Kinstaの外部バックアップアドオンを使用すると、Amazon S3またはGoogle Cloud Storageに、WordPressサイトのバックアップを簡単に作成できます。外部バックアップ機能は、週毎または月毎のバックアップに使用でき、プラグインやその他のツールを別途インストールする必要はありません。

Kinstaの外部バックアップアドオンは、サイト外でのバックアップ作成を簡単にこなす方法をお探しの場合には、便利な選択肢です。

外部バックアップアドオンを契約プランに追加するには、MyKinstaにログインし「サイト」>(あなたのサイト)>「バックアップ」をクリックして「外部」を選択します。現在、Amazon S3とGoogle Cloud Storageを使った外部バックアップがサポートされています。

MyKinstaで外部バックアップを有効にする

MyKinstaで外部バックアップを有効にする

外部バックアップアドオンの費用は、1つのサイトのバックアップごとに1か月あたり2ドルの基本料金+1ヶ月の帯域幅1GBあたり1ドルとなります。以下にサンプルをご紹介します。3つのサイトで外部バックアップを使用する場合の料金モデルがどのようになるのかご覧ください。

この例には、Google Cloud PlatformまたはAWSから個別に直接請求されるストレージのコストは含まれていません。

外部バックアップのためにGoogle Cloud Storageバケットを設定する方法

外部バックアップにGoogle Cloud Storageを使用するには、まずGoogle Cloud Platform(GCP)アカウントの登録が必要になります。すでにアカウントをお持ちの場合は、先の手順に進んでください。

Google Cloud Platformアカウントをまだお持ちでない場合は、こちらからサインアップをどうぞ。

Google Cloud Storageバケットを作成する

GCSバケットを作成するには、ナビゲーションメニューの「Storage」に移動します。

Google Cloud Storageバケットを作成

Google Cloud Storageバケットを作成

次に、「バケットを作成」ボタンをクリックします。

Google Cloud Storageバケットを作成

Google Cloud Storageバケットを作成

ストレージバケットの名前を入力します。この例では、「kinstalife」としています。

Google Cloud Storageバケットに名前を付ける

Google Cloud Storageバケットに名前を付ける

次に、ロケーションタイプと外部バックアップの場所を選択します。Googleでは、Region/リージョン、Dual-region/デュアルリージョン、Multi-region/マルチリージョンの3種類のロケーションタイプが用意されています。

バックアップの目的を考えてロケーションタイプを選択しましょう。最高の可用性を確保しつつレイテンシは最低限に抑えたミッションクリティカルなバックアップインフラストラクチャを必要とするビジネスを運営している場合には、マルチリージョンが適切です。一方、月に1回、基本的なバックアップを安価で実行したい場合には、リージョンまたはデュアルリージョンで十分でしょう。

ロケーションタイプを選択したら、先に進み、具体的な場所を選択します。ロケーションタイプに応じて、選べる場所に違いがあります。

たとえば、現在のところ、デュアルリージョン は「南北アメリカ」と「ヨーロッパ」のみをサポートしています。普通は、自分に最も近い場所を選択します。

GCSバケットのリージョンを選択

GCSバケットのリージョンを選択

次に、外部バックアップのストレージクラスを選択します。クラスごとにストレージコストが異なるため、目的に応じたストレージクラスを選択することが重要です。

どのストレージクラスにすればいいのかわからない場合には、「Standard」クラスにしておくことをお勧めします。

GCSバケットのストレージクラスを選択

GCSバケットのストレージクラスを選択

次に、アクセス制御オプションとして「きめ細かい管理」を選択します。

GCSバケットのアクセス制御の内容を決める

GCSバケットのアクセス制御の内容を決める

「詳細設定」セクションには、その他のオプションがいくつかあります。これらを変更する必要はありません。バケットの設定を確認したら、「作成」をクリックしてプロセスを完了します。

Google Cloud Storageバケットを作成する

Google Cloud Storageバケットを作成する

作成したバケットは、「ストレージブラウザ」画面に表示されます。

新しく作成したGCSバケット

新しく作成したGCSバケット

サービスアカウントを作成する

次に、ストレージバケットを管理する権限を持つサービスアカウントを作成する必要があります。ナビゲーションメニューの「IAMと管理」に移動し「サービスアカウント」をクリックします。

