設定が必要になります。
- ドメインがお客様ご自身のCloudflareアカウントを通じて既にCloudflareに接続されている場合、そのドメインは「Cloudflareドメイン」とみなされます。
- ドメインがCloudflareに接続されていない場合(プロキシまたはDNS)、そのドメインは「非Cloudflareドメイン」とみなされます。
アプリケーションまたは静的サイトでCloudflareドメインを使用する場合には、引き続きこちらのページをご覧ください。Cloudflareドメインを使用しておらず、非Cloudflareドメインの追加と紐付けを行う場合はこちらをご覧ください。
MyKinstaでのドメインの追加と所有権の確認
ドメインの追加
MyKinstaにログイン後、「ドメイン」画面に移動してください。
- アプリケーションの場合─「アプリケーション」>(アプリ名)>「ドメイン」
- 静的サイトの場合─「静的サイト」>(サイト名)>「ドメイン」
「ドメインを追加」を選択し、ドメイン名を入力したら、「ドメインを追加」をクリックして次に進みます。

ドメインの所有権の確認
Cloudflareドメインの所有権確認は、2段階のプロセスにより構成されます。最初にTXTレコードを追加し、その後、さらに2つのTXTレコードを追加する必要があります。
第一段階のTXTレコード
CloudflareでドメインのDNSレコードに表示されている最初のTXTレコードを追加します。MyKinstaで「すでに完了しました」をクリックすると、完了です。

DNSが伝搬すると(Cloudflare DNSレコードの場合、通常5~10分以内)、次に使用する2つのTXTレコードが表示されます。
第二段階のTXTレコード
Cloudflareに移動し、ドメインのDNSレコードに両方のTXTレコードを追加します。

MyKinstaに戻り、DNSが伝搬するようにさらに5〜10分待ちます。
ドメインの紐付け
ドメインの所有権の確認が終わったら、ドメインの紐付けに移行します。この作業には、CNAMEレコードを使用します。

ルートドメインの指定
Cloudflareで、既存のA、AAAA、CNAMEレコードをすべて削除し、表示されているCNAMEレコード(ホスト名:@)を追加してください。
CNAMEレコードを追加したら、MyKinstaで「すでに完了しました」をクリックして、完了です。CNAMEレコードのDNS伝搬が完了すると、MyKinstaのルートドメインの横にチェックマークが表示されます。これは、ルートドメインがKinstaに正しく紐付けられたことを意味します。
WWWドメインの指定
ルートドメインのCNAMEレコードに加えて、まだの場合には、ドメインの「www」版についてもKinstaに紐付けることをおすすめします。ドメインの「www」版をMyKinstaで新たに追加し、サブドメインについても所有権確認と紐付けの手順を繰り返してください。
ドメイン所有権の確認中に発生したエラーの解決
ドメインの所有権の確認中、ドメインの横に「ドメインのエラーを解決する」が表示される場合、CAAレコードの競合が発生していることを意味します。
CAAレコードは任意のDNSレコードで、SSL証明書の発行を許可する認証局(CA)を指定することができます。ドメインにCAAレコードが設定されていない場合、要求があればどのCAでもSSL証明書を生成することが許可されます。CAAレコードを設定すると、CAレコードで指定されたCAのみ、SSL証明書の発行を行うことができます。
このエラーを解決するには、「ドメインのエラーを解決する」をクリックし、ポップアップの手順に従ってCAAレコードを更新してください。ドメインにCAAレコードが不要な場合は、削除することも可能です。