手動インストール

サイトの追加時に「空の環境／WordPress無し」を選択すると、WordPressを手動でインストールすることができます。これは、プラグインやテーマを試すために、古いバージョンのWordPressを実行したい場合に便利です。

WP-CLIを使用してWordPressをインストールする

1. SSHでサイトのサーバーに接続し、サイトのドキュメントルートに移動します。
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   cd public

2. 以下のコマンドでWordPressの最新バージョンをダウンロードします。
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   wp core download

3. WordPressをインストールする前に、wp-config.phpファイルを作成し、データベース設定を行います。この設定に必要な「データベース名」「データベースのユーザー名」「データベースのパスワード」は、MyKinstaの「情報」画面の「データベースへのアクセス」セクションで確認できます。

   

   以下のコマンドを実行すると、データベースパスワードの入力が求められます（bashの履歴に保存されるよりも安全です）。「yourdbname」と「yourdbuser」は、先ほどMyKinstaで確認した「データベース名」と「データベースのユーザー名」にそれぞれ置き換えてください。

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   wp config create --dbname=yourdbname --dbuser=yourdbuser --prompt=dbpass

   表示されるプロンプトでデータベースパスワードを入力すると、wp-config.phpファイルが生成されます。

4. 以上でWordPressをインストールする準備が整いました。以下のコマンドをサイトのドメイン（独自ドメインをまだ追加されていない場合は一時URL）、タイトル、任意の管理者ユーザー名、管理者メールアドレスを置き換えた上で、実行します。パスワードの入力を求められる場合は、重複のない強力なパスワードを入力してください。
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   wp core install --url=example.com --title="Your New WordPress Site" --admin_user=youruser --prompt=admin_password [email protected]

5. （任意）core installコマンドは、WordPressの最新バージョンをインストールします。テスト用に古いバージョンのWordPressをインストールする場合には、以下のコマンドを任意のバージョン番号に置き換えて実行してください。
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   wp core update --version=5.7.3 --force

6. WordPressのログインページ（/wp-admin）に移動して、ログインします。
7. WordPressを手動でインストールする場合は、弊社プラットフォームでサイトがスムーズに動作するよう、Kinsta MUプラグインをインストールしてください。

SFTPを使用してWordPressをインストールする

1. WordPress.orgからWordPressのバージョンをダウンロードし、コンピュータ上のわかりやすい場所に保存します。
2. ダウンロードしたファイルを解凍します。

   

3. wordpressフォルダ内で、「wp-config-sample.php」の名前を「wp-config.php」に変更し、任意のテキストエディターで開きます。
4. ファイルの更新に必要な「データベース名」「データベースのユーザー名」「データベースのパスワード」は、MyKinstaの「情報」画面の「データベースへのアクセス」セクションで確認できます。

   

5. これらの情報を使用して、wp-config.phpのMySQL設定を更新します。その他のMySQL設定は変更しないように注意してください。

   

6. WordPress.org secret-keyツールでWordPressのソルトを生成し、このソルトでwp-config.phpファイルを更新して、ファイルを保存します。

   

7. SFTPでサイトに接続し、WordPressのファイルをサイトのサーバーにアップロードします。接続したら、publicフォルダ/ディレクトリに移動します。（フォルダそのものではなく）WordPressフォルダの中身をローカルコンピューターからサーバーのpublicにアップロードしてください。注）readme.htmlとlicense.txtファイルは必要ないので、スキップまたは削除しても問題ありません。インターネット接続の速度によっては、アップロードに数分かかる場合があります。
8. WordPressをインストールするため、サイトにアクセスします。MyKinstaを開き、サイトの「ドメイン」画面に移動して、プライマリドメインの横にある「URLを開く」をクリックします。

   

9. サイトにアクセスすると、WordPressのインストール画面が表示されます。使用するサイトの言語を選択し、「続ける」をクリックします。

   

10. 「サイト名」「ユーザー名」「パスワード」「メールアドレス」を入力し、検索エンジンへのインデックスの有無を選択します。

    

    「WordPressをインストール」をクリックすると、インストール完了を伝えるメッセージが表示され、ログインURLとユーザー名が記載されたメールが届きます。

    

11. これで、WordPressのログインページ（wp-admin）でログインできるようになります。
12. 最後にKinsta MUプラグインをインストールし、サイトが弊社のサーバー環境で問題なく動作することを確認してください。

一時URLを独自ドメインに置き換える

弊社の一時URL（https://yoursite.kinsta.cloud）にWordPressをインストールする場合は、独自ドメインで更新する必要があります。

1. MyKinstaでドメインの追加と確認を行い、サイトを指定します。
2. 独自ドメインをプライマリドメインに設定します。
3. WordPress管理画面にログインし、「設定」＞「一般」に移動します。「WordPress アドレス (URL)」と「サイトアドレス (URL)」フィールドに独自ドメインを設定します。
4. セキュリティ強化のため、サイトのトラフィックをHTTPSにリダイレクトするように設定することを強くお勧めします。