ステージング環境
弊社では、各WordPressサイト(※数はコアファイルに依存)に対して、本番サイトとは別に無料のWordPressステージング環境を作成することができます。WordPressのバージョン、プラグイン、コード、その他一般的な開発作業をテストするのに有用で、数分で開発環境を作成し、他の人と共有可能です。
ステージング環境のさらなる追加、本番環境に近いステージング環境の利用、またはリソース集約型のサイトにおけるテストや開発をお求めであれば、プレミアムステージング環境アドオンをご利用ください。
WordPress標準ステージング環境
WordPressステージング環境を作成する
WordPressステージング環境の作成は非常に簡単です。MyKinstaで、左側ナビゲーションにある「WordPressサイト」を選択し、ステージング環境を作成したいサイト名をクリックします。上部ナビゲーションバーのサイト名の横にある環境セレクタ(以下スクリーンショット参照)をクリックして、ドロップダウンメニューから「新規環境の作成」を選択します。
表示される「新規環境の作成」ポップアップで環境に名前を付け、「標準環境」を選択し、「新規環境を作成」ボタンをクリックします。
環境名の長さは3〜12文字で設定してください。
作成する環境の種類を選択するプロンプトが表示されます。ステージング環境を作成する方法は以下の3つから選択できます。
- 既存の環境を複製:既存の環境(本番またはプレミアムステージング環境)を新しい標準ステージング環境に複製することができます。
- 新たにWordPressをインストール:空の(コンテンツのない状態の)WordPressをインストールし、WordPressサイトがすぐに使用できるようになります。
- 空の環境(WordPressなし):WordPressサイトの実行に必要なすべてのソフトウェア(ウェブサーバー、PHP、MySQLなど)をインストールしますが、WordPressコアはインストールされません。Duplicatorを使って弊社にサイトを移行したり、特別なファイル構造でBedrock/Trellisを利用したりするのに便利です。
方法1. 既存の環境を複製
「既存の環境を複製」を選択すると、任意の既存環境(本番環境またはプレミアムステージング環境)を新しい標準ステージング環境として複製することができます。
環境名
環境名を変更したい場合は、3文字以上12文字以内で任意の名前を設定します。
複製する環境
新しい標準ステージング環境に複製する既存の環境を選択します。
方法2. 新たにWordPressをインストール
「新たにWordPressをインストール」を選択すると、サイトの細かな設定を行うことができます。各フィールドの役割は以下の通りです。
環境名
環境名を変更したい場合は、3文字以上12文字以内で任意の名前を設定します。
WordPressサイトタイトル
WordPressサイトのタイトルを設定することができます。テーマによっては、ブラウザのタブなどでサイト訪問者に表示されます。サイトタイトルは、サイト作成後であってもWordPressの設定画面から変更することができます。
WordPressサイト管理者のユーザー名
WordPressサイトにログインする際に使用します。後から自由にユーザーを追加可能です。セキュリティの観点から、ユーザー名は「admin」以外にすることをお勧めします。
WordPressサイト管理者のパスワード
サイトにログインする際に使用するパスワードです。ユーザー保護の観点から、自動で強力なパスワードが生成されます。別のパスワードをお求めであれば、「新しいパスワードを生成」(再読み込みアイコン)をクリックしてください。あわせて、WordPressのパスワードを変更する方法(後からサイトログイン後に操作可能)もご覧ください。
WordPressサイト管理者のメールアドレス
ここで設定した管理者メールアドレスには、WordPressサイトに関連する重要な通知が送信されます。
使用する言語
WordPressで使用したい言語を選択します。WordPressのインターフェースと同じ言語でコンテンツを書く必要はありません。例えば、日本語でコンテンツを執筆する場合でも、インターフェースで英語を使用することは可能です。
WordPressをマルチサイト化する
WordPressマルチサイトを作成する場合は、このボックスにチェックを入れてください。「サブドメイン」または「サブディレクトリ」のいずれかを選択することができます。
WooCommerceをインストールする
人気の高いECプラグインWooCommerceを使ってECサイトを作成することができます。このボックスにチェックを入れると、自動でインストールされます。
Yoast SEOをインストールする
Yoast SEOは、WordPressの数あるSEOプラグインの中でも人気の選択肢です。300万以上のインストール、高評価(5/5)を誇ります。このボックスにチェックを入れると、自動でインストールされます。
Easy Digital Downloadsをインストールする
デジタル製品に特化したECサイトの構築に便利なEasy Digital Downloadsをインストールすることができます。このボックスにチェックを入れると、自動でインストールされます。
方法3. 空の環境(WordPressなし)
「空の環境(WordPressなし)」は、Duplicatorを利用したサイト移行やBedrock/Trellisを用いたサイト構築に便利な選択肢です。
環境名
