Kinstaへのサイト移行

弊社プラットフォームにサイトを移行する際、お客様自身で作業を行うか、または弊社サイト移行部門が作業を行うかをお選びいただけます。

弊社では、サイト移行サービスを無料で提供しています。最短での移行、または特定の日付を指定した移行(または頻繁に更新される動的なサイト、特別な要件があるサイト向け)のいずれかを選択可能です。迅速な移行が必要な場合には、急ぎでのサイト移行もご利用いただけます。

お客様ご自身でサイトを移行する場合は、以下のリソースをお役立てください。

こちらのページでは、サイト移行申請に関する注意事項と手順をご紹介します。また、多数のWordPressサイトを移行する必要がある場合は、一括移行サービスもご用意していますので、弊社カスタマーサポートまでお問い合わせください。

急ぎでのサイト移行

サイトのダウンが懸念される場合、または弊社プラットフォームで迅速にサイトを稼働する必要がある場合には、1サイトあたり49ドルで8時間のお急ぎサイト移行をご利用いただけます。代行業向けエージェンシープランには、急ぎでのサイト移行に利用できるクレジットが付帯します。クレジットの数は、プランのサイト数によって異なります。ご利用可能なクレジットを確認するには、MyKinstaにログイン後、右上のユーザー名をクリックし、「企業の設定」>「ご利用プラン」>「急ぎでのサイト移行」に移動します。

急ぎでのサイト移行では、月曜日から金曜日、日本時間で18時から翌日8時の間に完了することを目指し移管作業を行います。8時間以内に移行が完了しなければ、料金は返金させていただきます。サイト要件、移行元のホスティングサービスの転送速度、またはサイトのサイズ(10GB以上)によっては、作業に時間がかかる可能性があります。進捗状況は随時お知らせいたします。

急ぎでのサイト移行は、無料サイト移行と同様、MyKinstaで申請可能です。

移行手順と確認事項

  1. サイトの移行先となるサイトに空きがあることを確認してください。
  2. バックアップからの移行を依頼する場合
    1. ウェブサイトファイルとデータベースの両方がバックアップファイルに格納されていることを確認してください。
    2. バックアップファイルをアップロードできる状態にしておくか、ファイルへのリンクを用意してください。
  3. MyKinstaでのサイト移行の申請は、「企業の所有者」または「企業の管理者」のみ実行可能です。
  4. サイト移行の進行状況は、サイト移行部門より随時お知らせいたします。MyKinstaの「WordPressサイト」画面「サイト移行申請」セクションで確認することも可能です。
  5. 移行が完了したら、本稼働前のご確認事項とともにその旨をご連絡いたします。

注意事項

  • WP EngineのLargeFS機能、リバースプロキシ、またはその他の複雑な要件を使用しているサイトの移行を希望される場合は、サイト移行申請時に「特別なご要望」でお知らせください。
  • 頻繁に更新されるサイト(ECサイト、会員制サイトなど)は通常、データ損失を避けるため、サイトをメンテナンスモードに切り替え、綿密に計画を行います。
  • 一部のサーバーでは、二要素認証が有効になっている場合、メールアドレス「[email protected]」を既存サーバーのアカウントに追加(ユーザーとして招待)することをお勧めします。サイト移行申請フォームの説明にあるように、必要なアクセス権の付与をお願いします。これは現在、Cloudways、GoDaddy、SiteGround、WP Engineからの移行に適用されます。
  • 移行が完了したら、サイトをテストする方法と、確認完了後にサイトを弊社に紐付ける方法をお送りします。移行が完了し、その後の(お客様による)サイトのテストが完了するまで、DNSの更新はお待ちください。
  • 移行中は、以前のサーバーにだけ最新情報が残る事態を回避するために、サイトの更新を控えてください。移行から本番稼動まで時間がかかる場合は、情報更新のために2回目の移行が必要になることがあります。
  • DNSの設定とサードパーティサービスの設定は、弊社の移行サービスには含まれていませんので、これらの操作はお客様により行っていただく必要があります。一般的に必要とされる作業の例として、ドメインのAレコードやその他のDNSの更新、ネームサーバーの弊社DNSへの紐付け、サードパーティCDN(CloudflareやSucuriなど)の設定、そして、メールサービスのセットアップなどが挙げられます。
  • WordPressのマルチサイトを移行する場合は、マルチサイト全体を移動することになります。マルチサイトの単一のサブサイトを独立したサイトとして移行することはできません。これが必要になる場合は、開発者と協力して実行することをお勧めいたします。

