Kinstaでは、お持ちの各サイトにステージング環境を作成することができます。ステージング環境は、お客様の本番サイトからコピーするかたちでつくられます。これを編集することで、本番サイトに影響を与えることなく、プラグインの変更やコードの調整などをテストしてみることができます。

Kinstaでは、さらに、このような変更内容を、本番環境に簡単に反映することも可能です。また、選択的プッシュ機能により、何を本番環境に反映するかを細かくコントロールできます。

これまでは、ステージング環境から本番環境への反映は、ステージング環境が本番環境を完全に上書きしてしまうという、「ゼロか100か」というプロセスでした。選択的プッシュでは、ステージング環境から本番環境に反映する内容を選択できます。具体的には、以下のような選択が可能になりました。

ステージング環境から本番環境への反映は、数回のクリックで行うことができますが、まずは以下の注意事項をお読みください。処理に関する重要な情報が含まれています。

注意事項

選択的プッシュ機能でステージング環境を本番環境に反映する方法

以下の手順で、WordPress のステージング環境を本番環境に反映します。選択的プッシュ機能を使えば、ステージングサイトから本番サイトに反映する内容を選択することができます。

ステップ1

MyKinstaにログインし、「サイト」へ移動して、そこから対象のサイトを選びます。画面右上のセレクタを使用して、ステージング環境を選択します。

ステップ2

ステージング環境に移動したら「ステージング環境を公開」ボタンをクリックします。

MyKinstaの選択的プッシュ機能を使ってステージング環境を本番環境に反映
MyKinstaの選択的プッシュ機能を使ってステージング環境を本番環境に反映

ステップ3

表示される「本番サイトに反映」ポップアップで、状況に応じて、「ファイル」、「データベース」のいずれか、または、その両方を選択します。確認のためにサイト名を入力し、「本番サイトに反映」ボタンをクリックします。

選択的プッシュ機能を使ってファイルをステージング環境から本番環境に反映
選択的プッシュ機能を使ってファイルをステージング環境から本番環境に反映

ここでいくつかの補足事項があります。

使用例とワークフロー例

以下に、ファイルだけ、データベースだけ、またはその両方を反映したい場合の例を示します。

ファイルのみを対象とする

データベースのみを対象とする

注)ステージングサイト作成後に本番サイトのデータベースに加えられた変更は、反映作業に際してすべて(上書きにより)失われますのでご注意ください。これの一例には、コメント、新しいコンテンツ、ECサイトにおける購入情報、会員制サイトでの登録、フォーラムでの投稿などがあります。

全てを反映する

注)ステージングサイト作成後に本番サイトのデータベースに加えられた変更は、反映作業に際してすべて(上書きにより)失われますのでご注意ください。これの一例には、コメント、新しいコンテンツ、ECサイトにおける購入情報、会員制サイトでの登録、フォーラムでの投稿などがあります。

よくある質問

Q: ステージング環境であるプラグインをテストして、ファイルだけを本番環境に反映した場合、そのプラグインに対応するデータベースのテーブルは作成されますか?

ステージング環境で、本番環境にはインストールされていないプラグインをインストールした場合、ステージング環境から本番環境にファイルを反映しても、そのプラグインのデータベーステーブルは作成されません

つまり、プラグインでのいかなる設定も本番環境に反映されません(設定が、JSONファイルのようなデータベース外のファイルに保存されている場合を除く)。

実際のプラグインがどのように構築されているかにもよりますが、本番サイトでプラグインを有効化する(必要に応じ、無効化した上で実行)と、データベース構造が作成されることがあります。

Q: ファイルのみを本番環境に反映した場合、ステージング環境にあるデータベースは本番環境のデータベースを上書きせず、ファイルのみが上書きされるということですか?

はい、ファイルのみを反映する場合、本番環境のデータベースは変更されず、本番環境のファイルのみが上書きされます。

Q: ステージング環境でデザインの変更を行い、それを本番環境に反映させても、本番環境の新規加入者や顧客を失うことはないということですか?

はい、変更がファイルに対してのみ加えられている限り(プラグイン、テーマ、カスタマイザーの設定など、WordPress ダッシュボードでの変更がない場合)、データベースに影響を与えることなく、安全に反映できます。変更を本番環境に反映する際には、「ファイル」を選びます。同時に「データベース」が選択されていないことを確認してください。

Q: 選択的プッシュ機能を使ってサイトのPHPバージョンを変更することはできますか?

PHPの新しいバージョンをテストするためにステージング環境を使用することはできますが、本番環境にその変更を加える準備ができたときには、本番環境でその操作を行う必要があります。つまり、ステージング環境から本番環境への反映作業は必要ありません。PHPのバージョンを切り替える方法は以下の通りです。

  1. ステージングサイトを作成します。
  2. ステージングサイトに移動し、ステージングサイトのPHPバージョンを変更します。
  3. ステージングサイトで問題がないことを確認したら(サイトを十分にテストしましょう)、今度は本番サイトでPHPのバージョンを切り替えます。