環境名を変更したい場合は、3文字以上12文字以内で任意の名前を設定します。
標準ステージング環境を作成する
準備ができたら、「新規環境を作成」ボタンをクリックします。
ステージング環境にアクセスする
新しい環境の作成には、数分かかる場合があります。作成後は、上部ナビゲーションバーのサイト名の横にある環境セレクタのドロップダウン(以下のスクリーンショット参照)から、新しい標準ステージング環境を選択できるようになります。
各環境の名前の横には丸印が表示されます。色は複数あり、「Live/本番環境は緑」「Standard Staging/標準ステージング環境は黒」「Premium Staging/プレミアムステージング環境はオレンジ」です。また、ステージング環境用の接続情報、DNS、バックアップ、ツール、プラグインといった情報も表示されます。
ステージングサイトにアクセスするには、ステージング環境の「ドメイン」タブで、「URLを開く」をクリックします。また、「WordPressの管理画面を開く」をクリックすると、ステージングサイトのWordPress管理画面が開きます。
URL構造とドメイン
標準ステージング環境のデフォルトのURL構造は、以下のようになっています。
https://stg-sitename-environmentname.kinsta.cloud
古いステージングサイトをお持ちの場合、URLは以下のようになることがあります。
- https://staging-sitename-environmentname.kinsta.cloud
- https://staging-sitename.kinsta.cloud
- https://staging-sitename.kinsta.com
また、ステージングサイトに独自ドメインを追加することも可能です。
注意事項
本番サイトでSSLを有効にし、ステージング環境にそのサイトを複製すると、ステージング環境でもSSLが有効になります。
MyKinstaからphpMyAdminを起動できます。「情報」タブで「phpMyAdminを開く」をクリックします。phpMyAdminのステージング環境用URLは、以下のようになります。
https://mysqleditor-stg-sitename-environmentname.kinsta.cloud
ステージング環境を削除または更新する
ステージングサイトを削除するには、「WordPressサイト」>(サイト名)に移動し、ステージング環境に切り替えます。ページの一番下までスクロールし、「環境の削除」ボタンをクリックします。
表示されるポップアップで、削除の対象をしっかりと確認した上で、サイト名の後にダッシュ(-)と「staging」という単語を加えた文字列(「サイト名-環境名」)を入力し、「環境の削除」ボタンをクリックすると削除が実行されます。
ステージング環境を最新のものに更新するには、それを一度削除した上で、新規環境を作成し、「方法1. 既存の環境を複製」を選択します。このようにしてステージング環境を作成すると、本番環境にある最新のデータベースとファイルが反映されます。
または、本番サイトのバックアップをステージング環境に復元することも可能です。この方法では、独自ドメインを追加していても削除されないため、ステージング環境を更新するたびに追加する必要はありません。
ステージング環境を本番環境に反映する
本番サイトのデータベースやファイルを上書きしたり、サイト全体をステージングサイトの情報で上書きしたりするには、ステージング環境から本番環境への反映機能を使用してください。
WordPressのバックアップをステージング環境に復元する
WordPressサイトのバックアップデータを既存のステージング環境に直接復元することもできます。WordPressのバックアップをステージング環境に復元する方法をご覧ください。※本番環境のバックアップをステージング環境に復元すると、すべてのステージング環境バックアップデータが存続します。
ステージング環境を再起動する
特定の状況において、サーバーのトラブルシューティングの一環として、ステージング環境が停止されることがあります。サイトへのアクセス時に「501 not implemented」「502エラー」または「521エラー」が表示された場合には、MyKinstaでサイトの「情報」ページに移動して「ステージング環境を開始する」をクリックし再開することができます。
ステージング環境を再開できない場合、またはMyKinstaにボタンが表示されない場合には、カスタマーサポートにご連絡ください。
注意事項
ステージング環境をお使いいただく上で、いくつか重要な注意事項があります。
1. ステージング環境のページキャッシュ設定
ステージング環境は開発、デバッグ、テスト用に存在するため、弊社のフルページキャッシュとOPcacheはデフォルトで無効になっています。ウェブサイトのスピードテストを実行すると、ページがキャッシュから配信されないため、平均よりも表示時間が長くなることが予想されます。ステージングサイトでキャッシュを有効にするには、サイトのステージング環境の「ツール」ページで「キャッシュを有効にする」ボタンをクリックしてください。ステージングサイトでキャッシュを有効にすると、「キャッシュをクリア」ボタンが表示されるようになり、キャッシュのクリアの際に利用できます。
2. ステージング環境のログイン情報
ステージング環境が本番サイトの複製である場合、ステージング環境を作成した後に変更しない限り、WordPressの管理者ログイン認証情報は本番サイトとステージングサイトの両方で同じになります。
3. SEO
