KinstaのアプリケーションホスティングサービスでLaravelアプリケーションをセットアップしデプロイする方法として、その一例をご紹介します。

Laravelは通常のPHPベースのアプリケーションです。デプロイメントに際し、Kinstaのシステムにより自動で、composer.jsonファイルで定義した依存性がインストールされます。

  1. Kinsta – Hello World – Laravel」テンプレートから、新規リポジトリを作成してください(「Use this template」>「Create a new repository」)。
  2. Laravelでは、APP_KEY環境変数を設定する必要があります。アプリキーをローカルで自分で生成することも、オンラインのLaravelキージェネレーターを使用することもできます。
  3. MyKinstaで、Hello World Laravelレポジトリを使ってアプリケーションを追加します。「環境変数」で、「キー1」にAPP_KEY 、「値1」に、ステップ2で生成したキーを貼り付け、「ランタイムで利用可能」、「ビルドプロセスで利用可」を選択します。
  4. Kinstaでは最初のデプロイ時に必要なコマンドが自動で検出されるため、ウェブプロセスの「startコマンド」は空白のままで問題ありません。

ビルドが終了し、アプリケーションのURLでLaravelページが読み込まれると、すぐにアプリが利用可能になります。

インストール成功後にLaravelページが読み込まれる
インストール成功後にLaravelページが読み込まれる

環境変数

Laravelでは、APP_KEY環境変数を設定する必要があります。このキーが設定されていないと、Laravelの500エラーページが表示されます。アプリキーをローカルにて自分で生成することも、オンラインのLaravelキージェネレーターを使用することもできます。キーができたら、それを環境変数として追加します。

ウェブサーバーのセットアップ

startコマンド

デフォルトのウェブプロセスは、heroku-php-apache2です。この例では、Laravelのpublic/index.phpにすべてのリクエストをリルートする.htaccessファイルが含まれています。必要であれば、アプリケーションを追加するとき(プロセスの設定)、またはデプロイメント後にアプリケーションの「プロセス」ページで、このコマンドを変更することができます。以下の使用が可能です。

  • heroku-php-apache2 /public
  • php artisan serve --host 0.0.0.0 --port 8080