プラグインとテーマ
MyKinstaでは、すべてのサイトまたは個々のサイトでプラグインとテーマを柔軟に管理できます。
プラグインとテーマの自動更新
個々のサイトごとにプラグインとテーマの自動更新を設定することができます。以下の2種類からお選びいただけます。
- WordPressの自動更新:WordPressにより、利用可能なプラグインとテーマの更新が毎日2回実行されます。リグレッションテストは実行されないため、更新されたプラグインやテーマが引き起こす問題の有無は確認できません。
- Kinsta自動アップデート:弊社システムにより、利用可能なプラグインとテーマの更新が毎日実行されます。初月無料で、その後は環境ごとに月額3ドルでご利用いただけます。サイトで使用していないプラグインとテーマも自動的に更新されるため、手間をかけず確実に脆弱性からサイトを守ることができます。
さらに、ビジュアルリグレッションテストが実行され、サイトのトップページ、およびサイトマップから無作為に選択した4件のページを更新前と更新後で比較し、更新後に生じた重要な違いを検出します。問題が検出された場合は、更新前のバックアップを自動復元し、サイトの安定性と安全性を守ります。これらのバックアップは、「バックアップ」>「システム生成」タブに3日間保存され、バックアップ作成時にどのプラグインが更新されたかを指定するメモが含まれます。
更新前後のページの比較には、ScreenshotOneのスクリーンショットを使用します。このスクリーンショットには、相違点を強調する画像とともに60日間安全に保存されます。不明な送信元からのリクエストをブロックする厳しいセキュリティルールをドメインに設定している場合、以下のいずれかの方法で、スクリーンショットを有効化するために許可リストを設定する必要があるかもしれません。User-Agent:kinsta-bot
ヘッダーを含むリクエストを許可するルールを設定- ScreenshotOneのIPアドレス範囲からのトラフィックを許可
「WordPressサイト」>(サイト名)>「プラグインとテーマ」>「自動更新」セクションの「変更」をクリックします。

「WordPressの自動更新」または「Kinsta自動アップデート」を選択して、「続行」をクリックします。

Kinsta自動アップデートでは、更新を行う時間を「時間枠」ドロップダウンから選択することができます。
「検出基準」を調整することで、ビジュアルリグレッションテストの厳しさを決定することができます。検出基準を低く設定すると細かな差異は無視され、高く設定するとより細かな差異を検出できます。しかし、その分誤検知が増える可能性があります。
更新の実行中にメンテナンスページを表示させたい場合は、「WordPressメンテナンスモードの有効化」を選択してください。なお、メンテナンスページが表示されるのは、更新の実行中のみであり、選択している時間枠の全期間で表示されるわけではありません。
設定を終えたら、「続行」をクリックします。

これにより、Kinsta自動アップデートアドオンが有効になり、料金に関する詳細が表示されます。確認の上、「自動更新の変更」をクリックして確定します。このアドオンは初月は無料でご利用いただけるため、次回の請求期間よりアドオン費用が発生します。

実際に更新が行われたプラグインとテーマは、「プラグインとテーマ」画面下部の「Kinsta自動アップデート」セクションに表示されます。

「詳細情報」をクリックすると、更新に失敗または成功したプラグインとテーマ、および更新から除外されたプラグインとテーマの情報が表示されます。更新に失敗または成功したプラグイン/テーマ名をクリックすると、更新前後のスクリーンショットと差異がわかる画像が表示されます。スクリーンショットは60日間保存されます。。

単一のプラグインまたはテーマの自動更新を除外または変更する
単一のプラグインまたはテーマの自動更新を除外または変更するには、該当のプラグイン/テーマ名の横にある3つの点をクリックし、「自動更新の変更」をクリックします。

表示される画面で変更を行い、「自動更新の変更」をクリックします。

Kinsta自動アップデートの通知
画面右上のユーザー名>「ユーザー設定」>「通知」画面にある「Kinsta自動アップデート」セクションで、更新の失敗や完了に関する通知の受け取りを設定することができます。

自動更新を無効化する
自動更新を無効にするには、「WordPressサイト」>(サイト名)>「プラグインとテーマ」>「自動更新」セクションで「変更」をクリックします。

Kinsta自動アップデートアドオンはご利用開始初月は無料のため、現在の請求期間内にアドオンを削除した場合、アドオン費用が発生することはありません。次回の請求期間以降にアドオンを削除した場合、アドオン費用は自動的に日割りで計算され、残りの日数分の料金は、アカウント残高にクレジットとして加算されます。このクレジットは、次回のお支払い料金と相殺されます。詳細については、WordPress専用サーバーの返金保証をご覧ください。
プラグインとテーマの脆弱性
MyKinstaでは、セキュリティの脆弱性がないかどうかを検出するため、各プラグインとテーマが毎日スキャンされます。最新、現在、または今後のバージョンでセキュリティ脆弱性が検出された場合は、以下のようにバージョン番号が赤色で表示されます。