WordPress.comサイトの移行

WordPress.comについては、サイトのファイルやデータベースへのアクセスが許可されないため、通常のサイト移行はいたしかねます。投稿、固定ページ、コメント、メタタグなどのWordPressコンテンツをエクスポートし、弊社プラットフォーム上に新しいWordPressサイトを構築した上で、そこにインポートすることのみ可能です。

サイトファイルにアクセスできないため、ご利用中のWordPressテーマ、プラグイン、またはWordPress.comで行ったその他のカスタマイズの移動は含まれません。そのため、サイトの見た目はWordPress.comのものと異なる場合があり、プラグインに依存している機能は、サイトのプラグインを再インストールするまで動作しません。

移行後には、見た目が完全に一致するように、お客様ご自身で、または開発者の力を借りて、テーマやプラグインを再インストールし、WordPress.comで行ったカスタマイズを再現する必要があります(該当する場合)。

移行申請の中断・再開

サイト移行申請のお手続きは、必要があれば中断・再開することができます。申請フォームを離れて、同じタブでMyKinstaの別ページに移動した場合、ブラウザのタブを閉じた場合、あるいはブラウザ自体を閉じた場合でも、申請内容は「下書き」として保存されます。

すべての移行申請は、「WordPressサイト」画面の「サイト移行申請」からご確認いただけます。未提出の移行申請は、「下書き」のステータスで保存されます。サイト名をクリックして、申請作業を再開することができます。

移行申請が保留中の場合は、サイト名をクリックすると、申請内容が表示され、進行状況をご確認いただけます。

「移行申請」のサイト名をクリックして手続きの再開や申請内容を確認
「移行申請」のサイト名をクリックして手続きの再開や申請内容を確認

サイト移行の申請

MyKinstaで移行を申請するには、ログイン後、「WordPressサイト」画面の「サイトを追加する」を選択し、「サイトの移行を申請」をクリックします。MyKinstaにまだサイトを追加していない場合には、「WordPressサイト」画面中央に2つのボタンが表示されます。「サイト移行の申請」をクリックして、サイト移行の申請を開始します。

「WordPressサイト」画面で移行を申請
「WordPressサイト」画面で移行を申請

移行の種類として、以下のいずれかを選択します。

  • できるだけ早く:通常は1営業日以内に完了します。サイト移行部門の担当者が申請内容を確認した後、移行開始前にお知らせいたします。
  • 特定の日付を指定:指定した日時に移行を行います。情報に誤りがある場合、必要なサイトやバックアップにアクセスできない場合は、移管作業が遅れる可能性があります。
  • 8時間お急ぎサイト移行:月曜日から金曜日、日本時間で18時から翌日8時の間に完了することを目指し移管作業を行います。例えば、木曜日の日本時間の10時に移行申請を行った場合、金曜日の2時に完了することを意味します。8時間以内に移行が完了しなければ、料金は返金させていただきます。できる限り迅速な対応を心がけておりますが、複雑な要件のサイト、転送速度が遅いサイト、10GBを超えるサイトでは、作業に時間がかかる可能性があります。

上記いずれかを選択したら、以下に表示される移行に関する詳細をご確認の上、「次へ」をクリックしてください。

以降の種類を選択してセキュリティと申請後の流れについて確認
以降の種類を選択してセキュリティと申請後の流れについて確認

移行方法には、以下の2種類があります。

  • 他のサーバーからサイトを移行する:弊社サイト移行部門がサイトにアクセスして移管作業を行えるよう、現在ご利用中のホスティングサービスの情報を提供します。
  • バックアップからサイトを移行する:Drive、Dropboxなどのクラウドストレージサービスを利用してファイルへのリンクを提供するか、既存のKinstaサイトにバックアップファイル(Duplicator、ManageWP、またはcPanelで作成されたもの)をアップロードします。

