New Relicは、パフォーマンスデータの細かな内訳を知ることができる監視ツールです。これには、2つの注意点があります。
- KinstaのAPMツールとNew Relicの両方を同時に使ってサイトを監視することはお勧めしません。両方が同時に有効にならない限り、KinstaのAPMツールとNew Relicを切り替えて使用することは問題ありません。
- New RelicはフロントエンドにJavaScriptを追加するため、ウェブサイトの動作が遅くなることがあります。デバッグが終了したら、必ずこれをオフにするようにしてください。
New Relicを使ってウェブサイトを監視するには、お客様ご自身で、New Relicライセンスキーを取得していただく必要があります。
New Relicプランの階層
New Relicには、「Free」、「Standard」、「Pro」、「Enterprise」の4段階のプランがあります。サイトに合ったプランを選ぶために、New Relicの価格ページで比較検討してみることをおすすめします。
New Relicライセンスキーの取得
まだの方は、New Relicのアカウント登録を行ってください。New Relicの様々な機能に対して、個別にAPIキーが用意されています。この中でもMyKinstaに追加するのは、「license key(ライセンスキー)」です。これをプライマリインジェストキーとして使用して、APMやデータのインジェストを行います。
New Relicのアカウントにログインしたら、アカウント/ユーザーのドロップダウンをクリックし、「API keys」をクリックします。

「API keys」のページには、複数のAPIキーが表示されます。コピーする必要があるのは、「INGEST – LICENSE」キーです。そのキーの三点リーダーメニューをクリックし、ドロップダウンで「Copy key」を選択します。

MyKinstaでNew Relicを用いた監視を開始する
続いては、New RelicのライセンスキーをMyKinstaに追加する方法をご紹介します。まず、MyKinstaにログインします。続いて、サイトの「ツール」ページに移動し、「New Relic」の「利用する」をクリックします。

「New Relicを用いた監視の開始」ポップアップで、New Relicのライセンスキーを入力し、「利用する」ボタンをクリックします。

New RelicでWordPressサイトを監視する
MyKinstaでのライセンスキー登録を終えると、New Relicを用いてWordPressサイトのパフォーマンスデータを表示できるようになります。数分経ってもデータが表示されない場合は、New Relicのアカウントから一度ログアウトし、ログインし直してみてください。
「Explorer」>「Services – APM」を選択するか、トップナビゲーションで「APM」をクリックします。WordPressサイトが表示されるはずです。このサイトの名前は、MyKinstaのものと同じになります。

サイト名をクリックすると、APMデータがNew Relicに表示されます。

New Relicを使ってWordPressサイトのパフォーマンスのボトルネックについて、トラブルシューティングを実施する方法は、以下をご覧ください。