設定
静的サイトの「設定」画面では、サイト情報の確認や編集、環境変数の管理、サイトの削除といった操作を行うことができます。
また、この画面では、サイトのエッジでのデプロイを確認することもできます。静的サイトのアセットは自動で、260+のロケーションから成るCDNネットワークのエッジに保存されます。これにより、世界規模でサイト訪問者に近い場所からサービスを配信することが可能になります。
サイト情報の編集
「情報を編集」をクリックすると、以下の内容を変更できます。
- サイト名:MyKinstaのサイト名です。
- ブランチ:Gitリポジトリのブランチです。
- コミットに際し自動でデプロイ:このボックスにチェックを入れると、上記で選択したブランチにコミットが行われるたびに、サイトが自動でデプロイされます。
- ビルドコマンド:(任意)静的サイトでビルドコマンドが必要な場合には、ここに入力します。
- Nodeのバージョン:(任意)ビルドコマンドを入力する場合、ビルドプロセスで使用するNode.jsのバージョンを指定することで、互換性を確保し、エラーの発生を回避することができます。メジャーバージョンを選択すると、ビルド中にそのバージョンの最新イメージが取得されます。最新バージョンを使用する場合は
latest
、現在有効な長期サポートバージョンを使用する場合はlts
を選択します。 - ルートディレクトリ(任意):静的サイトのルートフォルダを定義します。標準でないフォルダ構造やmonorepoの設定がある場合に有用です。
- 公開ディレクトリ:(任意)空白の場合、デフォルトでルートフォルダが選択されます。
- 特定のディレクトリにサイトを公開したい場合は、リポジトリルートからの相対パスをここに入力してください。
- ビルドする必要のないHTMLサイトを特定のディレクトリから実行するには、サイトファイルをそのディレクトリに配置し、リポジトリルートからの相対パスをここに入力してください。
- indexファイル:シングルページアプリケーション(SPA)を使用する場合は、サイトのデフォルトページを入力してください。SPAは通常、一般的に
index.html
という名前の単一のHTMLファイルを使用します。ユーザーがサイトのURLを入力すると、サイト内のシームレスなナビゲーション確保のため、全てのナビゲーショントラフィックがindexファイルを経由します。 - エラーファイル:シングルページアプリケーション(SPA)を使用する場合は、ナビゲーションでエラーが発生した際にトラフィックをリダイレクトするファイルを指定することができます。
プルリクエストのプレビュー
プルリクエストのプレビューを使用すると、サイトにデプロイする前に変更を確認することができます。有効にするには、「プルリクエストのプレビュー」セクションで「プレビューを有効化」をクリックします。
プルリクエストのプレビューを有効にし、Gitサービスでプルリクエストをマージすると、「デプロイメント」画面に「プレビュー」環境が生成されます。

デプロイメントを選択後、「プレビューを表示」をクリックすると、ブランチまたはコミットのプレビューを確認することができます。
プルリクエストのプレビューを有効にしていると、本番環境、プレビュー環境、またはその両方で環境変数を使用するかどうかを選択可能です。

環境変数
環境変数は、APIキーなどの情報を(サイトのコードに明確なテキストとして記述することなく)ビルドプロセスに付与するのに有効です。環境変数のキーと値のペアをここに追加します。環境変数は、サイト作成後に「設定」画面で追加、更新、削除可能です。
Important
サイト名以外の変更後には、手動でサイトを再デプロイする必要があります(「デプロイメント」画面 で「デプロイする」をクリックしてください)。
サイトの削除
Info
静的サイトは、「企業の所有者」と「企業の管理者」のみ削除可能です。ユーザーのアクセス権限を変更する方法はこちらをご覧ください。
静的サイトが不要になった場合には、「サイトの削除」をクリックします。
Important
サイトを削除すると、関連するすべてのファイルと設定も完全に削除されます。一度削除したサイトは、MyKinstaで復元できませんのでご注意ください。
サイトから送信されるキャッシュヘッダとユーザーのブラウザの設定によっては、削除されたサイトがキャッシュにより数分から数時間アクセス可能になる可能性があります。