リバースプロキシ

リバースプロキシは、ウェブブラウザとバックエンドサーバーの間に設置され、 クライアントからのリクエストをサーバー転送し、サーバーからの応答をクライアントに返します。クライアントに代わりリクエストを処理する従来のフォワードプロキシとは異なり、リバースプロキシはサーバーに代わってリクエストを管理します。

リバースプロキシは、ウェブアプリケーションやウェブサイトに様々な利点をもたらします。例えば、サイトやアプリケーションがどこでホストされているかに関わらず、単一のドメインからサービスを提供することができます。メインサイトのドメインがmainsite.comで、サブサイトがmystore.kinsta.cloudであれば、mainsite.com/mystoreにサブサイトを表示するように設定可能です。

リバースプロキシはインストール、設定、サポートが複雑です。そのため、リバースプロキシの設定をお手伝いするために、サイトごとに月額50ドルのアドオンをご用意しています。アドオンの詳細は、弊社カスタマーサポートまでお問い合わせください。アドオンを利用せずにご自身でリバースプロキシを設定する場合は、設定やリバースプロキシに関連して問題が発生してもサポートできかねますことをご了承ください。

NginxまたはApacheでのリバースプロキシの設定方法はこちらをご覧ください。

弊社でホストするWordPressサイトのリバースプロキシの主な使用例は、以下のとおりです。

Kinstaでメインサイトとサブサイトをホストする(プロキシサイト)

リバースプロキシを使用して、メインサイトとサブサイト用にWordPressをそれぞれインストールし、同じリソースを共有しないようにすることができます。

両方のサイトを設定した後は、弊社カスタマーサポートに連絡し、メインサイトのリバースプロキシのルールを設定して、リバースプロキシからプロキシサイトを読み込むように設定することができます。

Kinstaでサブサイトのみをホストする

メインサイトが他の場所でホストされている場合、メインサイトでリバースプロキシを使って、同じドメインを使用して弊社でホストされているサブサイトを表示することができます。

プロキシサイトとそのウェブサーバーにしかアクセスできない場合は、メインサイトのサーバー管理者に連絡を取り、リバースプロキシのルールを設定してもらう必要があります。この操作はサーバー管理者のみが対処できる内容であるため、弊社のサポート範囲外となります。

弊社でホストするプロキシサイトで、リバースプロキシに紐付けるドメインをサイトに追加します。通常はサブディレクトリのリンク(例:example.com/blog)を介してプロキシサイトを読み込むするため、サブドメインが適しています(例:blog.example.com)。

プロキシサイトの設定後、弊社サポートチームに連絡し、プロキシサイトをリバースプロキシで読み込むように設定することができます。このとき、訪問者数を正しくカウントするように設定するには、サーバーの実IPアドレスが必要です。特定のプロバイダー(例:AWS CloudFront)などの動的IPの制限により、静的IPを提供できない場合、弊社契約プランは、同等の帯域幅ベースの契約プランに変更されます。

Kinstaでメインサイトのみをホストする

サブサイトが他の場所でホストされている場合、弊社でホストされているメインサイトでリバースプロキシを使って、同じドメインでサブサイトを表示することができます。

弊社でリバースプロキシを設定し、外部ホスティングからプロキシサイトを読み込むようにそのルールを設定します。リバースプロキシ上で読み込むためにプロキシサイトをインストールして設定する操作は、セカンダリサーバーの管理者のみが実行することができます。

メインサイトは弊社でホストされているため、弊社サポートチームに連絡し、標準のリバースプロキシのルールを追加します。このルールは、必要に応じてカスタマイズすることも可能です。

この場合、リバースプロキシ上で適切に読み込むためにプロキシサイトを設定する責任はお客様に帰属します。

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