Kinstaでは、サービスレベル契約(SLA)によるアップタイム保証を提供しています。各サイトは単一のLinuxコンテナで実行され、データベースはサイトコンテナ内のサービスとして実行されます。各サイトで複数の負荷分散されたインスタンスを実行することはありません。詳細については、記事「Kinstaのアーキテクチャ」をご覧ください。

アップタイムモニターと通知

Kinstaでは、プラットフォーム上のすべてのサイトのアップタイムを監視し、2分ごとにお客様のサイトをチェックしています。サイトがロードされていないことを検出した場合、直ちに当社のエンジニアが対応し、サイトのサービスの回復に努めます。

また、MyKinstaの「ユーザー設定」>「通知」で、サイトの監視通知を有効にできます。WordPressのサイトで以下のいずれかのエラーを検出すると電子メールを送信し、サイトで十分な注意が必要なことをお客様に通知します。

  • サイトエラー─Kinstaでは、インフラストラクチャの監視にカスタムビルドツールを利用しています。お客様のサイトでエラーや問題を検出すると、電子メールでお知らせします。
  • DNSエラー─WordPressサイトにとって、正しいDNSの設定は非常に重要です。お客様のサイトのDNSがKinstaに正しくポイントされていないことを検出すると、すぐに通知を送信します。
  • SSLエラー─ドメインの設定に問題があったり、SSL証明書の有効期限が切れた場合、お客様に通知します。
  • ドメインの有効期限切れ─Kinstaのサイトに有効期限が切れたドメインが割り当てられていることを検出した場合、アラートを送信します。

サイトモニターの注意

いくつかのシナリオでは、アップタイムモニターを妨害する可能性があります。

  • パスワードによる保護(Basic認証)。パスワード保護されたサイトは、アップタイムモニターに401エラーを返します。
  • Cloudflareの「Under Attack」モード。HEADリクエストに対して503レスポンスコードを返し、アップタイムモニターを妨害します。
  • メンテナンスモードのサイト。アップデートの実行中や、メンテナンスモードプラグインが有効化されていると、503レスポンスコードを返す場合があり、アップタイムモニターを妨害します。
  • WordPress以外のサイト。監視できません。
  • ボットブロックサービスまたはプラグイン。すべてのボットやKinstaのkinsta-botユーザーエージェントをブロックすると、アップタイムモニターは406レスポンスコードを受け取り、サイトを監視できません。
  • アップタイムモニターのIPアドレス、または発信国(ジオブロックによる)のどちらかをブロックすると、アップタイムモニターは妨害されます。Kinstaのサーバーでこれらの機能を有効にすると、Kinstaはアップタイムモニターがブロックされないよう、例外を追加します。
  • CDN、プロキシ、セキュリティサービスでのカスタムキャッシュのルールと構成は問題を起こす場合があります。Kinstaのクエリ文字列のHEADリクエストを含む、すべてのキャッシュは、アップタイムモニターを妨害します。
  • プライマリドメインが、ターゲットURLにリダイレクトされていないリバースプロキシ設定をしているサイト。監視できません。
  • プライマリドメインが、追加されたインストールやサイトに解決しないか、または同じドメインリスト内の別のドメインにリダイレクトされるサイト。監視できません。