GCPサービスアカウントの作成

GCPサービスアカウントの作成

サービスアカウントを作成」ボタンを押します。

GCPサービスアカウントの作成

GCPサービスアカウントの作成

サービスアカウントに名前、ID、説明を付けます。このサービスアカウントがKinstaの外部バックアップアドオンに紐づけられることを明確にするために「mykinsta-external-backups」などの名前を使用することをお勧めします。フォームフィールドに入力したら「作成」ボタンをクリックします。

GCPサービスアカウントのユーザー情報を指定

GCPサービスアカウントのユーザー情報を指定

次に「ストレージ管理者」の権限をサービスアカウントに割り当てる必要があります。これにより、サービスアカウントはGoogle Cloud Storageバケット内のファイルを管理できるようになります。

リストに「ストレージ管理者」が見つからない場合は、検索機能を使用して役割を探すことができます。ロール(役割)を割り当てたら「続行」をクリックして次のステップに進みます。

「ストレージ管理者」の権限をサービスアカウントに付与

「ストレージ管理者」の権限をサービスアカウントに付与

必要であれば、サービスアカウントの管理者としてユーザーを追加することもできます。サービスアカウントの管理者を指定する必要はありませんが、将来的に他の目的でサービスアカウントを使用する場合には便利です。

細かな操作のために管理者を指定したい場合には、ここから行えます。特に必要なければ、空白のまま先に進みましょう。「完了」をクリックして、サービスアカウントの作成を終えます。

サービスアカウントに管理者ユーザーを追加

サービスアカウントに管理者ユーザーを追加(任意)

サービスアカウントキーを作成する

次に、サービスアカウントとMyKinstaの接続を認証するためのキーペアを作成する必要があります。まずは、作成したサービスアカウントをクリックします。

作成したサービスアカウントへ移動

作成したサービスアカウントへ移動

ページの一番下にある「キー」セクションまでスクロールし「新しい鍵を作成」をクリックします。

サービスアカウントキーを作成

サービスアカウントキーを作成

キーのタイプとして「JSON」を選択し「作成」を押します。

サービスアカウントのJSONキーを作成

サービスアカウントのJSONキーを作成

これで、サービスアカウントの主要データが含まれたJSONファイルが自動的にダウンロードされます。このJSONファイルには、秘密鍵と、サービスアカウントに関連するその他の重要な情報が含まれているので、ご注意ください。安全な場所に保管し、特別な理由がない限り誰とも共有しないでください。

JSONファイルのファイル名は次のようになります。

kinstalife-280115-42d3c1d04a09.json

このJSONファイルの内容は、後でMyKinstaの外部バックアップを設定する際に必要となります。今のところは安全な場所に保管しておいてください。

MyKinstaでの外部バックアップアドオンの構成

ストレージバケットをKinstaの外部バックアップツールに接続するには、Google Cloudからの3つの情報が必要です。

  1. Google Cloudのバケット名
  2. Google CloudのプロジェクトID
  3. サービスアカウントの秘密鍵

Google Cloudのバケット名

Google Cloudのバケット名を確認するには、Google Cloudダッシュボードの「ストレージブラウザ」ページに移動して「名前」の列を確認します。以下のスクリーンショットでは、バケット名は「kinstalife」であることがわかります。

GCPのストレージブラウザでバケット名を確認する

GCPのストレージブラウザでバケット名を確認する

Google CloudのプロジェクトID

Google CloudプロジェクトIDは「IAMと管理>設定」に移動すると確認できます。プロジェクトIDはこのページにあります。下のスクリーンショットでは、プロジェクトIDはkinstalife-280115です。

GCPのプロジェクトIDを確認する

GCPのプロジェクトIDを確認する

サービスアカウントの秘密鍵

サービスアカウントの秘密鍵は、以前にダウンロードしたJSONファイルにあります。JSONファイルの内容を後でMyKinstaにコピーする必要があるので、テキストエディターでファイルを開きます。ファイルの内容は次のようになります。


{
  "type": "service_account",
  "project_id": "kinstalife-280115",
  "private_key_id": "01sxigr0jy9p5przs80gijgcd1ouacn6d417l3ia",
  "private_key": "-----BEGIN PRIVATE KEY-----\nMIIEvgIBADANBgkqhkiG9w0B...\n-----END PRIVATE KEY-----\n",
  "client_email": "[email protected]com",
  "client_id": "043137139116347916375",
  "auth_uri": "https://accounts.google.com/o/oauth2/auth",
  "token_uri": "https://oauth2.googleapis.com/token",
  "auth_provider_x509_cert_url": "https://www.googleapis.com/oauth2/v1/certs",
  "client_x509_cert_url": "https://www.googleapis.com/robot/v1/metadata/x509/mykinsta-external-backups%40kinstalife-280115.iam.gserviceaccount.com"
}

