トラブルシューティング
静的サイトで問題が発生した時には、こちらのページのよくあるエラーについてのヒントと解決策をご確認ください。
403エラー
サイトのデプロイがエラーなく完了したにもかかわらず、ブラウザでサイトにアクセスしようとした時に403エラーが表示される場合には、以下の点を確認してください。
- サイトがビルドステップに依存している場合、ビルドコマンド(「設定」>「基本情報」)が正しく設定されているか
- 公開ディレクトリに誤りがないか
- ファイルのパーミッション*が正しく設定されているか(通常、静的サイトには以下のパーミッションが推奨されます)
- ディレクトリ:755
- ファイル:644
*ファイルのパーミッションは、誰が以下を制御できるか決定するものです。
- 読み込み:ファイルの内容を見るか、ディレクトリ内のファイルを見る。
- 書き込み:ファイルを修正したり、ディレクトリ内でファイルを追加または削除したりする。
- 実行:ファイルを実行したり、それをスクリプトとして実行したり、ディレクトリにアクセスして関数やコマンドを実行したりする。
各ファイルとディレクトリには、3桁の数字で表示されるファイルパーミッションが存在します。それぞれの数字は、上に示した各カテゴリー(読み取り、書き込み、実行)のパーミッションレベルを示しています。
404エラー
サイトのデプロイがエラーなく完了したにもかかわらず、ブラウザでサイトにアクセスしようとすると404エラーが表示される場合には、いくつかの点を確認する必要があります。
- サイトがビルドステップに依存している場合、「ビルドコマンド」(「設定」>「基本情報」)が正しく入力されているか
- 公開ディレクトリに誤りがないか
- リポジトリに静的サイトホスティングとの互換性があるか─リポジトリには以下のいずれかが必要です。
- ビルドステップにNode.jsを使用する静的サイトフレームワーク
- または、ビルドステップを必要としないHTML、CSS、JavaScriptなどの静的ファイル(この場合には「ビルドコマンド」は空白で問題ありません)
「ビルドコマンド」をもとに、サイトの組み立て方法がシステムに指示され、完成したサイトファイルは「公開ディレクトリ」(リポジトリのルートから相対的に見たパスを使用)に保存されます。お客様のサイトがビルドステップに依存する場合、これらのフィールドに情報を正しく入力することが重要です。これにより、サイトのビルドと意図したとおりの提供が可能になります。「ビルドコマンド」が未入力の状態では、(デプロイ完了の旨が表示されながらも)リポジトリにあるビルドの完了していないコンテンツがそのままアップロードされる可能性がありますのでご注意ください。
Node.jsのバージョンの誤り
サイトのビルドコマンドを入力すると、使用するNode.jsのバージョンを選択できます。バージョンに誤りがあるとデプロイは失敗し、ビルドとロールアウトのログに別のNode.jsバージョンが必要であることを示す以下のようなエラーが表示されます。
"Build project": error [email protected]: The engine "node" is incompatible with this module. Expected version "16.14.0". Got "16.20.0"
静的サイトの設定を確認し、必要に応じてNode.jsのバージョンを変更し、手動でサイトを再デプロイしてください(「デプロイメント」ページで「今すぐデプロイ」をクリック)。
パッケージマネージャ未特定
ビルドコマンドまたは設定ファイルに問題が発生すると、以下のエラーが表示されることがあります。
Error: Unable to determine package manager(エラー:パッケージマネージャを決定できません)
このエラーは通常、ビルドコマンドが正しくないか、package.jsonファイルがないか、正しく設定されていないために発生します。確認すべき点をいくつかご紹介します。
- 「ビルドコマンド」(「設定」>「基本情報」)が正しく入力されているか
- package.jsonファイルがgitリポジトリにあるか
- package.jsonファイルが(Node.jsのバージョンを含め)正しく設定されているか(例えば、静的サイトを追加したときにNode.jsのバージョン18.16.0を選択したものの、package.jsonファイルでは、次の例のように別のバージョンを指定しているかもしれません)
"engines": { "node": ">=20.0.0" },