デフォルトでは、ステージングサイトのインデックス登録はオフになり、本番サイトのSEOに影響を与えません。これは、WordPressの設定と、弊社の仕様により自動で追加されるHTTPヘッダーを組み合わせることで実現しています。
WordPressの設定は、ステージングサイトのWordPress管理画面で「設定」>「表示設定」を開いて確認することができます。「検索エンジンでの表示」の横にある「検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする」にチェックが入っているはずです。
弊社の一時URL(ステージングURLを含む)には、ボットのアクセスを制限するX-Robots-Tag: noindex, nofollow, nosnippet, noarchive
HTTPヘッダーがあり、一時URLが検索エンジンによってインデックスされないことを意味します。このヘッダーは、一時URLまたはステージングURLから削除することはできません。削除が必要な場合は、独自ドメインを追加する必要があります。
4. プラグイン
CoScheduleやSocial Networks Auto Posterなどのソーシャルスケジューリングプラグイン(SNS投稿を自動化するもの)を使用している場合、ステージングサイトでは無効化することをお勧めします。有効にすると、ステージングURLからSNSへコンテンツが投稿され、分析データに歪みが出てしまう可能性があります。
Jetpackなどの特定のプラグインは、弊社のステージング環境を検知し、自動でステージングモードになり「あなたはステージングサーバー上でJetpackを実行しています/You are running Jetpack on a staging server.」というメッセージが表示されます。ステージングモードでは、WordPress.comにデータが渡されず、ステージングサイトを切断できない(本番サイトにつながる問題を防ぐため)ことを除いて、実質的にすべてが本番サイトと同じように動作します。
ドメインに紐付けるかたちでライセンスを獲得したプラグインについては、(弊社のステージングサブドメインではなく)独自ドメインの使用が必要になる場合があります。※ステージングサイトに独自ドメインを追加した後、プラグインライセンスの設定調整やプラグインのカスタマーサポートへの連絡が必要になる場合があります。
5. ログインURLのメモ
ステージング環境にサイトを複製し、デフォルトのログインURLを変更するWordPressプラグインを使用すると、URL中の変更を加えられた部分がステージング環境にコピーされます。例:http://staging-sitename-environmentname.kinsta.cloud/変更した部分
6. 開発およびテストに限定した使用
標準ステージング環境のワーカープロセス数は2つに限定されます。また、Kinsta CDNを有効にすることはできず、24時間使用されないと環境そのものがスリープ状態になることがあります。このような性質から、ステージング環境は開発およびテストにのみご利用ください。ステージング環境では(標準とプレミアムいずれも)本番としての使用は一切想定されていません。ステージング環境を本番サイトにご使用された場合、それに起因するいかなる問題についても弊社は責任を負い兼ねますので、あらかじめご了承ください。
7. プラン合計からのディスク容量の除外
できるだけ多くの容量をご利用いただけるよう、ステージングサイトは、お客様のプランにおけるディスク容量使用状況の計算時には一切加味されません。本番サイトのみがディスク容量のご使用分として考慮されます。
8. cronジョブ
本番環境のサーバーcronジョブはステージング環境では有効にならず(本番サイトをステージング環境に複製した場合でも)、本番サイトのcronジョブはステージング環境では実行されません。ただし、ステージング環境のcrontabを編集した上でステージング環境を本番環境に反映すると、本番環境のcrontabが上書きされます。
9. マルチサイト
WordPressのマルチサイトを運用している場合、マルチサイトの設定によってステージング環境と連動する場合としない場合があります。
- サブディレクトリを使用したマルチサイト(example.com, example.com/subsite1, example.com/subsite2)は、ステージング環境で問題なく機能します。
- サブドメインを使用したマルチサイト(example.com, subsite1.example.com, subsite2.example.com)は、サブサイトがHTTPSを必要としなければ問題なく機能します。
- HTTPS接続を必要とする場合は、ワイルドカードSSL証明書を導入した独自ドメインをステージングサイトに追加し、サブドメインにSSL証明書が適用されるようにする必要があります。これは、デフォルトのステージングURLに提供されるSSL証明書が、ステージングサブドメイン(例:stg-sitename-environmentname.kinsta.cloud)のみしか保護しないためで、追加のサブドメインレベル(例:subsite.stg-sitename-environmentname.kinsta.cloud)は保護されません。
- ドメインマッピングを使用したマルチサイト(example.com, example1.com, example2.comなど、完全に別のドメインのサブサイトを読み込む構成)─事細かな調整が必要
