弊社のインフラストラクチャでは、コンテナ技術を採用しており、すべてのサイトが独自のcrontabを持つ隔離されたコンテナで実行されます。そのため、各サイトのコンテナでサーバーのcronジョブを設定することができます。

WordPress既存のcronジョブを使用する場合は、『WordPressのcronジョブ(WP-Cron)の設定方法』をご覧ください。

サーバーのcron設定を記述する

crontabで指定するタスクは、以下2つの要素で構成されます。

  1. cronが実行される頻度を定義する一連の数字とアスタリスク
  2. サーバーで実行されるコマンド

cronを記述する際は、実行したいコマンドと実行頻度の2つを定義します。

お客様自身でcrontabの構文を記述する場合には、cronとその実践的な使用事例を学ぶことができる、Open Groupのcrontabに関するページをご覧ください。

コマンドが既に手元にあり、それを実行するcrontabの構文を作成するには、無料ツールを使用することができます。Crontab Generatorがおすすめです。

サーバーのcron設定を追加する

cronジョブの準備が整ったら、以下のいずれかの方法でコンテナに追加することができます。

  • お客様自身でcrontabにcronジョブをアップロードする
  • 弊社カスタマーサポートに依頼して、crontabにcronジョブをアップロードする

お客様自身でcronジョブをアップロードする場合は、以下の手順に従ってください。

  1. SSHでサイトのコンテナにアクセスします
  2. crontab -eコマンドを実行します
  3. お好きなテキストエディターを開きます(特にこだわりがない場合はnanoを選択してください)
  4. ファイルの末尾にcronコマンドを貼り付けます
  5. ファイルを閉じると、crontabが更新され、crontab: installing new crontabというメッセージが表示されます。
任意のテキストエディターで「crontab -e」を実行
任意のテキストエディターで「crontab -e」を実行

SSHを使用するのが不安な場合は、弊社カスタマーサポートまでご依頼ください。

サーバーのCronジョブに関する弊社のポリシー

  • 弊社サーバーのcronジョブのサポートは、コンテナのcrontabに設定した通りのcronジョブをアップロードするか、編集することに限定されます。crontabで実行されるコマンドの記述が不安なお客様は、経験のある開発者と協力して記述してください。
  • cronジョブの最小間隔は5分です。5分間隔よりも頻繁に実行されるサーバーのcronジョブはアップロードをお控えください。カスタマーサポートに追加をご依頼された場合は、5分間隔への変更をご提案させていただきます。5分間隔より頻繁に実行するcronジョブが必要な場合は、専用サーバーが必要になります。専用サーバーでは、1分間隔のcronジョブを実行することができます。
  • crontabの上部に記述されたcronジョブは、編集したり、移動したりしないでください。これは、弊社システムエンジニアによって記述されたものであり、ファイルの最上部に位置する必要があります。
  • カスタムサーバーのcronジョブは、crontabファイルの一番下に追加してください。ファイルの一番上に追加してしまうと、Kinstaのメンテナンススクリプト、ステージングシステム、またはバックアップシステムが、cronジョブを上書きしてしまう可能性があります。