スケーラビリティ

Podサイズを変更する(垂直方向のスケーリング)、またはアプリケーションを同時に実行するPod数を増やす(水平方向のスケーリング)ことで、リソースを拡張することができます。

  • 垂直方向のスケーリング─リソースを大量に消費するタスクの実行能力を高めます。
  • 水平方向のスケーリング─大量のリクエストを処理するアプリケーションの耐障害性と負荷分散能力を高めます。例えば、同じPodのバージョンを3つ実行した場合、基盤となる技術がリクエストを3つのうち1つにルーティングすることで、負荷の効率的分散が図られます。あるPodが不安定になると、それが正常になるまで、他の2つのPodにリクエストがルーティングされます。

手動でのスケーリング

Podサイズを変更するには、MyKinstaにログイン後、「アプリケーション」>(アプリ名)>「プロセス」に移動します。プロセスの横にある3つの点をクリックして、「プロセスの変更」を選択します。

アプリケーションのプロセスを変更
アプリケーションのプロセスを変更

Podサイズ」を変更して、1つのPodで利用可能なリソースを増やすか(垂直方向のスケーリング)、「インスタンス」でPodを追加して負荷分散を改善します(水平方向のスケーリング)。インスタンスは最大50台まで追加可能です。1インスタンス=1つのPodを意味し、すべてのインスタンスは、同じPodサイズになります。

注意)ウェブプロセスにホビーPodサイズを選択している場合、アプリケーションに独自ドメインを追加することはできません。アプリケーションに独自ドメインが必要になれば、いつでもPodサイズをアップグレードすることができます。

プロセスのインスタンスサイズ、インスタンス数、オートスケーリングを変更
プロセスのインスタンスサイズ、インスタンス数、オートスケーリングを変更

変更を終えたら「変更」をクリックすると、新たなデプロイメントが開始されます。更新後のプロセスの料金は、毎月のお支払い額に加算されます。最初の月は料金は日割りで計算されます。

水平オートスケーリング

ステートレスなウェブプロセスのオートスケーリングは、アプリケーションの追加時、または追加後に「プロセス」画面(MyKinstaにログイン後、「アプリケーション」>(アプリ名)>「プロセス」)。水平オートスケーリングを有効にすると、ウェブプロセスで使用するインスタンスの最小数と最大数を定義できます。)インスタンスの最大数は20までです。

オートスケーリングでは、PodのCPU使用率がCPUリソース上限の80%に達すると、ウェブプロセスが自動的に1つずつ増え、定義した最大数まで増加します。

CPU使用率が下がり、増加後のPod数が不要になると、Pod数は必要な数まで自動的に低減されます。インスタンスは、定義した最小数より少なることはありません。

現在、MyKinstaで使用中のインスタンス数を確認することはできませんが、必要なPod数のみが使用され、アプリケーションが実際に使用するインスタンス数に基づいてご利用料金が算出されます。例えば、最小インスタンス数を1、最大インスタンス数を5に設定していて、お支払いサイクル期間中に1つのインスタンスしか使用されなかった場合は、1つのインスタンスに対してのみお支払いいただきます。アプリケーションがお支払いサイクル期間中の一部の期間により多くのPodを使用した場合は、追加されたPodが実際に使用された時間に対してのみお支払いいただきます。

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