トラフィックとリソース使用状況の把握
MyKinstaの「分析」画面では、サイトのパフォーマンス、トラフィックの流入元、プランの利用状況を確認できます。月に一度確認することで、問題を早期に発見し、予期しない超過料金の発生を防ぐことができます。
プランの利用状況を確認する
選択した料金体系によって、プランの利用量は月間訪問数または月間サーバー帯域幅に基づいて計測されます。また、すべてのプランにディスク容量とCDN転送量の上限が設けられています。現在の利用状況を把握しておけば、上限を超える前に対策を講じることができます。
確認方法:MyKinstaで「サイト」>(サイト名)>「分析」の「プランご利用状況」タブを開きます。「訪問数」または「帯域幅」チャートで、現在の請求期間における利用状況を確認できます。詳しくは、分析機能に関するドキュメント、訪問数の算出、サーバー帯域幅の算出をご覧ください。
補足:訪問数ベースのプランをご利用の場合、弊社の分析機能とGoogleアナリティクスでは、トラフィックの計測方法が異なるため、訪問数に差が生じることがあります。
訪問数ベースと帯域幅ベースの料金体系の選択
弊社のすべてのプランには、月間訪問数に基づく料金体系と、月間サーバー帯域幅に基づく料金体系があり、どちらも同じ料金で利用できます。どちらが適しているかは、サイトの利用状況によって異なります。例えば、自動化されたアクセスやボットによるトラフィックが多く、実際の訪問者数以上に訪問数が増えるサイトでは、帯域幅ベースの料金体系が適している場合があります。
確認方法:まず、「訪問数」および「帯域幅」チャートで、それぞれの利用状況を確認します。より正確に比較するため、できれば過去2回の請求期間のデータを確認してください。そのうえで、プランの選択方法を参考に、訪問数と帯域幅のどちらの料金体系がサイトに適しているかを判断してみてください。
料金体系はいつでも変更可能です。「企業の設定」>「ご利用プラン」に移動し、「プランを変更」をクリックして、「訪問数」または「帯域幅」の料金体系を選択してください。
補足:サーバー帯域幅とCDN転送量は別々に計測されます。Kinsta CDNを通じて配信されるファイルは、サーバー帯域幅ではなくCDN転送量として計測されます。
トラフィックの急増を調査する
訪問数や帯域幅が急増しても、必ずしもサイトへの関心が高まっているとは限りません。ボットによるアクセスが原因の可能性もあり、一部のボットアクセスはプランの利用量にカウントされます。
カウントの対象:ボットやクローラーであることを明確に識別できるトラフィックは、プランの利用量から自動的に除外されます。しかし、自動化されたアクセスの可能性があると分類されたトラフィックは、サイトに到達すると利用量にカウントされる場合があります。
確認方法:まず、「プランご利用状況」タブの「訪問数」または「帯域幅」チャートで、トラフィックが急増した箇所を確認します。次に、「分析」画面の「ボットアクセス」タブを確認してください。過去24時間のトラフィックについて、種類ごとにアクセスの多いパス、ユーザーエージェント、国・地域、IPアドレスを確認できます。ボットによるアクセスが原因の場合は、サイトのセキュリティ対策を参考に対策を講じてください。
サイトのパフォーマンスを監視する
サイトの応答速度が低下すると、訪問者から問題が報告される前に、グラフにその兆候が現れることがよくあります。
確認方法:MyKinstaの「分析」画面で「パフォーマンス」タブを開きます。応答時間が長くなっていたり、特定のページで問題が見られたりする場合は、APMツールを使って原因を調査してください。詳しくは、サイトの高速化をご覧ください。
ログを活用したトラブルシューティング
サイトに問題が発生した場合、エラーログやアクセスログを確認することで、いつ何が起きたのかを把握できることがよくあります。
確認方法:MyKinstaでログを確認します。詳しくは、サーバーログをご覧ください。PHPエラーを調査する場合は、MyKinstaの「ツール」画面で「WordPressデバッグ」を有効にすると、wp-config.phpを編集せずに警告やエラーを確認できます。調査が終わったら、デバッグ機能を無効にしてください。また、サイトが応答しなくなった場合は、同じページからPHPを再起動することもできます。
プランの利用上限への対策
プランの利用量が頻繁に上限に近づいている場合は、以下3つの対策を検討できます。
ボット対策を使って不要なトラフィックを減らす:ボットによるアクセスが大きな割合を占めている場合は有効です。
アドオンを利用して、必要なリソースだけを適宜追加:例えば、ディスク容量は20GBあたり月額20ドルで追加したり、プランをアップグレードせずに、管理サイト数を増やしたりすることができます。アドオンの詳細はこちらをご覧ください。
サイトのトラフィックに適したプランに変更:もう一方の料金体系の方がサイトの利用状況に適している場合は、訪問数ベースと帯域幅ベースの料金体系を切り替えることもできます。詳しくは、プランの選択方法をご覧ください。
ご利用上限を超えた場合の料金の計算方法についてはこちらをご覧ください。
定期メンテナンスで確認すること
毎月、プランの利用状況、ディスク容量、ボットアクセスの状況を確認してみてください。また、四半期ごとに長期的な傾向を分析することで、ボット対策の強化や上位プランへの変更など、今後必要になる対策を計画することができます。詳しくは、日常的なメンテナンスをご覧ください。