すべてのサイトのプラグインとテーマ管理
すべてのサイトのプラグインとテーマを一覧表示するには、MyKinstaにログインして「WordPressサイト」をクリックし、「プラグイン」または「テーマ」タブを開きます。一覧上部にあるドロップダウンを使ってプラグインまたはテーマをフィルタリングし、手動で更新、有効化、または無効化することができます。

プラグインとテーマの絞り込み
プラグインやテーマをフィルタリングし、最新版に更新可能であるものや脆弱性のあるものだけを表示することができます。また、使用中のもの、使用していないもののようなステータスで絞り込むことも可能です。以下のスクリーンショットは、最新版に更新可能なプラグインのみが表示される例です。

複数のプラグインまたはテーマの更新、有効化、および無効化する
複数のプラグイン/テーマを更新、有効化、または無効化するには、各プラグイン/テーマを選択し、各プラグインまたはテーマのボックスにチェックを入れ、「操作」ドロップダウンを開いて、任意の操作を選択します。

確認ウィンドウには、選択したプラグインまたはテーマと、操作が適用される環境が表示されます。確認の上、右下の「更新する」「有効化する」または「無効化する」をクリックして確定します。

操作の完了には、数分かかることがあります。また、実行前にはサイトのバックアップが自動的に生成されます。
複数サイトの個々のプラグインまたはテーマを更新、有効化、無効化する
個々のプラグインまたはテーマを更新、有効化、無効化するには、プラグインまたはテーマ名をクリックして展開し、サイトを選択して「操作」をクリックします。ドロップダウンから任意の操作を選択してください。

確認ウィンドウには、選択したプラグインまたはテーマと、操作が適用される環境が表示されます。確認の上、右下の「更新する」「有効化する」または「無効化する」をクリックして確定します。

操作の完了には、数分かかることがあります。また、実行前にはサイトのバックアップが自動的に生成されます。
単一サイトの個々のプラグインまたはテーマを更新、有効化、または無効化する
個々のプラグインまたはテーマを更新、有効化、無効化するには、プラグインまたはテーマ名をクリックして展開し、バージョン番号の横にある3つの点をクリックします。ドロップダウンから任意の操作を選択してください。

確認の上、右下の「更新する」「有効化する」または「無効化する」をクリックして確定します。

操作の完了には、数分かかることがあります。また、実行前にはサイトのバックアップが自動的に生成されます。
単一サイトのプラグインとテーマの管理
MyKinstaから直接サイトのプラグインとテーマを管理することができます。「プラグインとテーマ」画面では、以下のような操作を実行可能です。
- WordPressサイトにインストールされているプラグインとテーマの一覧、ステータス、バージョン、最新の更新の確認(WP-CLIコマンド
wp plugin list
を実行した際にプラグインが表示される場合はカスタムプラグインも含む) - テーマの有効化
- 個別または複数のプラグインの有効および無効化
- 個別または複数のテーマの更新

テーマやプラグインの現在のバージョンは「バージョン」列に表示され、更新がある場合は「最新のバージョン」列に最新バージョン名が表示されます。「自動更新」列には、自動更新が設定されているかどうかが表示されます(空白の場合は自動更新なし)。
プラグインとテーマの更新
MyKinstaの「WordPressサイト」画面では、ステージング環境を含む1つまたは複数の環境のプラグインとテーマを同時に更新することができます。環境名の左側にあるチェックボックスを使用して、テーマまたはプラグインを更新したい環境を選択し、右上の「操作」ドロップダウンをクリックして、「プラグインの更新」または「テーマの更新」を選択します。

更新可能なテーマまたはプラグインが表示されます。更新したいテーマまたはプラグインを選択し、「テーマを更新」または「プラグインを更新」をクリックします。

更新が行われる間は、各サイトの「プラグインとテーマ」画面での操作が無効になります。更新が完了すると、その旨を伝えるメッセージが表示されます。
また、「WordPressサイト」>(サイト名)>「プラグインとテーマ」画面で単一のサイトのテーマまたはプラグインを更新することも可能です。単一のプラグインまたはテーマを更新するには、該当のプラグインまたはテーマ名の横にある3つの点をクリックし、「プラグインの更新」(または「テーマの更新」)を選択してください。