- 方法1─ドメインマッピングをオフにして、標準的なサブディレクトリ/サブドメインの設定を採用します(手作業でデータベースの検索と置換を実行)。
- 方法2─ドメインごとにステージングサブドメインを設定し、それらをすべてステージングサイトに追加します(同じく手作業でデータベースの検索と置換を実行)。
10. メール
ステージング環境では、デフォルトでメール送信(トランザクションメール)機能が有効になります。ステージングサイトで発生した注文に対し、ステージングサイトから関連するメールが送信される仕様です。ステージング環境からのトランザクションメール送信を希望しない場合は、Disable Emailsなどのプラグインを使用して、サイトからのメール送信を停止することができます。
プレミアムステージング環境
弊社のプレミアムステージング環境アドオンを利用すれば、WordPressサイトに最大5つのプレミアムステージング環境を追加することができます。標準ステージング環境でも様々なテストを実行できますが、リソースを大量に消費するサイトのテストや開発を行う場合は、プレミアムステージング環境の使用をお勧めします。
各プレミアムステージング環境には、12CPU、8GBのメモリ、および本番サイトと同じ数のワーカープロセスが付帯します(ご利用のプランに基づく)。また、プレミアムステージング環境では、Kinsta CDNを有効化することができ、本番サイトに近いテスト環境でサイトのスピードテストを実行可能です。
無料の標準ステージング環境を含めると、本番環境と完全に分離されたテスト・開発用の環境を合計6つ持つことができます。
プレミアムステージング環境を追加する
MyKinstaで、左側のメニューにある「WordPressサイト」をクリックすると、一覧が表示されます。プレミアムステージング環境を作成したいサイトを選択し、サイト名の横にある「環境」をクリックして、ドロップダウンメニューから「新規環境の作成」を選択してください。
プレミアムステージング環境アドオンは、1環境あたり月額20ドル(時間割計算)、最大5つまでご購入いただけます。各環境の料金は自動的に計算され、次回の請求サイクルに加算されます。
「新しい環境の作成」のポップアップ画面で、環境に名前を付け、「プレミアム環境」を選択します。最後に、「新規環境を作成」ボタンをクリックしてください。
環境名の長さは3~12文字です。
作成する環境の種類を選択するプロンプトが表示されます。ステージング環境を作成する方法は以下の3つから選択できます。
- 既存の環境を複製:既存の環境(本番またはプレミアムステージング環境)を新しい標準ステージング環境に複製することができます。
- 新たにWordPressをインストール:空の(コンテンツのない状態の)WordPressをインストールし、WordPressサイトがすぐに使用できるようになります。
- 空の環境(WordPressなし):WordPressサイトの実行に必要なすべてのソフトウェア(ウェブサーバー、PHP、MySQLなど)をインストールしますが、WordPressコアはインストールされません。Duplicatorを使って弊社にサイトを移行したり、特別なファイル構造でBedrock/Trellisを利用したりするのに便利です。
方法1. 既存の環境を複製
「既存の環境を複製」を選択すると、既存の環境(本番環境、標準ステージング環境、その他のプレミアムステージング環境)を新規作成するプレミアムステージング環境に複製することができます。
環境名
環境名を変更したい場合は、3文字以上12文字以内で任意の名前を設定します。
複製する環境
新しいプレミアムステージング環境に複製する既存の環境を選択します。
方法2. 新たにWordPressをインストール
「新たにWordPressをインストール」を選択すると、サイトの細かな設定を行うことができます。各フィールドの役割は以下の通りです。
環境名
環境名を変更したい場合は、3文字以上12文字以内で任意の名前を設定します。
WordPressサイトタイトル
WordPressサイトのタイトルを設定することができます。テーマによっては、ブラウザのタブなどでサイト訪問者に表示されます。サイトタイトルは、サイト作成後であってもWordPressの設定画面から変更することができます。
WordPressサイト管理者のユーザー名
WordPressサイトにログインする際に使用します。後から自由にユーザーを追加可能です。セキュリティの観点から、ユーザー名は「admin」以外にすることをお勧めします。
WordPressサイト管理者のパスワード
サイトにログインする際に使用するパスワードです。ユーザー保護の観点から、自動で強力なパスワードが生成されます。別のパスワードをお求めであれば、「新しいパスワードを生成」(再読み込みアイコン)をクリックしてください。あわせて、WordPressのパスワードを変更する方法(後からサイトログイン後に操作可能)もご覧ください。
WordPress管理者のメールアドレス
ここで設定した管理者メールアドレスには、WordPressサイトに関連する重要な通知が送信されます。
使用する言語
WordPressで使用したい言語を選択します。WordPressのインターフェースと同じ言語でコンテンツを書く必要はありません。例えば、日本語でコンテンツを執筆する場合でも、インターフェースで英語を使用することは可能です。
WordPressをマルチサイト化する
WordPressマルチサイトを作成する場合は、このボックスにチェックを入れてください。「サブドメイン」または「サブディレクトリ」のいずれかを選択することができます。
