場合によっては、ウェブサイト移行サービスを利用しても、サイトを適時に公開できないことがあります。例えば、Kinstaサーバー上でサイト公開の準備ができたとき、すでに移行前のサイトに変更が加えられている可能性があります。このような変更をKinstaサーバー上での新しいサイトに反映することは、通常、お客様ご自身での作業となります。

そんな場合の対応として、2つの選択肢が考えられます。

変更を手動で反映する

一つ目の選択肢は、自力で変更を新しいサイト(つまりKinstaサーバー上のサイト)に反映することです。やり方の例を3つご紹介します。

  • WordPress、プラグインに組み込まれているコンテンツのエクスポート・インポート機能を使用して、以前のレンタルサーバーからコンテンツをエクスポートし、Kinstaにインポートすることができます。その後、必要に応じて新しいプラグインやテーマをインストールし、テーマ、プラグイン、そしてWordPressコアのアップデートを実施します。
  • WordPressサイトの移行に、バックアップ系プラグイン、サイト移行系プラグインを使うこともできます(該当プラグインは多数)。システムの性質上、Kinstaプラットフォームでは、バックアップ系プラグインを用いてバックアップを作成することは許可されていませんが(補足:MyKinstaにあるバックアップ機能をご利用いただけます)、慣れ親しんだバックアップ系プラグインやサイト移行系プラグインをお持ちであれば、それを使用しサイトのデータをKinsta上の新しいサイトに移行していただけます。
  • SFTPまたはSSHを使用して、変更後のファイルをKinstaのサーバーにコピーすることも可能です。次に、本番サイトの新しいデータベースダンプを用い、phpMyAdminまたはSSHを使用してインポートします。この方法の詳細については、「WordPressサイトを自力で移行する方法」をご参照ください。

いずれの作業を開始する前にも、1回目のサイト移行後にKinstaのサーバー上で該当のウェブサイトに加えられた変更をメモしておくことをお勧めします。実際の移行手段にもよりますが、お客様が最初のサイト移行後にWordPressの設定、ファイルを変更したり、Kinstaでプラグインやテーマを追加または削除したりした場合、ウェブサイトを2回目に移行したときに、それらの変更が上書きされることがあります。

2回目のサイト移行を申請する

自信のない方には、Kinstaのサービスをご利用いただけます。

1回目のサイト移行から1週間以内であれば、Kinstaスタッフが、更新後のファイルを適用し、新しいデータベースをインポートいたします。処理中には、本番サイトがメンテナンスモードになる場合がありますので、あらかじめご了承ください。サイト移行後1週間以内での同期処理の料金は1回50ドルとなります。無料のサイト移行サービス利用枠(クレジットとも)をお持ちであれば、これをご利用いただくことも可能です。

1回目のサイト移行から1週間が経過している場合には、2回目のサイト移行申請は通常「別件でのサイト移行1回分」として処理されます。この場合の料金は100ドルです。こちらにつきましても、無料のサイト移行サービス利用枠をお持ちであれば、お使いいただけます。