Kinstaの自動外部連携型バックアップアドオンを使用すると、WordPressサイトをGoogle Cloud StorageまたはAmazon S3にバックアップすることができます。バックアップ頻度は、毎週または毎月から選択することができ、プラグインやツールのインストールは不要です。

オフサイトバックアップを効率的に管理したい方におすすめのアドオンです。

ご利用料金は1サイトにつき月額2ドルに加えて、帯域幅1GBにつき月額1ドルです。以下は、自動外部連携型バックアップを3つのサイトに使用した場合のご利用料金の一例です。

  • サイトAが5GBの外部帯域を使用─2ドル+5ドル=7ドル
  • サイトBが8GBの外部帯域を使用─2ドル+8ドル=10ドル
  • サイトCが20GBの外部帯域を使用─2ドル+20ドル=22ドル
  • 1ヶ月あたりのご利用料金:39ドル

なお、上記金額にGoogle Cloud PlatformやAWSで発生するストレージ料金は含まれません。

Google Cloud Storageを利用する場合

外部バックアップにGoogle Cloud Storage(GCS)を利用する手順は、以下の通りです。

  1. Google Cloud Storageバケットを作成
  2. サービス アカウントを作成
  3. サービス アカウントの鍵ペアを作成
  4. MyKinstaで自動外部連携型バックアップアドオンを設定

Google Cloud Platformで行う手順1〜3についてはこちらをご覧ください。

MyKinstaで自動外部連携型バックアップアドオンを設定する

MyKinstaで自動外部連携型バックアップアドオンを設定するには、ストレージバケットに紐付けるため、Google Cloudの以下3つの情報が必要になります。

  1. Google Cloudバケット名
  2. Google CloudプロジェクトID
  3. サービス アカウントの秘密鍵

上記の情報を確認し、アドオンを追加する準備が整ったら、MyKinstaにログインし、「WordPressサイト」>(サイト名)>「バックアップ」に移動し、「外部」タブを選択します。 「Google Cloud Storage」セクションにある「選択」をクリックします。

「外部バックアップ」でGoogle Cloud Storageを選択
「外部バックアップ」でGoogle Cloud Storageを選択

ストレージの情報」セクションに、Google Cloud Storageのバケット名とサービスアカウント情報を貼り付けます。

  1. サービスアカウントのファイルの内容」にJSONファイルの内容を貼り付けます。
  2. Googleバケット名」にバケット名を貼り付けます。
  3. Google CloudプロジェクトID」にプロジェクトIDを貼り付けます。
  4. サイトを固有のフォルダにバックアップする場合は、「(サイト名)サブフォルダの作成」にチェックを入れてください。「次へ」をクリックして続行します。
GCPの認証情報を追加
GCPの認証情報を追加

次の「バックアップのオプション」で、バックアップするもの(サイトのファイル、データベース、またはその両方)を選びます。バックアップの頻度は月単位と週単位から選択可能です。

選択後、「次へ」をクリックして続行します。

バックアップ内容と頻度を選択
バックアップ内容と頻度を選択

最後の画面でご利用料金と設定情報を確認します。変更を加える場合は、「戻る」をクリックして編集してください。問題がなければ、「外部バックアップを有効化する」をクリックします。

外部バックアップアドオンを有効化
外部バックアップアドオンを有効化

これで、「バックアップ」画面の「外部」タブにアドオンが表示されます。

Google Cloud Storageの外部バックアップアドオン
Google Cloud Storageの外部バックアップアドオン

Amazon S3を利用する場合

外部バックアップにAmazon S3を利用する場合は、以下の手順に従ってください。

  1. Amazon S3バケットの作成
  2. IAMユーザーの作成
  3. MyKinstaで自動外部連携型バックアップアドオンを設定

Amazon Web Services(AWS)で行う手順1〜2はこちらをご覧ください。

MyKinstaで外部バックアップアドオンを設定する

MyKinstaで自動外部連携型バックアップアドオンを設定するには、ストレージバケットに紐付けるため、Amazon S3の以下3つの情報が必要になります。

  1. AWS S3バケット名
  2. AWSアクセスキーID
  3. AWSシークレットアクセスキー

上記の情報を確認し、アドオンを追加する準備が整ったら、MyKinstaにログインし、「WordPressサイト」>(サイト名)>「バックアップ」に移動し、「外部」タブを選択します。 「Amazon S3」セクションにある「選択」をクリックします。

「外部バックアップ」でAmazon S3を選択
「外部バックアップ」でAmazon S3を選択

ストレージの情報」セクションに、Amazon S3バケットとIAMユーザーの情報を貼り付けます。

  1. AWS S3 バケット名」にバケット名を貼り付けます。
  2. AWSアクセスキーID」にIAMユーザーのアクセスキーIDを貼り付けます。
  3. AWSシークレットアクセスキー」にIAMユーザーのシークレットアクセスキーを貼り付けます。
  4. サイトを固有のフォルダにバックアップする場合は、「(サイト名)サブフォルダの作成」にチェックを入れてください。「次へ」をクリックして次のステップに進みます。
AWSの認証情報を追加
AWSの認証情報を追加

次の「バックアップのオプション」で、バックアップするもの(サイトのファイル、データベース、またはその両方)を選びます。バックアップの頻度は月単位と週単位から選択可能です。選択後、「次へ」をクリックして続行します。

バックアップ内容と頻度を選択
バックアップ内容と頻度を選択

最後の画面でご利用料金と設定情報を確認します。変更を加える場合は、「戻る」をクリックして編集してください。問題がなければ、「外部バックアップを有効化する」をクリックします。

外部バックアップの設定を確認
外部バックアップの設定を確認

これで、「バックアップ」画面の「外部」タブにアドオンが表示されます。

Amazon S3の外部バックアップアドオン
Amazon S3の外部バックアップアドオン

自動外部連携型バックアップアドオンを削除する

外部バックアップアドオンを削除(停止)するには、「WordPressサイト」>(サイト名)>「バックアップ」に移動し、「無効化する」をクリックします。

自動外部連携型バックアップアドオンを削除
自動外部連携型バックアップアドオンを削除

外部バックアップアドオン削除の確認画面で、「バックアップを削除する」をクリックしてください。

外部バックアップアドオンの削除を確認
外部バックアップアドオンの削除を確認

まとめ

Kinstaの自動外部連携型バックアップアドオンを使用すると、Google Cloud StorageまたはAmazon S3にWordPressサイトのバックアップを作成することができます。アドオンについてご質問等がございましたら、弊社カスタマーサポートまでお気軽にお問い合わせください。