環境変数

環境変数は、静的サイトのビルドプロセスに、サイトのコード外から情報を付与するのに有用です。これにより、APIキーのような情報を(サイトのコード内にクリアテキストとして記述する代わりに)安全に保存することができます。

環境変数の特殊文字

環境変数キーでは、a-z、0-9、またはアンダースコア(_)のみ利用可能です。環境変数の値は、括弧、カンマ、二重引用符を除いて、文字通り適用されます。

括弧

括弧はビルドやロールアウトの失敗の原因になります。環境変数では使用できません。

カンマ

エスケープされていないカンマは区切り文字として解釈され、環境変数では使用できません。

  • 例えば、write_stock,read_ordersはロールアウト処理失敗の原因になります。
  • 文字列の中にカンマを残すには、バックスラッシュ (\) でエスケープしてください(write_stock\,read_orders)。これにより実際にはwrite_stock,read_ordersとして解釈されます。

二重引用符

エスケープされていない二重引用符は無視されるか、ロールアウト処理の失敗を引き起こします。

  • 例えば、"my_example_variable"my_example_variableと解釈されます。
  • 変数を二重引用符で囲むには、バックスラッシュ (\) で二重引用符をエスケープします(\"my_example_var\")。これにより実際には"my_example_var"として解釈されます。
  • 二重引用符が文字列の中にあると(例:my_exampl"e_text )、ロールアウト処理が失敗します。
  • 文字列の中に二重引用符がある場合は、バックスラッシュ (\) でエスケープしてください(my_examp\"le_var)。これにより実際にはmy_examp"le_varとして解釈されます。

環境変数の追加

環境変数は、静的サイトを追加する際の「ビルド設定」ステップにて、またはサイトの「設定」ページから追加できます。

別の環境変数を参照するには、${key}フォーマットを使用します。例えば、DB_PASSWORDというキーを持つ環境変数を参照するには、${DB_PASSWORD}を使用します。

ビルド設定

サイトの追加時に環境変数を設定するには、「環境変数」セクションを展開し、キーと値のペアを入力します。

デプロイ後

デプロイ後に環境変数を追加するには、サイトの「設定」ページに移動し、「環境変数」セクションまでスクロールして、「環境変数を追加」をクリックします。「環境変数の追加」ポップアップウィンドウにキーと値のペアを追加してください。

プルリクエストのプレビューを有効にしている場合は、本番環境、プレビュー環境、またはその両方で環境変数を使用するかどうかを選択することができます。

環境変数を使用する環境を選択
環境変数を使用する環境を選択

環境変数の編集

設定」ページで変数名(キー)または値を編集できます。変数を編集するには、編集(鉛筆)アイコンをクリックし、変更を加え、「変更を保存」をクリックします。

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