複数のテーマまたはプラグインを更新するには、各項目の左にあるチェックボックスを選択し、一覧の右上に出現する「操作」ドロップダウンから、「更新」をクリックします。一番上にあるチェックボックスを選択すると、すべてのテーマまたはプラグインを選択できます。

表示されるポップアップで「テーマを更新」または「プラグインを更新」をクリックして更新を確定します。

更新が行われる間は、「プラグインとテーマ」画面の操作は無効になります。更新が完了すると、その旨を伝えるメッセージが表示されます。
プラグインとテーマの有効化
「WordPressサイト」>(サイト名)>「プラグインとテーマ」画面では、プラグインとテーマを有効化することも可能です。該当するプラグインまたはテーマの横にある3つの点をクリックし、「プラグインの有効化」または「テーマの有効化」を選択してください。なお、テーマは複数を有効化することはできません。特定のテーマを有効化すると、その他のテーマは自動的に無効になります。

複数のプラグインを有効化するには、プラグイン名の横にあるチェックボックスを使用して、有効化するものを選択し、「操作」ドロップダウンの「有効化する」をクリックします。また、一覧の上にあるチェックボックスを選択すると、すべてのプラグインを選択できます。

表示されるポップアップで、「X件のプラグインを有効化する」をクリックして確定します。

更新が行われる間は、「プラグインとテーマ」画面の操作は無効になります。更新が完了すると、その旨を伝えるメッセージが表示されます。
プラグインの無効化
「WordPressサイト」>(サイト名)>「プラグインとテーマ」画面で、プラグインを無効化することも可能です。プラグイン名の横にある3つの点をクリックし、「プラグインの無効化」を選択してください。

複数のプラグインを無効化するには、プラグイン名の横にあるチェックボックスを使用して、無効化するものを選択し、「無効化する」をクリックします。また、一覧の上にあるチェックボックスを選択すると、すべてのプラグインを選択できます。

表示されるポップアップで、「X件のプラグインを無効化する」をクリックして確定します。

更新が行われる間は、「プラグインとテーマ」画面の操作は無効になります。更新が完了すると、その旨を伝えるメッセージが表示されます。
エラーとトラブルシューティング
プラグインやテーマの更新に失敗し、「プラグインとテーマ」画面にエラーメッセージが表示されることがあります。
バックアップを復元する選択肢がページに表示されたら、「バックアップを開く」をクリックして、バックアップの復元を開始してください。