WooCommerceをインストールする
人気の高いECプラグインWooCommerceを使ってECサイトを作成することができます。このボックスにチェックを入れると、自動でインストールされます。
Yoast SEOをインストールする
Yoast SEOは、WordPressの数あるSEOプラグインの中でも人気の選択肢です。300万以上のインストール、高評価(5/5)を誇ります。このボックスにチェックを入れると、自動でインストールされます。
Easy Digital Downloadsをインストールする
デジタル製品に特化したECサイトの構築に便利なEasy Digital Downloadsをインストールすることができます。このボックスにチェックを入れると、自動でインストールされます。
方法3. 空の環境(WordPressなし)
「空の環境(WordPressなし)」は、Duplicatorを利用したサイト移行やBedrock/Trellisを用いたサイト構築に便利な選択肢です。
環境名
環境名を変更したい場合は、3文字以上12文字以内で任意の名前を設定します。
プレミアムステージング環境を作成する
準備ができたら「続行」をクリックし、次に表示される「月額料金」を確認した上で、「プレミアム環境の作成」をクリックします。
プレミアムステージング環境にアクセスする
新しい環境の作成には数分かかる場合があります。作成後は、上部ナビゲーションバーのサイト名の横にある環境セレクタのドロップダウンメニューから選択できるようになります。
各環境の名前の横には丸印が表示されます。色は複数あり、「Live/本番環境は緑」「Standard Staging/標準ステージング環境は黒」「Premium Staging/プレミアムステージング環境はオレンジ」です。また、ステージング環境用の接続情報、DNS、バックアップ、ツール、プラグインといった情報も表示されます。
ステージングサイトにすばやくアクセスするには、ステージング環境の「ドメイン」タブで、「URLを開く」をクリックしてください。また、「WordPressの管理画面を開く」をクリックすると、ステージングサイトのWordPress管理画面にアクセスすることができます。
URL構造とドメイン
プレミアムステージング環境のデフォルトのURL構造は、以下のようになっています。
https://env-sitename-environmentname.kinsta.cloud
また、ステージングサイトに独自ドメインを追加することも可能です。
プレミアムステージング環境から他の環境に反映する
プレミアムステージング環境は、他のステージング環境または本番環境に反映することができます。
選択的プッシュ機能を使用すると、ステージング環境から別の環境に反映する内容を細かく管理することができます。
- ファイルのみ
- データベースのみ
- ファイルとデータベースの両方
詳しくは、ステージング環境を本番環境に反映する方法をご覧ください。プレミアムステージング環境をどの環境に反映させるかを選択するのみで、あとは同様の手順になります。
プレミアムステージング環境を削除する
テストまたは開発が完了したら、MyKinstaでプレミアムステージング環境を削除して、購読契約を解約することができます。プレミアムステージング環境アドオンは、ご利用いただいている期間のみ課金されます。プレミアムステージング環境を削除してアドオンも削除された時点で、追加請求が停止します。
MyKinstaで、左側のメニューにある「WordPressサイト」をクリックすると、サイトの一覧が表示されます。プレミアムステージング環境を削除したいサイトを選択し、上部ナビゲーションバーのサイト名の横にある環境セレクタをクリックして、ドロップダウンメニューから削除したい環境を選択してください。
ページの一番下までスクロールし、「環境の削除」をクリックします。
次に表示される画面で削除内容を確認し、サイト名の後にダッシュ(-)を付けて環境名(サイト名-環境名)をフィールドに入力し、「環境の削除」ボタンをクリックしてください。
プレミアムステージング環境が削除されると、MyKinstaの「企業の設定」>「ご利用プラン」からアドオンの購読契約が自動的に削除されます。
よくあるご質問
時間割計算の料金システムについて教えてください。
プレミアムステージング環境アドオンのようなサービスの時間割計算とは、その月の請求サイクルで、プレミアムステージング環境が使用された時間に基づいて費用が計算されることを意味します。
時間割計算の例1
サイトに新たな機能を導入するため、利用しているプランをフル活用して導入テストを行いたい。プレミアムステージング環境を作成し、新機能を追加して、1時間テストを行うことに。問題なく導入ができたため、変更を本番環境に反映して、プレミアムステージング環境を削除した。
- プレミアムステージング環境の利用料金は、20ドル/月です。
- 30日の月の場合、請求サイクルを時間に換算すると合計720時間です。
30日 × 24時間 = 720時間 - つまり、1時間あたりの利用料金は0.03ドルとなります。
20ドル ÷ 720 = 0.03ドル - したがって、次回のご請求には、プレミアムステージング環境1時間分の利用料0.03ドルが加算されます。
時間割計算の例2
毎月の請求サイクルの途中でプレミアムステージング環境を購入し、請求サイクル終了日まで使用する場合には、半月分の使用料が請求されます(日割り計算で約10ドル)。
プレミアムステージング環境の名前は変更できますか?