MyKinstaで「サイト>あなたのサイト>バックアップ>外部」に移動し、「Google Cloud Storage」オプションの下にある「選択」ボタンをクリックします。

外部バックアップ用にGoogle Cloud Storageオプションを選択

外部バックアップ用にGoogle Cloud Storageオプションを選択

ストレージ情報入力画面でGoogle Cloud Storageバケットとサービスアカウントに関する情報を入力します。

  1. 「Google Cloudのバケット名」フィールドにバケット名を貼り付けます。
  2. 「Google CloudプロジェクトID」フィールドにプロジェクトIDを貼り付けます。
  3. 「サービスアカウントの秘密鍵」フィールドに、JSONファイルの内容を貼り付けます。
  4. サイト固有のフォルダーにバックアップするには、「(あなたのサイト名)サブフォルダーを作成する」のチェックボックスにチェックを入れます。そして「次へ」をクリックして、次のステップへと進みます。
MyKinstaでGCP認証情報を入力する

MyKinstaでGCP認証情報を入力する

次に、サイトのファイル、データベース、またはその両方をバックアップするかどうかを選択します。月毎と週毎のバックアップから選択することもできます。

選択したら、「次へ」を押して続行します。

外部バックアップの種類と頻度を指定する

外部バックアップの種類と頻度を指定する

最後に、外部バックアップサブスクリプション情報と選択したオプションに該当する設定を確認します。バックアップオプションを変更する必要があれば「戻る」ボタンを押します。問題がなければ、「外部バックアップの有効化」を押してセットアップを完了します。

外部バックアップの設定を確認

外部バックアップの設定を確認

これで、バックアップページの「外部」セクションにアドオンが表示されます。

Google Cloud Storage外部バックアップアドオン

Google Cloud Storage外部バックアップアドオン

外部バックアップ用にAmazon S3バケットを設定する方法

外部バックアップにAmazon S3を使用するには、最初にAmazon Web Services(AWS)アカウントを用意する必要があります。

すでにアカウントをお持ちの場合は、以下の手順へとお進みください。AWSアカウントをお持ちでない場合は、こちらからサインアップしてください。

Amazon S3バケットを作成する

Amazon S3バケットを作成するには、メニューバーの「サービス」をクリックします。プルダウンメニューで「ストレージ」の下にある「S3」を選択します。

Amazon S3バケットを作成する

Amazon S3バケットを作成する

バケットを作成する」ボタンをクリックして、外部バックアップ用にS3バケットを設定します。

Amazon S3バケットを作成する

Amazon S3バケットを作成する

次に、S3バケットのバケット名とリージョンを指定します。以下のスクリーンショットでは、バケット名は「kinstalife」、リージョンは「アメリカ東部(オハイオ)us-east-2」です。

S3バケットの名前とリージョンを指定

S3バケットの名前とリージョンを指定

すべてのパブリックアクセスをブロックするオプションが選択されていることを確認します。これにより、バックアップが認証なしで他の人にアクセスされるのを防げます。次に、「バケットを作成」ボタンをクリックします。

Amazon S3バケットを作成する

Amazon S3バケットを作成する

これで、新しく作成したバケットがS3ダッシュボードに表示されます。

S3ダッシュボードにバケットが表示される

S3ダッシュボードにバケットが表示される

AWSのユーザーを作成する

次に、AWSのユーザーを作成する必要があります。これを使用して、MyKinstaにS3バケットへのアクセスを提供することになります。作成のためには、メニューバーの「サービス」をクリックし、「セキュリティ、ID、コンプライアンス」の下にある「IAM」をクリックします。

AWSのIAM設定に移動する

AWSのIAM設定に移動する

サイドバーにある「ユーザー」そして「ユーザーを追加」をクリックします。

IAMユーザーを追加する.

IAMユーザーを追加する.