MyKinstaからプラグインやテーマを更新できない場合は、WordPress管理画面から更新するか、プラグインやテーマを手動で更新してみてください。
WordPressを利用できず、再インストールを促すエラーが表示される場合、通常は独自のパブリックウェブルート(ドキュメントルート)を持つBedrock、または他の非標準WordPressに問題があります。~/publicディレクトリにwp-cli.ymlファイルを追加しますので、弊社カスタマーサポートまでチャットにてご連絡ください。
禁止されているプラグインと互換性のないプラグイン
弊社では、高いパフォーマンス、信頼性、およびセキュリティを鑑みプラットフォームの最適化を行っています。このため、一部プラグインをご利用いただくことができません。
主に、キャッシュ、バックアップ、および関連記事プラグインがこれに該当します。
以下にご紹介するものは、弊社シスアドチームによってパフォーマンスや機能に関する問題が特定されています。なお、サードパーティプラグイン開発者と協力し、できる限り互換性を確保することに努めています。例えば、WP Rocketは以前、使用禁止対象でしたが、現在はパートナーという位置づけになっています。
禁止プラグイン
キャッシュプラグイン
キャッシュプラグインを使用すると、主に機能の衝突によりパフォーマンスの低下が予想されます。弊社ではオブジェクトキャッシュとページキャッシュの両方を含む、さまざまなキャッシュをサーバーレベルで実装しています。WordPressのキャッシュ処理に関する詳細はこちらをご覧ください。
- Cache Enabler
- LiteSpeed Cache
バックアッププラグイン
弊社では、標準で毎日の自動バックアップとダウンロード可能なバックアップをご用意しているため、通常バックアッププラグインは不要です。インストールすると、かえって不必要なパフォーマンスの問題や帯域幅の消耗につながる可能性があります。
注)以下は一例であり、すべての非増分バックアッププラグインが禁止対象となります。
- All-in-One WP Migration
- BackupBuddy
- BackWPup
- Duplicator Pro
- Snapshot
- UpdraftPlus─現在、UpdraftPlusはすでに追加済みのサイトではお使いいただけませんが、新規サイトではご利用可能です。将来的には、既存のサイトでもご利用できるようになる予定です。UpdraftPlusで月に一度バックアップを実行可能ですが、手動バックアップを実行するときはフルバックアップを選択し、スケジュール(日時を指定した)バックアップを設定する際にはそのオプションを選択することをお勧めします。なお、制限により一部設定が自動で調整されたり、無効になったり、利用できなくなったりすることがあるためご注意ください。
- WP DB Backup
- WP DB Backup Made
バックアップのオフサイトでの保存をご希望であれば、弊社で利用可能な増分バックアッププラグインをご確認ください。増分バックアップは、ファイルまたはデータベーステーブルに変更が加えられた場合にのみに作成されます。移行プラグインを使用して弊社にサイトを移行する場合は、DuplicatorまたはMigrate Guruの無料版の使用をおすすめします。いずれのプラグインも、バックアップファイルを使用するのとは対照的に、サイトを移行するための特定のオプションを提供します。WordPressサイトをお客様自身で移行する方法はこちらをご覧ください。
画像最適化プラグイン
パフォーマンスへの影響のため、サーバーベースの画像最適化プラグインまたはパッケージ/ソフトウェアはご利用いただけません。これには画像最適化スクリプトで使用するパッケージのインストールも含まれます。弊社で利用可能な画像最適化プラグインはこちらでご紹介しています(サードパーティのクラウドサーバー上で圧縮を行うもの)。
動画変換プラグイン
サーバーベースの動画変換および圧縮プラグインまたはパッケージ/ソフトウェアはご利用いただけません。これにはFFmpegのようなパッケージが含まれますが、WordPressプラグインによってはこれが必要になる場合があります。WordPress サイトで動画エンコード機能が必要な場合は、Cloudinaryなどの外部サービスとの統合をお勧めします。
パフォーマンスプラグイン
- Better WordPress Minify
- P3 Profiler
- Optimize Database after Deleting Revisions
- WordPressのGZIP圧縮(すべての弊社サーバーでデフォルトで有効)
- JCH Optimize(継続的なPHPへの負荷、多くの帯域幅の使用、キャッシュ不可、CDN最適化不可なため)
その他のプラグイン
- Allow PHP Execute
- Dynamic Widgets
- Exec-PHP
- Inactive User Deleter
- Pipdig Power Pack (P3)
- WP RSS Multi Importer
- WordPress Popular Posts
セキュリティプラグイン
セキュリティプラグインの多くが、常時稼働やスキャン機能によりパフォーマンスの問題を引き起こします。弊社では、そのインフラの構成やCloudflare統合により、IP制限、ジオロケーションベースのルールといったセキュリティプラグインの特定の機能に影響が出る可能性があります。
MyKinstaとインフラストラクチャに多くのセキュリティ強化策や機能が組み込まれているため、特別な理由が無い限り、サードパーティのセキュリティプラグインをインストールする必要性は生じないはずです。例えば、IP制限ツールにより、不正なIPアドレスからのトラフィックをブロックすることができ、一般的なWordPressのエンドポイントには、さまざまなレート制限が設定されています。無料(標準搭載)のCloudflare統合もまたセキュリティをより一層強化するもので、特別なルールが指定されたファイアウォール、DDoS攻撃対策などの術も講じられています。
弊社をご利用でない場合、さらなる保護の実施をお求めである場合、または悪意のあるトラフィックやボットトラフィックを遮断する方法をお探しであれば、CloudflareやSucuriなどのプロキシソリューションを(サイトよりも前の段階でアクセスを管理できるように)実装することをお勧めします。
SNSプラグイン
- Facebook Instant Articles & Google AMP Pages by PageFrog
- Facebook Open Graph, Google+ and Twitter Card Tags