他のサーバーからサイトを移行する

他のサーバーからサイトを移行する」を選択して「次へ」をクリックし続行します。

MyKinstaで他のサーバーからのサイト移行を申請
MyKinstaで他のサーバーからのサイト移行を申請

サイト移行申請には、以下の情報が必要になります。

  • 現在お使いのレンタルサーバー
  • サイト設定の詳細
  • 接続の詳細

1. 移行元サーバー情報の入力

まずは、現在ご利用中のレンタルサーバーに関する情報を入力します。一部マネージドホスティングでは、ホスト名、ユーザー名、パスワード、SFTP接続情報なども必要になります。

ご利用中のホスティングによっては、コントロールパネルの認証情報なども求められます。これらの情報は通常、コントロールパネル内で確認することができます。不明な場合は、ご利用中のホスティング会社に問い合わせるか、弊社カスタマーサポートまでご連絡ください。

例えばcPanelを使用している場合、ユーザー名とサーバー情報は、「User Area(ユーザー)」>「My Accounts(マイアカウント)」>「Information & Settings(情報と設定)」ページで、FTP情報は「Files(ファイル)」>「FTP Accounts(FTPアカウント)」ページで確認できます。

移行元のサーバー情報を入力
移行元のサーバー情報を入力

サーバー情報の入力後、「次へ」をクリックします。

2. サイト情報の入力

ドメイン、WordPressのログイン情報、WordPressのログインURLを入力し、Bedrock/Trellisベースのサイトであるか、ECサイト、コミュニティ、または会員制サイトかどうか、マルチサイトであるかどうか、またHTTPS接続を使用しているかを設定します。

サイト情報を入力
サイト情報を入力
  • 移行するサイトのドメイン名:サイトへのアクセスに使用するドメイン
  • ワイルドカードドメインの追加:ワイルドカードドメインは、*.domain.comのサブドメインへのリクエストが、メインドメインと同じIPアドレスに解決されることを保証するものです。たとえば、*.example.comのワイルドカードDNSレコードが123.123.123.123に紐付いている場合、sub.example.comまたはblog.example.comへのリクエストは、すべて123.123.123.123に解決されます。
  • WordPressのユーザー名
  • WordPressのパスワード
  • WordPress管理画面URL:WordPress管理画面のログインページURL
  • BedrockrとTrellis:サイトでBedrockまたはTrellisを設定している場合はこの項目を選択し、WordPressアプリケーションがインストールされている「ルートパス」を入力してください。
  • EC、コミュニティ、またはメンバーシップサイトとして運営している:これらのサイトは通常継続的に更新されるため、移行時のデータ損失を防ぐためにメンテナンスモードに切り替えることが推奨されます。この項目をオンにすると、メンテナンスモードへの切り替えを選択することができます。なお、メンテナンスモードの間は、サイトにメンテナンス中を伝えるメッセージが表示され、注文の受付、ユーザーの登録やプロフォールの編集などの操作、コンテンツの公開を行うことができなくなります。この詳細については、動的なWordPressサイトを移行する方法をご覧ください。
  • マルチサイト化している:マルチサイトを移行する場合はこの項目に選択し、サイトがサブディレクトリであるかサブドメインであるかを選びます。マルチサイトは、ネットワーク全体を移行することになります。マルチサイト内の単一のサブサイトを独立したサイトとして移行することはできません。
  • HTTPS接続を使用している:この項目を選択すると、MyKinstaで新規SSL証明書を生成するか(無料のCloudflare統合を使用)、既存のSSL証明書をアップロードするか(鍵と証明書ファイルをお持ちの場合)を選択することができます。

サイト情報の入力後、「次へ」をクリックして続行します。

3. Kinstaでのサイト情報の入力

移行後のサイト情報を入力します。重複のない名前と37箇所のデータセンターからお好きな場所をお選びください。

また、HTTPSリダイレクトや、特別な.htaccessルールやNginxルールなど、お客様のサイトに関する特記事項などがありましたら、併せてご記入ください。WordPress.comサイト、WP Engineの Large FS機能を使用している場合、リバースプロキシが必要な場合、その他の複雑な要件がある場合もお知らせください。

Kinstaでのサイト情報を入力
Kinstaでのサイト情報を入力

入力後、「次へ」をクリックして申請内容をご確認ください。

4. 確認

誤字や脱字、入力内容に誤りがないかなどを確認します。「8時間お急ぎサイト移行」を選択している場合は、お支払い情報も再度ご確認ください。変更が必要な場合は、左下の「戻る」をクリックして、内容を変更することができます。