変更可能です。変更したいステージング環境に切り替えて、「環境名」フィールドにある鉛筆のアイコン(編集)をクリックしてください。
変更後の名前を入力したら、「環境名の変更」ボタンをクリックします。
この方法で環境セレクタのドロップダウンに表示される環境名は変更されますが、環境作成時に生成された「kinsta.cloud」ドメインは影響を受けません。
ステージング環境にバックアップを復元できますか?
復元可能です。しかし、まずは標準またはプレミアムステージング環境の作成をお願いします。従来は、バックアップを復元する際に自動的にステージング環境を作成することができましたが、プレミアムステージング環境の導入により、現在は、バックアップを復元前にステージング環境の作成が必要になります。
プレミアムステージング環境にアクセスできるユーザーは誰ですか?
「サイトの開発者」と「サイトの管理者」は、作成済みのプレミアムステージング環境にアクセスすることができますが、新規作成または削除は行えません。「企業所有者」と「企業の管理者」のみ、プレミアムステージング環境の新規作成と削除が行えます。
ステージング環境はプランのディスク容量を消費しますか?
消費することはありません。できるだけ多くの容量をご利用いただけるように、ステージングサイトは、お客様のプランにおけるディスク容量使用状況の計算時には一切加味されません。本番サイトのみがディスク容量のご使用分として考慮されます。
ステージング環境を本番環境に反映する
WordPressステージング環境で行った変更を本番サイトに反映させたい場合、選択的プッシュ機能を使用すれば、本番環境に反映させる内容を細かく設定して実行できます。
これまでは、ステージング環境から本番環境への反映は、ステージング環境が本番環境を完全に上書きしてしまうという、「ゼロか100か」というプロセスでした。選択的プッシュでは、ステージング環境から本番環境に反映する内容を選択できます。具体的には、以下のような選択が可能になりました。
- ファイルのみ
- データベースのみ
- ファイルとデータベースの両方
ステージング環境から本番環境への反映は、数回のクリックで行うことができますが、まずは以下の注意事項をお読みください。処理に関する重要な情報が含まれています。
注意事項
- 選択的プッシュ機能は、トラフィックの少ない時間帯に使用したり、万が一に備えて開発者を雇用したりしておくなど、慎重に使用することをお勧めします。開発者の採用についてはこちらをご覧ください。
- 必要に応じてロールバックできるよう、バックアップが自動的に作成されます。※本番サイトがECサイトのような動的な(急速に変化する)サイトの場合、反映してからバックアップが復元されるまでの間にデータが失われる可能性があります。
- 環境設定(リダイレクト、ジオロケーション、PHPやNginxの設定など)は、ファイルまたはデータベースのみを選択した場合でも、反映対象に含まれて(ファイルまたはデータベースのみを選択した場合も)、本番サイトの環境設定が完全に上書きされます。
- 本番環境への反映が完了したら、テーマやプラグインに組み込まれているキャッシュ、ブラウザのキャッシュをクリアし、サイトをテストして動作を確認してください。
- データベースの変更を反映する際に、「検索と置換を実行」を選択すると、ステージング環境のドメインが自動的に本番サイトのドメインに置き換えられます。
- 「ファイル」を選択すると、プラグイン、テーマ、wp-content/uploads内のファイルなど、すべてのファイルが反映されます。
- テーマやプラグインのコードにおける、ハードコーディングにより記述されたURLは、別途本番サイトのURLに変更していく必要があります。
- ステージング環境でパスワード保護(.htpasswd)が有効になっている場合であっても、本番環境には引き継がれません。本番環境でこの設定が必要とされる場合には、本番環境にて、あらためて有効化する必要があります。
- WooCommerceを使用している場合、ステージング環境での変更をを本番環境に反映する際、新規顧客からの注文と既存顧客からの注文は区別されません。本番サイトへの反映を開始すると、ステージングサイトをそのまま本番サイトにコピーし、ファイルとデータベースが上書きされます。これを回避するには、開発者と協力して本番サイトの注文をエクスポートし、本番サイトに反映してから、注文と顧客情報を本番環境に再インポートしてください。WordPress開発者を採用する方法はこちらをご覧ください。
- ステージングサイトを再確認し、エラーがあれば解決してから本番環境に反映するようにしてください。
