キャッシュ
キャッシュは、WordPressサイトの最適化において重要な役割を果たします。弊社ホスティングでは簡単にキャッシュをご利用いただけます。以下、サイトキャッシュ(フルページキャッシュ)、エッジキャッシュ、Redisキャッシュに関する情報をご紹介します。
キャッシュをクリアする
注意)サイトのテーマまたは使用しているプラグインに組み込みのキャッシュがある場合、弊社によるキャッシュとは別に管理されます。すべてのキャッシュをクリアするには、まずテーマまたはプラグインのキャッシュをクリアすることをお勧めします。
キャッシュはWordPressの管理画面、MyKinsta、またはWP-CLI(ターミナル/SSHクライアント)でクリアすることができます。以下、それぞれの手順をご紹介します。
WordPress管理画面でキャッシュをクリアする
Kinsta MUプラグイン(すべてのサイトにデフォルトでインストールされます)を使用すると、WordPressの管理画面から以下を含むキャッシュをクリアできます。
- フルページキャッシュ
- オブジェクトキャッシュ
- CDNキャッシュ
- すべてのキャッシュ
まずは、WordPressの管理画面にログインしてください。
サイト全体のキャッシュをクリアするには、ページ上部の管理ツールバーにある「Clear Cache」をクリックします。
サイトに変更を加えた後に、特定のURLやパスのキャッシュを自動的にクリアしたい場合は、Kinsta MUプラグインで設定が可能です。左サイドバーの「Kinsta Cache」をクリックし、サイトの更新時にパージしたいURLを追加します。詳しい手順については、Kinsta MUプラグインにカスタムキャッシュURLを追加する方法をご覧ください。
- エッジキャッシュが有効になっている場合、Kinsta MUプラグインでキャッシュをクリアすると、エッジキャッシュもクリアされます。
- 弊社CDNを使用している場合、Kinsta MUプラグインでキャッシュをクリアすると、CDNキャッシュもクリアされます。
MyKinstaでキャッシュをクリアする
MyKinstaにログインし、左サイドバーの「WordPressサイト」>(サイト名)>「ツール」に移動します。
「サイトキャッシュ」セクションの「キャッシュをクリア」をクリックします。
- エッジキャッシュが有効になっている場合、MyKinstaでキャッシュをクリアすると、エッジキャッシュもクリアされます。
- サイトにRedisアドオンを追加している場合、MyKinstaでキャッシュをクリアすると、Redisオブジェクトキャッシュもクリアされます。
WP-CLIでキャッシュをクリアする
SSHでサーバーに接続し、サイトのドキュメントルートに移動します。
cd public
Kinsta MUプラグインがサイトにインストールされている場合、以下のコマンドでフルページキャッシュとエッジキャッシュ(有効な場合)をクリアできます。
wp kinsta cache purge
エッジキャッシュをクリアせずにサイトキャッシュだけをクリアするには、--site
フラグを追加します。
wp kinsta cache purge --site
弊社CDNを使用している場合は、--cdn
フラグを追加すると、CDNキャッシュをクリアできます。
wp kinsta cache purge --cdn
サイトにRedisアドオンを実装している場合、--object
フラグを追加すると、Redisキャッシュをクリアできます。
wp kinsta cache purge --object
すべてのキャッシュをクリアするには、--all
フラグを使用してください。
wp kinsta cache purge --all
サイトのオブジェクトキャッシュをクリアするには、以下のコマンドを実行します。
wp cache flush
また、上記2つのコマンドを1行にまとめることも可能です。
wp kinsta cache purge && wp cache flush
以下のコマンドでSSHを終了します。
quit
SSHでRedisキャッシュをクリアする
サイトにRedisアドオンを実装している場合は、SSHでサーバーに接続し、次のコマンドでRedisキャッシュをクリアします。
redis-cli flushall async
以下のコマンドでSSHを終了します。
quit