申請内容を確認して送信
申請内容を確認して送信

問題なければ、「完了」ボタンをクリックして終了です。

保留中のサイト移行のステータスは、MyKinstaの「WordPressサイト」画面からいつでもご確認いただけます。また、弊社担当者からも進行状況を随時お知らせいたします。

「WordPressサイト」画面で移行申請を確認
「WordPressサイト」画面で移行申請を確認

他にも移行申請が必要なサイトをお持ちの場合は、「サイトを追加する」をクリックし、「サイトの移行を申請」を選択して、上記の手順を繰り返してください。

バックアップからサイトを移行する

バックアップからサイトを移行する」を選択して、「次へ」をクリックします。

バックアップからサイト移行する
バックアップからサイト移行する

1. バックアップ情報の入力

続いて、バックアップの種類およびバックアップの共有方法を選択します。共有方法は以下の2種類があります。

  • Kinstaの既存のサイトへのアップロード:弊社の既存のサイトにアップロードし、バックアップを一時的に保存する場合は、提供されたフィールドでそれを選択できます。Kinstaの既存のサイトは変更されず、正常に機能し続けます。新しいサイトへの移行は弊社が担当します。アップロードするサイトを選択したら、ファイルをアップロードするためのSFTP認証情報を表示します。バックアップファイルは、必ず/privateフォルダにアップロードしてください。
  • ファイルへのリンク:バックアップがリンクを提供できる場所に保存されている場合は、このオプションを選択します。リンクをURLを知っているユーザーなら誰でもアクセスできるようにするか、バックアップファイルをサイト移行部門のメールアドレス([email protected])と共有し、ファイルにアクセスできるようにしてください。
バックアップの種類とバックアップの共有方法を選択
バックアップの種類とバックアップの共有方法を選択

設定を終えたら、「次へ」をクリックして続行します。

2. サイト情報の入力

ドメイン、WordPressのログイン情報、WordPressのログインURLを入力し、Bedrock/Trellisベースのサイトであるか、ECサイト、コミュニティ、または会員制サイトかであるか、マルチサイトであるか、またHTTPS接続を使用しているかを設定します。

移行するサイト情報を入力
移行するサイト情報を入力
  • 移行するサイトのドメイン名:サイトへのアクセスに使用するドメイン
  • ワイルドカードドメインの追加:ワイルドカードドメインは、*.domain.comのサブドメインへのリクエストが、メインドメインと同じIPアドレスに解決されることを保証するものです。たとえば、*.example.comのワイルドカードDNSレコードが123.123.123.123に紐付いている場合、sub.example.comまたはblog.example.comへのリクエストは、すべて123.123.123.123に解決されます。
  • WordPressのユーザー名
  • WordPressのパスワード
  • WordPress管理画面URL:WordPress管理画面のログインページURL
  • BedrockrとTrellis:サイトでBedrockまたはTrellisを設定している場合はこの項目を選択し、WordPressアプリケーションがインストールされている「ルートパス」を入力してください。
  • EC、コミュニティ、またはメンバーシップサイトとして運営している:これらのサイトは通常継続的に更新されるため、移行時のデータ損失を防ぐためにメンテナンスモードに切り替えることが推奨されます。この項目をオンにすると、メンテナンスモードへの切り替えを選択することができます。なお、メンテナンスモードの間は、サイトにメンテナンス中を伝えるメッセージが表示され、注文の受付、ユーザーの登録やプロフォールの編集などの操作、コンテンツの公開を行うことができなくなります。この詳細については、動的なWordPressサイトを移行する方法をご覧ください。
  • マルチサイト化している:マルチサイトを移行する場合はこの項目に選択し、サイトがサブディレクトリであるかサブドメインであるかを選びます。マルチサイトは、ネットワーク全体を移行することになります。マルチサイト内の単一のサブサイトを独立したサイトとして移行することはできません。
  • HTTPS接続を使用している:この項目を選択すると、MyKinstaで新規SSL証明書を生成するか(無料のCloudflare統合を使用)、既存のSSL証明書をアップロードするか(鍵と証明書ファイルをお持ちの場合)を選択することができます。