- ステージング環境は、あくまで開発およびテスト用にご利用ください。本番サイト用には設計されておらず、正常に機能しない可能性があります。ステージング環境を本番サイトに使用する場合、弊社は一切の責任を負いかねますのであらかじめご了承ください。
- 本番環境への反映がステージング環境に影響を与えることはありません。本番サイトとは完全に分離されたままになります。本番環境への反映後は、再び変更を反映するまで、本番サイトに影響を与えることなくステージング環境で開発とテストを継続することができます。
- Kinsta CDNを本番サイトで利用中、ステージング環境から本番サイトに変更を反映しても干渉は起きませんが、反映後にCDNキャッシュをクリアすることをお勧めします(「サイト」>(サイト名)>「CDN」>「CDNキャッシュをクリアする」)。
- マルチサイトの場合は注意が必要です。マルチサイトのセットアップ方法によっては、データベースの反映がうまくいかない場合もあります。選択的プッシュを使用し、データベースまたはデータベースとファイルを選んだ場合、データベースのコンテンツ全体が本番サイトに反映され、マルチサイト内のすべてのサイト(メインサイトとサブサイト)に影響します。
選択的プッシュ機能でステージング環境を本番環境に反映する
WordPressステージング環境を本番環境に反映するには、以下の手順に従ってください。選択的プッシュ機能を使用すれば、反映する内容を選択することができます。
ステップ1
MyKinstaにログインし、「WordPressサイト」を選択して、反映先にサイトをクリックします。上部ナビゲーションバーのサイト名の横にある環境セレクタから、反映するステージング環境を選択します(以下スクリーンショット参照)。プレミアムステージング環境を追加している場合は、複数のステージング環境から選択可能です。
ステップ2
ステージング環境に切り替えたら、右上に表示される「本番環境に適用」のドロップダウンメニューを開いて、「次に適用する→LIVE」を選択します。
ステップ3
「Liveへの反映」ウィンドウが表示されたら、「ファイル」「データベース」のいずれかまたは両方を選択します。最後のフィールドにサイト名を入力して確認し、「Liveに反映する」をクリックします。
なお、以下の点にご注意ください。
- 所用時間は、サイトのサイズにより異なります。
- 処理が完了するとMyKinstaで通知が表示されます。
- 処理の最終段階で、数秒間ウェブサイトがダウンします。
- 環境設定(リダイレクト、ジオロケーション、PHPやNginxの設定など)は、ファイルまたはデータベースのみを選択した場合でも、反映対象に含まれて、本番サイトの環境設定が完全に上書きされます。
使用例とワークフロー例
ファイルのみ、データベースのみ、またはその両方を反映したい場合の例をご紹介します。ステージング環境を本番環境に反映する際には、以下にご注意ください。
- 環境設定(リダイレクト、ジオロケーション、PHPやNginxの設定など)は、ファイルまたはデータベースのみを選択した場合でも、反映対象に含まれて、本番サイトの環境設定が完全に上書きされます。
ファイルのみを選択する
- HTML、CSS、PHP を含むテーマファイル(データベースにデータが保存されていないもの)に直接変更を加えた場合
- WordPress のメディアライブラリに必要のないファイルをアップロードした場合
- サイトに独自のプラグインを導入しており、データベースに影響を与えない(データベースのデータを保存したり修正したりしない)変更をファイルに加えた場合
データベースのみを選択する
※ステージングサイト作成後に本番サイトのデータベースに加えられた変更は、反映作業に際してすべて(上書きにより)失われますのでご注意ください。コメント、新しいコンテンツ、ECサイトにおける購入情報、会員制サイトでの登録、フォーラムでの投稿などがその一例です。
- メディアのアップロード(画像、動画、その他のファイル)を含まない、投稿または固定ページの作成や編集
- ビルダー系プラグインを使って実施した投稿や固定ページのレイアウトの変更
- サイトのタイトルやキャッチフレーズの変更
両方を選択する
※ステージングサイト作成後に本番サイトのデータベースに加えられた変更は、反映作業に際してすべて(上書きにより)失われますのでご注意ください。コメント、新しいコンテンツ、ECサイトにおける購入情報、会員制サイトでの登録、フォーラムでの投稿などがその一例です。
- メディアのアップロード(画像、動画、またはその他のファイル)を含む新しいコンテンツの作成
- テーマの編集(カスタマイザー、テーマファイルの両方)
- プラグインのインストールや更新、テスト
よくあるご質問
ステージング環境でプラグインをテストし、ファイルのみを本番環境に反映した場合、プラグインに対応するデータベーステーブルは生成されますか?