違法プラグイン
一般にNullと形容されることのある違法配布プラグインには、悪質なコードが埋め込まれていたり、ハッキングの脅威が伴ったりすることがあります。このようなプラグインは、サードパーティのウェブサイト(作者ではない)で配布されるもので、ライセンスキーなしで動作するよう手が加えられていることもあります。
弊社では無料のハッキング対処保証を提供していますが、上記のような違法プラグインを使用した結果については、保証の対象外となりますのでご了承ください。
互換性のないプラグイン
- WooCommerce Amazon & eBay Integration─PHP関数
proc_open
が必要であり、セキュリティ上の理由により、弊社環境では無効になっています。
対象プラグイン一覧
以下の一覧とサイトの/wp-content/plugins/
ディレクトリ内の様子を照らし合わせてみてください。updraft
プラグインはUpdraft Plusとは異なるプラグインです。
all-in-one-wp-migration
allow-php-execute
amazon-ebay-integration
backupbuddy
backwpup
backwpup-pro
bwp-minify
cache-enabler
codistoconnect
duplicator-pro
dynamic-widgets
exec-php
inactive-user-deleter
jch-optimize
litespeed-cache
login-wall
p3
p3-profiler
pagefrog
rvg-optimize-database
sg-cachepress
snapshot
updraft
wonderm00ns-simple-facebook-open-graph-tags
woocommerce-amazon-ebay-integration
wordpress-gzip-compression
wordpress-popular-posts
wp-rss-multi-importer
wp-db-backup
wp-db-backup-made
WordPressメンテナンスモードの解除
プラグインやテーマを更新、有効化、または無効化すると、WordPressサイトでは一時的に以下のメッセージとともにメンテナンスページが表示されます。
現在メンテナンス中のため、しばらくの間ご利用いただけません
このページはWordPressに標準搭載のメンテナンスモードで、通常は更新が完了すると自動で解除されます。ただし時折、問題が発生してこのメンテナンスモードのまま動かなくなることがあります。その場合は、簡単な操作が必要になります。
メンテナンスモードを解除する
このメンテナンスモードを解除するには、SFTPまたはSSHでサイトに接続し、サイトのpublicディレクトリ(別名、ルートディレクトリ)にある.maintenanceファイルを削除します。
サイトに接続し、publicディレクトリを表示すると、サイトのファイルとサブディレクトリのリストが表示されます。そこから「.maintenance」という名前のファイルを探して、削除してください。
メンテナンスモードで固まるのを回避する
WordPressサイトがメンテナンスモードのまま固まり、自動で解除されないことがあります。これを未然に防ぐためには、以下の点をご確認ください。
- プラグインやテーマを更新する前に、それが利用中のWordPressのバージョンと互換性があることを確認してください。
- プラグインは定期的に更新し、一度にまとめて大量の更新を行わないようにしてください(MyKinstaのプラグインとテーマの管理機能で簡単に実行可能)。
- 多数のプラグインやテーマを同時に更新することは避けてください(プラグイン数や更新対象の規模によるものの、干渉や接続の問題を避けるために、一度に2〜3個、あるいは1個ずつ実行するのがお勧めです)。
Wordfence
Wordfenceは、マルウェア、ハッキングの試み、その他のセキュリティの脆弱性などのオンラインの脅威からWordPressサイトを保護する無料のWordPressセキュリティプラグインです。エンドポイントファイアウォール(WAF)、マルウェアスキャン、ログインセキュリティ、ライブトラフィック、ルールベースのブロックなどの機能が組み込まれています。
弊社でWordfenceを使用する場合は、ファイアウォールを最適化するための追加設定が必要になります。詳しくは、Wordfenceの公式ドキュメントをご覧ください。
Wordfenceは強力なセキュリティソリューションですが、絶対的な保護を提供してくれるセキュリティプラグインはありません。テーマやプラグインを常に最新の状態に保つ、強力なパスワードを使用する、定期的にサイトのバックアップを行うなど、WordPressのセキュリティに関するベストプラクティスに従うことが大切です。
よくあるご質問
複数のサイトのプラグインやテーマを同時に更新することはできますか?
更新可能です。「WordPressサイト」画面からステージング環境を含む複数のサイトのテーマまたはプラグインを一括更新することができます。手順はこちらをご覧ください。
更新するプラグインやテーマのバージョンは選択できますか?
プラグインやテーマは最新バージョンにのみ更新可能です。
MyKinstaでプラグインやテーマのバージョンを下げる(ダウングレードする)ことはできますか?
以前のバージョンに戻すことはできません。最新バージョンにのみ更新することができます。
更新時に問題が生じた場合はどうすればいいですか?更新を取り消すことは可能ですか?
更新を取り消す機能は組み込まれていませんが、更新直前の環境のスナップショットを作成し、それを復元することができます。注)プラグインやテーマの更新前に作成したスナップショットは、最大2時間まで保管されます。
WordPressの管理画面でプラグインやテーマを管理することはできますか?
プラグインとテーマは、引き続きWordPress管理画面で管理可能です。
MyKinstaのプラグインとテーマの管理機能はどのサイトでも利用できますか?
ほぼすべてのサイトで問題なく機能しますが、以下のような状況ではお使いいただけないこともあります。
- WP-CLIの実行を妨げる問題が生じている
- 一部の有料(要支払い)またはカスタム(お客様または開発者が作成)プラグインやテーマを使用している:一般に公開されているアップデートエンドポイントがない場合は、MyKinstaで更新を行うことができません。場合によっては、新しいバージョンが利用可能であることが検出されることがありますが、標準のWordPressエンドポイントを介して利用できない場合は、更新処理に失敗します。