サイト情報の入力後、「次へ」をクリックして続行します。

3. Kinstaでのサイト情報の入力

移行後のサイト情報を入力します。重複のない名前と37箇所のデータセンターからお好きな場所をお選びください。

また、HTTPSリダイレクトや、特別な.htaccessルールやNginxルールなど、お客様のサイトに関する特記事項などがありましたら、併せてご記入ください。WordPress.comサイト、WP Engineの Large FS機能を使用している場合、リバースプロキシが必要な場合、その他の複雑な要件(BedrockやTrellisの設定など)がある場合もお知らせください。

Kinstaでのサイト情報を入力
Kinstaでのサイト情報を入力

入力後、「次へ」をクリックして申請内容をご確認ください。

4. 確認

誤字や脱字、入力内容に誤りがないかなどを確認します。「8時間お急ぎサイト移行」を選択している場合は、お支払い情報も再度ご確認ください。変更が必要な場合は、左下の「戻る」をクリックして、内容を変更することができます。

申請内容を確認して送信
申請内容を確認して送信

問題なければ、「完了」ボタンをクリックして終了です。

保留中のサイト移行のステータスは、MyKinstaの「WordPressサイト」画面の「サイト移行申請」セクションからいつでもご確認いただけます。また、弊社の担当者からも進行状況を随時お知らせいたします。

「WordPressサイト」画面で移行申請を確認
「WordPressサイト」画面で移行申請を確認

他にも移行申請が必要なサイトをお持ちの場合は、「サイトの移行を申請」を選択して、上記の手順を繰り返してください。

2回目の移行申請

サイトの移行申請を行った後、何かしらの理由でサイトを適時に本稼働できない場合があるかもしれません。この場合、サイトが本稼働できる状態になった時点で、他のホスティングで稼働中に加えた変更を反映するために、コンテンツの更新が必要になる可能性があります。

このような状況では、以下のような選択肢があります。

変更を手動で移行する

1つ目の方法として、手動で変更を移行することができます。これには、以下3通りの方法があります。

  • WordPress組み込みのコンテンツのエクスポート/インポート機能を利用する:以前のホスティングからコンテンツをエクスポートして、弊社にインポートします。その後、必要なプラグインやテーマを新たにインストールして、テーマ、プラグイン、WordPressコアに更新や設定を適用します。
  • WordPressのバックアップまたは移行プラグインを使用する:弊社では、長期的なソリューションとしてのバックアッププラグインの使用を禁止していますが、使い慣れているバックアップまたは移行プラグインがあれば、サイトのコピーを移行するためにお使いいただけます。
  • SFTPまたはSSH経由で変更されたファイルをサーバーにコピーする:本番サイトのデータベースの新たなダンプを使用し、phpMyAdminまたはWP-CLIのいずれかを使ってインポートします。こちらの手順については、手動でWordPressサイトを移行する方法をご覧ください。

なお、この作業を開始する前に、最初の移行後にサイトに加えられた変更を必ずメモしておいてください。最初の移行後、WordPressの設定やファイルを変更したり、プラグインやテーマを追加または削除したりした場合、使用する方法によっては、2回目のサイト移行時にそれらの変更が上書きされる可能性があります。

2回目の移行申請を行う

ご自身での操作に抵抗がある場合は、MyKinstaのチャットより弊社カスタマーサポートまでご連絡ください。

最初のサイト移行が1週間以内に実施された場合は、更新されたファイルをコピーし、データベースの新たなコピーをインポートすることができます。)この間、本番サイトをメンテナンスモードに切り替える必要があります。

最初の移行から1週間以上経過している場合は、最初のサイト移行と同様に、サイト全体の移行が必要になる可能性があります。

動的なWordPressサイトの移行

ECサイト(WooCommerceやEasy Digital Downloads)、会員制サイト、コミュニティサイトなど、継続的に更新されるサイトは、データの損失を防ぐために移行中はメンテナンスモードに切り替える必要があります。

メンテナンスモードとは

サイトをメンテナンスモードに切り替えると、サイトのコンテンツを更新することができなくなります。WordPress.orgリポジトリからメンテナンスプラグインをインストールするのが一般的ですが、メンテナンスモードに切り替える別の方法をご希望の場合には対応可能です。