プラグインに対応するデータベーステーブルは生成されません。
これは、プラグインでのいかなる設定も本番環境に反映されないことを意味します(設定が、JSONファイルのようなデータベース外のファイルに保存されている場合を除く)。
実際のプラグインがどのように構築されているかにもよりますが、本番サイトでプラグインを有効化する(必要に応じ、無効化した上で実行)と、データベース構造が作成されることがあります。
ファイルだけを本番環境に反映する場合、(ステージングにある)古いデータベースは本番環境のものを上書きしてしまうことはありませんか?
ファイルのみを反映する場合、データベースが上書きされることはありません。
ステージング環境でサイトのデザイン変更を行い、本番環境に反映しても、本番環境の新規加入者や顧客を失うことはありませんか?
変更がファイルに対してのみ行われる限り(プラグイン、テーマ、カスタマイザーの設定を含め、WordPress管理画面での変更がない場合)、データベースに影響を与えることなく、安全に反映できます。変更を本番環境に反映する際には、「ファイル」を選択し、「データベース」が選択されていないことをご確認ください。
サイトのPHPバージョンを変更するために選択的プッシュ機能を使用できますか?
使用可能です。PHPの新しいバージョンをテストするためにステージング環境を使用することはできますが、本番環境にその変更を加える準備を行なった後は、本番環境でその操作を行う必要があります。つまり、ステージング環境から本番環境への反映作業は不要です。以下の手順に従ってください。
- ステージング環境を作成します。
- ステージング環境を作成し、ステージング環境のPHPバージョンを変更します。
- ステージング環境で問題なく動作することを確認した上で(サイトのテストは十分に行なってください)、本番環境でPHPバージョンを変更します。
WordPress管理画面でCSSを変更し、ファイルを反映しました。キャッシュをすべてクリアしても変更が表示されないのはなぜですか?
変更の種類とその情報が保存されている場所によって、データベースを反映するか本番サイト上でその変更をあらためて実施する必要があります。例えば、WordPress管理画面のブロックやウィジェットでCSSを追加または編集した場合、おそらくデータベースに保存されます。
WordPress管理画面で何かを変更した場合、「テーマの編集」(「外観」>「テーマの編集」)で行った変更を除いて、その情報は通常データベースに保存されます。
※ステージングサイトの作成以降、本番サイトのデータベースに対する変更は、コメント、新しいコンテンツ、ECサイトでの購入、会員制サイトでのサインアップ、フォーラムの投稿などを含むすべてが失われることになります。そのような場合には、データベースを本番サイトに反映するのではなく、本番サイト上で同じ変更を手動で行うことをお勧めします。
選択的プッシュ機能はマルチサイトでも使用できますか?
使用可能です。ファイルのみを選択すれば、マルチサイトの種類に関係なく、本番サイトに反映することができます。データベースのみ、またはデータベースとファイルの両方を選択する場合は、マルチサイトの設定によってはうまくいかない場合があります。
- サブディレクトリのマルチサイト(example.com, example.com/subsite1, example.com/subsite2)であれば、問題なく反映されます。
- サブドメインのマルチサイト(example.com, subsite1.example.com, subsite2.example.com)であれば、サブサイトがHTTPSを必要としない限り、問題なく反映されます。
- ドメインマッピングを利用したマルチサイト(example.com, example1.com, example2.comなどの、まったく異なるドメインに別のサブサイトを持っているもの)の場合、多くの手動での設定が必要になります。
- 方法1─ドメインマッピングをオフにして、標準のサブディレクトリ/サブドメインの設定に戻ります。データベース内の検索と置換を手動で行います。
- 方法2─本番ドメインごとにステージングサブドメインを設定し、すべてをステージングサイトに追加します。ステージング環境を本番環境に反映した後、手動でデータベース内の検索と置換を行い、各ドメインを更新します。