IAMユーザーのユーザー名を指定します。ユーザーの目的を明確に理解できる「mykinsta-external-backups」のような名前を使用することをお勧めします。「アクセスの種類」で「プログラムによるアクセス」を選択し、「次のステップ:アクセス権限」を押して次のステップに進みます。

IAMユーザーのユーザー名とアクセスの種類を指定

IAMユーザーのユーザー名とアクセスの種類を指定

IAMのアクセス許可設定ページで、「既存のポリシーを直接アタッチ」を選択します。ポリシー名には「AmazonS3FullAccess」を選択します。ポリシーが見つからない場合は、検索ボックスを使用して「S3」を検索してみてください。

「AmazonS3FullAccess」ポリシーを割り当てると、これに紐づけられたユーザーがすべてのAWSバケットにアクセスできるようになります。ポリシーを割り当てたら、「次のステップ:タグ」をクリックして次のステップに進みます。

AmazonS3FullAccessポリシーをIAMユーザーに追加

AmazonS3FullAccessポリシーをIAMユーザーに追加

オプションで、ユーザーのIAMタグを追加できます。これは、追加のユーザーレベルのメタデータが必要な高度なユースケースで役立ちます。タグを追加する必要がない場合は、「次のステップ:確認」をクリックして、次のステップに進みます。

IAMユーザーのタグを追加する

IAMユーザーのタグを追加する(任意)

IAMユーザーについての情報を確認してください。何か問題がある場合は「戻る」をクリックして前のステップに戻ることができます。問題がなければ「ユーザーの作成」をクリックします。

IAMユーザーの設定を確認

IAMユーザーの設定を確認

アクセスキーIDとシークレットアクセスキーを安全な場所にコピーします。これらの情報を使ってS3バケットにアクセスすることができるので、安全な場所に保管してください。後でS3バケットをKinstaの外部バックアップツールに接続する際には、この情報が必要になります。

IAMユーザーキーペア(2つセット)を安全な場所に保管

IAMユーザーキーペア(2つセット)を安全な場所に保管

MyKinstaで、「サイト>あなたのサイト>バックアップ>外部」に移動し、「Amazon S3」の下にある「選択」ボタンをクリックします。

外部バックアップのAmazon S3オプションを選択

外部バックアップのAmazon S3オプションを選択

ストレージ情報入力画面にS3情報とIAMユーザー情報を入力します。

  1. 「AWS S3バケット名」フィールドに、S3バケットの名前を貼り付けます。
  2. 「AWSアクセスキーID」フィールドに、IAMユーザーのアクセスキーIDを貼り付けます。
  3. 「AWSシークレットアクセスキー」に、IAMユーザーのシークレットアクセスキーを貼り付けます。
  4. サイト固有のフォルダーにバックアップするには、「(あなたのサイト名)サブフォルダーを作成する」のチェックボックスにチェックを入れます。「次へ」をクリックして次のステップに進みます。
MyKinstaにAWS認証情報を追加

MyKinstaにAWS認証情報を追加

次に、サイトのファイル、データベース、またはその両方をバックアップするかどうかを選択します。月毎と週毎のバックアップから選択することもできます。選択したら、「次へ」を押して続行します。

外部バックアップの種類と頻度を指定

外部バックアップの種類と頻度を指定

最後に、外部バックアップサブスクリプション情報と選択したオプションに該当する設定を確認します。バックアップオプションを変更する必要があれば「戻る」ボタンを押します。問題がなければ、「外部バックアップの有効化」を押してセットアップを完了します。

外部バックアップの設定を確認

外部バックアップの設定を確認

これで、バックアップページの「外部」セクションにアドオンが表示されます。

Amazon S3外部バックアップアドオン

Amazon S3外部バックアップアドオン

外部バックアップアドオンを削除する方法

外部バックアップアドオンを削除(および停止)するには「サイト>あなたのサイト>バックアップ」に移動し、「変更」をクリックします。

外部バックアップアドオンを削除する

外部バックアップアドオンを削除する

「外部バックアップを使用しない」の下の「選択」をクリックすると、WordPressサイトから外部バックアップアドオンを削除できます。

「外部バックアップを使用しない」を選択

「外部バックアップを使用しない」を選択

外部バックアップアドオンの削除を確認するには、「バックアップの設定を変更」をクリックします。

外部バックアップアドオンの削除を確定する

外部バックアップアドオンの削除を確定する

次回の請求書には、前回の請求書の時点からアドオンのキャンセルの時点までの外部バックアップ利用料が含まれますので予めご注意ください。

まとめ

Kinstaの外部バックアップアドオンを使用すると、WordPressサイトのバックアップをAmazon S3またはGoogle Cloud Storageバケットに簡単に保存できます。外部バックアップアドオンについてご質問がございましたら、サポートチームまでご連絡ください。


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