サイトがメンテナンスモードになっている間は、サイトにはメンテナンスのお知らせが表示され、商品の注文や、ユーザー登録、プロフィールの編集などは行えず、新たにコンテンツを公開することもできません。

移行プロセス

メンテナンスモードが有効になると、弊社インフラストラクチャへのサイトのコピーの移行が開始されます。完了後は、本稼働前にサイトをプレビューする方法をお知らせします。

弊社でホストされるサイトのコピーは、メンテナンスモードにはなりませんが、ドメインのDNSレコードを更新しドメインを弊社に紐付けるまでは、一般公開することはできません。

つまり、DNSを更新し弊社プラットフォーム上でサイトが稼働されるまで、サイトはメンテナンスモードのままになります

移行後はできる限り迅速にサイトを確認し、機能のテストを行い、ドメインのDNSレコードを更新してドメインを弊社に紐付けてください。

DNSが更新され、完全に伝播されると、サイト訪問者が移行後のサイトにアクセスできるようになり、注文やユーザー登録、コンテンツの公開などを通常通りに行えるようになります。

メンテナンスモードの期間

移行に伴うメンテナンスモードの期間は、以下のような条件によって異なります。

  • サイトの規模
  • サイトのサイズ(弊社インフラストラクチャおよび以前のホスティング会社間のデータ転送速度)
  • DNSレコードに関連するTTL(time-to-live)値
  • 移行後にサイトの確認をいつ開始するか
  • 移行後にサイトの見直しに要する時間
  • 移行中に発生する予期せぬ問題の有無

目安として、移管作業には通常1〜3時間かかります。その後のサイトの見直しには、平均して1〜3時間を要するのが一般的です。DNSの伝播には、通常1時間程度かかりますが、現在のDNSレコードに通常よりも長いTTL値が設定されている場合は、それ以上に時間がかかる可能性があります。

これはあくまで目安であり、上記の条件によって要する時間は異なりますのでご注意ください。

サイトのダウンを防ぐには

サイトがダウンする可能性を最小限に抑えるには、以下をような方法が有効です。

  • 移行完了の通知を受け取り次第、すぐにサイトの確認を開始できるよう、作業が可能な時間帯に合わせて移行の日時を指定します。
  • 移行完了の通知に記載されたメッセージをよくご確認ください。
  • 移行予定日時の12~24時間前に、ドメインのTTL値を5分(300秒)に短くし、DNSの伝搬にかかる時間を短縮します。弊社インフラにサイトを移行した後は、1時間(3600秒)に増やすことをお勧めします。Cloudflareを利用している場合は、TTL値の編集は不要です。
  • 弊社インフラストラクチャでサイトをプレビューする方法を事前に確認し、移行後のサイトのプレビュー方法を把握しておきます。
  • ドメインを追加して紐付ける方法を事前に確認し、移行したサイトを本稼働する準備が整い次第、すぐに実行します。

問題が生じた場合

このプロセスの過程で、サイトに何かしらの問題が生じた場合は、その他の選択肢についてご相談させていただきますので、移行申請を行う準備が整い次第、MyKinstaのライブチャットより、弊社カスタマーサポートにその旨をお伝えください。

移行の取り消し

すでに開始された移行を取り消すすることはできませんが、まだ開始されていない移行申請は、MyKinstaの「WordPressサイト」画面から取り消すすることができます。MyKinstaの「WordPressサイト」画面にある「サイト移行申請」セクションに移動します。右側にある3つの点をクリックし、表示されるドロップダウンメニューで「移行をの取り消し」を選択します。

サイト移行の申請を取り消し
サイト移行の申請を取り消し

ポップアップが表示されますので、右下にある「移行を取り消す」をクリックします。この操作により、それまでの移行手続きが全て取り消されますのでご注意ください。取り消し後にサイト移行の再開をご希望される場合には、最初からサイト移行を申請することになります。

サイト移行申請の取り消しを確認
サイト移行申請の取り消しを確認

画面右上に、移行が取り消されたことを伝える通知が表示されます。一度取り消された移行は、「WordPressサイト」画面の「サイト移行申請」セクションには表示されなくなります。

この記事は役に立ちましたか?